「15年後のラブソング」のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

イギリスにて、特に不満のない毎日を送っていたアニー。彼女は、恋人の好きなアーティストに酷評のレビューを送ったことで、アーティスト本人から反応をもらった。そこから彼女の人生が大きく変わっていく。

15年後のラブソングの作品情報

15年後のラブソング

タイトル
15年後のラブソング
原題
Juliet,Naked
製作年
2018年
日本公開日
2020年6月12日(金)
上映時間
97分
ジャンル
ヒューマンドラマ
監督
ジェシー・ペレッツ
脚本
ジム・テイラー
タマラ・ジェンキンス
製作
アルバート・バーガー
ロン・イェルザ
バリー・メンデル
ジャド・アパトー
ジェフリー・ソロス
製作総指揮
サイモン・ホースマン
パトリック・マーレイ
ニック・ホーンビィ
キャスト
ローズ・バーン
イーサン・ホーク
クリス・オダウド
製作国
アメリカ
イギリス
配給
アルバトロス・フィルム

15年後のラブソングの作品概要

大人になりきれない大人たちが、人生を迷いながら進んでゆく様子を描く、心温まるロマンティック・コメディ。主人公のアニーは、今の生活に特に不満がないものの、どこかモヤモヤした気持ちを抱えて毎日を過ごしている。ある日、アニーの恋人が崇拝しているロック・シンガーから一通のメールが届いた。彼と出会って交流を深めていくうちに、彼女の人生は大きく変わっていく。彼ら3人がたどり着くハッピーエンドは一体どこなのか?

15年後のラブソングの予告動画

15年後のラブソングの登場人物(キャスト)

アニー・プラット(ローズ・バーン)
イギリスの港町に住む女性。恋人と一緒に暮らしているものの、どこかモヤモヤした気持ちを抱えている。
タッカー・クロウ(イーサン・ホーク)
アニーの恋人・ダンカンが崇拝しているロック・シンガー。既に表舞台からは姿を消しており、伝説となっている。
ダンカン・トムソン(クリス・オダウド)
アニーの恋人で、アニーと一緒に住んでいる。タッカー・クロウの歌を今でも強く愛し続けている。

15年後のラブソングのあらすじ(ネタバレなし)

イギリスの港町、サンドクリフで暮らすアニーは、特に不自由のない生活のなかにいた。美術館で働き、恋人のダンカンと同棲している。だが、彼女は人生に言いようのない物足りなさを感じていた。

恋人であるダンカンは、既に引退したかつてのロック・シンガー、タッカー・クロウを今でも崇拝している。ダンカンが入手したタッカーのアルバムを聞いたアニーはその曲の出来に納得することができず、ダンカンに対して口を出してしまう。激怒するダンカンと口論になったが、納得することのできなかったアニーはタッカーのファンサイトにレビューを書き、アルバムを酷評する。

ある日、タッカー本人からアニーにあてたメールが届いた。そこには、「率直な感想に感謝する」という内容が書かれていた。2人はメールのやり取りを始めることになった。

15年後のラブソングの感想・評価

原作小説を描いたニック・ホーンビィ

小説やノンフィクションなど、幅広いジャンルにわたって活躍してきたニック・ホーンビィが執筆した、同名の小説が原作となっている。本作は2009年に発表されており、彼の作品からの映画化としては4作目となる。

17歳の肖像(09)」や「ブルックリン(15)」などで自身も映画脚本を担当しており、特に人間同士の心の動きを描き出すことを得意としている作家である。また、歌手のベン・フォールズと共同でアルバムを発表したりするなど、音楽に関する方面へも造詣が深く、こういったことも本作の厚みとなっているのではないだろうか。多方面にわたる彼の才能の集大成的な作品であれば、期待を寄せるに値する仕上がりになっているはずだ。

ローズ・バーンの実力

主演のローズ・バーンはオーストラリア出身の女優だ。子役としてキャリアをスタートさせた後は、オーストラリアでドラマなどに出演していた。アメリカやイギリスで活躍を広げ始めてからは、ヴェネツィア国際映画祭において女優賞を受賞するなど、非常に安定感のある実力派である。

また類まれなる美貌の持ち主でもあり、「最も美しい顔」のランキングにて1位を獲得したことも。この映画にてもやもやした生活を送る普通の女性を演じるには、いささか目立ちすぎる美しさかもしれない。彼女がこの世界観に合わせてどういった女性像を作り上げて来るのか、注目すべきポイントのひとつである。あるいは、ロック・シンガーとの出会いからの発展において、その美貌は説得力になるのかもしれない。

アーティストから連絡が来る?

