映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の概要:大人気シリーズ、『ワイルド・スピード』の第7作にあたる今作では、なんとジェイソン・ステイサムが黒幕として登場。また、主役の1人であるポール・ウォーカーが亡くなったため、今作が最後の出演となる。
映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の作品情報
上映時間:138分
ジャンル:アクション
監督:ジェームズ・ワン
キャスト:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、ミシェル・ロドリゲス etc
映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の登場人物(キャスト)
- ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)
- 超一流のドライバー。仲間を何よりも大切にしている。
- ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー&コディ・ウォーカー&カレブ・ウォーカー)
- ドミニクの相棒的存在。元FBIの捜査官。
- ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)
- 外交保安官。ドミニク達とは奇妙な縁で結ばれている。
- レティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)
- ドミニクの恋人。現在記憶喪失中。
- ミア・トレット(ジョーダナ・ブリュースター)
- ブライアンの妻で、ドミニクの妹。
- ハン・ルー(サン・カン)
- ドミニクの仲間。デッカードの策略もあり命を落とす。
- デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)
- 前作で倒されたオーウェンの兄。ドミニクに復讐を誓う。
- ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)
- 特殊部隊を率いる謎の人物。ドミニクにある依頼を持ちかける。
- ラムジー(ナタリー・エマニュエル)
- 天才ハッカー。神の目という装置を作り出した。
映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』のあらすじ【起】
前作で、オーウェン・ショウ率いる国際組織を壊滅させたドミニク達は、その功績を買われ国際指名手配を取り下げられ、晴れて自由の身となった。死んだと思われていたレティも記憶喪失の状態ではあるものの帰ってきて、さらにミアとブライアンの間にはジャックという可愛らしい男の子が生まれた。まさしく順風満帆な日々が訪れていた。
しかし、ドミニク達に強い恨みを持つものがいた。オーウェンの兄である、デッカード・ショウである。デッカードは、弟の仇を取ることを誓う。そして、警察にいるホブスと、平和に暮らしていたドミニクの家にそれぞれ爆弾を送り込む。さらに、デッカードは大胆にも直接ドミニクに電話をかけてきた。そして、「じきに俺を知る」とメッセージを残したのだ。
一方、レティも中々記憶の戻らない自分に焦りを感じていた。そして、新しい家族に恵まれたはずのブライアンも、この平穏な毎日にやや退屈を感じ始めていた。彼は、常にスリルと興奮を追い求めていたのである。
映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』のあらすじ【承】
デッカードの仕掛けた爆弾によって負傷し、入院しているホブスからドミニクらへ連絡が入る。そして、ホブスはドミニクに、彼らを狙っているのがデッカードであることを告げるのだった。
その頃、悲しいニュースがドミニクらの耳に飛び込んでくる。彼らの仲間、ハンが東京で命を落としたのだ。そして、その死にもデッカードが関わっていたのだった。ドミニクはデッカードに復讐を誓い、とうとう2人は相対する。しかし、なんとドミニクはデッカードに追い詰められてしまう。ちょうどその時、ホブスの連絡を受けた特殊部隊が乗り込んできたため、ドミニクは一命を取り留める。
特殊部隊を率いる、名乗るほどのものではないと名を明かさないため、Mr.ノーバディと呼ばれる責任者は、ドミニクにある話を始めた。それは、つい先日誘拐された天才ハッカーについてだった。その人物、ラムジーは『神の目』と呼ばれるあらゆる電子機器に忍び込み追跡ができるという装置を開発していた。しかし、ラムジーが敵の手に渡ってしまった以上、その能力を悪用される可能性がある。
映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』のあらすじ【転】
