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映画『ボディ・パーツ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ボディ・パーツ』の概要:移植されたのは、死刑囚の右腕だった。温厚な学者のビルは、腕の移植以来暴力的な行動に悩まされていく。そんな中、同じ死刑囚から移植された患者が次々と殺され始め…。移植をきっかけに恐怖に巻き込まれていくホラー作品。

映画『ボディ・パーツ』の作品情報

ボディ・パーツ

製作年:1991年
上映時間:89分
ジャンル:サスペンス、ミステリー、ホラー
監督:エリック・レッド
キャスト:ジェフ・フェイヒー、リンゼイ・ダンカン、ブラッド・ドゥーリフ、キム・デラニー etc

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映画『ボディ・パーツ』の登場人物(キャスト)

ビル・クルシャンク(ジェフ・フェイヒー)
犯罪心理学を専門とする教授。事故により右腕を失い、死刑囚フレッチャーの右腕を移植される事になった。決して声を荒げたり暴力を振るったりしない温厚な人物だが、移植手術を機に、無意識に暴力を振るうようになってしまう。妻と2人の子どもがいる。
アガサ・ウェブ(リンジー・ダンカン)
ビルにフレッチャーの腕を移植した医師。臓器ではなく体のパーツを移植するという実験的な移植手術を成功させ、功績を挙げる。裏から手を回して死刑囚フレッチャーの体を手に入れた。
チャーリー・フレッチャー(ジョン・ウォルシュ)
数々の殺人を犯した死刑囚。死刑となるはずだったが、ウェブ医師の移植実験のドナーとなる。頭部を切断され死んだと思われていたが、生きていて自分のパーツを求め、移植された人間を狙う。
レイシー(ブラッド・ドゥーリフ)
フレッチャーから左腕を移植された画家。フレッチャーの影響で、今まで浮かばなかったようなイメージが湧き出し人気画家となる。そのため移植された左腕に深く感謝している。
ドレイパー(ピーター・マーニック)
フレッチャーから両足を移植された若者。スポーツ好きな青年だったが、仕事中の事故で両足を失い、3年間車椅子生活だった。
カレン(キム・デラニー)
ビルの妻。ビルのためを思って移植同意書にサインをしたが、人が変わったようになってしまったビルに怯え、一時距離を置くことに。
ソーチャック刑事(ゼイクス・モカエ)
フレッチャーの事件を担当した刑事。ビルからの相談を受け、今回の事件に足を踏み入れる事となる。

映画『ボディ・パーツ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ボディ・パーツ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ボディ・パーツ』のあらすじ【起】

犯罪心理学の教授、ビル・クルシャンクは、教鞭をとるかたわら、刑務所で囚人の心のケアをする仕事をしていた。犯罪者の心は元に戻るのか、興味があったからだ。ある日、ビルは仕事に行く途中で交通事故に遭い、右腕を切断するほどの大ケガを負う。担当医師のアガサ・ウェブは、匿名のドナーから右腕を移植する事を提案、妻のカレンはビルの代わりに同意書にサインした。ビルは薄れ行く意識の中、厳戒態勢の手術室でドナーの頭部が切断されるのを目にする。手術は成功し、リハビリの末、ビルは新しい右腕を自由に動かせるまでになった。 退院の日には、画期的な移植手術に、マスコミが取材に殺到した。

ビルは元の生活に戻ったが、何かが以前と違うように感じ始めていた。恐ろしいイメージが頭に浮かんだり、突然腕がうまく動かなくなって剃刀で怪我をして声を荒げてしまったりしたのだ。温厚なビルにはこれまでなかった事だった。刑務所でのカウンセリング中、ビルはある死刑囚の腕に死刑を受ける者だけにつけられる印を発見し驚愕する。移植された右腕にも、まったく同じ印があったからだ。ビルは鑑識課で右手の指紋を照合してもらう。右腕のドナーは死刑執行済みのチャールズ・フレッチャーという男だった。彼は数々の殺人を犯した凶悪犯だった。

映画『ボディ・パーツ』のあらすじ【承】

ビルは自分の変化がフレッチャーの意思によるものではとカレンとウェブ医師に相談するが、2人とも切断された腕が別の意思を持つなどあり得ないと取り合わない。ビルは移植カルテを盗み読みし、他に2人、フレッチャーから体の一部を移植された人間がいることを知る。ビルは周りに内緒でこの2人を訪ねてみることにする。