私たちは、たくさんの芸能人を日々テレビや映画館、ライブなどで目にして生きている。しかし、たとえ引退していたとしても、芸能界の人間を身近なものとして意識するような機会はほとんどないだろう。もしそんな存在から自分にあてて連絡が来たら?というのは、私たちがイメージしやすく、どうなるのかが非常に気になるテーマだ。

自分が応援している芸能人ではなく、恋人の好きな芸能人という設定が絶妙である。既に引退しているシンガーに、ファンの目線ではない意見をわざわざ送る者は少ないだろうと想像できる。それがシンガーの目に留まるというのもリアリティがありそうだ。この興味深い設定から広がる話を、あれこれ想像しながら見に行くことができるだろう。

15年後のラブソングの公開前に見ておきたい映画

映画『15年後のラブソング』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。『15年後のラブソング』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

ピーターラビット

2018年公開の実写映画。本作主演のローズ・バーンが自然を愛する女性・ビアを演じる。オーストラリアで製作された映画で、彼女に心を寄せるトーマス・マグレガーにはドーナル・グリーソンが抜擢されている。

広大な大自然の中で生きる彼女の美しさは、実写になったピーターラビットの衝撃に勝るとも劣らない。その魅力を堪能し、こちらの映画で予習してから本作に挑むことで、より一層彼女の役柄を身近に感じられるようになるかもしれない。もちろん、純粋にピーターラビット視点の冒険物語としてもクオリティが高く、面白い作品なので一見の価値はある。単純明快なストーリー展開の中で癒しを感じながら、たくさん笑うことができるだろう。

詳細 ピーターラビット

マグニフィセント・セブン

本作で登場する伝説のロック・シンガー、タッカー・クロウを演じるのは子役から名実ともに活躍を続けているイーサン・ホーク。もちろん、子役時代の活躍も可愛いのだが、憧れを集めるロック・シンガーの全盛期的なかっこよさでモチベーションを上げておきたいならこの映画だ。

「七人の侍」「荒野の七人」をベースにし、現代の人気俳優たちが足跡のならず者グループを結成。戦闘シーンも見所だが、イーサン・ホーク演じるグッドナイトは血の気の多いキャラクターではなく、じわじわと味の出てくる男だ。クールな相棒、ビリーとのやり取りに痺れてほしい。先程も述べたように、イーサン・ホークのかっこよさを仕入れてから本作を見ることで、より役の厚みが感じられるのではないだろうか。

詳細 マグニフィセント・セブン

恋愛適齢期

女性を主役にしたヒューマンドラマを得意とする、ナンシー・マイヤーズによる恋愛物。この作品は本作と同じく、決して若者ではない女性たちが恋愛をしていく模様を描いている。主演はダイアン・キートン、脇を固める男性陣はジャック・ニコルソンとキアヌ・リーヴスで、いずれも大物俳優ばかりである。

本作でのダイアン・キートンはゴールデングローブ賞を獲得するなど非常に共感を得る演技をやり遂げており、「いくつになっても恋愛をしたい」と感じさせてくれる。この作品を気に入った人は、本作で再びその感覚を味わうことができるのではないだろうか。女性だけではなく、男性もこういった作品に触れて、是非本作の予習としてほしい。

詳細 恋愛適齢期

15年後のラブソングの評判・口コミ・レビュー

随時更新予定

15年後のラブソングのまとめ

若者たちの純愛物語を見るのももちろん楽しいには違いないが、長く生きていく中では恋愛の感覚も変わっていくことになるだろう。そのリアルな感覚を表現しようとしている本作では、きっと見た人それぞれに思うことがあるはずだ。等身大の気持ちに寄り添う映画であることは間違いないので、少し立ち止まって、自分の人生も考えてみるような気持ちで見に行ってはいかがだろうか。

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