映画『アイス・エイジ』の概要:かつて地球全体を覆っていた分厚い氷。そんな氷河期には、現在では絶滅してしまった多くの動物達が暮らしていた。そんな彼らの巻き起こす、はちゃめちゃアクションコメディ。
映画『アイス・エイジ』の作品情報
上映時間:82分
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ、アニメ
監督:クリス・ウェッジ
キャスト:レイ・ロマノ、ジョン・レグイザモ、デニス・リアリー、ゴラン・ヴィシュニック etc
映画『アイス・エイジ』の登場人物(キャスト)
- マニー(レイ・ロマーノ)
- マンモスの生き残り。まだ仲間が何処かにいると信じ、仲間を探すため北へと向かう。
- シド(ジョン・レグイザモ)
- 仲間から逸れてしまったナマケモノ。偶然助けてもらったマニーについていく事に。
- ディエゴ(デニス・リアリー)
- サーベルタイガー。赤ん坊を連れて来るように仲間に命じられる。
映画『アイス・エイジ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アイス・エイジ』のあらすじ【起】
遥か昔、まだ多くの動物たちが絶滅する前のお話です。その頃、地球は氷河期真っ盛りで、地球上の殆どを分厚い氷が覆っていました。動物たちは少しでも暖かい環境に移住しようと、南に向けて進んでいました。
しかし、その流れに反して北に向かっている動物がいました。マンモスのマニーです。マニーは、途中他の動物に襲われているナマケモノのシドを助けました。仲間とはぐれてしまったお調子者のシドは、マンモスについていけば大丈夫だとマニーの後を勝手についてきました。
一方、ディエゴというサーベルタイガーは、集団で人間の集落を襲いました。ディエゴはとある母子に襲いかかろうとしますが、意を決した母親が子供を連れて滝へと飛び込み、取り逃がしてしまいます。ディエゴはリーダーに、その子供を捉えてハーフピークという場所まで連れて来いと指示されました。その逃げた母親と子供は、マニーとシドに出会っていました。母親は二人に子供を預け、そして息を引き取りました。
映画『アイス・エイジ』のあらすじ【承】
突如赤ん坊を渡されたマニーとシドは途方にくれます。そして、その赤ん坊の処遇について二人の意見が真っ向に割れたのです。マニーは、厄介のタネにしかならない赤ん坊などすぐに捨ててしまえといいますが、シドは自分達がこの子を育てようと言い張りました。
しかし、そんな二人の前にディエゴが姿を見せます。赤ん坊が欲しいディエゴは彼らに話しかけますが、マニー達はディエゴを警戒して赤ん坊を渡すことはしませんでした。巨大なマンモス相手では、流石のディエゴも一人では歯が立ちません。そこで、彼は赤ん坊の父親の元に彼らを案内すると言い、共に行動を取ることにしたのです。そしてディエゴの本当の狙いは、彼らをハーフピークへと連れて行き、赤ん坊を奪うだけでなく全員でマニーを殺し自分たちの餌にする事でした。
その晩、皆が寝静まった頃ディエゴの仲間が気配を消しディエゴに近づきます。ディエゴはその仲間に自身の計画を告げ、サーベルタイガー達は着々と準備を始めます。
映画『アイス・エイジ』のあらすじ【転】
赤ん坊と3匹の旅はとても騒々しいものでした。そして、すぐに泣く赤ちゃんの世話に右往左往しているうちに、3匹の距離は少しずつ縮まっていきます。赤ん坊の面倒を見ることに否定的であったマニーすらも、その赤ん坊に対して少しずつ愛情を感じるようになってきていたのです。
彼らは旅を続け、とある洞窟に辿り着きました。その洞窟には、人間が書いたと思われる壁画がありました。その壁画には自分の仲間のマンモス達が人間に襲われる様子が描かれていました。マニーの家族は、人間により殺されていたのです。そういった事もあり人間を憎んでいたマニーでしたが、無邪気に笑う赤ん坊を嫌うことはどうしても出来ませんでした。
そして彼らは着実にハーフピークに近づいていました。しかし、彼らの前に巨大な火山が立ちはだかります。そこで危うく命を落としかけたディエゴでしたが、マニーに助けられ一命をとりとめます。3匹と一人で冒険をすることに楽しさを感じるようになっていたディエゴは、いつしか彼らを殺す事に対して抵抗感を覚えるようになっていました。
映画『アイス・エイジ』の結末・ラスト(ネタバレ)
そして、ディエゴは仲間を裏切りシドとマニーに、自分の仲間がハーフピークで待ち伏せている事を明かすのでした。ディエゴの裏切りに怒るマニーとシドでしたが、いつまでも喧嘩をしているわけにはいきません。内部事情をよく知るディエゴの話を参考に、彼らはサーベルタイガー達に立ち向かうべく作戦を練り始めました。
そして見事、誰一人失う事なくサーベルタイガー達を撃退する事に成功したのです。仲間を裏切り、限界まで戦ったディエゴを、マニーとシドは許します。傷ついたディエゴを一旦その場で休ませ、シドとマニーは急いで移動する人間の後を追いました。そして、赤ん坊の父親に赤ん坊を無事に返したのです。
