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映画『シャンハイ・ヌーン』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『シャンハイ・ヌーン』の概要:誘拐された中国のお姫様を追って米国に乗り込んだ近衛兵が、現地で出会ったお調子者の列車強盗とドタバタ珍道中を繰り広げる。歴代西部劇のパロディを盛り込み、ジャッキー・チェンが主演したハリウッド製アクション・コメディ。

映画『シャンハイ・ヌーン』の作品情報

シャンハイ・ヌーン

製作年:2000年
上映時間:110分
ジャンル:アクション、コメディ、西部劇
監督:トム・デイ
キャスト:ジャッキー・チェン、オーウェン・ウィルソン、ルーシー・リュー、ブランドン・メリル etc

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映画『シャンハイ・ヌーン』の登場人物(キャスト)

チョン・ウェン(ジャッキー・チェン)
紫禁城の近衛兵。ペペ姫が誘拐されたことに責任を感じ、自ら志願して渡米の一団に加わる。慣れないアメリカの土地で、偏見を受けながらもペペ姫救出に奮闘する。
ロイ・オバノン(オーウェン・ウィルソン)
強盗団を率いてチョンたちの乗った列車を襲う。その後チョンと意気投合し、行動を共にする。お調子者の女好きで、口先とは裏腹に射撃の腕前は三流。
ペペ姫(ルーシー・リュー)
清朝中国の皇女。望まぬ結婚を拒みアメリカに逃亡するが、実は誘拐されていた。労働を強いられる中国人たちに心を痛め、アメリカに残る決心をする。
フォーリング・リーヴス(ブランドン・メリル)
チョンが助けたスー族の少年リトル・フェザーの姉。族長である父の言いつけでチョンの妻となった。射撃の腕前に優れ、チョンの行く先々で窮地を救う。
ロー・フォン(ロジャー・ユーアン)
元中国宮廷近衛兵。アメリカ西部で同胞の中国人を強制労働させて搾取する悪党。英語教師のアンドリュースを使ってペペ姫を誘拐させる。
ネーサン・ヴァン・クリーフ(ザンダー・バークレー)
早撃ちで恐れられる連邦保安官。ロー・フォンと結託し、チョンとロイを執拗に追いかける。
アンドリュース(ジェイソン・コネリー)
ペペ姫の英語教師。ロー・フォンの手先としてペペ姫を唆し、紫禁城から誘拐する。

映画『シャンハイ・ヌーン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『シャンハイ・ヌーン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『シャンハイ・ヌーン』のあらすじ【起】

1881年の清朝中国、紫禁城。望まぬ結婚を強いられる王女ペペ姫は、英語教師アンドリュースの誘いに乗ってアメリカへ渡ろうとしていた。その現場を目撃した近衛兵のチョン・ウェンは去りゆく姫を引き留めたが、姫は振り切って行ってしまう。

後日、皇帝のもとに姫の身代金として金貨10万枚を要求する書状が届き、受け渡し場所にアメリカはネバダ州、カーソン・シティの教会を指定してきた。

近衛兵の中から三人の精鋭が選ばれ、身代金を届けるために派遣されることになった。姫を最後に見たチョンは選ばれなかったが、通訳士の叔父の口利きで荷物持ちとしての同行を許された。

7週間後。アメリカ、ネバダ州。チョンたちを乗せた列車をロイ・オバノン率いる強盗一味が狙っていた。列車を襲撃したロイたちは、乗客から金目のものを巻き上げ始めた。ロイは手荒な振る舞いを禁じたが、イカれた新入りのウォラスがチョンの叔父を射殺してしまう。

最後尾のデッキにいたチョンは叔父の遺体を見つけ激昂し、ロイたちの車両へ向かった。ロイは金庫にダイナマイトをしかけていたが、誤って金庫を車外に吹き飛ばしてしまう。そこへチョンが踏み込み、一味と格闘になった。機関車に乗り移ったチョンは車両を切り離し、仲間の一行から離れてしまう。

映画『シャンハイ・ヌーン』のあらすじ【承】

アンドリュースに連れられたペペ姫は、中国移民たちが働く鉱山を訪れた。そこには元清朝近衛兵の裏切り者、ロー・フォンが待っていた。ローはアンドリュースを使ってペペ姫を紫禁城から誘拐したのだった。アンドリュースは倍額の報酬を要求し、その場でローに殺された。

一人荒野を彷徨っていたチョンは、列車強盗の失敗から仲間に裏切られ、首から下を地中に埋められたロイと再会する。ロイはチョンの叔父殺しを狂った手下の仕業と釈明し、助けを求めた。チョンはカーソン・シティの方角を聞き出すと、ロイをそのまま放置して立ち去った。

カーソン・シティを目指して山越えしていたチョンは、敵対部族に追われるスー族の少年を助け、族長の歓待を受ける。翌朝、目覚めたチョンの隣には見知らぬ女が眠っていた。女は族長の娘フォーリングで、チョンは押し付けられるままに彼女と結婚する。

チョンはとある町の酒場で博奕に興じるロイを見つけた。チョンは嘘の道を教えられたことでロイを責めた。その際、図らずもロイのイカサマが露見し、酒場中を巻き込む乱闘に発展する。チョンとロイは騒ぎの張本人としてブタ箱にぶち込まれた。

