映画『Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし) | MIHOシネマ

「Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男」のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

これまで何度も映画化している名作、『クリスマス・キャロル』。これまでの映画シリーズにおいて主役であったスクルージと代わり、今作の主人公は作者本人。作者と物語の登場人物が邂逅を果たす。

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男の作品情報

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男

タイトル
Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男
原題
The Man Who Invented Christmas
製作年
2017年
日本公開日
2018年11月30日(金)
上映時間
104分
ジャンル
ファンタジー
監督
バハラット・ナルルーリ
脚本
スーザン・コイン
製作
ロバート・ミケルソン
イアン・シャープレス
スーザン・マレン
ニブ・フィッチマン
バディム・ジーン
製作総指揮
ポーラ・メイザー
アンドリュー・カーペン
ローリー・メイ
リサ・ウィルソン
ジョハンナ・ホールデン
アラン・モロニー
スーザン・コイン
ウェイン・マーク・ゴッドフリー
ロバート・ジョーンズ
キャスト
ダン・スティーブンス
クリストファー・プラマー
ジョナサン・プライス
製作国
アメリカ
配給
東北新社、STAR CHANNEL MOVIES

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男の作品概要

英国が誇る文豪、チャールズ・ディケンズが1843年に発表した有名なクリスマス小説、『クリスマス・キャロル』。これまでに何度も映画化され、かつてはあのディズニーまでもが長編映画化した超有名作。しかし、これまでとは視点が違い、主人公はチャールズ・ディケンズ本人。執筆活動が上手くいかず悩んでいたディケンズ。そんなディケンズは、小説に没頭するあまり現実と小説の境目が曖昧になっていく。2017年に実写化され話題となった『美女と野獣』のダン・スティーブンスが主役に抜擢。

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男の予告動画

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男の登場人物(キャスト)

チャールズ・ディケンズ(ダン・スティーブンス)
落ち目となったベストセラー作家。最新作の執筆に取り掛かっている最中、世にも不思議な出来事に遭遇する。
エベネーザ・スクルージ(クリストファー・プラマー)
ディケンズが執筆途中だった作品に登場予定だった老人。金が何よりも大切な意地の汚い老人。
ジョン・ディケンズ(ジョナサン・プライス)
主人公、チャールズ・ディケンズの父親。チャールズとはとある確執があり、執筆活動を通してチャールズは父親と改めて向き合うことになる。

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男のあらすじ(ネタバレなし)

1800年代に実在した小説家、チャールズ・ディケンズ。今では文豪として後世に名を残しているディケンズだが、当時は中々芽が出ずに苦しい時期を過ごしていた。貧乏な生活を送るディケンズは、新たな小説に取り組んでいた。執筆作業にのめり込むあまり、ディケンズは次第に現実と小説の世界の境目が曖昧になっていく。そんな世界でディケンズが出会ったのは、スクルージという名の男性だった。そして、スクルージとの対面を通し、ディケンズは自らも気がついていなかった自分の心の奥底に眠っていた感情や、実父との間の確執など、様々な気持ちに直面することになる。これは、彼が名作、『クリスマス・キャロル』を書き上げるまでの、クリスマスが起こした奇跡の物語。

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男の感想・評価

名作が誕生するまでの知られざる秘話

チャールズ・ディケンズは1800年代に活躍した文豪で、イギリスの紙幣でかつて肖像画に選ばれていたほどの有名人物である。しかし、彼の人生は決して順風満帆ではなかった。貧しい少年時代を送り、愛する人を早くに失い、さらに父親が監獄に収監されるなどの苦々しい経験を味わったディケンズ。しかし、そんな経験があったからこそ、ディケンズが数多く執筆してきた中でも代表作、『クリスマス・キャロル』が誕生したのである。最新作でも、この名作が誕生するまでのディケンズの様々な葛藤が描かれている。特に、父親とディケンズが対峙するシーンが最新作では描かれている。誰にも愛され長きに渡って読まれ続けている名作が、どのようにして誕生したか。その誕生秘話に注目。

