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映画『キッズ・イン・ラブ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『キッズ・イン・ラブ』の概要:ジャックは高校を卒業し、大学に進学することが決まっていた。夏休みを利用して親友のトムと旅行に行くため、バイトをしていた。そんなある日、美しい女性イヴリンと出会う。彼女との出会いが、ジャックの人生に大きな変革をもたらすことになる。

映画『キッズ・イン・ラブ』の作品情報

キッズ・イン・ラブ

製作年:2016年
上映時間:88分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ、青春
監督:クリス・フォギン
キャスト:ウィル・ポールター、アルマ・ホドロフスキー、ジェイミー・ブラックリー、セバスチャン・デ・ソウザ etc

映画『キッズ・イン・ラブ』の登場人物(キャスト)

ジャック(ウィル・ポールター)
高校を卒業し、ブリストル大学に入学することが決まっている。だが、本当はカメラマンになりたいという夢を漠然と持っている。
イヴリン(アルマ・ホドロフスキー)
フランスのパリからロンドンにやってくる。自由な女の子。マイロという名の男性と付き合っている。
トム(ジェイミー・ブラックリー)
ジャックの幼馴染で一番の親友。ジャックと一緒に旅行に行くことを計画している。

映画『キッズ・イン・ラブ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『キッズ・イン・ラブ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『キッズ・イン・ラブ』のあらすじ【起】

ジャックは高校を卒業し、ブリストル大学に入学することが決まっていた。歴史を専攻しようと思っていたが、父親は法学部に切り替えて弁護士になることを望んでいた。さらに、父親はジャックの意思とは関係なくインターンシップの話を進めた。

ジャックは友人のトムと旅行に行くため、バイトをしていた。そんなある日、街中で美しい女性を見かける。ジャックは緊張しながらもその女性(イヴリン)に声を掛けるが、口下手であまり会話を弾ませることができなかった。イヴリンはそのことを不快に思うことはなく、今度パブに行こうとジャックを誘った。

トムはパブに行ってもイヴリンを口説くことができないと引き止めるが、ジャックは思い切ってパブに行ってみることにした。ジャックはパブでイヴリンと再会し、クラブに行こうと誘われる。ジャックは緊張しながらもイヴリンと一緒にクラブに行った。イヴリンはそのクラブで働くキャスと友人関係にあった。

イヴリンがクラブにいたマイロとキスを始めたため、ジャックはその場を離れた。キャスはジャックに、知り合いの女性達(ヴィオラ姉妹)を紹介した。ヴィオラ姉妹にダンスに誘われ、ジャックは楽しいひと時を過ごした。

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映画『キッズ・イン・ラブ』のあらすじ【承】

ジャックは大学進学に乗り気ではないことを両親に訴えるが、冗談だと思われ理解してもらえなかった。トムと話をしても、友人達の愚痴を聞かされるだけだった。憂鬱な気持ちになったジャックは、クラブを訪ねた。ジャックはキャスと話し、イヴリンが好きなことを見抜かれてしまう。キャスはマイロの彼女なので止めておけと忠告した。

ジャックはキャスに将来カメラマンになりたいことを打ち明けた。キャスはジャックの夢を馬鹿にすることなく話を聞いた。キャスはジャックを秘密基地のような家に連れて行った。そこには、イヴリンやヴィオラ姉妹が暮らしていた。ヴィオラ姉妹の両親は交通事故で他界しており、家にいるのは子供達だけだった。ジャックはイヴリンと話すが、マイロの話は嫌がられてできなかった。

キャスはナンパした女の子が忘れていったカメラをジャックにプレゼントした。そのカメラはペンタックスだった。ジャックは喜び、キャスの写真を撮った。その日の夜、家でパーティーが行われた。ジャックは途中で帰ろうとするが、ヴィオラ姉妹に引き止められてしまう。

次の日の朝、ジャックがイヴリンと朝食を食べに出かけると、マイロが現れる。3人でしゃべっていると、途中でイヴリンが煙草を吸うために席を立った。ジャックがイヴリンの自由なところに憧れていることを打ち明けると、失うものもあるとマイロから忠告される。自由過ぎると、自分を見失ってしまうこともあるからだった。

