映画『アンダーウォーター』の概要:海底から資源を掘削する大型の水中施設は、大地震の衝撃を受け崩壊寸前となった。さらに、その地震によって未知の生命体が目を覚ましてしまい、数少ない生存者達を襲いはじめた。乗組員のノラは、生き残るために脱出ポッドを目指す。
映画『アンダーウォーター』の作品情報
上映時間:95分
ジャンル:ホラー、SF
監督:ウィリアム・ユーバンク
キャスト:クリステン・スチュワート、ヴァンサン・カッセル、T・J・ミラー、マムドゥ・アチー etc
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映画『アンダーウォーター』の登場人物(キャスト)
- ノラ(クリステン・スチュワート)
- ティアン社が出資する海底の巨大掘削施設で、エンジニアとして勤務する女性。地震の予兆に一早く気付き難を逃れたものの、未知の生物の脅威に晒される。婚約者のサムという男性がいたが、夜の海へ出掛け行方不明になってしまった過去を持つ。
- キャップ(ヴァンサン・カッセル)
- ケプラー基地の船長。脱出ポッドを目指すため、ノラを含む生存者と共にローバック基地へ向かう。ノラと同年代の娘がいる。
- ロドリゴ(マムドゥ・アチー)
- ノラのいた居住区域で唯一生き延びた乗組員。ノラが被ろうとした潜水服のヘルメットに傷を見付け、自分のヘルメットと交換した。
- エミリー(ジェシカ・ヘンウィック)
- 生物学者。スミスの恋人。潜水経験はなく、地震による施設の崩壊と未知の生物による脅威でパニックに陥ってしまう。
- スミス(ジョン・ギャラガー・Jr)
- オペレーター。エミリーの恋人。キャップに並ぶ冷静な洞察力で、未知の生物の存在を明かした。海底を歩いている途中で襲撃され、意識を失ってしまう。
- ポール(T・J・ミラー)
- ウサギのぬいぐるみに“リトル・ポール”と名付け、肌身離さず持ち歩いている変わり者。未知の生物に怯むことなく、手で鷲掴み船内へ持ち帰った。
映画『アンダーウォーター』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アンダーウォーター』のあらすじ【起】
海底の資源採掘を行うティアン社の巨大施設では、316名の作業員が日夜採掘を行っていた。その内の一人でエンジニアのノラは、生活区域のあるケプラー基地で寝支度を整えている最中だった。自らを悲観論者と評する彼女は、死別した婚約者・サムが言っていた「あるのは時間ではなく、その瞬間」という言葉を反芻した。
ノラが水漏れに気付いた瞬間、轟音が響き渡ると共に外壁が大きく崩れ出した。彼女は下着のまま安全地帯へ駆け出し、早く逃げるよう叫んで走った。彼女に追いついたのは、同僚のロドリゴ一人だけであった。
ノラとロドリゴは迫り来る崩壊と水鉄砲から施設を守るため、こちらへ向かってくる二人の作業員を確認しながらも遮断壁を降ろした。モニターにはマグニチュード10の地震が発生したと表示されており、避難警報のアナウンスは「ケプラー基地は70%損傷、原子炉は不安定」と繰り返した。二人は脱出ポッドのある部屋まで急いだ。
浸水と崩壊が進んでいる通路を進む途中、ノラとロドリゴは瓦礫に埋もれていたポールを救出。脱出ポッドのある部屋まで辿り着いた彼らは、自分以外の生存者22名を逃がし座り込んでいたキャプテン・ルシアンと合流した。
映画『アンダーウォーター』のあらすじ【承】
オペレーション室にはオペレーターのスミスと、その恋人である生物学者エミリーが避難していた。キャップとノラ、ロドリゴ、ポールは彼らと合流し、潜水艇が使えないこと、脱出ポッドが無いこと、無線のケーブルが切れていること、電力供給のための原子炉はメルトダウン寸前であることを確認した。崩壊寸前のケプラー基地を前に、キャップは3キロ先にある本拠地・ローバック基地へ海底を歩いて進もうと提案した。
長時間の船外活動経験者はいなかったが、ケプラー基地の酸素量は低下しており、エレベーターで海底へ降り、連絡通路を渡り中間基地で酸素を補給し、海台の目印を辿ってローバックへ行くという作戦は決行する他なかった。
そこへ、スミスが地震発生時の音声記録を持って来た。そこには作業員らの助けを求める声とは別に、生き物の鳴き声が記録されていた。
潜水服をまとい船外へ向かう準備をする中で、ロドリゴはヘルメットに傷があることを発見したが、ノラには状態の良いヘルメットを渡し自らがそれを被ると、皆と共に海底へ降りるエレベーター施設を目指した。
水中からエレベーター施設にやって来た彼らだったが、ロドリゴのヘルメットには徐々に亀裂が広がりはじめ、ハッチを開ける際の衝撃に耐えきれず破損。ロドリゴの潜水服は水圧に耐えられず爆発した。
映画『アンダーウォーター』のあらすじ【転】
