「性の劇薬」のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

元々は、電子コミックとして配信されていたBL作品。男性同士のSM、監禁、調教というあまりに強烈すぎる内容に噂が噂を呼び、累計100万ダウンロードという偉業を成し遂げた作品。そんな名作が、なんと奇跡の実写映画化。

性の劇薬の作品情報

性の劇薬

タイトル
性の劇薬
原題
なし
製作年
2020年
日本公開日
2020年2月14日(金)
上映時間
89分
ジャンル
ラブストーリー
監督
城定秀夫
脚本
城定秀夫
製作
不明
製作総指揮
不明
キャスト
北代髙士
渡邊将
千葉誠樹
階戸瑠李
長野こうへい
山本宗介
守屋文雄
製作国
日本
配給
フューチャーコミックス

性の劇薬の作品概要

近年、より多くの人に受け入れられるようになってきたBL作品であるが、未だに全ての人が手を出すジャンルではないことは確か。しかし、そんなジャンルでありながら、100万ダウンロードという奇跡のような数字を叩き出した作品がある。それが本作、水田ゆき原作の『性の劇薬』。SM、調教、監禁というあまりも重いテーマを扱っているだけに、実写化は不可能と言われていた作品が、予想を裏切ってまさかの実写映画化。桂木と余田の関係性の変化に注目。

性の劇薬の予告動画

性の劇薬の登場人物(キャスト)

余田龍二(北代髙士)
自殺寸前の桂木を拾った謎の男性。桂木の全てを管理し、調教していく。
桂木誠(渡邊将)
エリートサラリーマンとして出生街道を突っ走っていた男性。不運が重なり全てを失い自暴自棄になっていたところで、余田に拾われる。

性の劇薬のあらすじ(ネタバレなし)

エリートサラリーマンとして、出生街道まっしぐら、順風満帆な人生を送っていた桂木誠。しかし、不運が重なり彼は仕事を辞職し、交際していた恋人とも破局を迎えてしまう。そんな人生に絶望した桂木は飛び降り自殺を図る。しかし、そんな桂木を一人の男が食い止める。余田龍二と名乗るその男は、「自分から捨てようとした命なら、俺によこせ」と桂木を自宅へ連れ込んだ。しかし、それは余田が桂木の食事、性欲の全てを管理するという、脅威の監禁生活の幕開けだった。繰り返される凌辱に調教、思わず目を背けたくなるような剥き出しの性。『性によって生を感じさせる』という、二人の究極の監禁生活の行く末は。果たして、桂木と余田は結ばれるのか。

性の劇薬の感想・評価

剥き出しの性

日本人は、性に対して奥手であることが多い。特に、そういったことを口に出すことはあまりせず、秘めていることが美徳とされることが多い。そのため、あまりにも性に対してオープンな作品というものは、日本では中々作られにくい傾向にある。後述する『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』も、日本で公開された時には視聴者を震撼させた。そんな中、とうとう日本発の過激な作品が登場。監禁、凌辱、SMといったディープすぎる内容に、さらにBLといった要素を組み込んだあまりに強烈な作品。あまりにも剥き出しな性に、日本人は目を背けずにいられるのか。日本映画が新たな境地を切り開くきっかけになるかもしれない作品。映画ファンならば、是非見届けよう。

BLだからといって見なければ損

ボーイズラブ、略してBL。日本が世界に誇る立派なサブカルチャーの一つではあるが、手に取る者を選ぶのもまた事実。しかし、近年そういったBL作品があらゆるメディア化される機会が確実に増えてきている。近年爆発的ヒットを博し2019年にはドラマの続編も制作された『おっさんずラブ』も、BL作品の一つ。有名俳優が演じ、紅白にも出演し、より多くの人々から受け入れられるようになってきたのだ。今や、BLだから、といって区別する時代では無くなってきた。100万ダウンロードという実績を誇る本作は、最早BLという枠組みを超えて人々に熱く支持される名作の一つとなっている。ぜひ、これまでBLを読んだことがない人も、本作をきっかけに挑戦してみよう。

実は純粋なストーリー!?

