飛躍的な発展を遂げてきた日本のアニメーション。爆発的ヒットとなった『君の名は。』で、日本アニメーションの存在感を日本中、世界中に知らしめた。そんな『君の名は。』をも凌ぐ、最先端のアニメーション映画がここに誕生。
映画『HELLO WORLD』の作品情報
- タイトル
- HELLO WORLD
- 原題
- なし
- 製作年
- 2019年
- 日本公開日
- 2019年9月20日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アニメ
ラブストーリー - 監督
- 伊藤智彦
- 脚本
- 野崎まど
- 製作
- 市川南
大田圭二 - 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 北村匠海
松坂桃李
浜辺美波
子安武人
寿美菜子
福原遥
釘宮理恵 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝
映画『HELLO WORLD』の作品概要
世界においても1、2位のクオリティを誇る日本のアニメーション。最早アニメーションは、日本を代表する文化の一つと言っても過言ではない。そんな日本のアニメーションの未来を牽引するであろう次世代の監督が、本作の監督を務めている伊藤智彦。最先端の技術を用い、まさにアニメーションの新境地を観客に見せつけてくれる。最高峰のグラフィック、声優陣、音楽が揃い踏みした、まさしく日本が誇る新時代のアニメーション。
映画『HELLO WORLD』の予告動画
映画『HELLO WORLD』の登場人物(キャスト)
- 堅書直実(北村匠海)
- 京都で暮らす平凡な内気な男子高校生。突然未来の自分が目の前に現れ、未来の恋人を救うべく奔走することとなる。
- カタガキナオミ(松坂桃李)
- 10年後の未来からやってきた堅書直実。直実に、将来起こる事件について伝え、その事件を未然に防ぐべく協力を依頼する。
- 一行瑠璃(浜辺美波)
- 直実の同級生。ナオミ曰く、3ヶ月後直実と付き合うが、事故に巻き込まれて命を落としてしまうらしい。
映画『HELLO WORLD』のあらすじ(ネタバレなし)
堅書直実は、京都で暮らす、どこにでもいる平凡な少し内気な男子高校生。いつもと同じ日々を過ごしていた彼だったが、ある日突然、彼の身に信じ難いことが起きる。彼の前に、「カタガキナオミ」を名乗る青年が現れたのだ。そう、彼は未来の直実自身だった。10年後の世界から来たという彼は、直実にとある事実を告げる。それは、3ヶ月後、直実が同級生である一行瑠璃も恋人同士になるということ。しかし、彼女はその後、事故に巻き込まれ命を落としてしまうというのだ。ナオミは、そんな彼女を救うべく、この時代にやってきたという。そして、直実はそんなナオミの願いを聞き入れるべく、タッグを組み事故を防ぐために奔走することとなる。しかし、ナオミにはこの世界に来た真の目的があった。
映画『HELLO WORLD』の感想・評価
新時代のアニメーション
『この夏、日本のアニメーションは加速する』。このキャッチフレーズは、最新作の宣伝に実際に使用されている謳い文句。これほどまでにハードルを上げて大丈夫か、と思う人もいるだろうが心配は無用。その謳い文句に恥じないほどの、高いクオリティを誇る作品に仕上がっている。本作の制作を担当しているのは、映像制作会社『グラフィカ』。過去に『楽園追放 Expelled from Paradise』などの作品を世に送り出した会社である。その当時から既に他の追随を許さないほど高いクオリティを誇っていたグラフィカだが、そんな技術がさらにパワーアップ。美しすぎる圧倒的な映像美に酔いしれること請け合い。『加速した日本のアニメーション』を見逃すな。
声優初挑戦のキャスト達
本作の見所は、その美しいグラフィックだけではない。アニメーション映画において欠かせないのは、キャラクター達に声を吹き込む声優陣達。近年、本職の声優以外にも、俳優が声を担当する機会も増えてきており、本作でも数多くの俳優陣が声優として参加している。松坂桃李や浜辺美波など、まさしく今時代を象徴する人気俳優陣達が結集。その中でも注目なのが、声優初挑戦となる北村匠海。特別な技術を必要とする声優という仕事。本職ではないからこそ、見ている視聴者からも批判が上がることが多いのが、俳優を起用する上で難しいところ。しかし、中には本職の声優に負けず劣らず見事な演技力を発揮する俳優達がいるのもまた事実。果たして若き人気俳優達は、観客を唸らす演技を見せつけることができるのか。
2027sound
『2027sound』。これだけを聞いても一体なんのことか分からないが、このキーワードはこの作品において非常に重要なキーワードである。本作の見所は、声優陣、グラフィックなど数多くの魅力があるが、『2027sound』は音楽に関するキーワード。2027soundとは本作の主題歌を務めている人物のことだが、一人の人物を指し示すのではなく、複数の音楽家たちが集結したもの。「今最も面白いアーティスト達によって、新しい映画音楽の形を想像する」といったコンセプトのもと集まったのが、Official髭男dism、OBKR、OKAMOTO’S、Nulbarich、Yaffle、STUTS、BRIAN SHINSEKAIといった面々。新世代のアーティスト達が織りなす、最先端の音楽を楽しもう。
映画『HELLO WORLD』の公開前に見ておきたい映画
劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール
本作の監督は、伊藤智彦。これまで『サマーウォーズ』や『時をかける少女』といった名作で助監督を務め、経験を積んできた実力者である。さらに、2017年には初めての劇場アニメーションの監督を務めた。それが本作。元々はライトノベルであり、数多くアニメシリーズ化もされた大人気作品、『ソードアート・オンライン』の劇場版である。天才科学者、茅場晶彦がプレイヤーを『ソードアート・オンライン』というゲームの中に引き込む事件から2年。キリト達ゲームの生き残り者は、穏やかな日々を過ごしていた。そして、世の中に新しいゲーム、AR機能を駆使した『オーディナル・スケール』が普及され始める。しかし、なぜか次々と生き残り者達ばかりが狙われる事件が起こる。果たしてキリト達は、黒幕の野望を阻止することができるのか。
