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映画『ドリームキャッチャー』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『ドリームキャッチャー』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ドリームキャッチャー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ドリームキャッチャー』の結末までのストーリー
  • 『ドリームキャッチャー』を見た感想・レビュー
  • 『ドリームキャッチャー』を見た人におすすめの映画5選

映画『ドリームキャッチャー』 作品情報

ドリームキャッチャー

  • 製作年:2003年
  • 上映時間:135分
  • ジャンル:SF、ホラー、アクション
  • 監督:ローレンス・カスダン
  • キャスト:モーガン・フリーマン、トーマス・ジェーン、トム・サイズモア、ジェイソン・リー etc

映画『ドリームキャッチャー』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『ドリームキャッチャー』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『ドリームキャッチャー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ドリームキャッチャー』 あらすじ【起・承】

ヘンリー、ジョーンジー、ピート、そしてビーヴァーには、古い友人ダディッツからもらった不思議な力があった。
4人で集まる約束をした日、ジョーンジーは出会った時と同じ姿のダディッツに誘われるようにして事故に遭う。
救急車の中で死にかけたジョーンジーは、再びダディッツを見た。

6ヶ月後。
奇跡的に生還したジョーンジーを含めた幼馴染4人は、雪深い山小屋に来ていた。
20年前、上級生たちにいじめられているところを助け、親友になった知的障害のあるダディッツ。
4人はダディッツとの思い出に浸った。

翌朝、買い出しに行ったヘンリーとピートは、小屋に帰る途中で事故を起こしてしまう。
遭難していた女性を見つけるが、ゲップとオナラが止まらず、具合が悪い。
動けなくなった女性とピートを残し、助けを呼びに行くヘンリー。

ハンティング中だったジョンジーとビーヴァーは、森で遭難していた中年男性リックを助ける。
しかし彼もゲップとオナラが止まらず、具合が悪かった。
通りかかった軍のヘリに助けを求めるが意味深な返答をされ、リックはトイレで死んでしまう。

リックの体内から出でいたヘビのような怪物がトイレの中にいて、ビーヴァーに襲い掛かる。
身を挺してジョンジーを救ったビーヴァー。

しかしジョンジーの前に宇宙人ミスターグレイが現れ、彼の体を乗っ取ってしまう。

映画『ドリームキャッチャー』を無料視聴できる動画配信サービスと方法
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映画『ドリームキャッチャー』 結末・ラスト(ネタバレ)

女性が既に死んでいると気付かないピートは怪物に襲われ、体を乗っ取られたジョンジーに殺されてしまう。
臨死体験の影響で頭の中にある“記憶の倉庫”に隠れる事ができたジョンジーだったが、自分の身を守るだけで精一杯。

小屋にたどり着いたヘンリーは、ビーヴァーの死とジョンジーが乗っ取られた事を知ってショックを受ける。
そして怪物が産んだ卵を消し去るため、小屋に火を付けた。
森から出たヘンリーは、軍の特別部隊が地球外生命体からの感染を予防するため、森を隔離していたと知る。

軍の収容所で、カーティス大佐の非情なやり方に不満を持つ指揮官のオーウェンを説得。
ヘンリーはジョンジーとテレパシーで連絡を取り、ダディッツが鍵を握ると知る。
白血病で家から出られないダディッツだったが、全てを察していた母に見送られ、ヘンリーと一緒に家を出る。

ミスターグレイの狙いは、ヘビのような怪物を使って地球を滅ぼす事だった。
そして犬に怪物の幼虫を寄生させ、貯水池へ投げ込もうとしていた。

貯水池に到着した3人だったが、オーウェンはヘリを奪い追ってきた大佐に撃ち殺されてしまう。
そして大佐のヘリも墜落した。

ヘンリーは怪物を銃で撃つが、卵がひとつ転がりだした事には気付かなかった。
そしてジョンジーの中からミスターグレイが現れた時、車で待っているはずのダディッツがやって来る。
ダディッツの体が宇宙人に変化し、彼は命をかけて地球を守った。

貯水池に入りかけた怪物の幼虫は、もとに戻ったジョンジーに踏みつぶされた。

映画『ドリームキャッチャー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ドリームキャッチャー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

見る側を選ぶホラーからの宇宙人展開

序盤は、同じスティーヴン・キング原作の「スタンド・バイ・ミー」のように、少年たちの友情と大人になった彼らの姿が描かれている。
知的障害のある友人ダディッツから与えられた特殊能力を持つ、4人の男性のホラー映画かと思えば、遭難寸前だった男性リックを助けたところから、一気に内容が変化する。

ゲップとオナラを連発するリックや、ヘンリーたちが助けた女性の姿は失笑もの。
トイレでジョーンジーとビーヴァーが見たものは、トイレ中を血まみれに汚し便座に座ったまま息絶えたリック、と便座の中にある大きな何か。
ここで便座の中を見せないことで、コント風だがホラーな雰囲気も消えないという素晴らしい演出をしているが、流れないと騒ぐのはやはりコントだ。

