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映画『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃』の概要:80年代ホラーブームのヒット作「エルム街の悪夢」シリーズ第4弾。夢で殺すと現実でも死ぬ悪夢を操る怪人フレディ・クルーガー。前作で葬られたはずの彼が再び甦り、高校生たちを死の恐怖へ突き落とす!

映画『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃』の作品情報

エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃

製作年:1988年
上映時間:94分
ジャンル:ホラー
監督:レニー・ハーリン
キャスト:ロバート・イングランド、ロドニー・イーストマン、リサ・ウィルコックス、アンドラス・ジョーンズ etc

映画『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃』の登場人物(キャスト)

フレディ・クルーガー(ロバート・イングランド)
人間の夢に現れて殺すと現実でも死ぬという、悪夢を操る怪人。焼きただれた顔にカギ爪の手、赤いボーダー服がトレードマーク。前作でクリスティンたちに殺されたはずだったが甦り、高校生たちを悪夢に陥れる。
アリス・ジョンソン(リサ・ウィルコックス)
前作の主人公クリスティンの友人。暗くて大人しいタイプの高校生で妄想癖がある。フレディによって周りの人間が殺される度に、死んだ者たちの特技が身に付くという特殊能力を持っている。カフェでアルバイトをしている。
リック・ジョンソン(アンドラス・ジョーンズ)
アリスの兄。クリスティンの彼氏。空手など東洋武術で体を鍛えている。ヌンチャクが得意。
クリスティン・パーカー(チューズデイ・ナイト)
前作の主人公。夢の中に他人を巻き込む超能力がある。今回は殺されてしまうが、死んだことでその超能力がアリスに受け継がれる。

映画『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃』のあらすじ【起】

高校生のクリスティンは夢の中で「1、2、フレディがやってくる…」という歌声を聞き、殺したはずのフレディの気配を感じて悲鳴を上げる。彼女には他人を夢に引きずり込むという超能力があり、かつて共に戦った友人ジョーイとキンケイドを夢に呼び出した。結局フレディが現れることはなかったが、犬に噛まれて目覚めると腕に傷が残っていたため、クリスティンは嫌な予感がするのだった。

彼女にはニックという彼氏がいて、その妹アリスとは親友だ。彼女たちは同じ高校に通う高校生で、友人たちといつものように平穏に過ごしていた。ニックは空手やボクシングで体を鍛えるのが趣味の活動的な性格だが、妹のアリスは対照的で大人しく、アル中の父の小言にもじっと耐えるほどだった。

ある夜、キンケイドが自室にいると、突然夢の中へと落ちた。そこは暗い廃車置き場で、キンケイドは殺したはずのフレディに「よくも生き埋めにしてくれたな!」とカギ爪で襲われた。同じようにジョーイも夢の中でフレディに水死させられ、2人とも現実世界で死んでしまった。

翌朝クリスティンは、教室に2人がいないことを知ると気絶し、医務室に運ばれる。医務室の先生は一瞬フレディの姿となり襲おうとするが、すぐに現実に戻った。

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映画『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃』のあらすじ【承】

キンケイドたちの死を知ったクリスティンは、フレディが甦ったことを確信。リックたちとフレディの屋敷を訪れるが、通りがかった母に帰宅を促されて解散となった。眠ればフレディが現れるため眠りたくないクリスティンだったが、そうとは知らない母は彼女に睡眠薬を飲ませて眠らせた。

クリスティンは南の島にいる夢を見て、そこでフレディと遭遇する。フレディによって砂に生き埋めになった次の瞬間、フレディの屋敷に移動しフレディから仲間を呼べと言われる。呼び寄せたくないクリスティンだったが、特殊能力によりアリスが呼び出された。フレディはアリスの前でクリスティンを炎の中に投げ込んだ。目が覚めたアリスはクリスティンの家に急いだが、彼女はすでに火だるまの状態で死んでいた。アリスはクリスティンの死を悲しみながら、彼女が体に乗り移っているような気がした。

翌日の物理の試験中。アリスのクラスメートのシーラは、テスト用紙にフレディからのメッセージを見つける。すると手にしていた万年筆から血が滴り、フレディに襲われた。教室でシーラの異変に気付いたのはアリスだけだったが、体が硬直して止められなかった。シーラは夢の中でフレディに生気を吸い取られると、現実世界でも死んでしまった。アリスは自分がフレディを呼んだのだと気付くのだった。