詳細 劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール
楽園追放 Expelled from Paradise
日本が誇る最先端の技術を駆使して制作された最新作。その最新作を作り上げるに当たって、必要不可欠であるのが美しくリアリティのあるグラフィック。そして、本作の制作を担当したのが『グラフィニカ』。グラフィニカとはアニメーションのみならず、ゲームや実写など、幅広いジャンルにおいて高クオリティの映像を作り出している会社。そんな会社が過去に制作したのが、2014年に公開された本作である。ナノマシンの暴走によって崩壊してしまった地球。生き残りをかけた人類の殆どは、自らの肉体を捨て電脳世界、ディーヴァで生き延びるという選択肢をとった。しかし、ディーヴァは謎のハッカーによる襲撃を受けてしまう。犯人を捕まえるべく、捜査官アンジェラと地上捜査員ディンゴの戦いが始まるのだった。
詳細 楽園追放 Expelled from Paradise
バタフライ・エフェクト
映画界の歴史に名を残す名作であり、感動のラブ・ストーリーである本作。自分の愛する人を、時を超えて救い出すという点で最新作と共通する一本。少年エヴァンは、とある問題を抱えていた。それは、時折短期間の記憶を失ってしまうというもの。主治医の勧めもあり、日々の出来事を日記に記録することにしたエヴァン。それ以降、記憶喪失に悩まされることはなくなった彼だったが、ある日以降、不可思議な事実に気がつくこととなる。なんと、エヴァンは、日記を読み返すことでその日記の過去に戻れることができるようになったのだった。彼にはケイリーという幼馴染がいたが、彼が彼女の人生を狂わせてしまったことを知ったエヴァン。彼女の人生を取り戻すべく過去へと遡ったエヴァンだったが、彼が過去を変えるべく、必ず誰かが不幸になっていくのだった。エヴァンが取る選択とは…?
詳細 バタフライ・エフェクト
映画『HELLO WORLD』の評判・口コミ・レビュー
“HELLO WORLD”観てきました…
何度私を驚かせたら気が済むんだと言いたい。
映像美に驚かされ、そのリアルさに驚かされ、展開に驚かされ、煽りに恥じないラストで泣かされ。
面白かった…京都人必見だろこれ…
最後に一行さん可愛すぎ。ホントに。 pic.twitter.com/OOXST6QQ28— そらら@低浮上 (@Charlotte511nao) 2019年9月20日
『HELLO WORLD』感想。うわー!すっごく好き!『天気の子』と精神性が似ていながら違う感動が…!アニメとしての快楽も満載。SFへの愛があり「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る」のまたまた〜なコピーも嘘じゃなかった。「またこういうのか」と思ってしまって観ないのはもったいない! pic.twitter.com/WJtny86mv2
— ヒナタカ(映画ブロガー/ライター) (@HinatakaJeF) 2019年9月21日
『HELLO WORLD』
観た後、タイトルにしびれる
ボイスアクトや細かい動きに苦しさはあるが、CGならではの映像や音響も迫力大!好き!
劇中歌もカッコよくてアガる、何度叫びたくなった。こういう作品がオリジナルとして観られるのが嬉しい。ヒットして後が続いて欲しいラスト1秒、確かにひっくり返る pic.twitter.com/xLdOECt5Ck
— るそん。 (@Lecon_3606) 2019年9月20日
#HELLOWORLD 感想
冴えない本好き堅書直実と一匹狼一行瑠璃のボイーミーツガール
序盤は未来感出されてややこしそうだなぁと思ったけど、目的がシンプルな為か普通にわかりやすかったな。
しかしラストのこれでもかと言わんばかりの高カロリー展開はついていけず💦
3D映像美、ヒロインはピカイチでした pic.twitter.com/drjGD4vZsP— ヨーキチ” (@ykch252) 2019年9月20日
映画『HELLO WORLD』観た。序盤は『君の名は。』以後の作品だなぁ〜とか思ってたけど、後半から京都の観光名所がシンゴジラよろしく蹂躙されていくので観ていて気持ち良かったです。ツイッターには京都に対して並々ならぬ負の感情持ってる人が大勢いるのと思うので是非観てガッツポーズして欲しい pic.twitter.com/8WeLy7W5vz
— 社畜のよーだ (@no_shachiku_no) 2019年9月20日
試写会でHELLO WORLD観てきたんだけど、めっーーーーちゃ面白かった\(^^)/個人的に、ここ何年かで観たアニメNo.1だな♪単純に過去に戻って恋人を助ける!みたいなストーリーかと思ったけどぜんぜん違った。最後にHELLO WORLDの意味が分かるしラストは本当にビックリしたなぁ。本当に観て欲しいです pic.twitter.com/iUVpLJjIku
— 竹山 (@tonkun3939) 2019年9月17日
映画『HELLO WORLD』のまとめ
近年の日本アニメーション映画の大躍進は眼を見張るものがある。なんと、日本映画の興行収入ランキングは、上位5作中4作品がアニメーション映画という恐るべき成績。アニメーション映画が、日本の映画界を牽引してきたと言っても過言ではないのである。そんな日本のアニメーションも、日々目まぐるしい発展を遂げている。最先端の技術を駆使したグラフィック、最後までオチの読めないストーリー展開、時代を牽引するカリスマミュージシャン達。そんな全ての要因が揃わなければ完成しなかった奇跡の映画が本作。日本のアニメーション映画は、ついにここまで来た。
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