あのゆるキャン△が劇場版となって帰ってきた!主人公は、アニメの時より少しだけ大人になったなでしこ達。今作では、なでしこ達がとうとう自分達の手でキャンプ場作りに着手する。
映画『ゆるキャン△』の作品情報
- タイトル
- 映画 ゆるキャン△
- 原題
- なし
- 製作年
- 2022年
- 日本公開日
- 2022年7月1日(金)
- 上映時間
- 120分
- ジャンル
- アニメ
ヒューマンドラマ - 監督
- 京極義昭
- 脚本
- 田中仁
- 製作
- 不明
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 花守ゆみり
東山奈央
原紗友里
豊崎愛生
高橋李依 - 製作国
- 日本
- 配給
- 松竹
映画『ゆるキャン△』の作品概要
現代は、非常に窮屈な時代である。コロナウイルスの流行から早数年、以前よりも厳戒態勢は少しずつ解かれてはいるものの、依然として海外旅行やアウトドアは抵抗感が示されている。そんな時代だからこそ世に送り出すのが本作。本シリーズは、キャンプというアウトドアを題材とした作品。アウトドアに馴染みがない人にとっては、アウトドア=激しいというイメージがあるかもしれないが、一概にそうとは言い切れない。アウトドアに流れる特有のゆったりとした時間を求め、アウトドアに出かける人も多いのだ。本作を見て、気分だけでもアウトドアを楽しもう。
映画『ゆるキャン△』の予告動画
映画『ゆるキャン△』の登場人物(キャスト)
- 各務原なでしこ(花守ゆみり)
- 都内のアウトドアショップで勤務中。持ち前の明るさで、アウトドアの楽しさを周囲に伝えている。現在も頻繁にキャンプ場へと足を運ぶ。
- 志摩リン(東山奈央)
- 名古屋で編集者として勤務中。タウン情報誌を作成しているが、まだまだ苦難が多い。
- 大垣千秋(原紗友里)
- 東京で勤務していたが山梨へと戻り、現在は観光推進機構で勤務している。日々の楽しみは居酒屋での一杯。
- 犬山あおい(豊崎愛生)
- 地元で小学校の先生として勤務中。穏やかな性格で、生徒からの評判もいい。
- 斉藤恵那(高橋李依)
- 横浜でトリマーとして働いている。定期的に実家に帰り、ペットとの日々を楽しんでいる。
映画『ゆるキャン△』のあらすじ(ネタバレなし)
かつて様々なキャンプ場へと共に足を運んできたなでしこ、リン、千秋、あおい、恵那の5人。しかし、時は流れ彼女達は大人へと成長した。地元に残った者、県外に出た者、道は違えど、彼女達はそれぞれ社会人としての一歩を踏み出していた。そんな彼女達が、久しぶりに一堂に会することに。そして、彼女達は新しい挑戦をすることになる。なんと、彼女達の手でキャンプ場を作ることになったのだ!キャンプ場を作ることで、改めて考えさせられるキャンプの魅力。果たして彼女達は、これまでの経験を基にどのようなキャンプ場を作り上げるのか。こんな時代だからこそ、なでしこ達が改めてアウトドアの楽しさを見ている人々に語りかける。
映画『ゆるキャン△』の感想・評価
ゆるい時間
本作の売りの一つは、作中に流れるゆったりとした時間。勿論、久しぶりの再会やキャンプを作るという大きなストーリーラインはある。しかし、勿論誰かと戦うわけでも、強大な敵が現れるわけでも、ましてや誰かが死んでしまうというわけでもない。だが、そこがいいのである。確かに、人は刺激的な非日常をアニメや映画に求めている。しかし、それは常にではない。疲れている時など、人は作品に癒しを求めるのだ。そういった点において、本作はまさに適役。ゆったりとした時間を堪能できるだけでなく、作品を見ることで自分もアウトドアに出かけた気分になれる。疲れている時にこそ是非見てほしい一本だ。
空前のキャンプブーム
ここ数年、空前のキャンプブームが来ていることを知っているだろうか。その背景には、コロナウイルスの流行がある。ソーシャル・ディスタンスに旅行の禁止など、人々は閉鎖的な毎日を余儀なくされていた。そんな中、人々が目をつけたのがキャンプである。手軽に、広い自然の中だからこそ周囲を気にせず開放的に過ごすことができる。人々は少しでも解放感を味わうため、全国のキャンプ場へと足を運ぶのである。そんな中、再評価されているのが本シリーズ。コロナ流行前から連載されている本シリーズが教えてくれる、アウトドアの素晴らしさ。本作を見たら、あなたもきっとキャンプに行きたくなる。
キャンプを『作る』
これまで、さまざまなキャンプ場へと足を運んできたなでしこ達。しかし、本作の『ゆるキャン△』は一味違う。キャンプ場を楽しみに行くのではなく、キャンプ場を『作り』に行くのだ。ただただ楽しむのと、実際に自分が管理者になるのでは、見え方が全く違ってくる。そもそも、なぜ彼女達は大変な思いをしてまでもキャンプ場を作ろうとしているのか。各キャンプ場にはそれぞれ個性があるが、それは作り手のこだわりが反映されているから。キャンプ場に慣れ親しんでいるからこそ見えてくるものもあるだろう。果たして彼女達は、これまでの経験を活かしてどのようなキャンプ場を作り上げるのか。
映画『ゆるキャン△』の公開前に見ておきたい映画
デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆
『ポケモン』と並び、日本の子供達にこれまで大きな影響を与えてきた『デジモン』シリーズ。数多くのタイトルが発表されてきた大人気作であるが、その中でも『デジモンアドベンチャー』シリーズは非常に有名。そして、その『デジモンアドベンチャー』が、2020年に再始動したことを知っているだろうか。本作は、『デジモン』シリーズの20周年を祝して製作された記念すべきタイトル。舞台は、太一がアグモンらの忘れられない夏を送った時から10年後の世界。アニメよりも未来の姿を描くのは、最新作同様である。成長した子供達はそれぞれの道を歩んでいた。しかし、そんな彼らの前でとある事件が起こる。そして、その事件をきっかけに、彼らの冒険が再び幕を開けるのだった。
詳細 デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆
劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME
最新作の登場人物は、殆どが女性だ。しかし、だからといって作品が男性向けというわけではない。好きなことに打ち込む姿は、異性だけでなく同棲の心も動かすのだ。本作も、登場キャラクターの殆どが女性でありながらも、同性から高い人気を誇る作品。『おすすめアニメ』で検索すると必ず名前が上がるほど、作品としての完成度は高い。松前緒花は、自由奔放な母に頭を抱えていた。恋愛体質の母親は、新しくできた恋人と夜逃げをするのだという。仕方なく緒花が頼ったのは、石川県で旅館を経営している祖母。しかし、祖母は厳しく、緒花を住み込みの仲居としてなら旅館に置いてもいいと言うのだった。
わたしに会うまでの1600キロ
アウトドアは、忘れかけていた自分を取り戻すための時間でもある。日常生活は非常に忙しい。そんな日々に忙殺され、本来の自分を見失ってしまうこともあるだろう。そんな、アウトドアを通じて、かつての自分を見出した作品が本作。主人公のシェリルは、母を失った悲しみから薬と男に溺れてしまう。そして、自らの手で幸せだった結婚生活を終わらせてしまったのだ。そんな自分と決別するため、彼女は旅に出る。彼女が向かったのは、アメリカ西海岸に存在する自然歩道、パシフィック・クレスト・トレイル。厳しい自然環境下で、果たして彼女は何を学ぶのか。
映画『ゆるキャン△』の評判・口コミ・レビュー
昨日は映画『ゆるキャン△』を初視聴🎞。終始、娘を見守る親の目線で楽しませて頂きました。彼女達が頑張る姿には心の中で激励し、落ち込む姿は見ていてとても辛かったです。EDでは自然と涙が溢れていました。今日は感動をそのままに過去作品をハシゴしました📺。(ゆるキャン△最高🏕) pic.twitter.com/XSwwnQ8lLm
— 紹運△(じょううん) (@jouun_vitzgs) July 3, 2022
『映画ゆるキャン△』
なんだこの完璧過ぎる映画化は!
ゆるキャンらしさをしっかり抑えつつ大人になったことで世界が広がったなでしこ達の日常と起業ものとして面白さ、凄まじい威力の飯テロと文句なしの仕上がり。
日常系アニメの映画化としてはこれ以上は考えられない傑作。
今年のベスト候補。 pic.twitter.com/QLrqCCZeQH— ヨッシーのゆっくりCH (@atariya_ch) July 1, 2022
『映画ゆるキャン△』【ネタバレなし】
初日レイトで観了してきました!
アニメシリーズの良さを引き継いで且つ劇場版でしか紡げない物語も其処に存在していて。
“良い作品観た‼︎”と、心の底から思える最高の傑作でした。
これからもずっとゆるキャン△が大好き‼︎
改めて感じたこと😊 pic.twitter.com/5LIzFQs7jI— コツコツが勝つコツ (@KATSU_KOTSU) July 1, 2022
時々寝そうになりながら「映画ゆるキャン△」観た。社会人になった5人の、何一つとして悪い出来事の起こらない(皮肉じゃないよ。ゆるキャン△はそれで正しい)ある一年の物語。ご飯作りや焚き火の愉悦、周囲の素敵な人々の優しさに実を委ねるヒーリングムービー。繰返すけど皮肉ではない。 pic.twitter.com/5eEYvh8p8t
— かの (@oceanarrowwaka) July 3, 2022
映画『ゆるキャン△』のまとめ
本作を見ていると、どこかノスタルジーを感じてしまう。学生の頃、世界は毎日輝いて見えていた。日々新しいことに溢れ、熱中しているものがあり、もしかしたら、自分が世界の中心かのような高揚感すらも味わっていたかもしれない。しかし、それも永遠には続かない。人は必ず大人になる。日々の忙しさに飲まれ、趣味に没頭する時間や、ちょっとしたことを楽しむ心の余裕を失ってしまうかもしれない。なでしこ達も今や大人となり、立派な社会人として日々を生きている。しかし、彼女たちが教えてくれるのは、日々を楽しむ大切さ。大人になった今でも、青春はまだまだやってくるということを本作で教えてくれる。
みんなの感想・レビュー
ピンポイントでデジモンきたのは驚いたわ