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映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

佐藤誠は元恋人・加藤かおりのFacebookのページを見つける。何気なく写真を確認していたとき、誤って友達申請のリクエストを送ってしまう。この出来事をきっかけに、彼女との日々を思い出す。

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の作品情報

ボクたちはみんな大人になれなかった

タイトル
ボクたちはみんな大人になれなかった
原題
なし
製作年
2021年
日本公開日
2021年11月5日(金)
上映時間
124分
ジャンル
ラブストーリー
青春
監督
森義仁
脚本
高田亮
製作
山本晃久
製作総指揮
坂本和隆
キャスト
森山未來
伊藤沙莉
東出昌大
SUMIRE
篠原篤
平岳大
片山萌美
高嶋政伸
製作国
日本
配給
ビターズ・エンド

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の作品概要

燃え殻原作のデビュー小説を元に制作された作品。高い演技力を誇る俳優・森山未來が主演を務め、女優・伊藤沙莉がヒロインを演じた。東出昌大、大島優子、SUMIRE、高嶋政伸、ラサール石井、萩原聖人などバラエティ豊かなキャストが出演している。映像作家の森義仁が本作で長編映画監督デビューを果たした。劇場公開と同じ日に、配信登録制のストリーミングサービス「Netflix」で配信されることが決定している。

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の予告動画

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の登場人物(キャスト)

佐藤誠(森山未來)
テレビ美術制作会社の社員。恋人・加藤かおりが心の支えだった。小説家を目指したことがある。
加藤かおり(伊藤沙莉)
佐藤誠のかつての恋人。「普通」が嫌い。佐藤誠に別れを告げぬまま、姿を消す。

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』のあらすじ(ネタバレなし)

加藤かおりは僕にとって、誰よりも好きになった人だった。ある日、佐藤誠は元恋人・加藤かおりのFacebookのページを見つける。何気なく写真を確認していたとき、誤って友達申請のリクエストを送ってしまう。

誠は懐かしい青春の日々を振り返った。1995年、誠は平凡な日々を送っており、毎日罪を犯していないことを確認するのが日課だった。自分で変だと思っていたが、雑誌の文通コーナーで知り合ったかおりにおもしろいと言われる。他人からおもしろいと言われたのは初めてだった。誠はかおりの存在が自分の中で大きくなるのを感じた。

誠とかおりは交際を始め、幸せな日々を送っていた。しかし、「今度CD持って来るからね」という言葉を最後に、かおりは姿を消してしまう。

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の感想・評価

芸能界にも愛読者が多数存在している、燃え殻原作のデビュー小説

本作は燃え殻原作のデビュー小説を元に制作されている。原作の文庫本には、シンガーソングライター・あいみょんと漫画家・相澤いくえが手掛けたエッセイ&漫画が収録されている。そのことでも大きな話題を集めた。芸能界にも愛読している者が多く存在しており、お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹、女優の吉岡里帆などが高く評価している。

原作者の燃え殻は小説家、エッセイストの他に、テレビ美術制作会社に所属して企画の仕事に携わっている。代表著書としては、エッセイ本『夢に迷って、タクシーを呼んだ』、エッセイ本『相談の森』などがある。2021年7月29日には小説第二弾目となる『これはただの夏』が刊行されており、これからの活躍がますます期待される人物である。

高い演技力を誇る俳優・森山未來×女優・伊藤沙莉

主演を務めたのは、高い演技力を誇る森山未來。代表作として、映画『モテキ』(11)、映画『怒り』(16)、映画『オルジャスの白い馬』(20)などがある。最近では、東京五輪の開会式でダンスパフォーマンスを披露し、大きな話題を集めた。本作では21歳~46歳の主人公・佐藤誠を演じている。

ヒロインの加藤かおり役を務めたのは伊藤沙莉。高い演技力はもちろんのこと、強い存在感を放つ女優として注目を集めている人物である。映画『獣道』(17)、Netflixで配信されているウェブドラマ『全裸監督』シリーズなどに出演している。その他、東出昌大、大島優子、モデルとしても活躍するSUMIRE、高嶋政伸、タレントのラサール石井、萩原聖人など、バラエティ豊かなキャストが脇を固めている。

