最新式ロボット型デバイス「Bボット」が普及した世界。一人一体、「Bボット」を所有しているのが当たり前だった。友達がいなくて悩んでいるバーニーは、「Bボット」を手に入れる。しかし、バーニーの元に届いた「Bボット」は不良品だった。
映画『ロン 僕のポンコツ・ボット』の作品情報
- タイトル
- ロン 僕のポンコツ・ボット
- 原題
- Ron’s Gone Wrong
- 製作年
- 2021年
- 日本公開日
- 2021年10月22日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- SF
コメディ
アニメ - 監督
- ジャン=フィリップ・バイン
サラ・スミス - 脚本
- ピーター・ベイナム
サラ・スミス - 製作
- ジュリー・ロックハート
ララ・ブレイ - 製作総指揮
- エリザベス・マードック
サラ・スミス
ピーター・ベイナム - キャスト
- ザック・ガリフィアナキス
ジャック・ディラン・グレイザー
オリビア・コールマン
エド・ヘルムズ
ジャスティス・スミス
ロブ・ディレイニー
カイリー・キャントラル
リカルド・ウルタド - 製作国
- アメリカ・イギリス合作
- 配給
- ディズニー
映画『ロン 僕のポンコツ・ボット』の作品概要
最新式ロボット型デバイス「Bボット」の不良品・ロン×友達がいない中学生・バーニーの心温まる感動作。イギリスのアニメーションスタジオ「ロックスミス・アニメーション」制作。サラ・スミスがジャン=フィリップ・バインと監督を務め、ピーター・ベイナムと共に脚本を手掛けている。アニメ映画『ベイマックス』シリーズでベイマックスの日本語吹き替えを担当した声優の川島得愛が、日本版の予告動画のナレーションを担当している。
映画『ロン 僕のポンコツ・ボット』の予告動画
映画『ロン 僕のポンコツ・ボット』の登場人物(キャスト)
- ロン(ザック・ガリフィアナキス)
- 最新式ロボット型デバイス「Bボット」の不良品。オンラインに接続できない。バーニーの元に届く。
- バーニー(ジャック・ディラン・グレイザー)
- 中学生。友達がいないことを悩んでいる。ロンと一緒に友達を作ろうと奮闘する。
映画『ロン 僕のポンコツ・ボット』のあらすじ(ネタバレなし)
スマートフォンよりもハイテクで、友達を見つけてくれるロボット。欲しいとは思いませんか?
最新式ロボット型デバイス「Bボット」はネット、通話、TV、ゲームなどの機能が付いているだけではなく、乗り物としても活用できた。さらに、友達を見つけることも可能で、一人につき一体持っているのが当たり前だった。
中学生のバーニーは、友達がいないことに悩んでいた。友達を作るために「Bボット」を手に入れるが、彼の元に届いたのは不良品のロンだった。ロンはオンラインに接続することができず、「友達」のことがよく分かっていなかった。バーニーはロンに「友達」のことを教えながら、友達を作ろうと奮闘した。果たして、ポンコツなロンはバーニーの友達を見つけることができるのだろうか!?
映画『ロン 僕のポンコツ・ボット』の感想・評価
ロボット×人間の心温まる作品
ロボットが登場するアニメ映画を聞かれると、『ベイマックス』シリーズを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。今回新たに、ロボット×人間の心温まる物語が完成した。
本作品を手掛けたのは、2014年に設立されたばかりのイギリスのアニメーションスタジオ「ロックスミス・アニメーション」。監督を務めたのは、ジャン=フィリップ・バイン×サラ・スミス。サラ・スミスは「ロックスミス・アニメーション」の共同創設者でもある。そして、ピーター・ベイナムと共に本作の脚本も手掛けている。
『ベイマックス』シリーズでベイマックスの日本語吹き替えを担当した声優の川島得愛が、日本版の予告動画のナレーションを担当している。『ベイマックス』シリーズも好きだったという方は、ぜひ予告動画もチェックして欲しい。
ポンコツなロボット、ロン
物語の舞台は、最新式ロボット型デバイス「Bボット」が普及している世界。「Bボット」はネット、通話、TV、ゲームなどの優れた機能が付いているだけではなく、乗り物としても活用でき、友達を見つけることも可能だった。
中学生のバーニーは、友達がいないことを悩んでいた。「Bボット」を手に入れるが、彼の元に届いたのは不良品だった。不良品の「Bボット」の名前はロン。オンラインに接続できず、「友達」の定義も分からない。ポンコツなロンは、失敗ばかりしていた。
バーニーはロンに「友達」の定義を教えながら、協力して友達を作ろうと奮闘する。バーニーは友達を作ることができるのか?ロンとの関係は一体どうなるのか?出会うはずがなかった二人の関係の行く末が、非常に気になる作品となっている。
映画『ハングオーバー!』シリーズのザック・ガリフィアナキスらが吹き替えを担当!
