映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』の概要:伝説的SF『スター・ウォーズ』シリーズ第7作。少女レイを主人公に、エピソード6から約30年後の銀河系を描く新たな3部作の第1章。レイア姫、ハン・ソロ、R2-D2など旧3部作のキャラクターも再結集している。監督はJ.J.エイブラムズ。
映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』の作品情報
上映時間:136分
ジャンル:SF、アクション、ファンタジー
監督:J・J・エイブラムス
キャスト:ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライヴァー、デイジー・リドリー etc
映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』の登場人物(キャスト)
- レイ(デイジー・リドリー)
- 砂漠の惑星ジャクーに住む少女。家族はおらず、廃品回収で日々の糧を得ている。ある人を待つため、ジャクーにとどまり続けている。強いフォースと類まれな宇宙船の操縦技術の持ち主。
- フィン(ジョン・ボイエガ)
- ファースト・オーダーのストームトルーパー(兵士)。幼いころにさらわれ、ストームトルーパートして人を殺す訓練を受けてきた。呼称番号FN-2187。ファースト・オーダーから脱走し、レイとともにBB-8をレジスタンスに引き渡す旅に出る。
- カイロ・レン(アダム・ドライバー)
- ハン・ソロとレイアの息子で、ファースト・オーダーの幹部。フォースの力を持ち、かつてはルークの元で修行をしていた。しかし祖父で帝国軍の幹部でもあった故ダース・ベイダーに憧れるあまり、闇に落ちてしまった。ダース・ベイダーのまねをして黒いマスクをかぶっている。精神的に未熟で、激しやすい。
- ハン・ソロ(ハリソン・フォード)
- かつてジェダイのルークとともに帝国軍の野望を打ち砕いた、元密輸業者。相棒チューバッカとともにミレニアム・ファルコン号を操る。反乱軍将軍としてレイアと結婚し息子が生まれたが、平穏な暮らしや息子が闇に落ちた事に対する逃避から、レイアの元を離れ密輸業に復帰。
- レイア・オーガナ将軍(キャリー・フィッシャー)
- かつてルークとともに帝国軍の野望を打ち砕いた姫君。現在はレジスタンスの将軍の座につき、ファースト・オーダーへの抵抗を取り仕切っている。ルークの双子の妹で、ハン・ソロとはかつて結婚・子供を出産している。
- ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)
- かつて帝国軍の野望を打ち砕いた、最後のジェダイ。新たなジェダイ育成に励んでいたが、ハン・ソロとレイアの息子であるカイロ・レンの裏切りにより失敗、どこかへ姿を消してしまった。最初のジェダイ寺院を探しているとの噂もある。
- チューバッカ(ピーター・メイヒュー)
- ミレニアム・ファルコン号の副操縦士。毛むくじゃらのウーキー族の生き残り。ハン・ソロと長年行動を共にしてきた。
- ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)
- レジスタンスのNo.1パイロット。ルーク・スカイウォーカーの行方を探すため、ルークの居場所を示す地図を受け取る任務を受けている。
- スノーク最高指導者(アンディ・サーキス)
- ファースト・オーダーの指導者。カイロ・レンやハックス将軍に、遠方から指令を下している。その正体は謎。
- ハックス将軍(ドーナル・グリーソン)
- ファースト・オーダーの若き将軍。スターキラー基地の指揮を執っている。カイロ・レンとは対立する事が多い。
- マズ・カナタ(ルピタ・ニョンゴ)
- 惑星タコダナで酒場を営む伝説の女海賊。フォースと強いつながりを持つ。ハン・ソロとは旧知の仲で、彼らに協力する。ルークのライトセーバーを預かっていた。
- BB-8(―)
- ポーと行動を共にするドロイド。球体を2つくっつけたような姿で、転がりながら移動する。ルークの居場所を示す地図をポーから預かり、そのためにファースト・オーダーに狙われることとなる。
- C-3PO(アンソニー・ダニエルズ)
- レジスタンス側のドロイド。かつてルークと行動を共にした。現在はレイア将軍の下で働いている。愚痴っぽい性格。
- R2-D2(ケニー・ベイカー)
- かつてルークと行動を共にしたドロイド。C-3POとは名コンビだった。ルークが行方をくらませて以来、機能を停止している。
映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』のあらすじ【起】
