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映画『ハッピーメール』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

楓は人気ネイリストとして活躍する傍ら、恋人がおらず結婚できないことに悩んでいた。そんなある日、友人からの勧めで、「マッチングサイト」を利用することになる。そこで出会った4人の男女が、恋人を作ろうと奮闘する姿が描かれている。

映画『ハッピーメール』の作品情報

ハッピーメール

タイトル
ハッピーメール
原題
なし
製作年
2018年
日本公開日
2018年8月25日(土)
上映時間
88分
ジャンル
コメディ
ラブストーリー
監督
井上春生
脚本
三澤枝莉佳
大渡佑紀
村川康敏
製作
金子誠二郎
岩村修
製作総指揮
吉岡智子
キャスト
野呂佳代
竹財輝之助
小林涼子
佐野和真
佐分利眞由美
奥村秀人
北原帆夏
吉田早紀
製作国
日本
配給
パル企画

映画『ハッピーメール』の作品概要

本作品は、アイドルグループAKB48・SDN48として活躍してきた野呂佳代の初主演映画となっている。「マッチングサイト」(インターネットを使った男女の出会いの場)を使って知り合った4人の男女が、恋人を作ろうと奮闘する姿が描かれている。登場人物達は奥手だったり漫画やアイドルオタクだったりと、かなり個性的な人物ばかりである。恋愛について不慣れで、皆サイトを利用しながら四苦八苦する。果たして、4人は幸せな恋を手にすることができるのだろうか。

映画『ハッピーメール』の予告動画

映画『ハッピーメール』の登場人物(キャスト)

楓(野呂佳代)
人気ネイリスト。アニメオタク。結婚できないことが悩み。
浩介(竹財輝之助)
鉄道オタク。恋に奥手。歯科医師。見た目はカッコいい。
あすか(小林涼子)
バツイチ。OL。地味で大人しい性格。
慎之介(佐野和真)
30歳。アイドルオタク。配送業で働いている。

映画『ハッピーメール』のあらすじ(ネタバレなし)

楓は人気ネイリストとして活躍する傍ら、恋人がおらず結婚できないことに悩んでいる女性だった。楓は自分の何がいけないのか、友人に電話で相談することにした。見た目がダメなのか、性格がダメなのか、アニメオタクだからダメなのか。すると、友人はインターネット上の男女の出会いの場である、「マッチングサイト」を使って相手を探してはどうかと提案してきた。

「マッチングサイト」で、4人の男女が知り合った。アイドルオタクの慎之介・鉄道オタクの浩介・大食い(!?)のあすか、そして楓。4人は慣れない恋に四苦八苦しながらも、相手の気を引こうと恋の駆け引きを行った。果たして、4人の恋は上手くいくのだろうか。そして、どんな結末を迎えるのだろうか。

映画『ハッピーメール』の感想・評価

マッチングサイト

マッチングサイトとはインターネット上で見知らぬ男女が出会い、恋愛相手や結婚相手を探すために利用されるサービスである。若者から特に注目を集めている。この恋愛的な意味で利用されるマッチングサイトの他に、中古品の売買目的で行うビジネスマッチングサイトも存在する。

今回の物語は、このマッチングサイトを利用して出会った4人の男女による恋愛をテーマに描かれている。昨今、インターネットやSNSが発展してきたからこそ成り立った出会いの場であり、作られた物語と言える。「お見合い」が廃れてきている今、若者にとってはこのマッチングサイトはとても大切な出会いの場である。存在自体知らなかった4人の人物が、恋愛をするために一から関係を築き上げていく様子を見ることができる。

野呂佳代

アイドルグループAKB48・SDN48として活躍してきた野呂佳代にとって、本作品が映画初主演作品となる。グループを卒業後、バラエティ番組『ロンドンハーツ』に出演したことで一気に知名度を上げる。それから、バラエティタレントとして活躍してきた。

だが、野呂の活躍はバラエティだけに留まらない。2009年に『真里亜〜その愛の果てに〜』で主演の裕美を演じて以降、精力的に舞台に立って活動している。映画に関していえば、まだまだ不慣れな部分もあるのかもしれない。だが、舞台上ではタレントとしてではなく、野呂は女優として活躍している。今までバラエティ番組でしか野呂の活躍を知らなかった人々にとって、楓を演じる野呂の姿は新鮮に映ると思うし、魅力的に映ると思う。

