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映画『あの頃、君を追いかけた』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

元々は2011年に制作された台湾映画。台湾の映画祭であらゆる賞を総なめにした名作が、とうとう日本上陸。大人気アイドルグループの齋藤飛鳥と新進気鋭の俳優、山田裕貴主演でリメイクされた。

映画『あの頃、君を追いかけた』の作品情報

あの頃、君を追いかけた

タイトル
あの頃、君を追いかけた
原題
なし
製作年
2018年
日本公開日
2018年10月5日(金)
上映時間
114分
ジャンル
ラブストーリー
監督
長谷川康夫
脚本
飯田健三郎
谷間月栞
製作
不明
製作総指揮
不明
キャスト
山田裕貴
齋藤飛鳥
松本穂香
佐久本宝
國島直希
中田圭祐
遊佐亮介
生田智子
製作国
日本
配給
キノフィルムズ

映画『あの頃、君を追いかけた』の作品概要

大人気アイドルグループ、『乃木坂46』の中でもトップレベルの人気を誇り、センターも経験している齋藤飛鳥にとって映画初出演かつ初主演となった今作。もう一人の主人公である水島浩介を務めるのは、2017年だけで14本もの映画に出演した実力派俳優、山田裕貴。そんなまだ若き二人が今回挑戦するのは、かつて台湾で伝説的なヒットを博した恋愛映画のリメイク。数々の賞を獲得した名作が、どのような形に再編集されるのか注目が集まる。

映画『あの頃、君を追いかけた』の予告動画

映画『あの頃、君を追いかけた』の登場人物(キャスト)

水島浩介(山田裕貴)
クラスの問題児。教師に目をつけられ、お目付役として優等生の早瀬真愛をお目付役に付けられる。
早瀬真愛(齋藤飛鳥)
クラス一の優等生。お目付役となって以降、なにかと浩介の世話を焼く。実はお茶目な一面がある。

映画『あの頃、君を追いかけた』のあらすじ(ネタバレなし)

高校生の水島浩介は、悪友達とふざけてばかりいる自堕落な毎日を過ごしていた。毎日をそれなりに楽しんでいた浩介。しかし、彼の悪ふざけは少々行きすぎてしまい、とうとう彼は本格的に教師に目をつけられることとなる。困り果てた教師は、とある作戦に出る。それは、浩介に見張りをつけることだった。その見張り役として任命されたのは、クラス一の優等生、早瀬真愛だった。真愛は成績優秀なだけではなく外見も美しく、浩介の友人の殆どが彼女に惹かれている状況だった。しかし、側から見ればおいしいそんな状況も、浩介にとっては煩わしいだけだった。何かと浩介の面倒を見る真愛。しかし、そんな彼女は浩介の早々とは裏腹に、お茶目な一面がある少女だった。そんな彼女に浩介は少しずつ興味を持っていく。

映画『あの頃、君を追いかけた』の感想・評価

映画初出演となる齋藤飛鳥の演技力

今回ヒロイン役を演じるのは、現在飛ぶ鳥を落とす勢いのアイドルグループ、乃木坂46のメンバーである齋藤飛鳥である。その圧倒的な顔の小ささと、必要以上にメディアに媚びることのない自然体が人気を博し、乃木坂46の中でも主要メンバーとなっている齋藤飛鳥。本作は、そんな齋藤飛鳥にとって初の映画出演であり、初主演でありながら初主演となった作品である。彼女の映画出演が報じられた際の乃木坂46のファンの盛り上がりは凄まじく、公開と共に多くのファンが詰めかけることが予想される。さらに彼女はモデルとしても活躍しており、多くの女性ファンも抱えている。そんな女性ファンも映画公開を楽しみにしており、今作が幅広いファン層から支持されることが予測される。映画でも、普段の自然体の齋藤飛鳥が観られることを今から期待してやまない。

心震える、王道の恋愛ストーリー

本作の主人公達は、思春期真っ盛りの高校生の男女。恐らく視聴者の誰もが、学生だった経験があるだろう。さらには、誰もが思春期だったことがあることだろう。思春期の思い出は大人になってから思い出すと、どこか気恥ずかしいものが多い。しかし、学生時代に甘酸っぱい恋愛を経験した人もそうでない人も、確かにその時自分達はその狭い世界で、その日その日を一生懸命に生きていたのである。見ていて思わず気恥ずかしく、そして、どこか懐かしい気持ちが湧いてくる本作。あの頃の純粋な気持ちを思い出したい人、今恋をしている人、恋をしたい人など、様々な人に是非オススメな一本。今から青春をしたい、そう思っている時に青春とは何かを思い出させてくれる。

