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映画『シンプル・フェイバー』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

シングルマザーのステファニーは、息子を通じてエミリーという名の女性と知り合う。エミリーは洗礼された女性で、ステファニーは親友と呼べるほど彼女と仲良くなった。だがある日、エミリーが突然失踪してしまう。

映画『シンプル・フェイバー』の作品情報

シンプル・フェイバー

タイトル
シンプル・フェイバー
原題
A Simple Favor
製作年
2018年
日本公開日
2019年3月8日(金)
上映時間
117分
ジャンル
ミステリー
サスペンス
監督
ポール・フェイグ
脚本
ジェシカ・シャーザー
製作
ポール・フェイグ
ジェシー・ヘンダーソン
製作総指揮
マイク・ドレイク
キャスト
アナ・ケンドリック
ブレイク・ライブリー
ヘンリー・ゴールディング
アンドリュー・ラネルズ
製作国
アメリカ
配給
ポニーキャニオン

映画『シンプル・フェイバー』の作品概要

本作で監督・制作を担当したのは、ポール・フェイグである。彼は1980年代に公開されて以降愛され続けている『ゴーストバスター シリーズ』のリブート作品、2016年版『ゴーストバスターズ』の監督を務めたことで有名な人物である。本作はダーシー・ベル原作の小説『ささやかな頼み』を元に制作されている。2人の女性が子供を通じて知り合い仲良くなるのだが、その内の1人が突然失踪するというミステリーな展開が楽しめる作品となっている。

映画『シンプル・フェイバー』の予告動画

映画『シンプル・フェイバー』の登場人物(キャスト)

ステファニー(アナ・ケンドリック)
女手一つで息子を育てている。事故で夫を亡くしており、その保険金で暮らしている。
エミリー(ブレイク・ライブリー)
ファッション業界で働いている。美しく洗礼された女性。突然失踪してしまい、行方が分からなくなる。
ショーン(ヘンリー・ゴールディング)
エミリーの夫。作家。スランプに陥っており、稼ぎはあまりよくない。

映画『シンプル・フェイバー』のあらすじ(ネタバレなし)

ステファニーはニューヨーク郊外に暮らし、女手一つで息子を育てていた。ある日、子供が同じ学校に通っているということで、エミリーという名の女性と知り合い仲良くなる。ファッション業界で働くエミリーは、美しく洗礼された女性だった。ステファニーはエミリーと親友と呼べるほど仲を深めた。

エミリーは不思議な雰囲気を漂わせていた。写真を撮られることを嫌い、夫はエミリーのことを謎めいた幽霊のようだと称した。ある日、エミリーが息子を残し、突然失踪してしまう。

ステファニーはエミリーの捜索を行った。夫はエミリーに虚言癖があったことを話した。また、エミリーに執着する女までいた。彼女の会社を訪ねるが、上司はエミリーのことに無関心だった。エミリーは一体どこに行ってしまったのだろうか。

映画『シンプル・フェイバー』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?
映画『シンプル・フェイバー』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『シンプル・フェイバー』の感想・評価

原作の出版前に映画化が決定した作品

本作はダーシー・ベル原作の小説『ささやかな頼み』を元に制作されている。基本的にベストセラー作品や世間で話題を集めている作品が映画化されることが多いが、本作は小説が発売される前に映画化の権利が発売され、制作されることが決定している。しかも、ダーシー・ベルは有名な作家ではない。『ささやかな頼み』がデビュー作の新人作家である。発売前の作品と新人作家、この2つの点を見ても本作は非常に珍しい作品と言える。

物語は女性同士の単なる争いを描いているわけではない。どこか影のある美しい女性、エミリーが息子を残して失踪するという謎から物語が進んでいく。ミステリーやサスペンス映画が好きな方には、特にお勧めしたい作品である。

映画『ゴーストバスターズ』のポール・フェイグ監督

ポール・フェイグ監督は2016年に公開された『ゴーストバスターズ』の監督・製作総指揮・脚本を担当した人物である。『ゴーストバスターズ』(16)は1980年代に公開された『ゴーストバスター シリーズ』をリブートした作品で、主要人物を女性に変えたことで話題を集めた。日本でも12.4億円の興行収入を得ている。

ポール・フェイグ監督は本作を制作するに当たり、物語の舞台にもこだわりを見せている。いかにもミステリーな展開が予想できる暗いところで撮影を行っているのではなく、明るい郊外の町が舞台となっている。そのため、一見するとシリアスな展開が待っている作品だとは思えない。その視覚効果がおもしろく、他にはない作品となっている。

