あの『バットマン』に最新シリーズが登場。今作でバットマンを演じるのは、これまで2枚目俳優として数多くの作品に出演してきたロバート・パティンソン。バットマンに立ちはだかるリドラーの恐るべき目的にも注目。
映画『THE BATMAN ザ・バットマン』の作品情報
- タイトル
- THE BATMAN ザ・バットマン
- 原題
- The Batman
- 製作年
- 2022年
- 日本公開日
- 2022年3月11日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アクション
- 監督
- マット・リーブス
- 脚本
- マット・リーブス
マットソン・トムリン
ピーター・クレイグ - 製作
- マット・リーブス
ディラン・クラーク - 製作総指揮
- サイモン・エマニュエル
マイケル・E・ウスラン
ウォルター・ハマダ
シャンタル・ノン・ボ - キャスト
- ロバート・パティンソン
コリン・ファレル
ポール・ダノ
ゾーイ・クラビッツ
ジョン・タトゥーロ
アンディ・サーキ
ジェフリー・ライト - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ワーナー・ブラザース映画
映画『THE BATMAN ザ・バットマン』の作品概要
昭和、平成、令和と、全ての世代において話題になり続けている『バットマン』シリーズ。クリストファー・ノーランによる3部作、『ジョーカー』など、バットマンを題材とした作品が定期的に制作され、いずれも大きな話題となっている。あらゆる意味で衝撃的だった『ジョーカー』の公開から早くも4年。新たに送り出されるバットマンシリーズこそ本作。新たにロバート・パティンソンをバットマン役に迎え、超豪華キャストで制作された。今回バットマンの前に立ちはだかるのが、過去最高の頭脳を持つリドラー。果たして、バットマンは自分の周りの人間と、そして、自分自身を守ることができるのか。
映画『THE BATMAN ザ・バットマン』の予告動画
映画『THE BATMAN ザ・バットマン』の登場人物(キャスト)
- ブルース・ウェイン / バットマン(ロバート・パティンソン)
- 幼い頃に両親を殺され、その復讐のためにバットマンとなった。バットマンの存在によってゴッサムシティは少しずつ明るくなってきたように思われたが…?
- リドラー(ポール・ダノ)
- バットマンの前に立ち塞がるヴィラン。頭脳明晰で、様々な謎を犯行現場に残していく。
- セリーナ・カイル / キャットウーマン(ゾーイ・クラビッツ)
- これまで幾度もバットマンの前に立ち塞がってきたスーパーヴィラン。なぜかバットマンに共闘を持ちかけるが…?
映画『THE BATMAN ザ・バットマン』のあらすじ(ネタバレなし)
裕福な一家に生まれたブルース・ウェインは、幼い頃に最愛の両親を何者かに殺されてしまう。復讐心に取り憑かれたブルースは、成長した後、その犯人への復讐を誓う。そして、黒いマスクで顔を隠し、夜な夜な犯罪者達を倒す『バットマン』になっていったのだった。一方、その頃権力者ばかりを狙った連続殺人事件が世間を騒がせていた。その犯人として名乗りを挙げたのがリドリー。リドラーは過去最悪の知能犯で、現場に様々な謎を残していく。そして、その謎が解き明かされるにつれ、政府の陰謀やバットマンの正体、バットマンの父親のこれまでの悪事などが次々と暴かれてしまうのだった。
映画『THE BATMAN ザ・バットマン』の感想・評価
ロバート・パティンソンによるバットマン
本作で主役、バットマンを演じるのは『トワイライト』シリーズなどで知られるロバート・パティンソン。バットマンはあまりに歴史の深いビッグタイトルであるが故に、これまで数多くの俳優がその役を演じてきた。クリスチャン・ベール、ベン・アフレックなど…。彼らは彼らなりのバットマンを、これまで見事に演じてみせた。監督、俳優が変わることで新たな側面を見せるバットマンというキャラクター。それこそが魅力ではあるが、演じる役者には相当なプレッシャーとなって襲い掛かる。果たしてロバートは、そのプレッシャーを見事跳ね除け、バットマン俳優として映画史に名を刻むことができるだろうか。
悪役、リドラー
ヒーローものにおいて、ヒーローと相対するヴィランの存在は非常に重要だ。ヴィランの魅力によって、作品の評価が大きく左右されるといっても過言ではない。本作のヴィラン、リドラーもそんな魅力的なヴィランの一人。リドラーは、バットマンに立ちはだかる原作でも登場回数の多いキャラクター。その知略をもって、今までにないほどにバットマンを追い詰めていく。そんなバットマンを演じるのはポール・ダノ。『リトル・ミス・サンシャイン』や、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などに出演してきた演技派俳優である。今でこそバットマンの悪役といえばジョーカーのイメージが強いが、そのイメージが本作で覆るかもしれない。
キャットウーマンの真実
本作の主人公は、バットマンことブルース・ウェイン、そして、ヴィランのリドラー。その事実は間違いない。しかし、本作においてもう一人焦点を当てられている人物がいる。それこそがセリーナ・カイルことキャットウーマン。これまでに、アン・ハサウェイやハル・ベリーなど様々な有名女優が演じてきたキャットウーマンというキャラクター。『バットマン』シリーズに登場するスーパーヴィランで、バットマンを語る上で欠かすことのできない存在である。既に公開されている映像では、キャットウーマンがバットマンに共闘を持ちかけるシーンも存在する。果たして、相対してきた両者になにがあったのか。謎に包まれたキャットウーマンの素顔に迫る。
映画『THE BATMAN ザ・バットマン』の公開前に見ておきたい映画
ジョーカー
