小学生の野比のび太はクマのぬいぐるみを見て、幼い頃に亡くなったおばあちゃんのことを思い出す。のび太は過去へ向かい、おばあちゃんと再会を果たした。そして、おばあちゃんが呟いた一言から、今度は未来へ向かうことになる。
映画『STAND BY ME ドラえもん2』の作品情報
- タイトル
- STAND BY ME ドラえもん2
- 原題
- なし
- 製作年
- 2020年
- 日本公開日
- 2020年11月20日(金)
- 上映時間
- 96分
- ジャンル
- ファンタジー
ヒューマンドラマ
アニメ - 監督
- 八木竜一
- 脚本
- 山崎貴
- 製作
- 不明
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 水田わさび
大原めぐみ
かかずゆみ
木村昴
関智一
宮本信子
妻夫木聡 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝
映画『STAND BY ME ドラえもん2』の作品概要
ドラえもん50周年作品。2014年に「ドラ泣き」のキャッチフレーズで大きな話題を集めた3DCGアニメーション映画、『STAND BY ME ドラえもん』の続編となる物語。前作に引き続き、俳優の妻夫木聡が大人になった野比のび太の声を担当している。そして、女優の宮本信子が野比のび太のおばあちゃん役で新たに作品に参加している。俳優・菅田将暉の楽曲『虹』が主題歌に起用された。前作と同じく、八木竜一が監督を務め、山崎貴が共同監督&脚本を担当している。
映画『STAND BY ME ドラえもん2』の予告動画
映画『STAND BY ME ドラえもん2』の登場人物(キャスト)
- ドラえもん(水田わさび)
- 22世紀からやって来たネコ型ロボット。のび太の良き理解者。頼ってくるのび太に、よく振り回されている。
- 野比のび太(小学生:大原めぐみ / 大人:妻夫木聡)
- 小学生(10歳)。勉強も運動も苦手。他人を思いやることができる優しい心の持ち主。
- 源静香(かかずゆみ)
- 通称、しずかちゃん。のび太の同級生。のび太のことを優しく見守っている。真面目な性格。のび太の未来の結婚相手。
- 剛田武(木村昴)
- 通称、ジャイアン。のび太の同級生。のび太のことをよく虐めているが、本当は優しい少年。
- 骨川スネ夫(関智一)
- のび太の同級生。ナルシスト。ジャイアンと共にのび太のことをよく虐めているが、本当に困っているときは助けてあげる優しさを持っている。
- おばあちゃん(宮本信子)
- のび太の祖母。のび太が幼い頃に他界してしまう。のび太が我儘を言っても受け入れてくれる優しい人。
映画『STAND BY ME ドラえもん2』のあらすじ(ネタバレなし)
小学生の野比のび太は未来からやってきたネコ型ロボットのドラえもんの助けを借りながら、日々騒がしく楽しく暮らしていた。ある日、ボロボロになったクマのぬいぐるみを見つける。それは、大好きなおばあちゃんとの思い出が詰まった大切なぬいぐるみだった。のび太はおばあちゃんに会いたくなるが、おばあちゃんは既に亡くなっていた。そこで、タイムマシンに乗り、過去へ向かうことにした。
おばあちゃんは幼いのび太に我儘を言われても受け入れてくれる、優しい人だった。のび太は意を決して、おばあちゃんに未来からやって来たことを告げた。おばあちゃんは話を信じ、泣きじゃくるのび太を慰めた。そして、のび太のお嫁さんが見たくなったと呟いた。
のび太はおばあちゃんにしずかちゃんを見せるため、ドラえもんと共に今度は未来へ向かった。しずかちゃんとのび太の結婚式が行われているはずが、怖気づいたのび太が式場から逃げ出していた。大人になったのび太は、自分がしずかちゃんを幸せにできるか不安を抱いていた。
映画『STAND BY ME ドラえもん2』の感想・評価
ドラえもん50周年記念
原作者の藤子・F・不二雄は国内だけに留まらず、海外からも高い評価を受けている漫画家である。SF漫画『キテレツ大百科』やSF漫画『パーマン』など、手掛けた作品の多くがアニメ化されるほど人気を博している。その中でも、『ドラえもん』は大人から子供まで楽しめる作品として、現在でも多くの人に愛され続けている。
