2016年8月公開映画一覧＆おすすめ注目映画

この夏、話題の映画といえば、映像化が難しいと言われていた清水玲子原作の「秘密 THE TOP SECRET」がイチオシ！熱い夏にガツンと響く、2016年8月公開のおすすめ映画を紹介します。

8月公開のおすすめ注目映画
2016年8月公開映画一覧

8月公開のおすすめ注目映画

奇跡の教室受け継ぐ者たちへ

・作品タイトル：奇跡の教室受け継ぐ者たちへ
・公開日：2016/8/6(土)
・期待度：80％

パリの貧困層の生徒たちが通う高校を舞台に歴史を教えるアンヌと生徒たちは、「アウシュビッツ」というテーマで学習し、全国歴史コンクールで発表することに。

脚本と主演のアハメッド・ドゥラメの実体験をもとに作られており、テーマ学習を通じて生徒たちの成長を描いています。

見どころは、アウシュビッツ強制収容所の生存者レオン・ズイケル氏の話を聞くシーン。涙なしでは観れない。

出演はマリアンヌ・アスカリッド、ジュヌビェーブ・ムニシヌ。特に生徒役を自ら演じたアハメッド・ドゥラメに注目したい。

マリー・カスティーユ・マンシオン・シャール監督のデビュー作。”人生を変える教室”を体験してみて。

秘密 THE TOP SECRET

・作品タイトル：秘密 THE TOP SECRET
・公開日：2016/8/6(土)
・期待度：80％

「るろうに剣心」の大友啓史監督と生田斗真主演のスリラー・サスペンス。原作は清水玲子の同名漫画。

警視庁法医研究所の”第9”メンバーたちは、室長の槙剛を中心に”脳内スキャン”を通じて、殺人犯の恐るべき心の闇に迫ります。

しかし、その捜査の過程で心を病んでしまう捜査員もいるという。やがて、殺人犯の”記憶”は第9メンバーたちに悪夢となって襲いかかります。

共演は岡田将生、吉川晃司、松坂桃李、栗山千明。また殺人犯の娘を演じる、本作がデビューの織田梨沙。

見どころは、親友だった同僚の鈴木克洋の自殺と主人公・槙剛の心の闇があぶりだされてゆく後半の展開です！原作ファンもそうでない人もぜひご覧下さい。

心が震える、「秘密」にこの夏、釘づけです！

太陽のめざめ

・作品タイトル：太陽のめざめ
・公開日：2016/8/6(土)
・期待度：75％

カトリーヌ・ドヌーブの主演で描く、非行少年を更生へと導く物語。共演はロッド・パラド、ブノワ・マジメル。

非行少年マロニー役を演じる、ロッド・バラドは本作がデビュー作。彼の演技が新鮮で将来が楽しみな俳優です。

見どころは、頑なだった少年が更生施設で出会った少女テスとの恋によって成長してゆく過程です。本作は、「フランス映画祭2016」で上映され、好評だった作品。

非行少年の繊細な心理描写や彼を支える、周囲の強い愛に胸が打たれますよ。ぜひ家族や友人で観るのをおすすめ。

女優としても活躍中の、エマニュエル・ベルコ監督作。フランス映画がこの夏も熱い！

きみがくれた物語

・作品タイトル：きみがくれた物語
・公開日：2016/8/13(土)
・期待度：80％

恋愛小説の神様ニコラス・スパークスの原作を映画化。ノースカロライナ州の港町に住む獣医のトラビスは、小児科医のギャビーと出会う。

ギャビーの犬を診たのがきっかけだが、2人はすぐに激しい恋に落ちてしまう。しかし、ギャビーには婚約者がいた！2人の恋はどうなるの？

ニコラス・スパークスの初期の作品「きみに読む物語」と同じようなストーリーじゃない？と思われる人もいるだろうが、今回の恋の方が2人を待ち受ける運命は過酷です。