一瞬だけモンスターパニック系ホラーをにおわせた後、宇宙人が出てきてSF映画にシフトチェンジする。
しかも、狂気に駆られた大佐が銃で部下を撃ったり、ヘリを奪ってヘンリーたちを襲ってくる。

様々な要素が混ざりすぎて成立しなくなっている映画は多いが、本作はうまくまとまっている珍しい作品。
だが、唐突に出てくる宇宙人とSF要素は、見る側を選ぶ。

豪華キャスティングにモーガン・フリーマンの悪役姿

スティーヴン・キング原作の「ショーシャンクの空に」にも出演している名優モーガン・フリーマンが、カーティス大佐という宇宙人を殺すためなら何でもする狂気の悪役を演じているのが衝撃的。
同じくスティーヴン・キング原作の「ミスト」の主演も務めたトーマス・ジェーンが、ヘンリーを演じている。

ダディッツを演じたドニー・ウォールバーグの演技も素晴らしい。
他にも、ビーヴァー役にジェイソン・リー、ピート役にティモシー・オリファント、ジョンジー役にダミアン・ルイスと有名俳優がそろって出演している豪華な作品。

VFXで作られた宇宙人や、軍のヘリに爆破される墜落した宇宙船など、特殊映像も豪華でキレイに作られている。


スティーヴン・キング原作ということで期待して観たが、想像以上に奇妙でカオスな展開だった。序盤の友情描写は心温まるが、中盤からの宇宙寄生生物「バイラム」登場で一気にホラーSFに。人間の体内から出てくるグロテスクな生物描写はかなりショッキング。ドゥードゥイッツという謎の存在の正体が後半で明かされるが、友情と犠牲の物語としては胸に残った。結末の余韻は不思議な感動を残す作品。(20代 男性)


最初は少年時代の友情の物語かと思いきや、雪山の惨劇と異星生物の侵略というギャップに圧倒された。キング作品特有の「心の闇」と「超常的存在」の融合は健在だが、映像化ではやや詰め込みすぎに感じた。特にジョーンズとミスター・グレイの一騎打ちは緊張感がある一方で、心理描写が浅かったのが惜しい。それでも友情を超えた「記憶の共有」というテーマには深く共感した。(30代 女性)


ホラー映画としては異色の方向に振り切った印象。雪に閉ざされたキャビン、侵略的な寄生体、そしてテレパシーで繋がる4人の友情——一見バラバラの要素が、後半で一本の「運命の糸」として繋がるのが見事だった。スティーヴン・キングらしいグロテスクとノスタルジーの混在がたまらない。特にドゥードゥイッツの存在は切なく、物語全体に“救い”をもたらしていた。(40代 男性)


「グロい」「意味不明」と言われがちな作品だが、私はキングの“心の傷のメタファー”として観た。少年期のトラウマ、成長後の罪悪感、そしてそれを超えるための犠牲。ミスター・グレイとの戦いは、実は自分の中の“闇”との闘いだったように思う。ホラーというよりも心理ドラマとしての余韻が深く、ラストの静かなシーンで思わず涙した。(50代 女性)


終始不気味で、まるで悪夢を見ているような映画だった。特にトイレでのシーンはトラウマ級。だが、その“気持ち悪さ”がこの作品の醍醐味だと思う。友情・記憶・宇宙的恐怖という異質な要素を一つにまとめようとした大胆さは評価したい。正直ストーリーは破綻気味だが、独特の映像世界と雰囲気で最後まで引き込まれた。(20代 女性)


原作を読んでいたので展開は知っていたが、映像化されるとよりグロテスクで、キング作品の中でも異端に感じた。4人の絆がドゥードゥイッツという存在によって試され、最終的に人類を救うという構図は壮大。特にジョーンズの最期は感動的だった。友情がホラーを超えて人間の尊厳にまで踏み込んでいた点を高く評価したい。(60代 男性)


正直、途中までは「なんだこの映画?」と思っていた。しかし最後まで観ると、友情と犠牲、そして「他者を理解すること」の尊さが伝わってきた。ドゥードゥイッツのシーンでは涙が止まらなかった。グロテスクな映像の裏にある“優しさ”を感じ取れる人には、深く刺さる映画だと思う。(30代 男性)


ホラーというよりも“友情の寓話”として印象に残った。少年時代の約束、特殊な力、そしてそれを通じて世界を救うという物語構成はファンタジー的でもある。映像表現はやや古臭いが、吹雪の中での孤立感や、精神世界の描写には惹かれた。もう少し脚本が整理されていれば名作になっていたと思う。(40代 女性)