恋愛に不慣れな4人の男女

物語に登場する男女4人(楓・あすか・浩介・慎之介)は、恋愛に不慣れなアラサーである。楓は人気ネイリストとして活躍する傍ら、アニメに夢中なオタクである。仕事に行くときはもちろんおしゃれな格好をしており、どこからどう見ても素敵な女性である。それなのに、なぜか恋人を作ることができず、結婚することができない。

あすかは地味で大人しい性格で、唯一大食いなところが目を引く女性である。そんな彼女は実は離婚経験があるバツイチだった。浩介は歯科医師として働き顔もカッコいいため、女性によくモテる。だが、奥手で恋愛に発展しない残念な人物であった。慎之介は何よりもアイドルを大切にしている人物である。

そんな個性的な4人がそれぞれ出会い、どうやって恋に発展していくのか。ちょっとクスリと笑えるような、登場人物達の面白い言動に注目しながら見て欲しい。

映画『ハッピーメール』の公開前に見ておきたい映画

映画『ハッピーメール』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『ハッピーメール』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

未来予想図 ア・イ・シ・テ・ルのサイン

DREAMS COME TRUEの代表曲とも言える、『未来予想図』と『未来予想図II』の歌詞を元に作られた作品。竹財輝之助が主役の松下奈緒の相手役である、建築士の福島慶太を演じている。映画に使用されている楽曲は、DREAMS COME TRUEのベースを担当している中村正人が手掛けている。

宮本さやかは大学で福島慶太と出会い恋に落ちた。2人は周囲が羨むほど、仲の良いカップルとなった。宮本はこのまま何も変わらず、福島と未来を歩んでいくのだと思っていた。だが、就職を機に、少しずつ歯車が狂い出してしまう。福島は建築家のガウディに強い憧れを抱いており、希望通り設計事務所で働くことが決まった。一方、宮本は雑誌編集者を夢見ていたが、就職活動が思うようにいかず、普通のOLとして働くことになった。

詳細 未来予想図 ア・イ・シ・テ・ルのサイン

50回目のファースト・キス

短期記憶喪失障害を持つ女性と恋に落ちる、ラブストーリー×コメディ映画。2018年に日本でリメイク作品が公開されており、山田孝之×長澤まさみが主役を演じている。アメリカ版で主役を演じたのは、コミカルな演技が得意なアダム・サンドラーと、子役時代に『E.T.』(1982)に出演したことで話題になったドリュー・バリモアである。

ヘンリーは女性と長く付き合うことはせず、一夜限りの関係を楽しんでいた。ある日、カフェでルーシーという名の女性と出会う。2人は気が合い、仲良くおしゃべりを楽しんだ。次の日、ヘンリーはルーシーと会うが、ルーシーはヘンリーのことを覚えていなかった。実は、ルーシーは昔交通事故に遭い、一晩で記憶が無くなってしまう短期記憶喪失障害を患っていた。

詳細 50回目のファースト・キス

婚前特急

ラブストーリー×コメディ映画。主人公の池上チエを、様々な映画やドラマに出演中の吉高由里子が演じている。自由に恋愛を楽しんでいる女性が、親友の結婚を機に自分の結婚について考える姿を描いている。ミュージシャンや俳優として活躍している浜野謙太や、「第80回ザテレビジョンドラマアカデミー賞・主演女優賞」など数々の賞を受賞している女優の杏が出演している。

24歳OLの池下チエは、恋に自由な女性だった。有効に時間を使い、色んな人と色んな体験をした方が人生は得だと考えており、現在5人の男性と同時に付き合っていた。池下は恋も仕事も順調だと確信していた。だがそんな時、親友が突然結婚してしまう。池下はそのことに焦りを感じた。すると、親友から「査定の低い人」から別れて、最後に残った人と結婚すればいいのではないかと提案される。池下はその提案に乗ることにした。

詳細 婚前特急

映画『ハッピーメール』の評判・口コミ・レビュー

映画『ハッピーメール』のまとめ

バラエティ番組でしか見たことがなかった野呂佳代が、オタクで恋愛に不器用な楓をきちんと演じていることにまず驚かされた。楓は人気ネイリストとして人よりも優れている部分はあるものの、友人に悩みを愚痴ったり、デートの前に服を悩んだりと、現実の世界でもいそうなごく普通の女性である。きっと視聴した女性は、野呂が演じた楓に一気に親近感を抱くのではないだろうか。他にもあすかや浩介など、恋愛について悩みを抱えている人達が多数登場する。そんな主人公達が、恋愛をしようと必死に前を向く姿がとても魅力的に映る作品だと思う。

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