映画『天国からのエール』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ
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映画『天国からのエール』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『天国からのエール』の概要:弁当屋を営む大城は、バンド練習を行う場所がないアヤ達高校生のためにスタジオを建設した。彼は人としての礼儀や秩序を教え、勉強との両立を条件にスタジオを無料で使わせた。しかし、彼の体には病魔が忍び寄っていた。

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映画『天国からのエール』の作品情報

天国からのエール

製作年:2011年
上映時間:114分
ジャンル:ヒューマンドラマ、青春、音楽
監督:熊澤誓人
キャスト:阿部寛、ミムラ、桜庭ななみ、矢野聖人 etc

映画『天国からのエール』の登場人物(キャスト)

大城陽 / にいにい(阿部寛)
妻ミチコと実母と共に、小さな弁当屋「あじさい弁当」を営む熱血漢。スタジオがあればいいのにと願うアヤの声を聞き、弁当を売っていた売店脇に音楽スタジオを構え、学業との両立を条件に無料で貸し出した。義理人情に篤く、スタジオへ来る浮ついた態度の高校生には愛を以て礼節を教えた。学生達からは“にいにい”と慕われたが、アヤの所属するバンドHI-DRANGEAが軌道に乗った矢先に癌が再発する。
ミチコ(ミムラ)
大城の妻。自分への相談なしにスタジオ建設に取り掛かった夫へ腹を立てつつも、高校生達の夢に正面から向き合う彼を応援するようになる。
アヤ(桜庭みなみ)
「あじさい弁当」が弁当を卸している学校の生徒。ボーカル。練習場所を失い落ち込んでいた時に大城と出会い、彼が自分達のためにスタジオを作る姿を見て感銘を受ける。大城のことを“にいにい”と呼び、本当の父親のように懐き、尊敬している。
ユウヤ(矢野聖人)
かつてはアヤのバンドでリードギターを弾いていたが、町で喧嘩し停学をくらったことで音楽から遠ざかった。母子家庭。ギターの才能はあるが、スナックを営む母は息子の音楽を聴いたことがなく「なんの取り柄もない人間は生まれた町でおとなしく暮らしていくのがいい」と決めつけている。
カイ(森崎ウィン)
ドラマー。せっかちで短気な性格で、バンドを抜けたユウヤと対立している。プロを目指しているが、場数と実力が伴わない現状に苛ついている。
キヨシ(野村周平)
ベーシスト。アヤやカイと共にメジャーデビューを目指して黙々と練習に励む。

映画『天国からのエール』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『天国からのエール』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『天国からのエール』のあらすじ【起】

沖縄で小さな弁当屋「あじさい弁当」を営む大城陽は、得意先である車の整備工場へ配達に向かった際、鉄材を漁り車のフロントガラスを割ろうとする高校生ユウヤを見かけ注意した。ユウヤは、学校で孤立していた。

高校のテラスで練習するスリーピースバンドは、「裏の住民からうるさいと苦情がきている」と教員に注意を受けた。学校での練習を禁止され落ち込むボーカルのアヤは、高校の麓で小さな売店を出している「あじさい弁当」を見て、電気も水道もあるコンクリート造りの建物で練習がしたいと呟いた。偶然それを聞いた大城は、平日の昼間以外は使っていないから自由にしろと言った。

いざ練習を始めると、近隣住民からはすぐに苦情がきてしまった。すごすご帰って行くアヤ達を見た大城は、プロを目指してギターを演奏していた同級生を思い出した。大城は同級生の実家へ赴き、若くして亡くなった彼へ花を手向けた。

練習場所を完全に失ったアヤ、カイ、キヨシは、市場の一角で暇を持て余していた。丁度仕入れに来ていた大城は3人へ、一緒に練習場所を探すと言ったが、スタジオどころかカラオケもない町にしたのはアンタら大人だろと言い返され閉口した。

翌日から大城は、売店脇の空き地を更地にしはじめた。突然草刈りを始めた夫に驚いたミツコは、相談もなしに「信用金庫に掛け合ってここにスタジオを作る」と宣言する彼へ腹を立てた。しかし、売店を建設した分の返済も済んでいない大城は信用金庫からの融資を断られてしまい、実費で資材を仕入れて一人で建設作業にあたった。

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映画『天国からのエール』のあらすじ【承】

アヤとカイ、キヨシの3人は、黙々とスタジオを作る大城に心を動かされ、自主的に手伝いを申し出た。3人がスタジオを作っているという噂はすぐに広まり、音楽好きの高校生だけでなく、同じ高校の学生達も大勢手伝いに来るようになった。子供達の懸命な姿を見たミツコと大城の母は、彼らに弁当を振る舞った。

念願のスタジオは無事完成した。大城ははしゃぐ高校生達を制し、無料でスタジオを利用させる代わりにいくつかの条件を出した。「ここを不良のたまり場にするのではなく、人としての姿勢や秩序、礼儀を学ぶ場所にすること」と言う大城は、まずは「はい」と返事することや「おはようございます」「こんにちは」を正しく使うことを教えた。

弁当屋がスタジオを建てたという話は、地元の雑誌にも注目された。取材を受ける大城は、記者の前であっても間違った振る舞いをする学生達を厳しく叱った。学生達は大城から注意されたことや使用ルールを細かく書き止めて「あじさい10か条」を作り、みんなが守れるようスタジオに張り出した。

スタジオ前に作った休憩スペースは、楽器の自主練や勉強をする学生達のたまり場になっていた。アヤは、自分の父親は仕事にばかり熱心で、カイの父親も飲み歩いてばかりだとミツコに話すと「にいにいってお父さんみたい。ここに来るとほっとするさ、でっかい家族みたい」と告げた。