前述したように、バットマンには数多くの魅力的な悪役が登場する。中でも、ジョーカーはトップレベルの知名度、人気を誇る。バットマンを代表する悪役。これまでジャック・ニコルソン、ヒース・レジャーなど数多くの大物俳優がジョーカーを演じてきたが、本作ではホアキン・フェニックスが起用された。圧倒的な演技力と存在感で、アカデミー賞などあらゆる賞で主演男優賞を獲得した。その内容は、まさに衝撃的。本作の公開後、本作に感化された視聴者によって犯罪発生率が上がるまでの影響を及ぼしたのだ。見るには覚悟を決める必要があるが、紛れもない名作中の名作。
詳細 ジョーカー
ダークナイト
バットマンを題材とした作品は数多くあるが、その中でも高い評価を得ているのが、クリストファー・ノーランによる3部作。中でも、第二作にあたる本作は、バットマン史上、そして、映画誌に名を残す名作である。特にジョーカーを演じたヒース・レジャーの演技が凄まじく、主演であるクリスチャン・ベールを喰ったとまで称された。バットマンの登場によって、少しずつ治安を取り戻してきていたゴッサムシティ。しかし、そんな街にジョーカーという謎の敵が現れる。執拗にバットマンを狙うジョーカーによって周囲の人間までも巻き込まれてしまうバットマン。一方、ゴッサムシティにはもう一人の英雄、ハービー・デントが誕生しようとしていた。
詳細 ダークナイト
ジャスティス・リーグ
『バットマン』を抱えるアメリカの二大アメリカンコミック社の一角、『D.C.コミックス』。そんなD.C.コミックスに登場するスーパーヒーロー達が一堂に会する作品こそが本作。元祖スーパーヒーローとも呼ぶべきスーパーマンや、既に単独映画が2作も作られているワンダーウーマン 、更にはフラッシュやアクアマンなどといったスーパーヒーロー達が次々と登場する。勿論、バットマンも主要キャラクターの一人として登場。D.C.コミックスファンからすると、これ以上にないほどに贅沢な一本に仕上がっている。本作でバットマンを演じるのはベン・アフレック。最新作とはまた違う、自由気ままなチームメイトを纏める苦労人のバットマンに思わず可愛さを感じてしまう。
詳細 ジャスティス・リーグ
映画『THE BATMAN ザ・バットマン』の評判・口コミ・レビュー
『THE BATMAN-ザ・バットマン-』
暗黒の騎士、帰還。偽りで塗り固められた世界、その醜い本性と”嘘”を暴け。暴走する正義、怒り、復讐心。血も涙もない冷酷で情け容赦ない描写の嵐。
崩壊する秩序と倫理観、至極の謎解きスリラーとして抜群の見応え。全てが一級品で完璧、生涯ベスト級の大大大傑作。 pic.twitter.com/AhlQK3oCcL
— なまたまご (@Ace_r_kaede) March 12, 2022
“THE BATMAN-ザ・バットマン-“ロバート・パティンソン演じる、バットマンの、発端となる物語は、彼が戦う理由から、周囲の人間関係まで落とし込みながらも、説明的で退屈なシーンが無く、長尺も思い切り楽しめる。また、物語の落とし方が良い。クリスチャン・ベール越えの新シリーズに、期待が膨らむ。 pic.twitter.com/srh9HwupaY
— 常山の住職 (@CinemaCLAIRfan) March 11, 2022
『THE BATMAN ザ・バットマン』凄まじい傑作だ…!超本格フィルムノワールにしてヴィジランテが真の英雄として目覚めていく最高のオリジンストーリーで長丁場も全く飽きさせない面白さ。ヒーローとは腐りゆく世界でも正義を見失わない人々全員だ、と訴えるこの作品は今こそ世界が求めていたものかも。 pic.twitter.com/QkNOQKMYNF
— ISO (@iso_zin_) March 12, 2022
The Batman -ザ・バットマン-
物凄く“David Fincher meets The Batman”だった。ゾディアックとかセブンみたいでこういうバットマンも新鮮で面白い。過去作に比べるとアクションはやや控えめだけど、盛り上がりはちょいちょいあるのでテンション上がる。パティンソンさんのダークなバットマン最高でした pic.twitter.com/NwXV1KpGI4— ニニコ (@225_nini) March 10, 2022
『THE BATMAN ザ・バットマン』
フィルム・ノワール× ハードボイルドな探偵ものでかなりダークな作風。第1に、ロバート・パティンソンを中心にキャスト陣の魅力があまりにも大きい。そして、暗闇で繰り出される格闘やチェイスの場面なども非常にスタイリッシュ。ただ、内容は…個人的に合わずでした。 pic.twitter.com/iOAVMyVezL— ムービードープ (@browsing_movie) March 11, 2022
#THE BATMAN-ザ・バットマン-
バットマンの新しい世界。
ロバート・パティンソンも新境地切り開いていてすごく良かった。
ただ、全体に暗く沈んだ世界が良い所でもあり、個人的にはもう少し新世界の意外性が欲しかった所でもあり、かな。
ファン向けにはいっぱい見所、語り所ある作品だと思った。 pic.twitter.com/CavG60VAHF— とりから (@torikara14) March 11, 2022
映画『THE BATMAN ザ・バットマン』のまとめ
スーパーヒーロー作品といえばと問われ、誠に遺憾ではあるが『アベンジャーズ』と答える人が多いのではないだろうか。勿論『アベンジャーズ』は紛れもない名作中の名作。長年1位の座に君臨していた『アバター』を抜くほどに、興行収入的にも大成功を収めた。しかし、DCコミックスも負けてはいない。元祖スーパーヒーローとも呼ぶべきスーパーマンや、非常に有名なバットマンなどもDCコミックス出身のスーパーヒーロー達。果たして、本作のヒットを受けて、さらなるDCコミックス旋風を巻き起こすことができるだろうか。
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