今年は『ドラえもん』にとって、コミック連載開始50周年を記念する年である。泣き虫だが心優しい少年・野比のび太と、未来からやって来たネコ型ロボットのドラえもん。彼らを取り巻く家族や友人達との平凡で心温まる日常が描かれており、現在もテレビ朝日系列でアニメが放送されている。本作ではファンの間でも人気が高い、「おばあちゃんのおもいで」のエピソードを元に制作された物語が楽しめる。
「ドラ泣き」の続編
映画『ドラえもん』シリーズ初の3DCGアニメーション映画として、2014年に映画『STAND BY ME ドラえもん』が公開された。「第38回日本アカデミー賞・最優秀アニメーション作品賞」を始め様々な賞を受賞しており、高い評価を受けている。興行収入は83.8億円を超えており、「ドラ泣き」というキャッチフレーズの通りに多くの観客を感動の渦に巻き込んだ。
本作は『STAND BY ME ドラえもん』の続編で、「おばあちゃんのおもいで」のエピソードと共にのび太としずかちゃんの結婚式当日の物語が描かれている。
小学生ののび太とドラえもんは過去に戻り、おばあちゃんと再会を果たす。そして、「のび太のお嫁さんに会いたい」というおばあちゃんの一言から未来に向かうことを決める。未来ではのび太としずかちゃんの結婚式が行われているはずが、花婿ののび太が逃げてしまっていた。未来・現在・過去を行き来しながら、のび太はどんな思いを抱くのか?のび太としずかちゃんの結婚式は無事に行われるのか?注目しながら見て欲しい。
俳優・菅田将暉の楽曲が主題歌に!
テレビアニメ版と同じく、ドラえもん役は声優の水田わさび、野比のび太役は声優の大原めぐみ、源静香役は声優のかかずゆみ、剛田武役は声優の木村昴、骨川スネ夫役は声優の関智一がそれぞれ担当している。大人になったのび太の声を担当したのは、前作に引き続き俳優の妻夫木聡。のび太のおばあちゃん役は女優の宮本信子が担当している。
主題歌を担当したのは、俳優の菅田将暉。『虹』という楽曲が主題歌に起用されており、シンガーソングライターの石崎ひゅーいが作詞・作曲を担当している。菅田将暉の温かな歌声と、哀愁が感じられるメロディーが印象的な曲である。ちなみに、二人はテレビドラマ『トドメの接吻』の主題歌に起用された楽曲『さよならエレジー』でタッグを組んだことがある。
映画『STAND BY ME ドラえもん2』の公開前に見ておきたい映画
STAND BY ME ドラえもん
藤子・F・不二雄生誕80周年記念作品。「のび太の結婚前夜」を始めとした7つのエピソードを元に制作された、ドラえもんシリーズ初の3DCGアニメーション映画。シンガポールや台湾など、海外でも公開されている。ミュージシャン・秦基博の楽曲『ひまわりの約束』が主題歌に起用された。
小学生の野比のび太は、勉強も運動も苦手な少年だった。ある日、タイムマシンに乗って、ネコ型ロボットのドラえもんと子孫のセワシがやって来る。セワシはのび太に、未来を変えなければ大変な目に遭うことを説明した。しかも、結婚相手は現在好きなしずかちゃんではなく、友人の妹のジャイ子だった。のび太はショックを受け、未来を変えるためにドラえもんの助けを借りることにした。
ドラゴンクエスト ユア・ストーリー
八木竜一が花房真と共に監督を、山崎貴が総監督と脚本を手掛けた作品。ロールプレイングゲーム『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を元に制作された3DCGアニメーション映画。『ドラゴンクエスト』シリーズの生みの親として知られている、シナリオライターの堀井雄二が監修を務めた。
リュカは父・パパスと共に、魔物に連れ去られた母・マーサを救うために旅をしていた。ある日、魔物を率いているゲマに襲われ、父が亡くなってしまう。10年後、故郷に戻ったリュカは、父が残した日記を見つける。そこには、マーサを助けるためには、「天空のつるぎ」と「勇者」を探し出す必要があることが書かれていた。リュカは「天空のつるぎ」と「勇者」を見つけるため、再び旅に出た。そんな彼の前に、恐ろしい敵が立ちはだかる。
