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映画『バッドボーイズ』あらすじとネタバレ感想

映画『バッドボーイズ』の概要:「バッドボーイズ」(Bad Boys)は1995年のアメリカ映画。「トランスフォーマー」のマイケル・ベイ、映画監督デビュー作。製作は「ビバリーヒルズコップ」のドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマー。主役は「メン・イン・ブラック」のウィル・スミスと「ビッグママ・ハウス」のマーティン・ローレンス。メインヒロインには「ディープインパクト」のティア・レオーニ。

映画『バッドボーイズ』 作品情報

バッドボーイズ

  • 製作年:1995年
  • 上映時間:118分
  • ジャンル:コメディ、アクション
  • 監督:マイケル・ベイ
  • キャスト:マーティン・ローレンス、ウィル・スミス、ティア・レオーニ、チェッキー・カリョ etc

映画『バッドボーイズ』 評価

  • 点数:80点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

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映画『バッドボーイズ』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『バッドボーイズ』のあらすじを紹介します。

麻薬特捜班の刑事であるマーカス(マーティン・ローレンス)とマイク(ウィル・スミス)。私生活でも親友であり、家族もちのマーカスと潔癖症のマイクは顔を突き合わせると口喧嘩を楽しんでいる。

ある日、マイアミ署に何者かが侵入した上、押収されていた大量のヘロインを盗んでいった。内部の人間の手引き無しにはできない。ハワード警部(ジョー・パントリアーノ)は、マスコミとFBIにばれる前に盗まれたヘロインを再び押収するよう、二人を強制的に担当に付ける。

そんな中、マイクの彼女であるマックスが殺されてしまう。その現場を目撃したジュリー(ティア・レオーニ)はフーシェたちに追われ、マイクのマンションに逃げ込む。そこへマーカスがやって来たために彼をマイクと誤解したジュリー。ジュリーの必死な様子に、マーカスはそのままマイクの振りをしてしまう。

翌日、事情を知った警部はマーカスとマイクに目撃者の彼女をそのままガードし、同時に事件の捜査を続行するように命じる。
互いに互いの振りをすることになってしまったマーカスとマイク。お互いの行動にイライラしながら、ジュリーの前で入れ替わりを必死に演じる。

バー「クラブヘル」にフーシェの部下ノアが来ることを知り、乗り込むマイクとマーカス。そこへマックスを殺したノアへの復讐を狙ってジュリーが現れる。ノアを捕えたかったマーカスたちだが、混乱の末必死に逃走することとなり、銃撃戦の末、追跡してきたノアを死なせてしまう。

入れ替わり生活に戻った二人。結局、ジュリーを連れ回しながらの捜査を続けていた。
そこへマンションを見張っていたフーシェたちが乗り込んで来る。必死に応戦するものの、目の前でジュリーが拉致されてしまう。

怒りに震える二人の反撃が始まる…。

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映画『バッドボーイズ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『バッドボーイズ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

記念すべきマイケル・ベイのデビュー作

初監督ながらその才能に驚かされる。

今では大御所となったマイケル・ベイは、この作品を皮切りに、メジャー作品を次から次へと発表することになる。この後も「ザ・ロック」や「アルマゲドン」などを手掛けていき、その活躍は留まるところを知らない。

この作品においても既に、マイケル・ベイならではの映像技術がレベルの高さを証明している。主役の2ショットが螺旋状に上昇する映像は非常に有名で、その手法及び演出が、アメリカでは「ベイ・ヘム」という造語で表現されるほどだ。
もちろんお得意の、ど派手な爆発シーンも圧巻である。銃撃戦はいたるところに登場し、フーシェとの対決まで怒涛のシーンの数々にくぎ付けとなるだろう。

主役二人の演技も秀逸で、黒人ならではのスラングまじりで軽快な、リズム感溢れる会話にいつの間にか夢中になっている。会話に聞き入りながら、気がつくとストーリーはどんどん進行していく。

そんな画面いっぱいに広がる迫力に、最後まで楽しませてもらえる作品である。

将来性のあるキャスティング

この作品における、将来性を見込んだキャスティングは実に素晴らしく、ラッパーとして有名だったウィル・スミスがスターになったのもこの作品である。現在の彼の活躍は、この作品無しではありえないだろう。クールなキャラクターが、観客のみならず製作者たちにも認知されることとなる。

マーティン・ローレンスも、コメディアンだけに留まらない才能を証明して見せた。現在でも活躍中の彼は、コメディ映画に主演するだけでなく、声優としても、「オープンシーズン」において主役を演じている。エディ・マーフィーなど有名な役者との共演も多い。

脇を固める俳優も、現在でも活躍中の俳優ばかりだ。

ティア・レオーニはこの作品以降、「ディープインパクト」に出演してさらに活躍の場を広げていく。現在ではテレビシリーズの主演を抱え、作品が途切れることは無い。

警部役のジョー・パントリアーノは名脇役として有名で、マトリックスでも印象的な役どころを演じている。


設定としてはよくあるバディもので目新しさは少ないかもしれないが、安定感があって非常におもしろい作品。何と言っても、マーティン・ローレンスとウィル・スミスが共演しているのが非常に豪華で素晴らしい。二人のテンポの良い掛け合いは、何度見ても飽きない。アクションシーンもなかなか派手で、力を入れて制作したのが伝わってくる。
ヒロインのジュリーは結構個性的なキャラクターで、主人公二人に負けないインパクトがあった。(女性 30代)

映画『バッドボーイズ』 まとめ

娯楽性の高いアクション映画。

初監督作品とは思えない派手な演出が飽きさせず、以降のマイケル・ベイ作品にもつながる要素が随所に見られ、楽しませてくれる。バディ作品は数も多く、平凡になりがちな設定である。しかしながら、主役二人の魅力的な演技とアクション満載のテンポ良い演出で、まさにジェットコースターさながら。あっという間にラストシーンまで見させられる。

実は、監督仲間の間には「監督刑務所」という単語が存在し、デビュー作の興行が失敗した監督にはその後一切のオファーが来ない、という過酷な法則があると言われている。ベイ本人曰く、絶対失敗できない作品だったとのこと。その才能で刑務所に入るどころか、現在では数々のヒットメーカーとなったマイケル・ベイ。彼の活躍に今後も期待したい。

このキャストと製作陣だからこそ、何度も続編が熱望されるのも納得の、まさにエンターテインメントなアクション映画である!

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