前述したように、本作は監禁、凌辱、SMなど過激なテーマをふんだんに盛り込んだBL作品。自殺寸前の桂木を余田が広い、余田が桂木を調教していくという衝撃的なシーンから始まる。BLということもあり、視聴者を選ぶかと思われる本作。しかし、本作は紛うことなき、純愛映画なのだ。しかも、なんとハッピーエンドで終わるという。元々はコミックである原作をダウンロードし、読了した読者の感想を見ると、軒並み『感動した』、『ハッピーエンド』といった言葉が並ぶ。あらすじだけを見ていると、どこがどうなれば純愛という結末に辿り着くかが予測できない。どんなイベントが起きて、二人の関係性がどのようにして変化していくのか、注目が集まる。

性の劇薬の公開前に見ておきたい映画

映画『性の劇薬』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。『性の劇薬』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

私の奴隷になりなさい

本作のメガホンをとったのは、これまでに数多くの作品を手掛けてきた城定秀夫。実は、彼が性に一歩踏み込んだ作品を手掛けるのは今回が初めてではない。大人気官能小説シリーズが基になっている本作。その中でもSMを題材とした『SM青春小説シリーズ』が2012年に実写映画化された。主演を、当時大人気を博していた壇蜜が担当したことでも大きな話題となった。主人公は、広告・編集会社に中途採用されることとなった。プレイボーイである彼は、美女の先輩、香奈に目を付け歓迎会で声をかける。香奈はそんな主人公を一切気にかけることはなかったが、ある日突然、彼女から主人公にメールが入る。「しましょう」というそのメールは、二人の関係性を大きく変えていくことになる。

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同級生

近年メディア化されることも増え、人々により認知されることになったBL作品。書店のBL作品売り場も年々スペースを拡大している。本作もその中の一つ。中村明日美子が連載していた日本の漫画であり、その人気から2016年に劇場版アニメーション化もされた。佐条利人と草壁光は、それまで普通の高校生活を送っていた。しかし、入試で全教科満点を取るような秀才である佐条と、バンドに所属し女子から圧倒的な人気を誇る草壁は、タイプも違い全く関わることはなかった。しかし、合唱祭をきっかけに、二人の人生は少しずつ交わっていく。草壁が、歌が苦手な佐条に歌を教える毎日。そして、同じ時間を過ごしていく内に、二人は次第に惹かれ合っていくのだった。

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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

最新作は、誰もが見ることができる、映画という媒体であるにも関わらず、調教、SMといったあまりにもディープなテーマを取り扱った作品。しかし、同様の内容で既に世間を騒がせていた作品が存在した。それが、2015年に公開された本作E・L・ジェイムズが発表した官能小説を実写化した本作は、その人気故に、計3部に渡るシリーズ化となった。アナスタシア・スティールは、大学で英文学を専攻にするどこにでもいる普通の大学生だった。彼女はある日、友人に変わってグレイ・エンタープライズ・ホールディングスの若き社長、クリスチャン・グレイにインタビューすることになる。しかし、二人はふとしたことから身体の関係を持つようになってしまう。そして、アナとグレイの、支配者と隷属者という関係も始まってしまうのだった。

詳細 フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

性の劇薬の評判・口コミ・レビュー

性の劇薬のまとめ

2020年になって早々に、本年度一、日本国内を震撼させることになるであろう作品が登場した。BL、凌辱、監禁、SMといったパワーワードを並べた、性の深いところに踏み込んだ一作。しかし、本作の魅力は性的要素だけではなく、思わず涙を流してしまうような美しいピュアな要素も含んでいるという、あまりにも振り幅が広い作品であるという点。恋愛映画の可能性を何倍にも膨らませた、日本の恋愛映画を大きく変える注目の一本。

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