映画『エイリアン2』あらすじとネタバレ感想

エイリアン2の概要:1986年制作のSFアクション映画。監督は「ターミネーター」で注目を浴びたジェームズ・キャメロン。主演はシリーズ恒例のシガニー・ウィーバー。共演にはマイケル・ビーン、ランス・ヘンリクセン、ビル・パクストンなど。

エイリアン2 あらすじ

エイリアン2
映画『エイリアン2』のあらすじを紹介します。

前作の悲劇から57年後。唯一生き残ったリプリー(シガニ―・ウィーバー)は、冬眠カプセルに入った状態で宇宙空間を漂っていたところを発見された。エイリアンに襲撃されたという話を誰も信用してくれないの上に、57年の間に家族や知人を全て失ったリプリーは、現代社会との溝を埋める事がなかなか出来ないでいた。

しかし、エイリアンの巣窟である惑星LV426との連絡が途絶えた事をきっかけに、リプリーは再び宇宙空間へと旅立つ事になる。

ヒックス伍長(マイケル・ビーン)を筆頭とした屈強な海兵隊員や、アンドロイドのビショップ(ランス・ヘンリクセン)と共に惑星に降り立ったリプリーは、居住区がほぼすべてエイリアンに巣窟となっている事を知る。

唯一生き残った少女ニュート(キャリー・ヘン)を助けたリプリーは、この惑星からの脱出を試みる。しかし獰猛なエイリアンが多数押し寄せて来る中、海兵隊員は次々に殺されてしまう。

そんな中、過去に子供を失った事のあるリプリーは、次第に孤児であるニュートに母性愛を感じるようになっていく。やがてリプリーはこの惑星に、すべてのエイリアンの母であるマザー・エイリアンの存在を感じ取る。こうして母VS母の生き残りをかけた壮絶な戦いが始まるのだった。

エイリアン2 評価

  • 点数:95点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1986年
  • 上映時間:137分
  • ジャンル:SF、アクション
  • 監督:ジェームズ・キャメロン
  • キャスト:シガーニー・ウィーヴァー、マイケル・ビーン、キャリー・ヘン、ランス・ヘンリクセン etc

エイリアン2 ネタバレ批評

映画『エイリアン2』について、感想批評です。※ネタバレあり

名作映画の続編への挑戦

昔から映画の続編には傑作が少ないと言われてきた。二匹目のドジョウを狙おうとしたところで、同じキャラクター・同じ設定・同じ展開ではさすがに観客は飽きてくる。なおかつ一作目のインパクトを越える事はそうそう出来る事ではないのだ。しかし、映画界にはごく稀に、前作を凌ぐような作品が生まれるから面白い。

個人的な主観もあるが、前作を超えた映画として「ゴッドファーザー2」「マッドマックス2」「ターミネーター2」「ヘルボーイ2」などを上げたい。しかしこれらの作品の共通点は、一作目と続編の監督が同じであるという事だ。続編になって監督が変ったにも関わらず、遥かに高いクオリティを誇っている映画はこの「エイリアン2」をおいて他にはないだろう。ではいったいなぜ「エイリアン2」それほどの映画になったのか。

戦争映画への路線変更

「エイリアン」一作目は、宇宙を舞台としたホラー映画として大成功を収めた。H・R・ギーガーのデザインによる気色悪いエイリアンの造形。ジェリー・ゴールドスミスの不気味な旋律。宇宙船内の人間模様。極めてセクシャルな暴力を秘めたアンドロイドなど、とにかく怖さの演出が際立っていた傑作映画である。ではこの映画を越えるためにはどうすればいいのか。ジェームズ・キャメロンは同じ土台に立って勝負する事をやめ、映画のジャンル自体を変更するという決断を選んだ。キャメロンは「エイリアン2」を戦争映画に仕立てあげたのだ。

原題をALIENSと複数形とし、エイリアンをこれでもかと多数登場させる。当然迎え撃つ側も武力を上げ、屈強な海兵隊員を配置している。装甲戦車やパワードスーツなども登場し、エイリアンVS人類のガチンコ・バトルとして最後まで息をつかせない作品になっているのはさすがである。

戦う母親たち

しかし今作はただのアクション映画に終始している訳ではない。ヒロインであるリプリーは、ニュートに対して母性愛を感じ、母として銃を持つ事を決意する。これらキャメロン監督が何度も何度も取り上げるテーマ性である。対するエイリアン側にも究極の母的存在がいて、これまたガチンコ・バトルを繰り広げるのだからたまらない。キャメロン監督のサービス精神には脱帽せざるを得ないだろう。

エイリアン2 感想まとめ

リドリー・スコット監督が作り上げた宇宙を舞台としたホラー映画「エイリアン」。その続編としてジェームズ・キャメロンが作り上げた戦争アクション映画「エイリアン2」。好みはあくまで主観であり、どちらがより上かを論じるのは不毛ともいえるが、それでも前作の呪縛に囚われずに単体としてこれほどのクオリティを誇った続編映画は「エイリアン2」をおいて他にはないだろう。近年リバイバル上映にて初めて劇場で鑑賞した事があったのだが、新作映画を遥かに凌駕する面白さにのけぞった思い出がある。名作と言われる映画は、何年経っても古びないという例の見本のような作品であり、SF映画ファンにとっては必見の一作だと言えるだろう。

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