最後のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーたち反乱軍が悪の帝国軍を撃ち滅ぼしてから30年近くたった。帝国軍の残党は「ファースト・オーダー」という組織に形を変え、力を蓄えつつあった。かつての反乱軍リーダー・レイア将軍は、ファースト・オーダーの目論見を阻止するため「レジスタンス」を組織。姿を消してしまったルークの行方を探していた。レイアはかつての盟友がルークの足がかりを知っていると聞き、No.1パイロットのポーを惑星ジャクーへと派遣する。
ポーはルークの居場所を示す地図データを受け取るが、カイロ・レン率いるファースト・オーダー軍が村に攻め込んできた。彼らもルークの行方を追っていたのだ。ポーはドロイドのBB-8にデータを託し、カイロに捕らえられてしまう。カイロは村人の抹殺を命じるが、ストームトルーパーの1人・FN-2187だけは人を殺す事ができずにいた。母船に帰還したFN-2187は、ファースト・オーダーからの脱走を決意する。
そこから離れたジャクーの砂漠では、廃品回収をしている孤独な少女・レイが別の廃品回収者の手からBB-8を救い出していた。同じころ、カイロはフォースの力でポーの心を読み、BB-8が地図を持っている事を知る。ファースト・オーダーはBB-8の行方を追い始める。
FN-2187は脱走のため、ポーを独房から救い出す。2人は戦闘機を奪い脱出し、ポーはFN-2187をフィンと呼ぶ事にする。しかしポーはBB-8を連れて帰らねばならず、戦闘機はジャクーの砂漠に墜落してしまう。投げ出されたフィンがポーを助け出す暇もなく、戦闘機は砂中の生物に食べられてしまった。
1人残されたフィンはBB-8とレイに出会うが、レジスタンスの人間だと嘘をついてしまう。他のストームトルーパーに見つかった2人と1台は、近くにあったぼろぼろの宇宙船・ミレニアム・ファルコン号でジャクーを脱出する。
映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』のあらすじ【承】
その頃、BB-8を取り逃がしたと知ったカイロは激怒していた。彼は崇拝するダース・ベイダーのマスクを前に、必ずルークを殺すと誓う。ベイダーはかつて最強と恐れられた帝国軍のシス卿で、ルークの父親でもあった。
ファルコン号は突如大型船に捕らえられてしまう。しかし船内に入ってきたのは、ファースト・オーダーではなくこの船のかつての持ち主、ハン・ソロと相棒のチューバッカだった。彼らは怪物を密輸中だった。反乱軍の伝説的存在に会って喜ぶレイたちだったが、ハン・ソロは一緒にレジスタンスの基地に行くのに気が進まない様子だ。しかし怪物が檻から脱走した上、金を借りていたギャングに見つかってしまう。怪物とギャングから逃れ、ハン・ソロたちも一緒にレジスタンスの基地へ向かうこととなった。
BB-8の持つ地図データは不完全だった。ハン・ソロはルークがジェダイ育成中に1人の少年に裏切られたのだと話す。一同は女海賊・マズ・カナタに船を借りるため、惑星タコダナに降り立つ。ファルコン号ではすぐ追跡されるからだ。ハン・ソロはレイをファルコン号のクルーに誘い、レイも喜ぶが、ある人を待つため彼女はジャクーに帰るつもりだった。
レイたちとBB-8を、レジスタンス、ファースト・オーダー双方のスパイが目撃していた。ファースト・オーダーの恐ろしさを知るフィンは、自分の正体を明かし、戦いから逃げ出すつもりだった。レイは落胆するが、頭に聞こえた声に誘われ、ルークのものだったライトセーバーを発見する。すると彼女の頭に、ファースト・オーダーによる破壊行為や何者かの「きっと戻る」という声、ジャクーに置き去りにされた過去などがフラッシュバックした。マズはフォースの働きだと語り、ライトセーバーをレイに託そうとするが、レイはそれを拒絶しBB-8と森へ出て行ってしまう。
映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』のあらすじ【転】
ファースト・オーダーはレジスタンスに協力する新共和国を抹殺すべく、星を改造したスターキラー基地から新共和国の星々を跡形なく消し去った。さらにファースト・オーダーの戦闘機がタコダナに飛来、酒場周辺は戦場と化す。フィン、ハン・ソロ、チューバッカも戦うが、捕らえられてしまった。しかしその時、レジスタンスの戦闘機がやってきた。その中には死んだと思われていたポーの姿もあった。
一方BB-8と別れたレイはカイロに遭遇、応戦するがフォースの力にはかなわない。心を読みレイが地図を見た事を知ったカイロは、彼女から地図の内容を聞きだすことにし、レイを人質として連れ去った。
レイア将軍も惑星タコダナに到着する。かつて結婚していたレイアとハン・ソロとの間には気まずい空気が流れる。ハン・ソロは「俺たちの息子を見た」と打ち明ける。カイロ・レンは2人の子供で、ルークを裏切った少年だったのだ。息子と向き合ってこなかった事で自分を責めるハン・ソロだったが、レイアはまだカイロの心には光が残っていると確信していた。フィンとポーも再開を果たし、フィンはレイを救うため、スターキラー基地の情報を提供する。