映画『キッズ・イン・ラブ』のあらすじ【転】

ジャックはイヴリンと人生について話した。イヴリンははっきりとこうなりたいという夢があるわけではないが、両親のように仕事に縛られて子供と過ごす時間が持てなくなるのは嫌だと思っていた。ジャックもまた将来について不安を抱いていたが、イヴリンと過ごす時間に癒されていた。

ジャックは旅行へ行く計画を中止し、バイトへ行くことを止めることにした。だが、トムはそんなジャックのことが理解できず、口論になってしまう。2人の話は平行線を辿った。 トムは途中で話を切り上げ、バイトに行くために去っていった。

イヴリンは交換留学のためにフランスのパリからロンドンに来ていた。一度パリに戻って高校を卒業し、再びロンドンに来て暮らすようになったのだ。両親は寂しがっており、毎週月曜日に電話で話をしていた。イヴリンは両親に大学に通っていると嘘を吐いていた。美大を本気で目指したこともあったが、テストが苦手で受けてはいなかった。ジャックは美大に通わなくても成功した芸術家はいると励ました。

映画『キッズ・イン・ラブ』の結末・ラスト(ネタバレ)

旅行を断ってから、ジャックはトムと険悪なままだった。両親も最近のジャックのことが受け入れられず、出費が多いことを咎めた。ジャックは両親と喧嘩し、家を出た。そして、キャス達の家に泊まらせてもらうことにした。イヴリンもまたマイロと上手くいっておらず、喧嘩をしていた。

ジャックはイヴリンと田舎町に旅行に出かけ、ベッドを共にした。次の日、ジャックは幸せな気持ちで目を覚ました。だが、イヴリンが瞬間的に関係を楽しんだだけだと知ってしまう。イヴリンはジャックと付き合う気持ちがなかった。ジャックはショックを受ける。

ジャック達が泊まっている家にキャス達もやってきた。キャスはジャックとイヴリンがベッドを共にしたことに気づいた。ジャックにそのことを秘密にするよう忠告した。ジャックは気まずい思いを抱えるが、必死に平静を装った。だが、イヴリンとマイロがキスをするところを目撃してしまい、ショックを受ける。その後、ジャックはイヴリンに話しかけられ、和解した。

トムは別の人と旅行に行った。ジャックは今まで撮った写真を雑誌の出版社に送ることにした。写真にはキャスやイヴリン達の姿が映っていた。ジャックは封筒に「恋する子供達」と書いた。

映画『キッズ・イン・ラブ』の感想・評価・レビュー

高校を卒業してから大学に入学するまでの、大人とはまだ言えない子供達の姿が描かれている。大人はこの作品を見て自分の若い頃を思い出し、登場人物と同じ年頃の子供達は自分だけが悩んでいるわけではないのだと肯定された気持ちになるのではないだろうか。ジャックがこれからどんな道を歩むのかはっきり描かれているわけではないため、とてもリアリティーがある終わり方になっていると思う。大事件が起きるわけではないが、恋や将来に悩む子供達の姿はとてもキラキラしていて素敵な映画だと感じた。(MIHOシネマ編集部)


高校を卒業してから大学に入学するまでのあの何とも言えない期間。卒業した嬉しさと、新しい生活が始まる不安、そして自分の将来について考え始める時。たった数週間の出来事が自分の人生を大きく変えることになると教えてくれた素敵な作品でした。
学生時代、夢や就きたい仕事もハッキリしていなかった私は常に「何とかなる」という気持ちで生きていました。しかし、今作の主人公ジャックは「夢」を持っていながらも、その夢とは違う道へ進もうとしています。
私は何よりも夢を持っているジャックが羨ましかったし、それと同時に夢を持っていなくても「あるキッカケ」で人生が大きく変わり、それが自分の進むべき道を教えてくれることもあるのだと感じました。
将来に対する不安や「夢」を見つけられないと焦っている若者にぜひ見て欲しい作品です。(女性 30代)

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