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映画『また、あなたとブッククラブで』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

人間は生きている中で、様々な選択をしなければいけない。本作では、4人の老年期を迎えようとしている女性達が、一冊の本をきっかけに新しい人生を歩み出す。果たして、官能小説に感化された彼女達が選ぶ新しい道は?

映画『また、あなたとブッククラブで』の作品情報

また、あなたとブッククラブで

タイトル
また、あなたとブッククラブで
原題
Book Club
製作年
2018年
日本公開日
2020年12月18日(金)
上映時間
104分
ジャンル
ヒューマンドラマ
コメディ
監督
ビル・ホールダーマン
脚本
ビル・ホールダーマン
エリン・シムズ
製作
アンドリュー・ダンカン
アレックス・サックス
ビル・ホールダーマン
エリン・シムズ
製作総指揮
テッド・ダイカー
アラン・C・ブロンクィスト
キャスト
ダイアン・キートン
ジェーン・フォンダ
キャンディス・バーゲン
メアリー・スティーンバージェン
クレイグ・T・ネルソン
アンディ・ガルシア
ドン・ジョンソン
リチャード・ドレイファス
製作国
アメリカ
配給
キノフィルムズ

映画『また、あなたとブッククラブで』の作品概要

北米でなんと、興行収入70億円もの大ヒットを博した人気作が、とうとう日本上陸。年齢を重ねた女性にとっては特に共感性の高い内容になっており、まるで自分が映画を見ているのか、自分のことを見ているのか分からなくなってくる。本作の主人公達を見ていると、年齢を重ねることも悪くないな、と思えるはず。たくさん笑って、泣いて良質な時間を過ごせる。自分の大切な友達や家族と見ることをぜひオススメする。これだけの大ヒットとなったことにも納得の良作。

映画『また、あなたとブッククラブで』の予告動画

映画『また、あなたとブッククラブで』の登場人物(キャスト)

ダイアン(ダイアン・キートン)
40年間連れ添った夫に先立たれた女性。未だに深い喪失感から立ち直れずにいる。
ビビアン(ジェーン・フォンダ)
複数の男性と肉体関係を持ち、自由奔放に生きてきた女性。未だに独身。
シャロン(キャンディス・バーゲン)
何十年も前に夫と離婚の経験がある女性。長い時が立っているにも関わらず、未だにその時の出来事を引きずっている。
キャロル(メアリー・スティーンバージェン)
結婚生活35年目という節目にして、離婚の危機に直面している女性。

映画『また、あなたとブッククラブで』のあらすじ(ネタバレなし)

ダイアン、ビビアン、シャロン、キャロルの4人は、長年時間を共にしている友人同士。しかし、彼女達はそれぞれ、とある問題に直面していた。ダイアンは夫に先立たれその喪失感から抜け出せず、ビビアンは複数の男性と関係性を持っていた。シャロンは未だに離婚のトラウマに悩まされていた。キャロルは熟年離婚間近。そんな彼女達の楽しみは、4人でそれぞれ同じ本を読み、後でみんなでその感想について語り合う『ブッククラブ』を開くこと。穏やかな時間を楽しんでいた彼女達だったが、一冊の本との出会いによって彼女達の人生が大きく変わることになる。彼女達が今回ブッククラブの題材に選んでしまった小説は、官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』…。

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映画『また、あなたとブッククラブで』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『また、あなたとブッククラブで』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『また、あなたとブッククラブで』の感想・評価

本が持つ力

読書をする機会はあるだろうか。様々な娯楽に溢れた現代において、ゆっくりと腰を据えて本と向かい合う時間、というのは中々贅沢のように思われる。本は、あらゆる場所を読み手に連れて行き、これまで触れてこなかった考えや感情を与えてくれる。一冊との本の出会いが、人の人生を大きく変えてしまうことだってあるほどだ。最新作の主人公達のように、それが例え官能小説であろうと、雑誌の一コラムだろうとどんな本であっても構わない。その人が特別と感じれば、それはきっとその人だけの特別な本なのだ。読書好きな人であれば既に経験したことがある感情かもしれない。ぜひ、まだ自分の人生の一冊に出会っていない人は、そんな一冊に出会うべく、図書館や本屋に足を運んでみよう。

第二の人生を考える時

ただがむしゃらに人生を駆け抜けて、たどり着いた老年期。仕事を引退し、ひたむきに育ててきた子供達も巣立っているかもしれない。これまで当たり前だった日常が終わり、第二の人生が始まるのだ。こういった、人生の転機は長い人生の中で何回も訪れる。そもそも人間のライフステージは数多くあり、その中でそれぞれの身の振り方を考えていかなければいけないのだ。最新作の主人公達も、それぞれが新しいライフイベントに直面しようとしている。その中で、彼女達は果たしてどのような第二の人生を選択するのだろうか。まだ若い人には中々想像がつかないかもしれないが、今ちょうど人生の転換期にいる人、転換期を経験した人には刺さる内容になっている。

