12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

仕事人間だった父が会社を突然辞職してきた。辞めた理由を言おうとはしなかったため、家族は困惑する。息子のアキオは父の本心を知るため、オンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』の世界に誘うことにした。

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の作品情報

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

タイトル
劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
原題
なし
製作年
2019年
日本公開日
2019年6月21日(金)
上映時間
114分
ジャンル
ヒューマンドラマ
監督
野口照夫
山本清史
脚本
吹原幸太
製作
依田巽
宮田昌広
吉田直樹
製作総指揮
久保忠佳
キャスト
坂口健太郎
吉田鋼太郎
佐久間由衣
山本舞香
前原滉
今泉佑唯
野々村はなの
和田正人
製作国
日本
配給
ギャガ

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の作品概要

テレビドラマ化・書籍化も行われたマイディー原作の人気ブログがついに実写映画化。テレビドラマ版からキャストが一新されており、坂口健太郎と吉田鋼太郎が主演を務めている。オンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』の世界を通じて父のことを理解しようとする息子の姿が描かれている。テレビドラマ版のオープニングを担当していたGLAYの『COLORS』が主題歌に起用されている。スタッフはテレビドラマ版から続投されており、野口照夫が監督を山本清史がゲームパートの監督をそれぞれ担当した。

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の予告動画

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の登場人物(キャスト)

岩本アキオ(坂口健太郎)
岩本家の長男で、暁の息子。広告代理店で働いている。幼い頃に父とゲーム『ファイナルファンタジーIII』で遊んだことがある。マイディーというハンドルネームで、オンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』の世界を楽しんでいる。
岩本暁(吉田鋼太郎)
仕事人間で、単身赴任を行っていた。真面目で口下手な性格。ある日突然会社を退職する。ある秘密を抱えている。

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』のあらすじ(ネタバレなし)

岩本暁は典型的な仕事人間で、単身赴任をしていたためほとんど家にいることがなかった。そんな暁が突然会社を辞めてくる。暁は仕事を辞めた理由を話そうとはしなかった。妻の由紀子、息子のアキオ、娘の美樹はそんな暁の態度に困惑する。

アキオは働いてばかりだった父のことを何も知らなかった。ふと父の背中を見て、「この人が死んだとき、僕は泣くのか」という思いが頭を過った。アキオは父と向き合い父の本音を知るため、オンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』の世界に父を誘うことにした。

アキオは自分が息子だと知らせないまま、ゲームの世界で父と接触した。暁は真面目で口下手な性格が嘘のように、ゲームの世界を思いっきり楽しんでいた。暁は幼い頃に息子とゲームをして遊んでいたときのことを思い出していた。そんなある日、暁が抱えていたある秘密が発覚する。

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?
映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の感想・評価

大人気実話ブログを映画化

原作者マイディーは、ブログ『一撃確殺SS日記』の中で『光のお父さん』というタイトルのブログ日記の連載を行っていた。それは、60歳を超えるゲーム好きの父をオンラインゲームの『ファイナルファンタジーXIV』の世界に招待し、親孝行をしたいという内容だった。ブログは累計1000万アクセスを超え、多くの人の心を掴んだ。そこから、書籍化、テレビドラマ化と多岐に渡ってメディア化が行われている。

テレビドラマ版は2017年にTBS系列で放送されただけでなく、ネット配信サービスのNetflixでも公開された。約230カ国の国と地域で視聴され、日本国内に留まらず世界中から大きな反響を呼ぶ作品となった。Netflixでは特別篇の『僕たちは、あるちゃんのエタバンに奔走した。』が公開された。

テレビドラマ版からキャストを一新

テレビドラマ版では主人公を千葉雄大が主人公の父を大杉漣がそれぞれ演じていた。しかし、映画化への準備を始めた矢先、大杉漣が急逝してしまう。そこで協議した結果、映画版ではキャストが一新されることになった。主人公の岩本アキオを坂口健太郎が、父の暁を吉田鋼太郎が演じることになった。その他のキャストもドラマ版から一新しており、原作版には存在しないアキオの妹の岩本美樹が登場する。

吉田鋼太郎は名脇役として、今や日本のドラマ界・映画界には欠かせない存在となっている。映画やドラマだけでなく、蜷川幸雄演出の舞台『タイタス・アンドロニカス』や吉田鋼太郎自身が演出を担当した舞台『ヘンリー八世』など多くの舞台にも出演しており、高い演技力に定評がある俳優である。