檻の中で二人は次第に打ち解けていった。チョンの金貨の話に色めき立つロイは、一攫千金を狙って協力を申し出る。二人が脱獄を企て悪戦苦闘し始めたそのとき、銃声と共に牢獄の壁が崩れ落ちた。チョンの新妻フォーリングが助けに来たのだった。

映画『シャンハイ・ヌーン』のあらすじ【転】

チョンとロイはカーソン・シティに入った。町にはローの手が回り、二人の手配書が貼られていた。そこにローと結託する連邦保安官ネーサンが現れ、二人を追い詰めた。ロイはネーサンに決闘を強要され窮地に立つが、ネーサンの部下を倒したチョンが助けに入り、辛くもその場を逃れた。

情報収集のために娼館を訪れた二人は、しこたま飲んで酔っ払う。ロイが娼婦に“中国人は仲間でも友達でもない”と話すのを聞いてしまったチョンは、失望して去ろうとする。出口へ向かったチョンは偶然ネーサンと鉢合わせ、彼を殴り倒した。騒ぎを聞きつけたロイは、チョンを連れて逃げようとするが、泥酔していて捕まってしまう。

チョンたちはローの前に突き出され、金貨のありかを尋ねられた。しかし、何も知らないことがばれると絞首台に送られた。野次馬の面前で縛り首にされる直前、またしても現れたフォーリングの銃弾がロープを切り、二人を逃がした。

娼館でのわだかまりを引きずるチョンは、ロイと別れて先へ進んだ。チョンは鉱山に辿り着き、労働者たちの中に身を置くペペ姫と再会した。ペペ姫は現地に残る決意を固めており、人質の自分が逃げれば労働者たちが殺されると言ってチョンに立ち去るよう命じた。事態を知って駆けつけたローがチョンを追い詰めたとき、馬を駆ったロイが現れ、チョンを攫って走り去った。

映画『シャンハイ・ヌーン』の結末・ラスト(ネタバレ)

身代金受け渡しの日。教会を訪れた近衛兵三人組を人質のペペ姫とロー・フォンが迎えた。身代金の箱が開かれると、その場にチョンが現れた。ローはチョンに銃を向けたが、そのローをロイの銃が狙っていた。

チョンはアメリカに残るというペペ姫の意志を尊重したかったが、近衛兵は皇帝の勅命をかざして帰国を迫った。姫の気持ちと任務の間で揺れ動くチョンは、遂に任務を捨てる決意をする。

そこへ、金貨の横取りを目論むネーサンが二丁拳銃を構えて踏み込んで来た。教会内はそれぞれの思惑が交錯する四つ巴の構図となった。隙を見てペペ姫が勅書を火にかけ、それを合図に各人入り乱れる戦いが始まった。

今や敵となった近衛兵を相手に応戦するチョンだったが、その隙にローがペペ姫を追い詰めていた。ペペ姫の救出に向かったチョンは、死闘の末に鐘楼の鐘を落とし、ローを吊り上げて仕留めた。一方、ネーサンを相手に決死の銃撃戦を強いられ、弾薬尽きていたロイも最後の一発で奇跡の勝利を収めた。近衛兵はチョンたちを認め、引き下がった。

教会が静寂を取り戻したそのとき、ウォラスの一味が銃弾を撃ち込んできた。互いに相棒を誓ったチョンとロイは、覚悟を決めて外へ出た。すると、俄かに銃撃が止んだ。フォーリングたちの一族がウォラスと仲間を包囲していた。

その夜の宴。チョンの隣にはペペ姫がおり、ロイはチョンに変わってフォーリングと恋仲になっていた。

ある日、列車を見下ろす丘の上に馬上のチョンとロイの姿があった。保安官に鞍替えした二人は、強盗団を追って丘を駆け下りていった。

映画『シャンハイ・ヌーン』の感想・評価・レビュー

ラッシュアワー』に続くハリウッド製ジャッキー映画は、内容もよく似たバディ・ムービー。肉体活劇よりコメディ・アクション重視で、そこは意見が分かれるところだろう。主演二人の反目と友情、人種問題やジャッキーの心の成長ドラマなどがサラリと盛り込まれている安定のシナリオ。往年西部劇の小ネタも散りばめ、ランディ・エデルマンのいかにもなスコアが嬉しい。もはや“お家芸”なオトボケ演技のオーウェンや強いお姫様のルーシーもいい。(MIHOシネマ編集部)


髪の長いジャッキー・チェンが新鮮だったが、意外と似合っていたと思う。相変わらずキレの良いアクションは健在で、無駄のない動きに惚れ惚れした。アクションシーンは緻密に計算されているのだろうが、それをこなせるのが凄い。
ロイはお調子者でダメ男なのだが、何だか憎めないキャラクターだった。チョンとロイが一緒に過ごすうちに友情を深めていく様子が見られておもしろかった。ふっと笑える要素もあり、気軽に楽しめる作品だと思う。(女性 30代)


ジャッキー・チェンにオーウェン・ウィルソン、ペペ姫はルーシー・リューとかなり豪華なキャストが揃っていながらも、内容ははちゃめちゃコメディでお腹を抱えて笑ってしまいました。ジャッキー・チェンの髪が長いのに違和感しか無かったのですが、そんなことどうでも良くなってしまうほど面白いシーンの連続で終始笑っていた気がします。
過去の作品のオマージュなどもあり、映画通はより楽しめる作品だと思います。(女性 30代)

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