原題は「THE　CHOICE」。出演はベンジャミン・ウォーカー、テリーサ・パーカー。「マリーアントワネット」のロス・カッツ監督作。

甘い恋愛ドラマに浸りたい人におすすめ。

ソング・オブ・ラホール

・作品タイトル：ソング・オブ・ラホール
・公開日：2016/8/13(土)
・期待度：85％

タリバンのせいで音楽を禁じられた、パキスタンの音楽家たちが、民族音楽をジャズ風にアレンジした演奏で人気を得ます。

やがて、パキスタンのラホールからNYへ進出し、世界中を魅了する音楽を生み出すまでを描いたドキュメンタリー。

出演は、「サーチャル・ジャズ・アンサンブル」のメンバーで、ニジャート・アリーなど7名の男たち。見どころは、彼らの音楽性がハジける演奏シーン。

また全編、音楽愛に溢れています。パキスタンの伝統楽器を使ったジャズ、という趣向が面白い！音楽好きには堪らないかも！

加えて、パキスタンの女性監督シャミール・ウベート＝チナーイが撮っていることにも注目して欲しい。

君の名は

・作品タイトル：君の名は
・公開日：2016/8/26(金)
・期待度：80％

「秒速5センチメートル」など少年少女の恋愛を色彩豊かにアニメーションで描いた新海誠監督の最新作。声の出演は神木隆之介、上白石萌香、長澤まさみ。

都会での生活を夢みる女子高校生と、女子高校生になってしまった夢を見る男子高校生が交錯するファンタジー。

新海誠監督の最高傑作だという評価もあり、新海誠ファンには見逃せない作品です！見どころは、うっとりするほど美しい自然描写と宝石のような台詞たち。

予告編を観ると、神木君の声にキュンとするのではないでしょうか？”それはもう、まるで夢の景色のような美しい眺めだった・・。”と2人が声を重ねる台詞にも注目です！

ただの男女が入れ替わる話だと思って観たら、もう切なさが止まらない！

神様の思し召し

・作品タイトル：神様の思し召し
・公開日：2016/8/27(土)
・期待度：75％

イタリア発の、息子の将来を巡ってのドタバタコメディ。医者のトンマーゾは、医大に通う息子が医者ではなく、”神父になりたい”と急に言いだしたため驚く。

息子の将来はどうなるの？神父に抗議しにゆくが。出演はマルコ・ジャリーニ、アレッサンドロ・ガスマン。”医療か、信仰か”の対立から、友情へと変化してゆく様子が楽しめます。

この2つのテーマはヨーロッパ映画特有の命題かもしれません。なんともイタリアらしいコメディです。本作は、エドアルド・ファルコーネ監督のデビュー作。

科学と宗教性という2面性に興味があって、製作したという。見どころは、現代でもタブー視されている”同性愛”についてのシーンを取り入れていること。

深い人間性への追求が、この作品の核となっているようです。

リトル・ボーイ小さなボクと戦争

・作品タイトル：リトル・ボーイ小さなボクと戦争
・公開日：2016/8/27(土)
・期待度：75％

第2次世界大戦時、大好きな父親を戦場から取り戻そうと懸命になる、”リトル・ボーイ”というあだ名の8才の少年ペッパーが奮闘する物語。

少年ペッパーを演じるのは、本作が演技初挑戦のジェイコブ・サルヴァーティ。共演は、ジェイムズ・バスビー、トム・ウィルキンソン、エミリー・ワトソン。

見どころは、神父に日本人のハシモトさんと仲良くなりなさいと言われ、絆を結んでゆくシーン。そして父親の無事を信じ、祈り続けるシーンにも胸がズシーンときますよ。

広島への原爆投下シーンもあり、戦争の恐ろしさや信じることの尊さを考えることのできる秀作です。

札幌シアターキノ、ヒューマントラストシネマ有楽町など全国12ヵ所で上映予定です。