最新式ロボット型デバイス「Bボット」の不良品・ロンの声を担当したのは、スタンダップコメディアンとして活躍していたザック・ガリフィアナキス。現在は俳優としても活躍しており、映画『ハングオーバー!』シリーズで行方不明になるダグの婚約者の義弟アラン・ガーナーを演じて一躍有名になった。その他、アニメーション映画『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』(20)では、ビックフットのMr.リンクの声を担当した。
友達がいないことに悩む中学生のバーニーの声を担当したのは、若手俳優のジャック・ディラン・グレイザー。映画『IT/イット』シリーズで主要人物の一人、エディ・カスプブラクを演じたことで有名である。その他、女優のオリヴィア・コールマン、俳優のエド・ヘルムズ、俳優のジャスティス・スミスらが声優として作品に参加している。
映画『ロン 僕のポンコツ・ボット』の公開前に見ておきたい映画
アーサー・クリスマスの大冒険
サラ・スミスがバリー・クックと監督を務め、ピーター・ベイナムと脚本を手掛けた作品。イギリスのアニメーション制作会社「アードマン・アニメーションズ」とアメリカのアニメーション制作会社「ソニー・ピクチャーズ」がタッグを組んだ。タレントのウエンツ瑛士が主人公のアーサー・クリスマスの日本語吹き替えを担当している。
サンタクロースの仕事はシステム化されており、効率的に子供達にプレゼントが配られるようになっていた。サンタクロースの一家に生まれた末っ子のアーサーは、ミスばかりして家族内から浮いていた。ある年の12月24日。一人の子供にプレゼントを配り忘れていたことが発覚する。アーサーは子供を悲しませないため、祖父の助けを借りてプレゼントを届けに行くことにした。
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒
ザック・ガリフィアナキスがビックフットのMr.リンク(スーザン)の声を担当した。探検家のライオネル・フロスト卿の声を担当したのは、俳優のヒュー・ジャックマン。クリス・バトラーが監督&脚本を担当した。「第92回アカデミー賞 長編アニメーション賞」にノミネートされ、「第77回ゴールデン・グローブ賞 アニメーション映画賞」を受賞した。
英国紳士のライオネル卿は、探検家でもあった。周囲に自分の能力を認めてもらうため、ビックフットの存在を明らかにすることを宣言した。そして、アメリカに旅立ち、ビックフットのMr.リンク(スーザン)に出会う。Mr.リンクは家族がおらず、寂しい思いを抱えていた。ライオネル卿に、いとこかもしれないイエティの元に連れて行って欲しいと頼んだ。
ベイマックス
ジャンル:アドベンチャー×アニメ。ロボット工学の天才少年がケア・ロボットのベイマックスと交流を深め、兄の死の真相に迫る物語。出版社「マーベル・コミック」から刊行された漫画『ビッグ・ヒーロー・シックス』を元に制作された作品。「第87回アカデミー賞 アニメーション映画賞」を始め、様々な賞を受賞している。
14歳のヒロの最愛の兄であるタダシが亡くなってしまう。ヒロはショックを受け、部屋に引き籠った。そんなある日、ケア・ロボットのベイマックスが動き始める。ベイマックスはタダシが開発したロボットだった。初めはベイマックスの存在を疎ましく思っていたヒロだったが、一緒に過ごすうちに打ち解け合っていく。実は、ベイマックスにはある秘密が隠されていた。ヒロはそのことに気づき、兄の死に疑問を抱く。
詳細 ベイマックス
映画『ロン 僕のポンコツ・ボット』の評判・口コミ・レビュー
「ロン 僕のポンコツ・ボット」、ディズニー配給だけど製作がイギリスのアニメーション会社なので、際どいジョーク(下ネタや旧ソ連ネタも!)が満載で、スマホ依存や承認欲求など現代的な問題を織り混ぜつつ、それでいて友情の物語としても完璧で、そして何よりもロンがかわいい! pic.twitter.com/qgQ5RbnzqA
— Shinichi Ando (@andys_room) October 24, 2021
『ロン 僕のポンコツ・ボット』鑑賞。笑いと涙とナンセンスギャグが満載で最高に満足度が高い映画だった。友達というものを軸にした物語なんだけど、同時に”自分とどう付き合っていくか?”という普遍的なテーマも組み込まれているような脚本が素晴らしくて3Dアニメの新たな傑作の誕生だと思った。 pic.twitter.com/jlIK6quewG
— 地獄 (@TiBlc) October 23, 2021
『ロン 僕のポンコツ・ボット』良かった!入り口はベイマックスやET等の系譜に連なるおなじみの物で。それを楽しんでると、中盤以降この作品独自の視点が一気に立ち上がってくる仕掛け。これもがっつり今の社会と結びついた良質なエンタメで、何となく狭間に公開されて見逃す人いたら勿体ないですこれ pic.twitter.com/QZbLEiXrjX
— 楠野一郎(プロペラ犬) (@kusunopropeller) October 23, 2021
ディズニーさんにご招待頂き『ロン 僕のポンコツ・ボット』(原題: Ron’s Gone Wrong)を試写で拝見。ロボットと少年の友情物語かと思いきや、かなりダークなテーマを深掘りしたディストピアSFだったような…!SNSや評価経済に依存せずには生きていけない我々を揺さぶる良作です。感想を語り合いたい。 pic.twitter.com/Sj7z344fNe
— 大島育宙(XXCLUB/コンテンツ全部見東大生) (@zyasuoki) October 21, 2021
映画『ロン 僕のポンコツ・ボット』のまとめ
物語の舞台は、最新式ロボット型デバイス「Bボット」が普及している世界。「Bボット」は友達も探してくれるという夢のようなロボット。しかし、中学生のバーニーの元に届いたのは、不良品のロンだった。愛くるしい見た目のロンと素朴な少年バーニーが交流を深める様子は、ほっこりと心が温かくなる。大人から子供まで、夢中になって楽しめる作品だと思う。ロンとバーニーの微笑ましいやり取りを、ぜひ劇場で堪能して欲しい。
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