CMやMVを手掛けてきた森義仁の長編映画監督デビュー作

映像作家の森義仁が、本作で長編映画監督デビューを果たした。森義仁は犬童一心、林海象らの作品で助監督を務めていた他、ロックバンド「サカナクション」の楽曲『三日月サンセット』のMVでディレクターデビューを果たした人物である。日清食品やNTTドコモなど大手企業のCMを多数手掛けており、「2017 ACC全日本CMフェスティバル フィルム部門(Bカテゴリー)ブロンズ」を始めとした様々な賞を受賞している。

脚本を手掛けたのは、深夜ドラマなどで助監督を務める高田亮。映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』(16)、テレビドラマ『グーグーだって猫である』シリーズの脚本を手掛けた他、映画『そこのみにて光輝く』(14)で脚本を手掛けて「第36回ヨコハマ映画祭 脚本賞」と「第88回キネマ旬報ベスト・テン 脚本賞」を受賞した。

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の公開前に見ておきたい映画

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

オルジャスの白い馬

森山未來初は本作で初めて海外映画の主演を務めた。森山と共に主演を務めたのは、「2018年カンヌ国際映画祭 女優賞」を受賞したサマル・イェスリャーモワ。日本出身の竹葉リサとカザフスタン出身のエルラン・ヌルムハンベトフが、監督&脚本を担当している。カザフスタンでオールロケが行われた。「第24回釜山国際映画祭 オープニング作品」。

オルジャスは早く大人になりたいと思っており、馬飼いである父の仕事を手伝おうとした。だが、いつも母親の手伝いをしろと父に拒まれてしまう。毎日そんな日々が続くと思っていた。だがある日、事件が起こり、父が帰らぬ人となる。ショックを受けるオルジャスと母のアイグリの元に、一人の男が訪ねてくる。実はその男、カイラートはアイグリの元恋人で、オルジャスの実の父親だった。カイラートは父であることを秘密にしていることを条件に、オルジャスと言葉を交わす。

詳細 オルジャスの白い馬

獣道

伊藤沙莉が須賀健太とダブル主演を務めた作品。実話を元に制作されており、居場所や愛を求めて必死に生きる若者達の姿が描かれている。お笑いコンビ「マテンロウ」のアントニー、元お笑い芸人のでんでん、女優の広田レオナなど、個性豊かなキャストが集結している。内田英治が監督&脚本を担当した。

愛衣の母は新興宗教に嵌まっていた。愛衣は母の元を離れて教団の施設で育った。だが、幹部達が逮捕されたことをきっかけに、再び母と一緒に暮らすことになる。母は愛衣に興味はなく、霊感商法に夢中だった。愛衣は学校に通うが周囲に馴染むことができなかった。居場所を求めて、知り合いの家を転々とする生活を送るようになった。一方、亮太は学校で愛衣に出会い、彼女に惹かれていく。

詳細 獣道

(500)日のサマー

ジャンル:ラブストーリー×コメディ×青春。地味な青年・トムが、美人秘書のサマーに振り回される姿を描いた恋愛映画。マーク・ウェブの初長編映画監督作品。「第13回ラスベガス映画批評家協会賞 脚本賞」を始め、様々な賞を受賞(またはノミネート)している。ジョセフ・ゴードン=レヴィットが主人公のトム役を務め、ズーイー・デシャネルがヒロインのサマー役を務めた。日本でも大きな話題を集めた作品。

トムが勤める会社に、サマーという名の女性がやってきた。トムはサマーに恋に落ち、彼女に振り向いてもらおうと頑張った。しかし、サマーは真実の愛を信じてはいなかった。誰の誘いにも応じず、トムのことも振り続けた。それでも、トムはサマーを諦めることができず、彼女を一途に愛し続けた。

詳細 (500)日のサマー

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』の評判・口コミ・レビュー

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』のまとめ

燃え殻原作のデビュー小説を元に制作された作品。1990年代~現代が物語の舞台になっており、その当時流行った音楽や懐かしのショップなども垣間見ることができる。ある出来事をきっかけに、自分に大きな影響を与えた元恋人との思い出を振り返る男性の姿が描かれている。甘酸っぱくほろ苦い恋愛を経験した主人公の姿に、多くの人が共感できるはずである。主人公の佐藤誠役を務めた森山未來は21歳から46歳までを演じているため、その変化にも注目して欲しい。

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