ドラえもん のび太の月面探査記
2019年3月1日に公開された、映画『ドラえもん』シリーズの39作目となる作品。「第147回直木三十五賞」を受賞した作家・辻村深月が脚本を手掛けている。女優・広瀬アリス、俳優・柳楽優弥、お笑いコンビ「ロッチ」の中岡創一、お笑いコンビ「サバンナ」の高橋茂雄、俳優・吉田鋼太郎、吉本新喜劇の座長・酒井藍が、ゲスト声優として作品に参加している。
昔、月の裏には文明があると言われていた。小学生の野比のび太はネコ型ロボットのドラえもんの助けを借り、月の裏側を訪れた。そこに、ウサギ王国を建設する。のび太達は友人のしずかちゃん、ジャイアン、スネ夫、そして謎の転校生・ルカを招待し、皆で遊んで楽しいひと時を過ごした。そんな彼らの前に、侵略者が現れる。
映画『STAND BY ME ドラえもん2』の評判・口コミ・レビュー
「STAND BY ME ドラえもん2」鑑賞。
お話の構成等から色々言われた前作から6年。今作はオリジナルストーリーを骨組みとし、肉付けとして原作エピソードを散りばめる事で前作より遥かに、新たに”ドラえもん”を作り直す意義を感じる作品に。
言いたい事もあるけど、よりドラ達が愛おしくなる良作でした。 pic.twitter.com/H0HiD6Yo0L— ファルケンなう (@FALKEN_now) November 20, 2020
STAND BY ME ドラえもん 2
感動の押し売りがなく、バランスを取るに神経を使っているように思えた。良くも悪くもいつものドラえもんをCGで仕上げた感じです。あと、おばあちゃんの人柄に救われた演出。批判なんて出来ない。
※寧ろ『新恐竜』の方が感動の押し売り。 pic.twitter.com/5RZPlgCYsW— 侏儒の感想7II (@osadamana) November 20, 2020
STAND BY MEドラえもん2 IMAX版感想
内容はさておきCGのディテールが堪能できるバージョンであるのは間違いない。音は抑え目の綺麗重視ながら秘密道具や未来とかこの街並みの描写が目立つようになってた。今日行ったのがTOHO新宿だったおかげか結構綺麗だった。映像を楽しみたい方向けかな。 pic.twitter.com/N8jTxTsvMC— 通りすがりの伊賀栗 (@FFFFigaguri) November 21, 2020
『STAND BY ME ドラえもん2』80点
「おばあちゃんのおもいで」をベースに「結婚前夜」の翌日のドタバタを描いた作品。
面白い!!
強引な涙腺攻撃に結局やられるし、オリジナルからの派生とその絡ませ方も良かった。
締め方も素晴らしい!!SF作品として◎
のび太の幸せの価値観は…うん。#こやま映画 pic.twitter.com/CWU77t8TSZ— こやま (@ryko48_eiga) November 21, 2020
『STAND BY ME ドラえもん2』鑑賞。のび太としずかちゃんの結婚式当日に発生したトラブルを描いた八木竜一&山崎貴監督作品。オリジナル部分である披露宴のシーンが思いの外良かった。原作エピソードの繋げ方も前作よりは無難に纏まっている印象。おばあちゃんの歩く速さが妙に生々しくてドラ泣き。 pic.twitter.com/7syxNQVM3e
— だよしぃ (@purity_hair) November 20, 2020
映画『STAND BY ME ドラえもん2』のまとめ
前作に引き続き八木竜一が監督を務め、山崎貴が共同監督&脚本を担当している。本作では、主人公の野比のび太は、現在・過去・未来を旅することになる。のび太は過去で大好きだったおばあちゃんと再会を果たす。そして、のび太のお嫁さんが見たいというおばあちゃんの願いを叶えるため、未来へと向かう。しかし未来では、花婿ののび太が結婚式場から逃げ出すという騒動を起こしていた。果たして、のび太はしずかちゃんと無事に結婚することができるのか?ラストまで目が離せない感動のストーリーが待っている。
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