力を注いだゲームパートの撮影

俳優達が演技をしている実写パートの部分ももちろん大切ではあるのだが、本作ではオンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』の世界が舞台となっているゲームパートの部分も物語の中で重要な位置を占めている。

ドラマ版では何万人もの人がゲームをしているサーバーの中でゲリラ的に撮影が行われていた。だが、映画版ではスクウェア・エニックスから特別に提供されたサーバーの中で撮影が行われており、監督による演出の指導ができるようになった。また、プレイヤーとして原作者のマイディーだけでなく、マイディーが行った「光のお父さん計画」に協力した仲間達が参加している。

ゲームの画質や解像度も追及されており、スクリーンで美しい『ファイナルファンタジーXIV』の世界が楽しめるようになっている。

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の公開前に見ておきたい映画

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

今夜、ロマンス劇場で

坂口健太郎の代表作。モノクロ映画のヒロインと現実世界に生きる青年。出会うはずのない2人が出会い、恋に落ちる様子が描かれている。ファンタジック・ロマンス・ストーリー。ヒロインの美雪を演じたのは、日本テレビ系ドラマ『ホタルノヒカリ』やNHK大河ドラマ『八重の桜』など数々の話題作に出演している女優の綾瀬はるか。

1960年、牧野健司は映画監督を夢見ながら、中堅映画会社の京映で助監督として働いていた。牧野はモノクロオペレッタ映画『お転婆姫と三獣士』が大好きで、その作品を見ることが癒しとなっていた。いつしか、映画のヒロインである美雪に特別な思いを抱き始めていた。そんなある日、劇場に雷が落ち、スクリーンの中にいるはずの美雪が目の前に現れる。牧野は美雪との日々を楽しんだ。そんな中、人のぬくもりに触れてしまえば、美雪が消えてしまうことが発覚する。

詳細 今夜、ロマンス劇場で

ワイルド7

吉田鋼太郎の代表作。望月三起也原作のガン&バイクアクション漫画を元に制作された作品。1972年にドラマ化、2002年にアニメ化もされている人気作。映画版は俳優の瑛太が主演を務め、関ジャニ∞のメンバーである丸山隆平が共演している。吉田は公安調査庁情報機関・情報分析部門統括者の桐生圭吾を演じた。

凶悪化する犯罪社会。「悪党には悪党をぶつける」ため、国家は警視庁最凶の切り札として密かに元7人の犯罪者を選び出した。彼らは「ワイルド7」と呼ばれた。「ワイルド7」に与えられた新たな任務は、致死率90%以上にも上る凶悪なウイルステロ事件の捜査だった。その事件は、国家による巨大な陰謀の始まりだった。復讐を誓った謎の女まで現れ、捜査は難航する。

詳細 ワイルド7

たとえ世界が終わっても

野口照夫の代表作で、初の劇場長編監督作品。脚本も執筆している。ヒロインの宮田真奈美を演じた芦名星は、本作が映画初主演となった。芦名の相手役を務めたのは、演劇ユニット「TEAM NACS」の一員としても有名な俳優の安田顕。自殺を望むヒロインが偽装結婚を契機に「生」や「愛」を見つめ直す様子が描かれている。

宮田真奈美は余命数年だと医師から宣告され、人生に絶望する。そこで、インターネットで出会った人達と共に集団自殺をすることにした。しかし、集まった人達は自殺する気はなく、好き勝手なことを話して帰って行ってしまう。残された宮田は、ビルから飛び降りることにした。そんな彼女の前に、自殺サイトの管理人・妙田が現れる。妙田はカメラマンの長田寛治と偽装結婚をすれば死ぬための薬を渡すと提案した。宮田は提案を飲むことにした。

詳細 たとえ世界が終わっても

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の評判・口コミ・レビュー

映画『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』のまとめ

連載最終回がYahoo!ニュースで取り上げられるほどだった人気ブログの実写映画化。テレビドラマ化も行われており、ファイナルファンタジーシリーズを題材にした商業作品としては初の試みとなった。物語の舞台の1つとなっているオンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』は、プレイヤー数1600万人を突破する大人気ゲームである。ゲームパートの動き・画像・解像度にも力が注がれているため、『ファイナルファンタジーXIV』のゲームファンにとっても楽しめる作品となっている。

みんなの感想・レビュー