映画『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃』のあらすじ【転】

アリスは授業中に再びうとうとし、ドリーム・マスターについて学ぶ夢を見る。その頃トイレにいたリックは夢の世界に陥り、チアガールに囲まれた後地下に移動し、姿を見せないフレディと闘うことになった。得意の格闘技で立ち向かうリックだったが、フレディのカギ爪で腹部を刺されて死んでしまった。

アリスはリックの葬儀で彼の亡霊と会い、別れの言葉をかけられると、フレディと闘う決意をする。その夜、アリスはリックの形見のヌンチャクを手にすると、まるでニックが乗り移ったかのように華麗にさばくのだった。フレディとの闘いに備えるため、クラスメートのデビーの家に行こうとしたが、父に呼び止められ2階で眠ってしまう。

夢に落ちたアリスはデビーの家に行くため、男友達のダンとの待ち合わせ場所へ行った。すると彼女は怪しい映画館に引き寄せられ、映画館のスクリーンの中に吸い込まれる。すると次の瞬間、廃墟となったバイト先のカフェに移動。そこで自分とそっくりの老婆のウエイトレスと出会い、ピザを差し出される。そのピザにはこれまでフレディが殺した人間の頭部がトッピングされており、フレディはそれを美味しそうに食べるのだった。

映画『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃』の結末・ラスト(ネタバレ)

夢から覚めたアリスは、カフェの前でダンと合流して車で向かった。しかし、デビーの家に入ろうとするとカフェ前に戻るという無限ループに陥ってしまう。そうとは知らないデビーは自室で筋トレをしていたが、フレディに襲われて腕を切断する。すると切れた腕からゴキブリに変化し粘着シートのネバネバにくっつくと、フレディに踏み潰されて死んでしまった。

無限ループから脱出したアリスとダンは、フレディを見つけて車で体当たりをする。その際ダンは負傷し、救急車に運ばれ緊急手術となるが、それもフレディの夢だった。アリスはデビーが着ていたヘビメタファッションに着替えると、ニックのヌンチャクを手に持ち、戦闘態勢を整えてダンを助け出した。ダンは夢から覚醒し、現実の世界に戻っていった。

アリスはついにフレディと対決する。アリスはニックの格闘技でフレディに立ち向かうが、フレディには通用しなかった。シーラが作った超音波装置で感電させようとしたが、これも失敗する。倒れたアリスは割れた鏡をフレディに向けた。するとフレディの体に異変が起き、これまで彼が殺した死者たちが体の中で暴れ始めた。フレディの体を分裂させた魂たちは体を離れ、自由となった喜びの声を上げて天へと旅立った。

その後、平穏な生活を取り戻したアリスはダンとのデートを楽しむ。噴水でフレディの影を見たような気がしたが、そのことはダンには話さなかった。

映画『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター最後の反撃』の感想・評価・レビュー

80年代のホラーブームでは、続々と殺人鬼が登場した。その中でも「エルム街の悪魔」シリーズのフレディはキャラが際立っている。殺人鬼にしてはよく喋り、ブラックユーモアに溢れ、看護師などにコスプレするなど自由奔放に活動し、人間味すら感じてしまう。フレディが作り出す悪夢の場面も、教室、古屋敷、映画館のスクリーンなどに自由に移動し何でもあり。無敵な存在かと思いきや、実は鏡に弱いという弱点が突然発覚し、最後はあっさり終わったのがちょっと残念。(MIHOシネマ編集部)


シリーズ4作目となった今作。大人が見ても怖いと感じる容姿のフレディですが、今作は殺人鬼とは思えないほどお茶目で可愛らしいシーンが多く、愛すべきキャラクターに思えてしまいました。
ホラー映画に出てくるキャラクターと言えばジェイソンのように言葉を発さずに、容赦無く襲ってくるイメージだったので、コスプレをしたりおしゃべりが止まらないフレディはなんだか可愛かったです。
モンスターっぽくなる姿はちょっと気持ち悪かったですが、フレディの魅力たっぷりの作品です。(女性 30代)

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次作 エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド
前作 エルム街の悪夢3 惨劇の館

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