安心して見られる、幅広い世代で楽しめる映画

家族、友達、恋人。映画を一緒に見る際には様々な相手がいることだろう。その相手によって、見る映画を変えることはないだろうか?例えば家族で映画を見る際に、R18指定のついた映画は少々気恥ずかしくて見にくい、恋人と見る際に失恋モノの映画は躊躇われるなどはないだろうか。しかし、本作は少年少女によって繰り広げられる純粋な恋愛映画。どんな相手と見ても気まずくなることはなく、もし恋人と見るならば相乗効果でトキメキが生まれること間違いなし。つまり、どの世代にも受け入れられるオールマイティな映画なのである。今日どの映画を見るか悩んでいる人、相手がその映画を気にいるか不安、という人に安心しておすすめできる、是非楽しんでほしい一本。

映画『あの頃、君を追いかけた』の公開前に見ておきたい映画

映画『あの頃、君を追いかけた』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『あの頃、君を追いかけた』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

あの頃、君を追いかけた(2011)

言うまでもなく、10月に公開を控えている最新作『あの頃、君を追いかけた』は、元々台湾で2011年に制作された映画のリメイク版。そのオリジナル版こそが、本作である。ストーリーなどは最新作と同様であり、その甘酸っぱい青春を巧みに描いた名作。台湾の映画祭、特に金馬奨では最優秀女優賞、最優秀新俳優賞、最優秀新監督賞、最優秀歌曲賞などあらゆる賞を総なめにしている。原作に忠実であるため、本作を見ずとも最新作を見る上で問題はないが、オリジナルを知っているからこそ、リメイク版がどのように再編集されたのか、その魅力について気がつくことができるのではないだろうか。監督や俳優陣のこだわり、努力を理解するためにも是非見ておきたい一本。

詳細 あの頃、君を追いかけた(2011)

あさひなぐ

今作が映画初出演、初主演となるヒロイン、齋藤飛鳥だが、実は演技自体の経験はある。それが本作、『あさひなぐ』。2017年に行われた舞台と映画を同時展開するプロジェクト、それが「あさひなぐ」プロジェクト。その舞台版の主人公として、齋藤飛鳥が起用されたのである。そのため、本映画自体に齋藤飛鳥の出演はない。しかし、このプロジェクトは映画、舞台共に出演陣の殆どが齋藤飛鳥の所属する乃木坂46で固められている。そのため、齋藤飛鳥単体だけでなくグループ毎彼女を応援しているという人には是非オススメの一作。また、青春のワンシーンを切り取った映画としても、最新作と共通している。少女達が青春に全力で向き合う姿から目が離せない。

詳細 あさひなぐ

起終点駅 ターミナル

最新作、『あの頃、君を追いかけた』の監督を務めることとなった長谷川康夫が2015年に脚本を務めたヒューマンドラマ作品。佐藤浩市演じる主人公、鷲田完治は現役で活躍する弁護士。しかし、ある時完治は、かつて深く愛した女性を目の前で失ってしまう。それからというもの、彼は顧問弁護士の仕事は全て断り、国選弁護士として細々と活動をするようになる。そんな頃、かつて完治か弁護を担当した敦子という女性が彼の前に姿を見せる。再び弁護を頼みたいという彼女の願いを、一度は異なる完治だったが…。その他にも、近年話題となった邦画に多く関わっている長谷川監督。繊細な人間関係を巧みに描き出すその実力が、本作でも発揮されること間違いなし。

詳細 起終点駅 ターミナル

映画『あの頃、君を追いかけた』の評判・口コミ・レビュー

映画『あの頃、君を追いかけた』のまとめ

海外では空前のヒットを果たした本作のオリジナル版。しかし、日本においてその知名度はあまり高くはなかった。だが、本作で乃木坂46の大人気メンバー、そして、引っ張りだこの若手人気俳優が主演を務めるということで、今回本作への注目度はかなり高くなっている。ストーリーは既に世界各国でお墨付きを受けている今作。あとは、キャスト陣がどれほどの演技で魅せてくれるかが気になるところである。そして本作を気に入った人は、これを機に是非オリジナル版も見てみるといいだろう。

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