この記事では、映画『自殺サークル』のあらすじをネタバレありで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『自殺サークル』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『自殺サークル』 作品情報

- 製作年:2002年
- 上映時間:99分
- ジャンル:ホラー、サスペンス
- 監督:園子温
- キャスト:石橋凌、永瀬正敏、さとう珠緒、宝生舞 etc
映画『自殺サークル』 評価
- 点数:65点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★★☆☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『自殺サークル』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『自殺サークル』のあらすじを紹介します。
新宿駅のプラットホームから、54人の女子高生たちが手をつなぎ、線路に飛び込んで集団自殺を遂げた。
その直後、夜勤をしていたもう2人の看護師が突然の自殺。
そこに残されていたスポーツバッグには、集団自殺した女子高生のものを含んだ皮膚で作られたロープ状のものが入っていた。
警察が事件と事故のどちらで処理していいのか混乱する中、警察に“コーモリ”という人物から一本の電話が入り、自殺予告をしているサイトの存在が告げられる。
そしてとある高校で再び集団自殺が起こり、彼らは「自殺クラブ」という言葉を残した。
自殺の連鎖が続く中、黒田刑事の息子が「廃墟ドットコム」という謎のサイトの存在を見つけ、その後自殺予告の電話がかかってくる。
黒田は事件と判断し捜査を開始するが、帰宅すると彼の家族が自殺していた。
再び電話を受け「あなたとあなたの関係は?」と問われた黒田もまた自殺する。
コーモリの通報で「自殺クラブ」のサイトを運営していたジェネシスという男が逮捕されるが、彼は自殺をけしかけた犯人ではなかった。
恋人を自殺で失った女子高生ミツコが偶然、人気アイドルグループ「デザート」に隠された謎を紐解き、指定された場所に向かうと多くの子供たちに「あなたとあなたの関係は?」と聞かれる。
その後、警察の元には新たな自殺予告が届いてた。
映画『自殺サークル』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『自殺サークル』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
大風呂敷を広げただけのストーリー
54人の女子高生の集団自殺という血みどろのショッキングなシーンから始まる作品。
集団自殺とインターネットの危険性を絡めながら進むストーリーはどんどん広がり、大風呂敷を広げきった形で終わる物語。
「ちょっとコンビニに行ってくる」というような軽さで自殺してしまう登場人物たちが恐ろしく不気味で、洗脳なのか、テロ行為なのか、単なる自殺なのか、最後まで明らかにならない。
サブリミナルでも行っているかのように何度も入り込む「デザート」のMVや「廃墟ドットコム」の画面上の点滅、子供の声での電話「あなたとあなたの関係は?」という言葉の意味もわかることなく、謎が増えるだけ増えていく。
そして平均年齢12歳のアイドルグループ「デザート」の会場に行き着いたミツコが出会う子供の集団と、質問に即答した彼女が皮膚を取られても自殺しなかった理由も、全く謎で放り投げて終わるのだ。
ブラックユーモアたっぷりの園子温ワールド
作中のアイドルグループ「デザート」が終盤に解散を発表し、「勝手に生きろ」と叫んで終わると言うエンディングは奇妙な感覚を覚えさせる。
54人の女子高生の集団自殺シーンをはじめとしたグロテスクなシーンの多さと、これでもかという程使われる大量の血のりはすさまじい。
高校生の屋上からの飛び降りの後の、「耳が引っかかって取れない」という台詞には、もはやブラックジョークのようなテンポも感じられる。
黒田宛の電話で告げられた自殺予告を阻止しようとする警察の様子と共に、「ここで飛べ!」と書かれたカードを掲げる人物が何度も登場し、同時多発的な自殺が発生する演出もブラックだ。
ミツコが子供たちに連れられて向かった地下のシーンでの、トンネルの中に敷き詰められたヒヨコと謎の仮面の男性の存在、ピンクや黄色といったカラフルで子供っぽい色彩は異様だ。
ROLLYが演じた、集団自殺をけしかけていると思われた「自殺サークル」サイトの運営者、ジェネシスのMVのような演出もまたブラックユーモアたっぷりで、集団自殺をテーマにしているが暗くなり過ぎない作品になっている。
園子温監督の作品だからという、根拠の無い期待感と、ストーリー性を求めてはいけないという諦めにも似た感覚で鑑賞し始めた今作。冒頭から衝撃的なシーンが繰り広げられ、何なんだこの映画は…と謎に包まれていきますが、その謎は明かされることの無いまま映画は終わってしまいます。
ストーリーなんて無いに等しいし、ただ自殺をする人々を描いただけの作品に見えますが、自殺ってそんな意味や根拠の無いものなのかもしれないと逆に深く考えてしまい、頭がパニック状態です。
何度も見たいとは思いませんが、不思議と癖になる作品でした。(女性 30代)
冒頭の集団自殺シーンから一気に引き込まれたが、その後も答えが明確に提示されないまま進む構成に戸惑いもあった。ネットやアイドル文化との関係が示唆されるものの、真相は曖昧なままで、それが逆に不気味さを強めている。最終的に“つながり”がテーマだと感じたが、理解しきれない部分も多い。それでも印象に残る異質な作品だった。(30代 男性)