アメリカの人気女優、アナ・ケンドリック×ブレイク・ライブリーが共演

シングルマザーのステファニーを演じたのは、アナ・ケンドリックである。アナ・ケンドリックは日本でも人気の映画『トワイライト シリーズ』に、主人公ベラの同級生ジェシカ・スタンリー役で出演していた。史上3番目の若さでトニー賞にノミネートされたことがあるなど、人気・実力を兼ね備えた女優である。

ミステリアスな雰囲気を漂わせ謎の失踪を遂げるエミリーを演じたのは、ブレイク・ライブリーである。ブレイク・ライブリーはアメリカの人気ドラマ『ゴシップガール』で、主要キャラクターのセリーナ・ヴァンダーウッドセンを演じ一躍有名になった。

本作はアメリカだけではなく日本でも人気の、アナ・ケンドリックとブレイク・ライブリーが共演している。彼女達がスクリーンの中でどんなやり取りをすることになるのか、注目して欲しい。

映画『シンプル・フェイバー』の公開前に見ておきたい映画

映画『シンプル・フェイバー』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『シンプル・フェイバー』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

ゴーストバスターズ

ポール・フェイグの代表作の1つで、監督・製作総指揮・脚本を担当している。1980年代に公開された『ゴーストバスター シリーズ』のリブート作品。オリジナル作品に出演していた俳優達がカメオ出演しており、オリジナル版のファンにとっても見応えがある作品となっている。

エリン・ギルバートはコロンビア大学で素粒子物理学者として働いていた。そんなある日、幽霊が出現するという噂がある館の調査を依頼される。エリンは友人らと共に調査に向かい、ゴーストと遭遇する。エリンは感激し、友人のアビーはゴーストを映した映像をネットで公開した。大学側がその映像を見てしまい、エリンはクビになってしまう。エリンは仲間と共に「超常現象究明研究所」を設立し、幽霊の研究を行うことにした。

詳細 ゴーストバスターズ

アデライン、100年目の恋

ブレイク・ライヴリーの代表作の1つで、主演を務めている。ブレイク・ライヴリーの相手役を務めたのは、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のダーリオ・ナハーリス役を演じたミキール・ハースマンである。

1937年、アデラインは車を運転していたが、事故を起こしてしまう。その事故のときに様々な偶然が重なり、彼女の時間は止まってしまう。アデラインは老いることができない体となり、「永遠の29歳」を生き続けることになった。彼女は10年ごとに名前と住所を変え、孤独の中で生活していた。そんなある日、サンフランシスコでエリス・ジョーンズという名の男性に出会う。アデラインは共に老いられないことや秘密があることに苦しみながらも、エリスに惹かれていった。

詳細 アデライン、100年目の恋

マイレージ、マイライフ

アナ・ケンドリックの代表作。ジョージ・クルーニーが主演を務めており、「ダラス・フォートワース映画批評家協会・主演男優賞」など数々の賞を受賞、またはノミネートされている。アナ・ケンドリックの演技も高評価で、ジョージ・クルーニーと同じく数々の賞を受賞、またはノミネートされている。

ライアン・ビンガムは人事コンサルタント会社で働いており、雇用主の代わりに解雇を宣告する仕事を行っていた。彼は1年で322日も出張を行うため、総飛行距離は月よりも遠かった。多くの者が出張を嫌がる中、ライアンは飛行機の中で自宅のように寛ぎ旅を楽しんでいた。そんなある日、新人のナタリー・キーナーを教育することになる。ライアンは嫌がるが、断ることはできなかった。ライアンはナタリーを連れ、出張を行いながら指導を行った。

詳細 マイレージ、マイライフ

映画『シンプル・フェイバー』の評判・口コミ・レビュー

映画『シンプル・フェイバー』のまとめ

物語の舞台に暗さは感じられず、このまま女性同士の争いや家族のドタバタ劇など、コメディなストーリーが展開されても全くおかしくない。そんな場所でミステリアスな雰囲気を漂わせているエミリーが突然失踪するため、不気味さを感じられる作品になっている。ストーリーや舞台だけではなく、衣装にも力が入れられている。舞台の『ドリーム』の衣装も手掛けたレネー・アーリック・カルファスが担当している。ストーリーの内容だけではなく、視覚的にも興味が惹かれる作品になっている。

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