シドとマニーは、ディエゴの元に戻りました。ディエゴの傷は回復し、二人を向かい入れます。そして3匹揃った彼らは、他の動物達と同じく南に向かうのでした。元々仲間を探す為に北に向かっていたマニーにも、種族は違うものの新しい仲間ができたのでした。
映画『アイス・エイジ』の感想・評価・レビュー
舞台は氷河期。人間の子供を保護したマンモスのマニーとナマケモノのシド。子供を人間のもとに戻そうとする2匹だが、その2匹と子供を狙うサーベルタイガーのディエゴが…。というお話。子供も楽しめるわかりやすいストーリーに可愛い映像。キャラクターもそこまで、悪いやつは出てきません。最初は敵でも後半はいいやつになっています。
動物たちも色んな思いがあるんだなあとホッコリしました。家族みんなで観たい作品です。(女性 30代)
今まで自分が勝手に思い込んでいた動物界の恐ろしさや、種族の違う動物との関係が全く違い、新しくうきうきしながら見れた。また人間の赤ちゃんを一緒に育てていくことで、今までになかった感情が沸き立てられ、愛情が出てくるシーンに感動した。仲間の命令に従い、マニーとシドを騙そうとしたディエゴだったが、一緒に行動していく中で絆が深まり、また素直に二人に打ち明けた所も見所である。自分が本当に感じたことや思ったことを言葉で表し、行動したディエゴの姿がとてもかっこよかった。(女性 20代)
人間の赤ん坊を通じて、種族の違う3匹の動物が絆を深めていく物語。親を人間に殺され、人間を毛嫌いしていたマニーも、次第に赤ん坊を愛おしく感じるようになるところなどは、ついほっこりしてしまう事だろう。群れで行動するサーベルタイガーのディエゴも、三匹と赤ん坊で行動するうちに自分自身の気持ちに正直になり、結果自身の種族よりも大切な仲間を守るという選択をしたシーンも見所である。アイスエイジというタイトル通り、これから訪れる動物達の過酷な運命の中、彼らが楽しく生きていく事にフォーカスした素晴らしい作品である。(男性 30代)
アニメなのだが、動物達の体の動きがとてもリアルで可愛かった。物語の最初でお母さんが亡くなってしまうのは悲しかったが、赤ちゃんが無事に父親と再会できてよかったと思う。マニー、シド、ディエゴの種族も性格も全く異なる三人が、旅を通して徐々に心を通わせていくところに感動した。仲間の大切さを感じられる心温まる物語だった。ほとんど物語に関係ないところで登場するスクラットが、見ていて一番おもしろかった。(女性 30代)
キャラクターが可愛く親しみやすいのでとても観やすくなっているが、普段は難しくあまり進んで調べないであろう氷河期の時代を楽しく勉強できる作品になっていて小さな子から大人まで楽しめると思う。
ストーリー自体は王道中の王道なので意外性という面ではあまり期待できないが私は最後まで安心して楽しめて良かったと思う。
吹き替えの声を担当した方々がとても個性が出て面白かったので観るときは是非吹き替えで見てほしい。(女性 20代)
登場するキャラクターがマンモス、サーベルタイガー、ナマケモノと人間の赤ちゃんの4人と少なく、作品の内容も非常にシンプルに構成されているため、子供などにおすすめの作品となっている。しかし、時代背景が氷河期であるためその時代のことを知ることができるし、コメディ調に仕上がっているため、コメディ作品が好きな大人の方にもおすすめの作品となっている。
シリーズとして続編が製作されているため、入門編として視聴するのもあり。(男性 20代)
本作は、かつて地球全体を覆っていた分厚い氷が存在した氷河期から時が流れ現在、絶滅したはずの動物たちが暮らし始め、大騒ぎするハチャメチャコメディー作品。
種族も性格も違う3匹が、人間の赤ちゃんを育てて父親の元へ返しに行く珍道中を描いている。
悪役がいなくて、ずっと見ていたくなるような愉快な雰囲気に好感を持った。
また、3匹が徐々に心を通わせて友情を育んでいく姿に、強い絆や仲間の大切さを感じた。
続編も多く出ている。(女性 20代)
関連作品
次作 アイス・エイジ2
みんなの感想・レビュー
氷河期に、成り行きから人間に赤ちゃんを拾うことになってしまった動物たちの冒険の物語。マンモス、ナマケモノ、サーベルタイガーという異色の組み合わせの動物が、一緒に旅をしていく。困難に巻き込まれながらも、信頼関係を築いていく仲間たち。生きるか死ぬかの世界でありながら、誰を信用できるのか。無寂な人間の赤ちゃんに癒されながら、それぞれの思いを抱える動物たちの冒険に気持ちが昂る。アップテンポな映画の進行に、興奮を覚える人も少なくないだろう。
種族が違う動物達が、最初はそれぞれの目的や野望があったけれど一緒に旅をするにつれて友情が芽生えて、みんなで人間の赤ちゃんを返しにいくお話ですが今の世界にも通用する事だと思いました。
人間と動物が上手く共存していけたらいいなと思ってしまいます。子供から大人まで楽しめる作品だと思います。