とんかつ屋『しぶかつ』の三代目の勝又揚太郎は、冴えない、モテない、仕事に対してやる気がない男だった。ある日、クラブでDJのパフォーマンスに衝撃を受け、「DJ」と「とんかつ屋」を両立させることを決意する。
映画『とんかつDJアゲ太郎』の作品情報
- タイトル
- とんかつDJアゲ太郎
- 原題
- なし
- 製作年
- 2020年
- 日本公開日
- 2020年10月30日(金)
- 上映時間
- 100分
- ジャンル
- コメディ
- 監督
- 二宮健
- 脚本
- 二宮健
- 製作
- 石原隆
池田宏之
瓶子吉久
小原一隆
村瀬健
唯野友歩 - 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 北村匠海
山本舞香
伊藤健太郎
加藤諒
浅香航大
栗原類
前原滉
池間夏海 - 製作国
- 日本
- 配給
- ワーナー・ブラザース映画
映画『とんかつDJアゲ太郎』の作品概要
アニメ化もされた、原案・イーピャオ、作画・小山ゆうじろうによる人気ギャグ漫画を元に制作された作品。人気俳優の北村匠海が主演を務め、とんかつ屋『しぶかつ』の三代目で冴えない、モテない、仕事に対してやる気がない男・勝又揚太郎を演じた。「とんかつ屋」と「DJ」の両立を目指して奮闘する勝又揚太郎の姿が描かれている。山本舞香、伊藤健太郎、加藤諒、浅香航大、栗原類ら豪華で個性的なキャストが脇を固めている。
映画『とんかつDJアゲ太郎』の予告動画
映画『とんかつDJアゲ太郎』の登場人物(キャスト)
- 勝又揚太郎(北村匠海)
- 渋谷にあるとんかつ屋『しぶかつ』の三代目。クラブでDJのパフォーマンスに魅せられ、とんかつ屋とDJの両立を目指すことを決める。
- 服部苑子(山本舞香)
- スタイリスト見習い。揚太郎の一目惚れの相手で、憧れの女性。
- 屋敷蔵人(伊藤健太郎)
- 人気DJ兼IT企業「Y-Cloud」の社長。勝又揚太郎のライバル。無表情で、落ち着いた人物。
映画『とんかつDJアゲ太郎』のあらすじ(ネタバレなし)
勝又揚太郎は渋谷にあるとんかつ屋『しぶかつ』の三代目。冴えない、モテない、仕事に対してやる気がない男だった。スタイリスト見習いの服部苑子に好意を寄せていたが、思いを伝えることはできず眺めるだけの日々を送っていた。
ある日、クラブを訪れた揚太郎は、DJのパフォーマンスに衝撃を受ける。苑子のハートを射止めるため、自分もDJになることを決意する。揚太郎の心はやる気に満ち溢れていたが、話を聞いた友人達は突然のことに困惑していた。
揚太郎は「DJ」と「とんかつ」に共通点を見つける。フロアもとんかつも上手く「アゲられる」男になることを両親に宣言するが、全く相手にされなかった。ライバルの人気DJ・屋敷蔵人の存在に刺激を受けつつ、落ち目で適当な性格のDJオイリーの師事を受ける。果たして、揚太郎は「DJ」と「とんかつ屋」を両立させることができるのだろうか!?