1人目は左腕を移植された画家のレイシーという男だった。以前は平凡な風景画を描いていたが、移植以来次々とイメージがわくようになったというレイシーは、左手を使ってグロテスクな絵を描いていた。ビルはその絵と同じイメージが頭に浮かんだことがあることに気づき、疑いを深める。これらのイメージはフレッチャーが犯した殺人の記憶なのだ。しかし左腕のおかげで人気画家になったレイシーは、それを聞いても左腕に感謝するばかりだった。

ビルはフレッチャーの担当刑事に話を聞いてみることにした。担当刑事のソーチャック刑事によると、フレッチャーは死刑になるはずだったが、ウェブ医師が裏から手を回し、移植実験に使ったのだという。ソーチャック刑事も手術室でフレッチャーの首が切断されるのを見ていた。

ビルは息子と遊んでいて、反射的に右腕で暴力をふるってしまう。こんなことは今までなかったのにと、ビルも家族もショックを受ける。

2人目は両足を移植されたドレイパーという若者だった。ビルが後をつけると、マークは足が勝手にアクセルを踏み、危うく自動車事故を起こしかけるところだった。ビルはマークに話しかけるが、マークもまた、再び両足を得た事に感謝し、先ほどの異常事態もリハビリが足りないだけだと考えていた。

映画『ボディ・パーツ』のあらすじ【転】

ビルは寝ている間に右腕でカレンの首を絞めてしまう。怯える家族の安全を考え、ビルはしばらく家を出ることにする。ビルはウェブ医師に右腕をはずすよう訴えるが、移植手術で功績を得たウェブ医師は取り合ってくれなかった。

ビルはレイシー、マークと3人で飲みにいくが、店の客に化けもの扱いされ、思わず右手で殴り大げんかになってしまった。その帰り、マークは足が動かなくなり、不安にかられビルに電話する。しかしビルが電話を取ってすぐ、叫び声とともに電話が切れてしまう。異変を感じたビルがマークの家へ向かうと、マークは両足をもぎ取られて殺されていた。移植された者を狙っているのだと気づいたビルは、カレンに子ども達を連れて今すぐ家を出るよう電話する。

警察がかけつけ、ソーチャック刑事はビルを疑うが、ビルの頼みでレイシーの元に一緒に向かう事にする。しかし一歩間に合わず、レイシーは何者かに襲われて左腕をもぎ取られ、死んでしまう。次は自分の番だ。ソーチャック刑事の車で移動する途中、すぐ隣に首にギプスをしたフレッチャーが現れた。ビルは間一髪フレッチャーから逃れ、フレッチャーは逃げていった。車が爆発し、フレッチャーは左腕と両足を持って車から逃げ出す。そこにウェブ医師が現れた。事件を知りフレッチャーの後を追ってきたのだ。ウェブ医師は彼を保護する。

映画『ボディ・パーツ』の結末・ラスト(ネタバレ)

なぜ死んだはずのフレッチャーが生きているのか。ビルは真実を知るため、ウェブ医師の病院へ向かう。すると手術室には、機械に繋がれたフレッチャーの体と左腕、両足があった。とまどうビルの前にウェブ医師が現れ、今からビルの右腕を取り外すと告げる。ウェブ医師はフレッチャーの頭部移植までも成功させていたのだ。ビルはウェブ医師に銃を突きつけるが、フレッチャーに後ろから殴られ倒れてしまう。

ビルを拘束し、ウェブ医師は手術を始めようとする。するとそのとき、右腕が反抗しだし、拘束を解いてしまった。ビルの右腕はウェブ医師をなぎ払う。フレッチャーとの戦いの末、ビルはフレッチャーのものだった右手で彼の首を折る。フレッチャーの体と左腕両足を破壊したビルだったが、フレッチャーはまだ生きていた。フレッチャーが撃ったピストルは、ビルを外れウェブ医師に当たる。ビルは銃で今度こそフレッチャーを殺すのだった。

フレッチャーの死後、ビルの暴力的な行為はぱったりとやんだ。右腕は完全にビルのものになったのだ。

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    あらすじがバビル2世の最終章と同じだw

  2. PineWood より:

    冒頭のタイトル・バックの人体解剖図像から医学的なスタイルの映画を思わせた。殺人犯の移植された腕が蠢くのではと言う脅迫観念!其れがドラマをスリリングなものとした。