かなりショッキングな描写が多く、観る人を選ぶ作品だと思う。特に最初のシーンは強烈で、その後も不安な空気が続く。ただ単なるホラーではなく、若者の孤独や社会との断絶を描いているように感じた。はっきりした答えがないためモヤモヤは残るが、それも含めて考えさせられる内容だった。(20代 女性)
この映画は分かりやすいストーリーを求めるとかなり難解に感じる。断片的な情報が積み重なり、観客に解釈を委ねるスタイルが特徴的だった。自殺が連鎖していく理由も明確には示されず、現代社会の不安やつながりの希薄さを象徴しているように思える。好き嫌いは分かれるが、印象には強く残る作品。(40代 男性)
観終わった後に強い不安感が残る作品だった。自殺の理由がはっきり説明されないことで、現実との距離が曖昧になり、より怖さが増している。アイドルグループの存在も象徴的で、情報や流行に流される危うさを感じた。理解するのは難しいが、テーマは重く、考えさせられる映画だった。(30代 女性)
かなり実験的な作品で、一般的な娯楽映画とは大きく異なる印象を受けた。物語の因果関係があえて曖昧にされており、観る側に考えさせる構成になっている。自殺というテーマを通じて、社会の中での孤立やつながりの欠如が描かれているように感じた。理解は難しいが、挑戦的な作品だと思う。(50代 男性)
最初はホラーとして観ていたが、次第に社会的なテーマが見えてきて印象が変わった。若者の孤独や、見えないところで広がる不安が表現されているように思う。はっきりした結論がないため消化不良にも感じるが、それがこの作品の狙いなのかもしれない。観る人によって解釈が大きく変わる作品。(20代 女性)
この作品は説明を排除することで、逆に強いメッセージ性を持たせていると感じた。自殺の連鎖がどこから始まったのか明確ではないが、それが現実の不安と重なる。登場人物たちの行動も一見理解しづらいが、その違和感が作品全体の魅力になっている。非常に独特な体験を与える映画だった。(40代 女性)
観ていて常に不安と違和感が付きまとう作品だった。物語の中で提示される情報が断片的で、全体像が掴みにくいが、それが逆に印象的。自殺というテーマを扱いながらも、単なる恐怖ではなく、社会や人間関係について考えさせられる内容になっている。好みは分かれるが、記憶に残る一本。(30代 男性)
かなり難解で、正直一度観ただけでは理解しきれなかった。それでも、断片的なシーンやセリフが頭に残り続ける不思議な作品だった。自殺の理由が明確に描かれないことで、観る側が意味を探し続ける構造になっている。軽い気持ちでは観られないが、考察する楽しさがある映画。(50代 女性)
映画『自殺サークル』を見た人におすすめの映画5選
冷たい熱帯魚
この映画を一言で表すと?
日常の裏に潜む狂気を暴き出す、衝撃のサスペンス。
どんな話?
平凡な熱帯魚店を営む男が、カリスマ的な同業者と出会ったことをきっかけに、凶悪な事件に巻き込まれていく物語。次第に常識が崩壊し、倫理の境界が曖昧になっていく様子が描かれる。
ここがおすすめ!
人間の内面に潜む狂気や社会の歪みを描く点で、自殺サークルと通じるテーマを持つ。ショッキングな描写と心理的な緊張感が特徴で、観る者に強烈な印象を残す。刺激的な作品を求める人におすすめ。
渇き。
この映画を一言で表すと?
狂気と暴力が交錯する、異様な青春サスペンス。
どんな話?
失踪した娘を探す元刑事の父親が、彼女の知られざる一面と危険な交友関係に迫っていく物語。調査が進むにつれて、暴力や欲望に満ちた世界が浮かび上がる。
ここがおすすめ!
断片的な情報から真相に迫る構成や、強烈な映像表現が自殺サークルと共通している。観る者に不安や違和感を与え続ける演出が特徴で、刺激の強い作品が好きな人には非常に刺さる。
回路
この映画を一言で表すと?
孤独と恐怖が静かに広がる、異色のホラー。
どんな話?
インターネットを通じて“死者の世界”に触れてしまった人々が、次第に孤立し、不可解な現象に巻き込まれていく物語。静かに広がる恐怖が特徴的。
ここがおすすめ!
現代社会の孤独やつながりの希薄さをテーマにしており、自殺サークルと非常に近い感覚を持つ作品。説明を抑えた演出と不気味な空気感が、観る者に深い余韻を残す。
パーフェクトブルー
この映画を一言で表すと?
現実と幻想が崩壊する、心理サスペンスの傑作。
どんな話?
アイドルから女優へ転身した女性が、ストーカーや仕事のプレッシャーに追い詰められ、現実と幻想の境界が曖昧になっていく物語。徐々に精神が崩壊していく様子が描かれる。
ここがおすすめ!
アイドル文化や精神的な不安をテーマにしており、自殺サークルと共通する要素が多い。観る者の認識を揺さぶる構成と緊張感のある展開が魅力で、考察好きにもおすすめの作品。
ヘルタースケルター
この映画を一言で表すと?
美と欲望に飲み込まれる、破滅のドラマ。
どんな話?
全身整形でトップモデルとなった女性が、次第に精神的にも肉体的にも崩壊していく物語。華やかな世界の裏にある闇が浮き彫りになる。
ここがおすすめ!
表面的な成功の裏に潜む不安や孤独を描いており、自殺サークルと同様に現代社会の歪みを感じさせる。強烈なビジュアルと心理描写が印象的で、観る者に深いインパクトを与える作品。



みんなの感想・レビュー
全くもって意味不明で全然すっきりしない作品でした。
最初の場面がトラウマで全部まともに見てないw
何の意味もない映画ですね!w
永遠の魂ここに眠る
素朴な精神は、森の彼方へと還る。