ロドリゴを失いつつエレベーターで下降する5人は、近くにある脱出ポッドからの救助信号をキャッチした。スミスとポールが船外へ確認に向かうと、遺体を貪り食う小さな軟体動物の姿があり、ポールはそれを持ち帰った。
エミリーが未知の生物を調査しようとした時、全システムがダウンし地鳴りのような音が響いた。エレベーターの外壁は激しく叩かれ、外には巨大な生物の影がチラついた。彼らは急いで海底の連絡通路を突っ切ると、中間基地へ到着した。
中間基地の内部は崩壊が進んでおり、指令室までの道は瓦礫に塞がれ狭まっていた。ノラ、エミリー、キャップ、スミスの順で水中の瓦礫を潜り広い空間へ抜けたが、最後に来ようとしていたポールは、船内へ侵入していた謎の生物に潜水服ごと足を千切られ絶命した。
ローバック基地までの中間基地であるポセイドン級採掘現場は、水深1万500メートル地点にあった。キャップとノラは負傷したスミスに別の潜水服を着せ、不安とパニックで疲弊したエミリーは「人間が海底に穴を開け平穏を奪ったから、海はそれを取り返そうとしてる」と嘆いた。
海底を歩き出した4人だったが、謎の生物に引きずられ意識を失ったスミスを助けたキャップとノラの二人が、基地が爆発した衝撃に煽られ急上昇してしまった。潜水服は急激な水圧の変化に耐えられず軋み出し、キャップはノラを海底に向かって突き放すと、彼女の前で破裂した。
映画『アンダーウォーター』の結末・ラスト(ネタバレ)
海底で意識を取り戻したノラは、エミリーとスミスを探しながら旧採掘施設・シェパード基地に到着した。水深1万800メートル地点にある施設で途方に暮れるノラは、無線でエミリーとスミスに呼び掛けながら、武器を手に取り再び海底を歩き出した。
ローバック基地を目指すノラは、スミスを引っ張って歩くエミリーと再会した。二人はスミスを引いて歩き出し、ノラは婚約者と死別した過去を明かした。ノラはエミリーへ「彼を離さないで」と強く言った。
トリトン級採掘現場・ローバック基地に辿り着いた彼らだったが、入り口には無数の軟体動物が絡みつき、施設自体が彼らの巣になっていた。眠っている様子の彼らの中を潜り抜けようとした時、潜水服から「酸素量低下」のアラームがけたたましく鳴り響き、謎の生物達はノラに襲いかかって来た。彼女は信号灯を放って謎の生物を撃退、エミリーらと共に基地の中へ逃れることができた。しかし、水中には基地を覆う程巨大な彼らの親玉の姿があった。
スミスは意識を取り戻し、彼らは脱出ポッドに辿り着いた。しかし、ポッドは2台しかなく、ノラはスミスとエミリーを乗せて一人指令室に残った。船外では巨大生物が体内から無数の個体を放出しており、ノラがセンサーを見ると、それらは上昇する2台の脱出ポッドを目指していた。意を決した彼女は炉心にアクセスし炉心爆発を誘導、メルドダウンを引き起こし未知の生物の殲滅を図った。崩壊が進む指令室の窓から、ノラは巨大生物を包み込む美しい光を見た。
映画『アンダーウォーター』の感想・評価・レビュー
モンスターパニックの要素に加え、無闇に資源を搾取する人間社会への警告というテーマが垣間見える。環境破壊への問題提起的な作品であった。
『アビス』や『エイリアン』シリーズを彷彿とさせる描写やストーリーだったこと、エミリーが生物学者としての本領を発揮しなかったことに加え、1台の脱出ポッドに女性2人なら乗れたのではないか?という邪推で若干の消化不良はあれど、何故だか食い入るように観てしまう映画だった。
個人的には『オーシャンズ12』『オーシャンズ13』以降、久々にヴァンサン・カッセルの色気ある風貌をお目にかかれて嬉しかった。(MIHOシネマ編集部)
本作は、資源の採掘作業で海底の施設にいた作業員が地震によって未知の深海生物たちに襲われる恐怖を描いたSFホラー作品。
真っ暗闇の密室空間の中で深海エイリアンに遭遇する恐怖と緊張感ある演出が素晴らしかった。
特に、徐々に巨大な怪物が登場してくる辺りがエンターテイメント性が高くて面白かった。
巨大な深海エイリアンが観れて楽しかったし、深海の宇宙のような深さや果てしない奥行きといった恐怖演出も抜群でホラーとしても楽しめる大作。(女性 20代)
地震が発生し、深海にある研究所が壊滅的な状態に。そして地震によって覚醒した未知の生物が襲いかかってくるというパニックムービーなのですが、まず設定が面白いです。暗い深海が舞台なので全体的に息苦しい雰囲気があり、それが余計に緊張感や恐怖を感じさせています。
ヴァンサン・カッセルが好きなので彼の登場にはテンションが上がりましたが、意外とあっさりした展開で彼のファンとしては物足りなさがありました。
ひやひやする展開が続くのでとても疲れますが、先が読めないストーリーに夢中になってしまいました。(女性 30代)
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