Mr.ノーバディは、そんなラムジーの救出をドミニクに依頼したのだ。そして、その見返りとしてラムジーの開発した装置の使用許可を与えた。これで、デッカードの位置を把握することができるのだ。その要請を受けたドミニクは、仲間と共にラムジーがいると思われる山岳地帯へと向かった。そして、体を張った作戦で、見事ラムジーの救出に成功するのだった。
ラムジーは、美しい若い女性で、仲間の一部はそんな彼女に夢中になる。しかし、装置はそこにはなかった。悪の手に渡ることを恐れ、アブダビにいる友人に渡していたのだった。装置を取り戻すため、一行はアブダビへと渡る。しかし、なんと友人はそれをヨルダンの王子に売ってしまったというのだ。
その王子は毎日パーティを開催しており、ドミニクらはそれに潜入することにした。しかし、途中レティが怪しまれ、警備を倒してしまったことで警報が鳴ってしまう。ドミニクとブライアンは、力技で神の目を盗むことにした。
映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の結末・ラスト(ネタバレ)
そして、なんと車でビルからビルへ飛び移るという離れ業をやってのけた2人は、見事神の目を手に入れるのだった。2人はMr.ノーバディの元へ向かうと、装置を使いデッカードの位置を特定した。彼は、今は使われていない工場にいた。
ドミニクらと、Mr.ノーバディと彼の特殊部隊はその工場へと乗り込んだ。しかし、テロリストと手を組んでいたデッカードに返り討ちにされ、神の目を盗まれてしまう。デッカードの手に神の目が渡ってしまった今、それを無力化することのできるラムジーだけが希望だった。ドミニク達は、ラムジーを守りながらデッカードを追い続ける。そして、激しいカーチェイスの最中、なんとかラムジーが神の目を無力化することに成功したのだ。
無理矢理病院から抜け出してきたホブスのサポートもあり、とうとうデッカードは逮捕され、仲間のテロリストは死亡した。重傷を負ったドミニクを見て、レティは全ての記憶を取り戻す。そして、新しく女の子を授かったブライアンは、妻と子供のために安全な生活を送ることを決める。ブライアンはそんな彼の前から、そっと姿を消すのだった。
映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の感想・評価・レビュー
マシン好きなら必ず見るべきワイルドスピードシリーズの第7作。しかしシリーズが進むにつれアクション要素がメインになってきており、車に特に興味が無い私でも存分に楽しめるように。今作では、乗車したままスカイダイビング、ショウとホブズの殴り合いなどその興奮度はシリーズ1。
仲間たちとの関係やエンディングの意味など、過去作を見ていないとわからないのがシリーズものであるが、それを派手さと爽快感で吹き飛ばしてくれるのがワイルド・スピードだと私は思っている。(男性 20代)
この作品はシリーズ最高傑作と言っても過言では無いでしょう。この作品の途中で亡くなってしまったポール・ウォーカー。彼自身車が大好きで、友人が運転するスーパーカーに乗車中の事故で亡くなったそう。もうポール・ウォーカーの演じるブライアンが観られないのが本当に悲しくて、この作品のラストでもファミリーのブライアン、ポール・ウォーカーに対する気持ちが思いっきり描かれています。涙無しでは語れません。
今作でついにジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウが登場します。最強の敵。それでもやっぱりシリーズお得意のあの通りです。昨日の敵は…。(女性 30代)
記憶を失ったままのレティに困惑するドミニクと仲間たち。そして、レティ自身も困惑したままボブスが事件に巻き込まれていく。さらにドミニクにも危険が迫り、平穏な生活からまた危ない仕事に戻っていくのだった。物足りなさを感じていたブライアンに舞い込んできた刺激的な仕事。さらに大規模な戦いを繰り広げていく。コメディ要素も濃くなっている作品だが、ポール・ウォーカーの急な事故死による遺作になってしまったという印象は拭えないだろう。(女性 30代)
シリーズの主人公であるブライアン・オコナーを長年演じてきたポール・ウォーカーの遺作。撮影中に亡くなってしまったということで、どのような仕上がりになっているのか観る前は若干不安だったが、実際に観てみたらそれはそれはシリーズの変わらぬ情熱と、彼へのあふれんばかりの愛が込められた素晴らしい作品だった。俳優を差し替えず、ああいう形にしてくれたことで、ブライアン・オコナーはこれからも作品の中で生き続けると思うと胸が熱くなる。お別れは寂しいが、ブライアンは、そしてポール・ウォーカーは、これからもワイルド・スピードの魂であると伝えてくれる演出に涙。(女性 30代)
関連作品
次作 ワイルド・スピード ICE BREAK
前作 ワイルド・スピード EURO MISSION
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