『君に届け』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

君に届けの概要:「サダコ」幼い頃からそう呼ばれて、会う人会う人から怖がられていた爽子。高校に入学してからもそのあだ名は続いていたが、同じクラスメートの風早だけは爽子のことを皆んな同じように扱い、振舞っていた。そんな風早に爽子は憧れを抱いており、風早も爽子のことを…。ピュアな感情が爆発するキュンキュンな青春漫画の映画版!

君に届け

君に届け あらすじ

映画『君に届け』のあらすじを紹介します。

ストレートの長い黒髪につり目で口数が少ない黒沼爽子は幼い頃から「サダコ」と呼ばていた。出会う人からはなぜか怖がられ、なかなかうまく周囲の人と溶け込むことができない爽子。しかし、周囲が抱いている彼女のイメージとは裏腹に、彼女はとても優しく穏やかで知的な女性であった。

高校に入学してからも、あいかわらず不気味がられていた爽子であったが、彼女自信はいつも前向きにみんなと仲良くしようと努力をしていた。
そんな爽子を唯一「サダコ」とは呼ばず、みんなと同じように接していた風早。彼は、クラスだけでなく学校中の生徒や教員からも慕われ、信頼されている一目を置かれる人気者。明るい笑顔と周囲を和ませる雰囲気、そして顔がイケメンということもあり女子生徒からは黄色い声が絶えなかった。

爽子はそんな風早に憧れており、風早のようになりたいと思っていた。
ある日、ひょんなことからクラスメートや学校中で、爽子は風早のことを好きだと噂が立ち始める。
風早に迷惑をかけたくない爽子はなんとか誤解を解こうとするのだが…。
周囲から誤解され続けた少女に、信頼できる友達・大切な仲間ができ、どんどんと魅力を開花させていく心あたたまる青春ストーリー!

君に届け 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2010年
  • 上映時間:128分
  • ジャンル:青春
  • 監督:熊澤尚人
  • キャスト:多部未華子、三浦春馬、蓮佛美沙子、桐谷美玲 etc

君に届け 批評 ※ネタバレ

映画『君に届け』について、2つ感想批評です。※ネタバレあり

キャスティングがいまいちか

風早はこのストーリーのヒーローである。爽やかでいつも笑顔、誰に対しても平等に接し、温和な性格のように見えてとても嫉妬深いという幼い一面も持ち合わせる。
この役に選ばれたのは、この映画が公開されたときに大人気俳優であった「三浦春馬」。ドラマ「ブラッディ・マンデー」での名演技が高く評価され、同ドラマで共演した「佐藤健」とともに、大人気の爽やか好青年として一躍を浴びていた。

しかし、わたし個人的には風早のキャラクターにはいまいちマッチしていないように感じる。たしかに、「三浦春馬」も爽やか系の好青年であるが、顔の作りは幼いというよりはむしろ色気のある大人びた男性である。

風早はもっとたとえば「生田斗真」やちょっと年はとってしまったが「成宮寛貴」「香取慎吾」のように、笑顔が小動物のような俳優が一番マッチするように思う。
またサダコについても、わたしはてっきりNHKドラマ「六番目の小夜子」で小夜子役をを演じた「栗山千明」が適任だと思っていたのだが、まさかの癒し系女優の「多部美華子」が抜擢されるとは!可愛らしい女優さんなので、原作で表現されている「サダコ」の怖さがいまいち表現されていないような気がした。

主題歌を歌うのはflumpool

本作品のエンディングに流れる「君に届け」という主題歌を歌うのはflumpoolというバンドグループである。
私個人的にもとても好きなバンドであるのだが、彼らの楽曲の魅力はとてもストレートな歌詞とボーカルの山村隆太の柔らかくか細いようで芯のある歌声である。
歌詞の中に「行き交う他人たちの幸せ 自分のことのように どうして ねえ 願うの?」というセリフがある。
私が思うに、これは、この作品の中で風早が爽子に問いかける疑問である。
実は嫉妬深い風早とは違い、本心で人の幸せを喜び願う爽子の姿が想像される美しい歌詞である。
ぜひ、一度フルで聴いてみてください!

君に届け 感想まとめ

「片思い」をしたことがある人なら誰しも共感できる、甘酸っぱい思い出が詰まった映画である。
主人公のピュアな性格と相手を思う気持ちがとても伝わる演技に、見ているこちらが恥ずかしくなってしまう。
また、全体的に映画の演出が穏やかな音楽と雰囲気に包まれている。原作である漫画のタッチが柔らかく、ふんわりとしているので、原作のイメージととてもマッチしている。この原作が好きな人も納得のいく演出であると思われる。
しかし、わたしの意見としてはキャスティングをより原作のキャラクターに合った俳優を選択できたのではないかと思う。
どの役者もとても素晴らしい演技をしているものの、原作のイメージとはつながりにくいキャスティングをされているように感じた。

Amazon 映画『君に届け』の商品を見てみる