映画『とんかつDJアゲ太郎』の感想・評価
幅広い年代の人に愛されたギャグ漫画を実写映画化
原案・イーピャオ、作画・小山ゆうじろうによる人気ギャグ漫画を元に制作された作品。「DJ」と「とんかつ」に共通点を見出した主人公が、「DJ」と「とんかつ屋」を両立させようと奮闘する物語が描かれている。原作の漫画はアプリケーション及びウェブサイト『少年ジャンプ+』で連載され、全11巻が絶賛発売中である。
テレビアニメ化もされており、2016年4月~6月の期間、読売テレビやTOKYO MXで放送されていた。子供向けアニメ『おじゃる丸』を手掛けたことでも有名な大地丙太郎が監督を務め、山下大輝、石井康嗣、茶風林、津田健次郎ら人気声優が声の吹き替えを担当している。またそれだけでなく、2016年に体感型ゲームも開催されており、子供から大人まで幅広い年代から支持を集めた作品である。
「DJ」と「とんかつ屋」の両立を目指す男・勝又揚太郎
主人公の勝又揚太郎は、渋谷にあるとんかつ屋『しぶかつ』の三代目。冴えない&モテない男で、仕事に対してもやる気がなかった。ある日、ひょんなことからクラブを訪れた揚太郎は、そこでDJのパフォーマンスを始めて目の当たりして衝撃を受ける。DJという存在に憧れを抱き、「DJ」と「とんかつ屋」を両立させることを宣言する。
揚太郎はDJ初心者ながら「DJ」と「とんかつ屋」の共通点を見出し、音楽の才能を開花させていく。しかし、人気DJになるための道のりは、大変なものだった。人気DJでライバルの屋敷蔵人、憧れの女性の服部苑子、師匠となるDJオイリー、友人や両親など、色んな人の存在が揚太郎に様々な影響を与えていく。果たして、揚太郎は人気DJとなり、とんかつ屋の仕事と両立させることができるのだろうか?
個性的なキャストが集結!
主演を務めたのは、ダンスロックバンド「DISH//」のリーダーである北村匠海。北村が演じた勝又揚太郎は冴えない、モテない、仕事に対してのやる気がない男。真逆とも言える勝又揚太郎というキャラクターをどのように演じたのか、注目して欲しい。
揚太郎が憧れるヒロインの服部苑子役は、同性から支持されている若手女優の山本舞香。ファッション雑誌『LARME』のモデルとしても活躍している人物である。
その他、揚太郎のライバルで人気DJの屋敷蔵人役は、若手俳優の伊藤健太郎。揚太郎の友人の室満夫役は俳優の加藤諒、友人の白井錠助役はモデルの栗原類など、個性的なキャストが脇を固めている。また、ダンス&ボーカルグループ「TRF」のメンバーであるDJ KOOと人気YouTuberのフワちゃんが本人役で出演することが明かされている。
映画『とんかつDJアゲ太郎』の公開前に見ておきたい映画
チワワちゃん
二宮健が監督&脚本を担当した作品。漫画『ヘルタースケルター』を手掛けたことでも有名な岡崎京子原作の漫画を元に制作された。ロックバンド「Have a Nice Day!」の楽曲『僕らの時代』が主題歌に起用されている。とある殺人事件を軸に描かれた青春群青劇。門脇麦、成田凌、寛一郎、玉城ティナら豪華なキャストが出演している他、人気女優の栗山千明が事件を追うライター役で友情出演を果たしている。
バラバラ殺人事件が起こり、被害者の身元が判明した。被害者の名は千脇良子。仲間からはチワワちゃんというあだ名で呼ばれている女性だった。ミキは他の友人達と共にチワワちゃんとよく遊んでいたため、事件を知って衝撃を受ける。ある日、ライターのユーコが訪ねて来て、事件についての取材を受ける。ミキはチワワちゃんとの出会いや、お金が入ったバックを強奪した日の出来事を思い返した。
詳細 チワワちゃん
影踏み
北村匠海は主人公の弟・真壁啓二を演じた。横山秀夫原作のミステリー小説を元に制作された作品。映画『月とキャベツ』でタッグを組んだ篠原哲雄監督とシンガーソングライターの山崎まさよしが、再びタッグを組んだことで大きな話題を集めた。山崎は主演を務めた他、主題歌と劇中音楽を担当している。
「ノビ師」とは、深夜の寝静まった民家に侵入し、現金を盗み出す忍び込みのプロのことである。ある日、ノビ師の真壁修一は忍び込んだ家で、放火殺人を犯そうとしている住人の姿を目撃してしまう。真壁は犯行を止めようとして、刑事に逮捕された。しかし、放火殺人未遂事件は公にされなかった。二年後、出所した真壁は、放火殺人未遂事件について調査を開始する。真壁の脳裏には、20年前に起きたある事件の記憶があった。