カイロはルークの居場所を知るため、レイの心を読もうとしていた。しかしレイの中に眠っていたフォースの力が覚醒し、逆にカイロの心の不安を読み取ってしまった。カイロはファースト・オーダーの指導者であるスノーク最高指導者にその事を報告する。スノークはハックス将軍にはレジスタンスの基地への攻撃命令を、カイロにはレイを自分の元へつれてくるよう命じる。しかしフォースを使える事に気づいたレイは、見張りを操ってすでに独房から逃げ出していた。
スターキラー基地はレジスタンスの基地にビームを発射するため、太陽光をチャージし始める。スターキラー基地を破壊するためには、制御用のオシレーターを破壊するしかない。フィンは基地に潜入して基地を覆うシールドを解除する役目を買って出る。ハン・ソロとチューバッカも、フィンを送り届ける役目に志願した。心配そうな顔でハン・ソロを見送るレイアは、息子を連れ帰るようハン・ソロに頼むのだった。
映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』の結末・ラスト(ネタバレ)
ファルコン号はスターキラー基地に潜入する。カイロはハン・ソロの存在を感じ取っていた。フィンたちは建物内に潜入し、レイと合流した。シールドは解除されたが、ポー率いるパイロット隊は苦戦していた。ハン・ソロとチューバッカは、ファルコン号につんでいた爆薬を基地に仕掛けることを思いつく。爆薬は仕掛けおわったが、ハン・ソロの前にカイロが立ちはだかる。ハン・ソロはカイロに一緒に帰ろうと説得するが、カイロはハン・ソロを殺してしまった。チューバッカは怒り狂い爆薬を爆発させる。爆発でオシレーターに穴が開き、ポーは一気に攻撃を仕掛ける。オシレーターは破壊され、星全体が揺れ始めた。
レイとフィンは建物から脱出したが、カイロに先回りされてしまう。レイが吹き飛ばされ、フィンはライトセーバーで戦うが重傷を負ってしまう。カイロはルークのライトセーバーを手に入れようとするが、ライトセーバーが飛んでいったのはレイの手の中だった。始めはカイルが優勢だったが、フォースに集中したレイは一気に形勢を逆転させる。レイはカイルを追い詰めたが、大きな地割れが起こり2人は引き離されてしまう。スターキラー基地は星ごと崩れ去ろうとしていた。スノークはハックス将軍とカイロに脱出を命じ、レイとフィンはチューバッカに救出される。
レジスタンスの基地に戻ったレイは、レイアとともにハン・ソロの死を悼む。するとルークの失踪以来停止していたドロイドR2-D2が動き始めた。R2-D2は地図を映し出し、BB-8の地図とあわせるとひとつの地図となった。レイはチューバッカとファルコン号に乗り込み、地図の示す星へ向かう。そこでレイが会ったのはルーク・スカイウォーカーだった。レイは彼のものだったライトセーバーを差し出す。
映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』の感想・評価・レビュー
SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」の新たな三部作の一作目。新旧のキャストで紡がれる壮大な物語の幕開け。
かつて、帝国の支配から銀河を解放したヒーロー達のその後、銀河に渦巻く暗雲、再び巻き起こる争乱に立ち向かう若者。
かつてのシリーズを踏襲しつつも新時代のSF大作として幕を開けた本作は一度は光をもたらした旧キャストの闇と新キャストの希望の光が交差する物語は、まさにスター・ウォーズと言った所。(男性 20代)
正直この作品でスターウォーズをちゃんと触れたのだが、スターウォーズを知っている人なら嬉しいだろう展開が所々に散りばめられている印象。旧作品に登場した人物達が成長した姿で登場したり、ラストにはルークスカイウォーカーが登場し、次の作品への期待度をかなり高めた。この作品を見た後、旧作品を見漁ったのだが、改めて見ると確かに驚きが多く詰まっていて、見応えはかなりある。恥ずかしながら、いつい見てない人にも自慢気に話してしまった程である。本作で初めて登場したBB-8もかなり人気が出て、グッズも多く出回ったような印象がある。もう何度かは繰り返し見てみようと思う。(男性 30代)
R2-D2の弟分のようなBB-8の姿も可愛く、今後もC-3POとトリオでの笑えるシーンを期待します。
女性キャラがライトセイバーで戦うのはちょっと予想外でした。もっとも今作でも、強いフォースを持つキャラを男性にしていたら、以前とそれほど変わらないと飽きられたかもしれませんが…。
酒場を1000年営んでいるという、マズ・カナタがヨーダと関係があるのか?ルークが信頼しているとのことも気になるので今後、明かしてくれるかが楽しみです。(女性 40代)
登場人物は刷新されているものの内容はエピソード4を思わせる展開で、安心して見られるという反面、新鮮味に欠けると感じる部分とありました。
デススターを反乱軍が破壊に行く4と、スターキラーをレジスタンスが破壊に行く7。慕っていたオビ=ワンがダースベイダーに殺される4と、父親のハン・ソロがカイロ・レンに殺される7など、ほとんどが重なる。