オリジナル曲を作っているアヤのバンドは、音に厚みがないことを悩んでいた。アヤとキヨシは、ユウヤのギターが入ればバンドはもっと良くなると考えたが、カイは反対した。

映画『天国からのエール』のあらすじ【転】

大城は、ライブをしたいと望むアヤ達を商店街の祭りに出演させた。しかし、初めて人前で演奏する3人は、緊張から思うように演奏できなかった。大城は出番を終えて落ち込む3人に「心を込めて演奏しろ」とアドバイスし、誰よりも悔しがって立ち去った。そこへ現れたユウヤは「お遊びだな」と吐き捨て、カイは思わず殴りかかり喧嘩に発展した。

アヤは「上手くやらせたいと思うのは俺の見栄だった」と謝る大城を連れ、ユウヤとカイの喧嘩を止めさせた。カイは音楽や家庭から逃げるユウヤへ、本気でプロを目指していると叫び、アヤもまた「どこまでいけるか試したい」と訴えた。

大城は、ユウヤの母が営むスナックを訪れ、ユウヤをバンドに誘った。大城の説得に胸を打たれたユウヤは、翌日にアヤのバンドの前へ現れると、一緒にやらせてほしいと頼んだ。再びユウヤをメンバーに加えた彼らは、HI-DRANGEA(あじさい)というバンド名で再出発を決めた。そんな矢先、大城の体に異変が起こった。

自身の不調を自覚する大城は、自主企画ライブを控えるHI-DRANGEAの音源を必死にラジオ局へ売り込んだ。アヤやキヨシもまたバンドのフライヤーを配って回ったが、カイはスタジオに寄り付かなくなった大城が「愛想を尽かした」のだと嘆いた。そこへミチコがラジオを持ってやって来て、彼らは沖縄中に届く電波に乗った自分達の曲を聴いて興奮した。

ラジオの影響もあって、HI-DRANGEAは爆発的に知名度を上げた。彼らはどこでライブをしても大勢のファンや観客がつくようになり、大城の陰ながらの売り込みの甲斐あって島風ロックフェスから招待を受けた。

映画『天国からのエール』の結末・ラスト(ネタバレ)

ある夜、ミチコは大城が病院から処方された薬を隠しているのを見つけてしまった。ミチコは夫を問い詰め、彼は精密検査の結果は明日出ると告げた。

医師から「3年前に手術した癌が再発している」と告げられた大城は、真っ先に余命を尋ねた。医師はすぐに那覇の大きな病院に入院すれば僅かでも長く生きられると説明したが、大城は尚もバンドの世話を続けようとした。ミチコは夫へ入院を懇願したが、大城は妻へ亡くなった親友がプロになる直前に事故死していたことを明かすと、親友の夢と高校生達の夢は最早自分の夢になっていると言い、簡単に諦められないと言った。ミツコは夫の覚悟に理解を示し、闘病しつつスタジオを切り盛りしようと決めた。

台風の迫る中入院した大城は、スタジオの浸水を気に掛け、妻に頼み込み病室を抜け出した。しかし、スタジオには既にアヤをはじめとする学生達が到着しており、彼らは暴風の中屋根にシートを張り機材を避難させていた。それを見て安心し気が抜けた大城は、翌朝スタジオの中で倒れてしまった。

ようやく彼が病気だと知らされたアヤ達は、大きな衝撃を受けた。病院へ運ばれた大城の手術は成功したが、間もなくして再び倒れてしまった。危篤の連絡を受け大城の病室へ駆け付けたアヤ、ユウヤ、カイ、キヨシは、大城の家族と共に彼へ声をかけた。大城は最期の瞬間までフェスを控える彼らの心配をし、声にならない言葉を振り絞って激励した。彼は家族やアヤ達に見守られて息を引き取った。

島風ロックフェスティバル当日を迎え、本当に“にいにい”がいなくなったと実感したアヤは、涙を流しながら天国にいる彼へ自分達の曲を届けた。

アヤ達が卒業した後も「あじさいスタジオ」には多くの学生が集まり、ミツコは夫がしたのと同じように、愛を持って厳しく生徒達に接した。

映画『天国からのエール』の感想・評価・レビュー

沖縄県本部町で「あじさい音楽村」を創設した仲宗根陽の半生を綴った『僕らの歌は弁当屋で生まれた・YELL』を原作とした映画。主題歌は「あじさい音楽村」からデビューに至ったステレオポニーが担当。

初めは“お節介で口うるさい弁当屋のおじさん”だった大城だが、斜に構えていた高校生達は次第に彼のひたむきさや情熱に感化され、音楽を通してだけでなく大城を通して社会を知って行く。

ライブハウスやスタジオに出入りする“家族以外の大人”と接することは、アヤと同じように本気でバンドに取り組んでいた自分から言わせれば非常に有意義な経験だった。夢を諦めない(と言えば格好いいが)大人達の言葉は、発展途上の子供に深く刺さる。音楽だけでなく、好きなことに熱中できる人間は純粋で素直だ。今は大城のような大人や、本気で夢を語る大人が少なくなったが、夢を持つ人間を馬鹿にするのではなく、心から応援できる人間になりたいものだ。

個人的には、キヨシのベースの上達具合が非常に嬉しかった。初めはルート弾きばかりで単調だった彼の音だが、終盤に向けて手数を増やし、フェスではユウヤに負けないほどメロディアスなベースラインを奏でていた。(MIHOシネマ編集部)

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