詳細 影踏み
東京喰種 トーキョーグール S
山本舞香が出演しており、ヒロインの霧嶋董香を演じている。全世界での累計発行部数が4400万部を超える石田スイ原作の人気漫画を元に制作された。2017年7月29日に劇場版第一弾目となる『東京喰種 トーキョーグール』が公開されている。俳優の窪田正孝が、前作に引き続き主演を務めている。
人の姿をしながら、人を喰らう存在がいた。その者達は「喰種(グール)」と呼ばれていた。金木研はある出来事をきっかけに、半分喰種の体になってしまう。喰種は人を食べないと生きていけなかったが、金木はその事実を受け入れることができなかった。喰種、人間、両方の社会で生きられるように模索していた。一方、喰種が訪れる謎のレストランが存在していた。美食家の月山習は、半喰種の金木に興味を持つ。
映画『とんかつDJアゲ太郎』の評判・口コミ・レビュー
『とんかつDJアゲ太郎』見てきました。非常に良くできていて、面白い。何よりも主演の北村匠海の芝居の緩急の素晴らしさ、そしてやはり伊勢谷友介と伊藤健太郎という2人の俳優の才能を惜しまずにいられない。『チワワちゃん』の二宮健監督で、クラブカルチャーをちゃんと大衆向けエンタメに昇華してる
— CDB (@C4Dbeginner) October 30, 2020
『とんかつDJアゲ太郎』
コメディとしては今一笑えなかったが、アゲ太郎の成長ドラマに泣いてしまった✨北村匠海が天然キャラをノリノリで怪演!とんかつ造りの動きを取り入れたステージ💃ラストの選曲に思わずニンマリ☺負け犬キャラの伊勢谷友介、勝ち組の伊藤健太郎、共に良かっただけに悔やしいね pic.twitter.com/8gVH81caFl
— 続・池袋らぶせくしー (@RUsrjkCwbF354K8) November 1, 2020
『とんかつDJアゲ太郎』観た。
原作を1本の映画として上手い感じに調理していて面白かったけど、業界から干されてバイトに勤しむ伊勢谷友介とか、「まんまとあげられちゃったよ」って言っちゃう伊藤健太郎とか、真面目なシーンなのに笑ってしまうのは完全に事故 pic.twitter.com/CIRKsGER0V— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) October 30, 2020
『とんかつDJアゲ太郎』
起承転結の起承は正直ダレ気味だったのが、転結で見事に盛り返してくれた感じ。北村匠海は明るい役も全然いける。デトロイト・メタル・シティといい、たとえ漫画的こじつけだろうと家業スキルがステージで活きるのは熱いね。選曲の良し悪しについては疎いもんで分からんです。 pic.twitter.com/vEYXD2RVKw— エンバ (@enba_mitsuyoshi) October 31, 2020
「とんかつDJアゲ太郎」
とんとん拍子にサクッと進んでいく夢物語的映画でした。正直、バイブスがぶちアガる出来ではなかったですが、とんかつとDJがひとつになった”とんかつビート”はアガりました。仲間たちとこんな風に同じ方向を向けたら毎日が楽しそう。このチョロ甘な世界線で私も生きてみたい… pic.twitter.com/NUur0IsVTH— 脳内シークレット (@SecretSpacer) October 31, 2020
映画『とんかつDJアゲ太郎』のまとめ
主人公の勝又揚太郎は、渋谷にあるとんかつ屋『しぶかつ』の三代目。二代目である父の熱い指導も虚しく、揚太郎は仕事に対してやる気がなかった。そんなある日、DJのパフォーマンスに魅せられ、「DJ」と「とんかつ屋」を両立させることを決意する。本作のメガホンを取ったのは、「第3回高校生映画コンクール映画甲子園・監督賞」を受賞した経歴を持つ二宮健。世界的人気歌手のブルーノ・マーズの楽曲『ラナウェイ・ベイビー』が主題歌に起用されている。
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