それでも昔ながらのメンバーと新しいメンバーが融合して、宇宙で壮絶な戦いを繰り広げていく映像は十分に楽しむことのできる内容でした。(男性 40代)
大人気SF映画シリーズの新展開。シリーズの主人公・ルークがどこかへ消えてしまい、その次の世代の話となっている。新しい主人公はレイ。彼女のフォースとの出会い、成長がメインストーリーとなっている。
お馴染みのキャラクターたちも登場し、さらにはBB-8というレイの相棒となるロボットが(スリープ状態の)R2-D2に代わって大活躍。とてもかわいらしいキャラクターである。
そして、成長するレイとは真逆にフォースの暗黒面に囚われてしまうのがカイロ・レン。彼はハン・ソロとレイアの息子なのだ。ラストには父親をライトセーバーで刺すという衝撃的なシーンが待っている。
ハン・ソロロスが必至の作品である。(男性 40代)
ディズニーによるスターウォーズ一作目にして、ディズニーのあまりよろしくないところが滲み出ている作品だった。
まず、人種や性別に配慮していることが、あからさまにわかる配役。でも一応出演しているだけで、魅力的なキャラクターに仕上がっているわけでもない。魅力的なキャラクターになる素養はあるのに、生かしきれていないのがとても残念。全方向に配慮するより、キャラクターの造形を整える方が先ではないだろうか。
とはいえ、この続編があまりにもな出来のために、相対的にこの作品の評価があがるとは思わなかった。(男性 30代)
賛否両論あると思いますが、個人的にはこれまでの『スター・ウォーズ』シリーズとは「少し違った」ニュアンスの作品だと考えて見るのが良いのかなと感じました。
続投のキャストやキャラクターも多いのですが、明らかにこれまでの作品より幼稚でチープなストーリーな気がします。今の時代にこの展開はあまりにも無理矢理でお粗末だろうと。
シリーズを通して人気の高いキャラクター、ハン・ソロにストーリーを絡めたかったのは分かりますが、殺すことないのになあ…と思ったのは私だけでは無いはずです。
個人的に、ポーはすごく好きで、高く評価しています。キャラクター的にもこれまでのスター・ウォーズにあった勇敢さと自由な雰囲気をしっかり受け継いでいたと思います。(女性 30代)
関連作品
次作 スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ
前作 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
みんなの感想・レビュー
スターウォーズシリーズは、とにかく根強いファンが多いので有名だ。だからこそ、そのファンのための映画、といった作りになるのは仕方ないのかもしれない。あの作品のあのセリフとつながっている、だとか、あの時のあの船が、だとか、そういった要素が多く、恐らく本作だけを観ても「?」となってしまう箇所が多かったのではないだろうか。
これは賛否あるものなので、だから悪いとか良いとかは一概に言えない。ただこの作品だけで新規ファンを開拓するのは難しいくらいには、設定を知らないと面白くないシーンが多すぎたように思う。
さすがディズニー、規模が違う。CGやメカニックといった映像技術に関しては、ただただすごいとしか言いようがない。宇宙船、BB-8、様々な宇宙人たち、そしてライトセイバー、戦闘シーン、美しい星々の風景一つとっても、どれも素晴らしい完成度だった。ある意味、ストーリーでわからない箇所があっても、映像技術ただその点だけ注目して楽しむこともできるかもしれないレベルである。
シリーズファンにとってはたまらない映画になっている。ここにつながっていたのか、あのセリフ、といったように気付けば嬉しいポイントがたくさんちりばめられている。ただ、ストーリーを進めたいがために多少詰め込みすぎている感じは否めない。そこさえ許容できれば、映像技術の面からしても間違いなく傑作だと思えるだろう。「ルークの性別を変えて同じことを繰り返しているだけ」という評価も巷にはあるので、そうではないことを次作以降示してほしいと期待している。
とにかく展開が速い。都合の悪いところはスルーなのか、次作以降で解説されるのか。まずレイがなぜあんなにファルコンを操縦できるのかよくわからないし、スターキラーの基地に潜入した3人がアッサリとレイに会ってしまったり、そもそもポーはどうやって生き延びたのかなど、突っ込みどころは多い。
また、「知ってて当然」だからかもしれないが、あまりキャラクターに迫った描写がない。フィンは今作初登場だから、多少感情の移ろいは描かれるが、レンとハン・ソロの確執はわかるようでわからない。そのまま殺されてしまうから少し驚いたのが本音だった。
レイに関してもまだどこのだれかわからない状態で、ただただかっこいいと感じた。レンとフォースでやりとりするシーンは鳥肌モノ。だからこそもう少し彼女がどういう人物なのか知りたい。