クリスマスの持つ奇跡の力

本作は、実在した作家であるチャールズ・ディケンズが、執筆途中の小説のキャラクター、スクルージと出会い自らの過去を振り返っていくストーリーになっている。自分の好きな登場人物と実際に会えるなら、と読書好きならば一度は想像したことがあるだろう。しかし、物語の作者と登場人物の邂逅など、普通に考えればあり得ない話。だが、それがクリスマスの奇跡と考えれば、視聴者もそれほど抵抗感を感じることなくその設定を受け入れることができる。そして、そう思わせることこそが、クリスマスの持つ不思議な力なのである。それは、クリスマスが人々の中でどこか特別な行事であるからなのだろう。今年の冬、クリスマスに奇跡が起こり、この世に名作が誕生する。

自らの深層意識と向き合うことになる一本

自分の心の奥底の部分。普段は隠されており、もしかすると自分自身気付いていないかもしれないその部分。しかし、その奥底にある感情、過去こそ、現在の自分を構成するにあたり大きく影響している重要な部分なのである。本作の主人公、チャールズ・ディケンズも心の奥底に、自分自身も忘れていたとある感情を抱いていた。それは、問題ばかり起こす実父との確執。しかし、ひょんなことからディケンズは父親との再会を果たし、その感情に気づかされることになる。そして、その気づきこそが名作、『クリスマス・キャロル』の執筆に繋がるのだった。もしかすると、私達も自分達の内心と向き合うことで、今まで自分でも気付いていなかった新しい何かに辿り着けるかもしれない。

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男の公開前に見ておきたい映画

映画『Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。『Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

ウォルト・ディズニーの約束

今も人々に愛され、なんと時を経て続編製作も決定した名作、『メリー・ポピンズ』。名作を生み出した作者を主人公に描いているという点で、最新作と共通している作品。メリー・ポピンズの作者として知られるP.L.トラヴァースは、とても気難しい人物として有名だった。そんなトラヴァースの元に、とある仕事の話が舞い込んでくる。それはなんと、あのウォルト・ディズニーからメリー・ポピンズを実写化したいという申し出だった。普通ならば喜ぶその提案。しかし、気難しいトラヴァースは映画化に対してあらゆる難癖をつけてディズニーらを困らせる。しかし、それにはトラヴァースの隠された過去、今は亡き父親との苦い思い出が背景として存在していたのだった。メリー・ポピンズの誕生までに隠された、知られざる秘話がここに描かれる。

詳細 ウォルト・ディズニーの約束

Disney’s クリスマス・キャロル

最新作と同様、文豪チャールズ・ディケンズが遺した小説、『クリスマス・キャロル』を題材にした作品。異なる点は、最新作、『Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男』の主人公が作者であるチャールズ・ディケンズであることに対し、本作では彼が書いた本の中の登場人物、スクルージが主人公という点。紹介を営むスクルージは、意地汚く誰にも厳しいことで周囲から嫌われている老人。金しか信じない、そんな彼は当然のように一人でクリスマスイブを過ごしていた。しかし、そんな前に突如不可思議な出来事が起こる。なんと、3人の精霊が現れ、これからスクルージに彼の過去・現在・未来を見せるというのだ。そして、スクルージは彼の人生観を大きく覆すような大冒険に出ることとなるのだった。

詳細 Disney’s クリスマス・キャロル

パコと魔法の絵本

本作と最新作である『Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男』の共通点は、ずばり主人公が意地の悪い老人という点。最新作の原題となっているチャールズ・ディケンズによる小説『クリスマス・キャロル』の主人公は、金にがめつく他人に厳しい、周囲の誰からも嫌われている偏屈な老人スクルージ。しかし、クリスマスの夜、彼は世にも不思議な体験をする。その体験を通して、スクルージは自らを見つめ直していく。一方、本作の主人公である大貫も、傲慢で乱暴者なことから周囲に嫌われていた。体調を崩し入院していた大貫。その病院に、ある時パコという少女が入院してくる。そして、そんなパコとの出会いが、大貫の人生を大きく変えることになるのだった。

詳細 パコと魔法の絵本

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男の評判・口コミ・レビュー

Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男のまとめ

現代において人々が楽しんでいるクリスマスのルーツにもなったとされているほどの有名作『クリスマス・キャロル』。これまで何度も題材にされてきた小説、『クリスマス・キャロル』だが、今作はこれまでの作品とアプローチ方法が一風変わっている。売れない作家が体験する、世にも不思議な物語。小説の世界と現実世界が融合する不思議な世界観を見事に描き出されている。これまで同様の『クリスマス・キャロル』シリーズを見てきた人でも、新たな気持ちで楽しめる一本。クリスマスの奇跡があなたを待っている。

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