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映画『クリード 炎の宿敵』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

亡き父の戦友だったロッキー・バルボアの指導の元、ボクサーとして世界チャンピオンまで上り詰めたアドニス・ジョンソン。そんな彼に、因縁の相手であるヴィクター・ドラゴから挑戦状が叩きつけられた。

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映画『クリード 炎の宿敵』の作品情報

クリード 炎の宿敵

タイトル
クリード 炎の宿敵
原題
Creed II
製作年
2018年
日本公開日
2019年1月11日(金)
上映時間
130分
ジャンル
ヒューマンドラマ
スポーツ
監督
スティーブン・ケイプル・Jr.
脚本
シルベスター・スタローン
ジュエル・テイラー
製作
シルベスター・スタローン
ケビン・キング・テンプルトン
チャールズ・ウィンクラー
ウィリアム・チャートフ
デビッド・ウィンクラー
アーウィン・ウィンクラー
製作総指揮
ライアン・クーグラー
マイケル・B・ジョーダン
ガイ・リーデル
キャスト
マイケル・B・ジョーダン
シルベスター・スタローン
テッサ・トンプソン
フィリシア・ラシャド
ドルフ・ラングレン
フロリアン・“ビッグ・ナスティ”・ムンテアヌ
ラッセル・ホーンズビー
ウッド・ハリス
製作国
アメリカ
配給
ワーナー・ブラザース映画

映画『クリード 炎の宿敵』の作品概要

本作品は映画『ロッキー4/炎の友情』(1985)を受け継ぐ物語となっており、アドニス・ジョンソンと父を死なせたイワン・ドラゴの息子との戦いが描かれている。前作同様シルベスター・スタローンがロッキー・バルボアとして出演しており、アドニスを公私共に支えていく存在になっている。『ロッキー4/炎の友情』でイワン・ドラコを演じたドルフ・ラングレンも出演することが決まっており、『ロッキー』シリーズファンにとっても必見の作品になっている。

映画『クリード 炎の宿敵』の予告動画

映画『クリード 炎の宿敵』の登場人物(キャスト)

アドニス・クリード(マイケル・B・ジョーダン)
チャンピオン・ボクサー、アポロ・クリードの息子。亡き父の戦友だったロッキーに師事を仰ぎ、ボクサーとして世界チャンピオンに上り詰める。
ロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)
伝説の元ボクサー。アドニスの熱い思いを受け、トレーナーとして公私共に彼を支える存在になる。
ビアンカ・テイラー(テッサ・トンプソン)
アドニスの婚約者。彼の子供を妊娠している。
イワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)
元ボクサー。エキシビションマッチでアポロ・クリードと戦い、彼を死なせる。
ヴィクター・ドラゴ(フロリアン・“ビッグ・ナスティ”・ムンテアヌ)
イワン・ドラゴの息子。ウクライナの過酷な環境に身を投じ、伸し上がってきたボクサー。

映画『クリード 炎の宿敵』のあらすじ(ネタバレなし)

アドニス・クリードは亡き父アポロ・クリードのライバルだったロッキー・バルボアの師事を受け、ボクサーとしての道を着実に歩み始めた。世界チャンピオンになったアドニスは、ヴィクター・ドラゴに挑戦状を叩きつけられる。

ヴィクターの父は、かつてリングの上でアポロの命を奪ったイワン・ドラゴだった。アドニスには守るべき家族がいたため、ロッキーはヴィクターと試合を行うことに反対した。だが、アドニスは父の雪辱を晴らすためにも、ヴィクターと試合をすることを望んだ。何より、アドニスは自分1人で戦うとは思っていなかった。アドニスには自分をサポートしてくれる、ロッキーの存在があった。

アドニスはヴィクターと戦うが、思わぬ形で決着がついてしまう。その試合に対して不満を抱いたアドニスは、不調に陥ってしまう。そんな時、婚約者が出産し、アドニスは父になった。

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映画『クリード 炎の宿敵』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『クリード 炎の宿敵』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『クリード 炎の宿敵』の感想・評価

ロッキー・バルボア見納め!?

ロッキー・バルボアは映画『ロッキー』シリーズの主人公で、本作同様シルベスター・スタローンが演じた人物である。映画は1976年に制作され、アメリカだけではなく日本でも高い支持を集めた。

シルベスター・スタローンは本作をもってロッキー・バルボアを演じるのは止めると言っている動画を、自身のインスタグラムに投稿している。シルベスター・スタローンはマイケル・B・ジョーダンが演じているアドニス・クリードが、新たな物語を紡いでいることを期待している。長年多くの人から愛され続けてきた、『ロッキー』シリーズとロッキー・バルボア。ロッキー・バルボアの勇姿を見られるのは本作が最後になるかも知れないため、ぜひスクリーンで目に焼きつけて欲しい。