趣味を共有できる幸せ

人には様々な趣味がある。映画や音楽鑑賞、食べ歩きにカラオケなど、人の数だけ趣味もある。自分は無趣味という人もいるかもしれないが、寝ることや食べることなど、比較的好ましいと思うことはあるのではないだろうか。自分の好きなことをしている時間というのは、とにかく幸せなこと。そして、それを共有できる存在がいるということは、本当にありがたいことなのだ。本作の主人公達はそんな仲間が4人もいる上に、老年期に至るまで、長い間その幸せを共有できている。これは最早、一つの立派な財産と言ってもいい。これだけの仲の友人同士であれば、失敗したときや恥ずかしいことをしてしまった時も相談しやすく、尚且つ笑い飛ばしてくれるだろう。本作ではめちゃくちゃな行動に出る主人公達だが、こんな仲間を持つ彼女達は、ある意味最強なのかもしれない。

映画『また、あなたとブッククラブで』の公開前に見ておきたい映画

映画『また、あなたとブッククラブで』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『また、あなたとブッククラブで』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

本作で、主人公達の人生を大きく変えていくことになる一冊の本。それが、官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。そんな作品が、2015年に実写映画化されたのが本作である。官能小説が原題になった映画ということで、公開当時かなりの話題を呼んだ。主人公であるアナスタシアは、大学の英文学科に所属するごく一般の学生だった。しかし、ある日友人の代わりにクリスチャン・グレイという実業家にインタビューをすることになった時から、彼女の人生は大きく変わる。グレイは、異常な性癖の持ち主だったのだ。グレイに自分の従属者になって欲しい、と伝えられるアタスタシア。果たして二人の愛はどういった形を迎えるのか。あまりの生々しさに、覚悟を決めてから臨んだ方がいい作品。

詳細 フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

最高の人生の見つけ方(2007)

老年期を迎えることを嫌がっている若者も多いのではないだろうか。しかし、老いるということは必ずしも衰退するといったことではない。自分の新たな人生のステージを、思いっきり楽しんで生きている人たちは大勢いるのである。最新作の主人公達もそう。それぞれが新たなライフイベントに直面する中で、一冊の本との出会いをきっかけに新しい人生を歩み出そうとしている。そして、老年期を迎えた主人公達が新たな人生の楽しみを見つける映画といえば、忘れられないのは本作だろう。本作の主人公、エドワードとカーターは、互いに余命6ヶ月を宣告されていた。大富豪であるエドワードと、地道に働いてきたカーターは全く立場は異なるものの何故か意気投合。二人は、残りの人生でやりたいことを全てリストアップし、片っ端からそれらに挑戦することになる。

詳細 最高の人生の見つけ方(2007)

セックス・アンド・ザ・シティ

いくつになっても、馬鹿なことを全力で一緒にできる友達の存在というものはありがたいものだ。最新作でも本作でも、年齢を重ねた女性たちの変わらぬ友情が描かれている。さらには、どちらにも共通しているのが「性」というテーマ。最新作では官能小説に翻弄される主人公達、本作ではあらゆる恋の形に翻弄される主人公達の様子がコミカルに描かれている。元々はテレビシリーズだった本作だが、大人の女性を中心に大ヒットを博し、映画化に至った。ドラマの最終回から4年後という設定。時が経ったものの、彼女達は変わらず仕事に恋愛に忙しい日々を送っていた。大人の女性の恋愛が、赤裸々に描かれている。

詳細 セックス・アンド・ザ・シティ

映画『また、あなたとブッククラブで』の評判・口コミ・レビュー

映画『また、あなたとブッククラブで』のまとめ

本作の主演を務めた4人の女優、ダイアン・キートン、ジェーン・フォンダ、キャンディス・バーゲン、メアリー・スティーンバージェン。彼女達にはとある共通点がある。それは、全員がアカデミー賞やゴールデングローブ賞を獲得しているという点。まさに、ハリウッドが世界に起こる実力派ばかりということになる。さらに、全員が年齢を重ねたことで役者としてもさらにパワーアップ。そんな彼女達が恋に仕事に友情に奔走する本作。なんと贅沢な作品だろうか。同世代の女性は勿論、映画好きであれば見逃すわけにはいかない一作。

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