「わけがわからないけど目が離せない」そんな映画だった。特に記憶倉庫のアイデアはユニークで、脳内の描写が視覚的に面白かった。ホラーとSFの融合は難しいが、この作品はその混沌を楽しむべきだと思う。ドゥードゥイッツの犠牲が友情の象徴として美しく描かれており、後味は意外に優しい。(10代 男性)


映画全体を通して、スティーヴン・キングが伝えたかったのは「他者との繋がり」だと感じた。寄生生物やエイリアンは、恐怖の象徴というよりも“孤独”の具現化。4人の友人たちが互いを信じて最後まで戦う姿に、年齢を重ねた今こそ共感できた。決して完璧な映画ではないが、不思議と忘れられない作品。(50代 男性)

映画『ドリームキャッチャー』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ドリームキャッチャー』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ミスト(The Mist)

この映画を一言で表すと?

極限状況の中で、人間の恐怖と狂気がむき出しになる“絶望の心理ホラー”。

どんな話?

小さな町に謎の霧が立ち込め、その中には恐ろしいクリーチャーが潜む。スーパーマーケットに閉じ込められた人々は、外の怪物だけでなく、内部で崩壊していく人間関係にも苦しめられていく。極限状態の中、誰を信じ、どう生き延びるのかが問われる物語。

ここがおすすめ!

スティーヴン・キング原作の中でも特に衝撃的なラストで知られる本作。ホラーという枠を超えて、“人間の本性”を描いた社会ドラマとしても秀逸。見終わったあと、言葉を失うほどの余韻が残る。『ドリームキャッチャー』の心理的な恐怖が刺さった人には特におすすめ。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

この映画を一言で表すと?

“恐怖”と“友情”が交差する、少年たちの成長ホラー。

どんな話?

田舎町デリーで、子どもたちが次々と失踪する事件が発生。その背後に潜むのは、不気味なピエロの姿をした「それ(イット)」という存在だった。少年少女たちは恐怖に立ち向かい、自分たちの絆を武器にして“それ”との戦いに挑む。

ここがおすすめ!

恐怖演出だけでなく、少年たちの友情と成長が物語の軸になっている点が魅力。『ドリームキャッチャー』同様、スティーヴン・キングらしい“少年時代の絆”と“心の闇”が丁寧に描かれている。ノスタルジーと恐怖のバランスが絶妙。

スタンド・バイ・ミー(Stand by Me)

この映画を一言で表すと?

少年時代の友情と喪失を描いた、永遠の青春ロードムービー。

どんな話?

ある夏の日、少年4人が「行方不明の死体を見つけに行こう」と旅に出る。道中で彼らは恐怖や葛藤、そして成長を経験し、友情と人生の意味を知ることになる。大人になる前の“最後の夏”を鮮やかに切り取った感動作。

ここがおすすめ!

ホラー要素はないが、『ドリームキャッチャー』の根底にある“少年時代の絆”や“失われた innocence(純粋さ)”を美しく描いている。キング原作の中でも最も人間味あふれる作品で、観るたびに心が温かく、そして少し切なくなる名作。

ザ・シング(The Thing)

この映画を一言で表すと?

信じることすら恐怖に変わる、究極のSFサスペンス・ホラー。

どんな話?

南極の観測基地で、未知の生命体が人間に擬態して潜む。誰が“それ”なのか分からない状況で、隊員たちは疑心暗鬼に陥っていく。極寒の孤立した世界で展開する、恐怖と不信の心理戦が見どころ。

ここがおすすめ!

閉鎖空間、異形の存在、仲間の裏切り――『ドリームキャッチャー』と共通する緊張感が味わえる。80年代ながら今なお圧倒的な特殊効果と恐怖演出で、SFホラーの金字塔として君臨。見る者の想像力を刺激する名作。

ファイナル・ディスティネーション(Final Destination)

この映画を一言で表すと?

“運命”からは逃げられない、死の連鎖ホラー。

どんな話?

高校生のアレックスは飛行機事故を予知して友人たちと助かるが、その後、彼らは次々と不審な死を遂げていく。まるで“死神”が順番に命を奪いに来るかのように。見えない運命との頭脳戦が繰り広げられる。

ここがおすすめ!

派手なホラー演出の裏に、“死”というテーマを冷静に描いているのが魅力。『ドリームキャッチャー』のように、「避けられない運命」に立ち向かう人間の姿が描かれており、緊張感とサスペンスのバランスが絶妙。シリーズを通して観るとより深く楽しめる。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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みんなの感想・レビュー

  1. ダデッツ より:

    ドキドキハラハラさせられる!
    友情や絆を感じさせる映画だと思います。
    かなり感動しました。
    私の中では映画上位ナンバースリーに入る最高に面白い、恐怖、感動、ハラハラそれぞれ詰まった映画です!
    オススメ!