『ロッキー4/炎の友情』を受け継ぐ作品

『ロッキー』シリーズの4作目に当たる作品『ロッキー4/炎の友情』。4作目では、アドニス・ジョンソンの父であるアポロ・クリードが、エキシビションマッチ中に対戦相手のイワン・ドラゴに殴られ亡くなってしまうという事件が起きる。アポロのライバルだったロッキー・バルボアは戦友の死を悲しみながらも、イワンと戦うことを決める。そして、勝利を収めた。

本作品ではアドニスとイワンの息子であるヴィクター・ドラゴの因縁の対決にスポットが当てられている。前作同様ドルフ・ラングレンがイワン・ドラゴを演じており、長年のロッキーファンにとっても満足できる仕上がりになっている。アドニスはこの戦いに何を思うのか、心情にも注目しながら見て欲しい。

親子愛

本作は因縁の対決にスポットが当てられているが、「親子愛」にも注目しながら見て欲しい作品である。アドニス・ジョンソンは会ったことが無い亡き父を思い、雪辱を晴らすためにヴィクター・ドラゴとの戦いに身を投じていく。そこには、アドニスが父に対して思う、尊敬の念が見える。

対決が行われようとしているとき婚約者は妊娠しており、アドニスはまさに父親になろうとしていた。アドニスのことを精神的にも肉体的にも支えてくれたのは、トレーナーのロッキー・バルボアの存在である。ロッキーとアドニスは師弟を超えた関係になっていき、まさに「親子」の関係になっていく。改めてこの作品で、ロッキーとアドニスの関係が深まったと言える。その関係は胸が熱くなるような感動を覚える。

映画『クリード 炎の宿敵』の公開前に見ておきたい映画

映画『クリード 炎の宿敵』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『クリード 炎の宿敵』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

ロッキー

『クリード』シリーズの元になった作品で、ロッキー・バルボアが主人公の作品。ロッキーを演じたシルベスター・スタローンが、脚本も担当している。シルベスター・スタローンの代表作。『ロッキー』シリーズは全部で6作品制作され、高い人気を博した。2006年に物語の完結編となる『ロッキー・ザ・ファイナル』が公開された。

ロッキー・バルボアはプロのボクサーだったが、それだけでは生活を成り立たせることができなかった。借金の取り立ての仕事で金を稼ぎ、練習もきちんとせず自堕落な日々を送っていた。そんな時、世界チャンピオンであるアポロ・クリードとの対戦が決まる。ロッキーは恋人のエイドリアンやトレーナーのミッキーなど、周囲の協力を得て過酷な練習に身を投じた。

詳細 ロッキー

クリード チャンプを継ぐ男

『クリード 炎の宿敵』の前作に当たる作品。『ロッキー』シリーズ初のスピンオフ作品として制作され、ライアン・クーグラーが監督・脚本・原案を担当した。批評家からの評価は高く、「2015年ボストン・オンライン映画批評家協会賞・主演男優賞」や「第41回報知映画賞・作品賞(海外)」などの賞を受賞している。

アドニス・ジョンソンが生まれる前に父は亡くなっていた。そのため、アドニスは父のことを詳しく知らなかった。だが、父のアポロ・クリードはボクサーとして活躍していた人物で、アドニスもまたその才能を受け継いでいた。アドニスはボクサーとしての道を歩むため、父のライバルだったロッキーに師事を仰いだ。始めは断ったロッキーだったが、アドニスの熱意を受け、トレーナーを引き受けることにした。

詳細 クリード チャンプを継ぐ男

フルートベール駅で

マイケル・B・ジョーダンが主演を務めた作品。マイケル・B・ジョーダンの演技は高い評価を受け、「第23回ゴッサム・インディペンデント映画賞・ブレイクスルー演技賞」を受賞した。無抵抗の黒人男性を警官が射殺し、全米で社会問題となった「オスカー・グラント三世射殺事件」を元に制作されている。オスカー・グラントが殺されるまでの1日を描いた作品。

オスカー・グラント、享年22歳。2009年の元旦に、彼は無抵抗のまま警官に射殺された。オスカーは刑務所に収監されていたが、愛する娘のために立ち直ることを決めていた。大晦日、オスカーは働くため、スーパーの面接を受けた。だが、仕事は他の者に決まってしまう。麻薬を売ることも考えるが、結局実行には移さなかった。

詳細 フルートベール駅で

映画『クリード 炎の宿敵』の評判・口コミ・レビュー

映画『クリード 炎の宿敵』のまとめ

ロッキー・バルボアとアドニス・ジョンソンの師弟を超えた関係は、羨ましく感じるほどである。ロッキーが父のようにアドニスのことを心配し見守る姿は、ロッキーのトレーナーだったミッキーのことを思い出させる。そのことが時の流れを感じさせて少し切なくもなるが、『ロッキー』シリーズのファンにとってロッキーの成長は嬉しくも感じるのではないだろうか。「親子」の絆が感じられる作品になっているため、ぜひ親子で見て熱く語り合って欲しい。

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