『妖怪ウォッチ』や『イナズマイレブン』といった人気ゲームを次々と発売しているゲーム会社、レベルファイブ。そんなレベルファイブの人気作、『ニノ国』がとうとう映画化。
映画『ニノ国』の作品情報
- タイトル
- ニノ国
- 原題
- なし
- 製作年
- 2019年
- 日本公開日
- 2019年8月23日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アニメ
アドベンチャー - 監督
- 百瀬義行
- 脚本
- 日野晃博
- 製作
- 不明
- 製作総指揮
- 日野晃博
- キャスト
- 山崎賢人
新田真剣佑
永野芽郁
宮野真守
坂本真綾
梶裕貴
津田健次郎
山寺宏一 - 製作国
- 日本
- 配給
- ワーナー・ブラザース映画
映画『ニノ国』の作品概要
数多くの名作ゲームを世に送り出してきているゲーム会社、レベルファイブ。そんなレベルファイブの作品が新たに映画化。今回の原作ゲームは『ニノ国』。ニノ国とは、2010年にDSゲームのソフトとして開発されたことをキッカケに、続編も製作された人気作。最新作は完全オリジナルストーリー、キャストで構成されている。これまでのニノ国の世界観も尊重されているため、従来のシリーズファンも、初めてニノ国に触れるという人も圧倒的な世界観を楽しもう。
映画『ニノ国』の予告動画
映画『ニノ国』の登場人物(キャスト)
- ユウ(山崎賢人)
- 学校一の秀才で、冷静沈着な男の子。何者かに襲われたコトナを助けようとしたところ、なぜかニノ国に飛ばされる。
- ハル(新田真剣佑)
- ユウの親友。ユウとは反対に活発で、バスケ部のエースとしても活躍している。
- コトナ(永野芽郁)
- ユウとハルの幼馴染。ハルと付き合っている。彼女をキッカケに、ニノ国での冒険が始まる。
- ガバラス(津田健次郎)
- エスタバニア王国の征服を企む人物。黒旗軍の最高指導者で、常にコートと仮面で素顔を隠している。
映画『ニノ国』のあらすじ(ネタバレなし)
ユウ、ハル、コトナは性格はバラバラだが、幼い頃から共に育った仲の良い幼馴染。楽しい日々を送っていた彼らだったが、ある日、コトナが事件に巻き込まれてしまう。そんなコトナをユウとハルが助けようとした時、不思議なことが起こる。なんと、彼らは別世界へと飛ばされてしまったのだ。その世界とは、もう一人の自分がいる世界、『ニノ国』。そして、そこにはアーシャというお姫様がいた。ユウはアーシャ姫に心惹かれていくが、しかし、実はアーシャ姫とコトナが繋がっていることが判明する。そして、コトナを救うためにはアーシャ姫の命を奪わなければいけないことが判明するのだった。さらに、そこに国を征服しようと企む黒旗軍も現れ、彼らは国を揺るがす大きな事件に巻き込まれていくこととなる。
映画『ニノ国』の感想・評価
完全オリジナルストーリー
『ニノ国』は、元来レベルファイブが2010年より発売しているゲームシリーズのタイトル。ホットロイトという場所に暮らすオリバーという少年が、現実世界と表裏一体の世界であるニノ国で大冒険をするストーリーである。しかし、最新作のストーリーや登場人物を見ると、オリジナルの物と全く違うことがわかる。声優陣には声優業が初となる山崎賢人などが起用され、現代風に幾らかアレンジされている。しかし、ニノ国という舞台、その圧倒的な世界観は健在。元来のニノ国シリーズのファンも、新規のファンも等しく楽しめる作品に仕上がっている。なんとあのスタジオジブリが制作協力をしている名作を、大画面で楽しもう。
少年たちの純粋な感情
舞台であるニノ国の設定、スケール感は勿論のこと、本作の魅力は登場人物達にもある。主人公は小学五年生の男の子。バスケ部のエースとして活躍する主人公、ハルはクラスの人気者。一方、もう一人の主人公であるユウも、学年一の秀才で眉目秀麗というポテンシャルの持ち主。それぞれ違った魅力を持ち、周りからの人気もある二人だが、実はその心の内で年齢相応の悩みを抱えている。恋愛や周囲との人間関係、嫉妬心など、多感な時期である小学五年生。そんな彼らの揺れ動く心を、丁寧に描き出しているのもこの作品の持つ大きな魅力。歳を重ね、自分の感情を素直に表現できなくなった人もいるだろう。そんな時にこの作品を見て、当時の初々しい感情を思い出そう。
映画『ニノ国』の公開前に見ておきたい映画
レイトン教授と永遠の歌姫
『レイトン』シリーズは、元々レベルファイブから発売されていた謎解きファンタジーアドベンチャー作品。そのやりこみ要素の高さと可愛らしい世界観から、レベルファイブを代表する人気を誇るシリーズとなった。そんなレイトンシリーズの唯一の映画化作品が本作。ある日、考古学者であるレイトン教授の元に一通の手紙が届く。その手紙の差出人は、かつての彼の教え子で、現在は著名なオペラ歌手となったジェニス・カトレーンだった。なんと、ジェニスの前に、一年前に死んだ親友が現れたというのだ。そんなジェニスの謎を解くべく、レイトンと弟子であるルークは彼女が出演予定の劇場へと足を運ぶ。そして、彼らは巨大な陰謀に巻き込まれていくことになるのだった。
詳細 レイトン教授と永遠の歌姫
ブレイブ・ストーリー
宮部みゆき原作の小説をアニメ映画化した作品。主人公達が突如別世界へと飛ばされ、様々な出会いや別れを繰り返し本当の自分を見つけ出す、という点において最新作と共通している作品。小学五年生の三谷亘は、至って普通の男の子。亘の暮らす街には、幽霊ビルと呼ばれる建物が存在していた。ある日、亘は転校生であるミツルが幽霊ビルに出入りしている様子を目にする。そんな中、亘の父親が一方的に離婚を言い渡し、他の女性の元へと向かってしまった。ショックに打ちひしがれる亘。そんな亘の耳元に、なぜかミツルの声が届いてくる。「運命を変えたければ、幻界へ行け」。そんなミツルの声に従い、亘は幽霊ビルにあるという、幻界へ続く扉を目指すのだった。
詳細 ブレイブ ストーリー
妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS
これまでゲーム会社、レベルファイブが携わってきた映画作品は、最新作を含めると11作存在する。前述した『レイトン教授と永遠の歌姫』がそんなレベルファイブ映画シリーズの第一作目であるとするならば、本作が二ノ国の一つ前に制作された現時点での最新作である。子供を中心に大人気の『妖怪ウォッチ』映画シリーズの第5弾であり、少年少女が悩みながら大冒険を繰り広げるという点で最新作とも共通している。下町シンという少年は、苦しい生活を送りながら唯一の肉親である母親と幸せに暮らしていた。しかし、ある日母親が不可解な死を遂げてしまう。人生に絶望し自ら命を絶とうとしていたシンだが、母親の死に玉藻前という妖怪が関わっていたことを突き止める。そして、シンは仲間と共に、妖怪がはびこる世界で母親の死の真相を求める大冒険をすることとなったのだった。
映画『ニノ国』の評判・口コミ・レビュー
ニノ国一般公開されたからやっと試写会で見た感想言える。絶対見に行くな、ユアストとタメ張れる映画だぞ。
良かった所が背景美術と準じてBGMくらいしかない。設定と行動に説得力が皆無・キャラデザもひどい。中学生が初めて書いたんかってくらいのストーリー。今年ワースト1位・100点満点中5点— ぎゃら (@kondoGALAXY) 2019年8月23日
映画「ニノ国」、ドラクエよりさらに酷いという口コミがあるようですが、観た感想ではドラクエのようなぶっ壊れはないです。
君の名は。の二の舞をやろうとしてコケた「ひるね姫」「未来のミライ」とかあの辺に近い感じでしょうか。
今年はちょっとライバルが強すぎた・・・😣— ひりゅう (@hiryu0066) 2019年8月24日
#ニノ国
「アニメ映画」として観た場合はそこそこの水準であると思われるのだが「映画」として観るのであればこれほど不親切な映画はあまり経験がない。端的に言えば「つまらない映画」と捉えて差し支えはない。ここ数年映画を観る頻度は多くなっているが一、二を争う程低い評価と言わざるを得ない。— 創作中の葵エト@やや低浮上 (@eto_hozuki) 2019年8月24日
映画「二ノ国」。「DRAGONQUEST YOUR STORY」のどんでん返しを軽々と下回る、この夏一番の大絶惨作品でした。あ、大絶惨とは大いなる絶望と惨状の略ね。ドラクエがすぎやまこういち無駄遣いなら、今作は久石譲無駄遣いでした。作画とかが悪いのではなく、もう一から十まで日野社長の壮絶駄脚本が酷い!
— 椎名りお (@RIO_Cinema) 2019年8月23日
映画『ニノ国』のまとめ
数々と名作を生み出しているゲーム会社、レベルファイブ。幅広い年代に愛され、長年支持され続けているレベルファイブの作品は、これまで何作も映画化がされてきた。そして、とうとうレベルファイブが誇る作品一覧の中でも異例の作品が映画化。本作、『ニノ国』は元々日本が誇るジブリが制作協力をした作品。流石ジブリともいうべき優しいタッチと世界観は圧巻。勿論映画になっても、その魅力は十二分に発揮されている。一ゲームの枠を超えた名作の復活を、この目に焼き付けよう。
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