大好評の内に幕を閉じた、『七つの大罪』が帰ってくる!ファンが気になっていた各メンバーのその後を描かれた後日談。世界を救った『七つの大罪』が、再び世界と自分の大切なもののために奮闘する。
映画『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』の作品情報
- タイトル
- 劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち
- 原題
- なし
- 製作年
- 2021年
- 日本公開日
- 2021年7月2日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アニメ
アドベンチャー - 監督
- 浜名孝之
- 脚本
- 池田臨太郎
- 製作
- 不明
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 梶裕貴
雨宮天
久野美咲
悠木碧
鈴木達央
福山潤
高木裕平
坂本真綾 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東映
映画『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』の作品概要
累計3700万部を突破した、大人気コミックス『七つの大罪』。8年の長期連載を終え、大団円を迎えた物語な、新たな続きが登場。英雄に休みはない。種族の壁を越え、魔神王という最大の敵を倒すべく手を取り合った『七つの大罪』のメンバーとその仲間達。無事に世界に平穏を取り戻し、新たな幸せな毎日を歩んでいくはずだったところに、再び強大な敵が現れる。しかも敵が現れたのは、なんとディアンヌとキングの結婚式当日!果たして七つの大罪は再び武器を手に取り、大切な人達を守ることができるのか。そして、キングとディアンヌは、無事に結婚式を行うことができるのか。コミックス最終回のその後が描かれているため、最終回までの読了は必須。
映画『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』の予告動画
映画『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』の登場人物(キャスト)
- メリオダス(梶裕貴)
- 『七つの大罪』の団長。少年のような外見をしているが、実は3000歳以上という魔界出身の人物。作中でもトップレベルの実力を誇る。
- エリザベス(雨宮天)
- リオネス王国第3王女で、かつてメリオダスに命を救われる。その正体は、女神族エリザベスの生まれ変わりで、メリオダスと共に長い呪いにかかっている。
- キング(福山潤)
- 『七つの大罪』のメンバー。本当の姿は、妖精王ハーレクイーン。ディアンヌと結ばれる。
- ダリア(中村悠一)
- かつて忽然と姿を消した、二代目妖精王。ディアンヌとキングの結婚式に乱入する。
- ダブズ(神尾晋一郎)
- ダリアと共に『七つの大罪』に反旗を翻した巨人の名工。聖戦を台無しにしたものに恨みを抱いている。
映画『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』のあらすじ(ネタバレなし)
世界を巻き込んだ、あの『聖戦』が終結した。魔神族に対し、巨人族、妖精族、女神族、人間、そして、メリオダス率いる『七つの大罪』が手を取った。激しい戦いの末に魔神王を打ち倒した彼らは、世界に再び平和を取り戻すことに成功するのだった。『七つの大罪』は最強の仲間、エスカノールを失ったが、それぞれが悲しみに向き合い、新たな道を進んでいた。ディアンヌとキングは結ばれ、マーリンは新たな国王アーサーを支え、メリオダスはエリザベスと共に諸国を旅していた。しかし、そんな彼らに恨みを抱く者がいた。それは、姿を消したとされていた二代目妖精王ダリアと、巨人族の名工ダブズ。彼らの目的は、聖戦を台無しにした『七つの大罪』とその協力者を一掃することだった。
映画『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』の感想・評価
完全新作ストーリー
『七つの大罪』は、『週刊少年マガジン』で連載されていたコミックス。2012年から2020年まで、8年間に渡って連載されていた人気タイトルである。多くの賞を獲得し、読者から愛された本編の終了から1年、再び、『七つの大罪』が戻ってくる。しかも、原作者の鈴木央が直々に書き下ろした完全新作ストーリー。時間軸も最終回のその後が描かれており、まさに正式な続編と言えるだろう。脚本や監督に別人物を起用し、最終回のその後を描いた作品が、完全なる蛇足となってしまうこともある。しかし、本作においてはその心配もないだろう。まさに、ファンも納得の待望の作品。蛇足どころか、パワーアップして帰ってきた彼らの活躍から目が離せない。
七つの大罪
タイトルからも分かるように、本作では『七つの大罪』が非常に大きなテーマとなっている。七つの大罪とは本来、キリスト教に伝わる、人間を罪に至らせる可能性がある欲望や感情のこと。憤怒、嫉妬、傲慢、怠惰、色欲、貪食、強欲から成る。本作に登場する『七つの大罪』と言えば、メリオダス率いる騎士団。その構成メンバーは、団長のメリオダス含め全員が大罪人。そして、その罪状によって、七つの大罪のいずれかの名が冠されているのだ。しかし、その罪状はいずれも冤罪であったり、何か深い理由があってのことであったり、犯罪者と彼らを一括りにすることはできない。非常によく作り込まれた設定であり、見ている者の心を掴んで離さない理由の一つとなっている。最新作での彼らの新たな活躍にも期待したい。
エスカノール復活?
惜しまれつつも大団円を迎えた『七つの大罪』。長年の宿敵である魔神王を討ち果たし、七つの大罪のメンバーはそれぞれ新しいステージを迎えた。しかし唯一、既に物語から退場してしまっている団員もいる。『傲慢の罪』を冠するエスカノールである。他の団員が、巨人族や妖精族、女神に魔神など特殊な力を持つ存在ばかりの中で、普通の人間という設定のエスカノール。それでも尚、エスカノールは七つの大罪最強という名を欲しいままにした。そんなエスカノールは、仲間を助けるべくその命を燃やし尽くした。そして、エスカノールの名前も、本作の登場人物として挙がっているのだ。果たして、どのような形でエスカノールが再び作品に関わってくるのだろうか。
映画『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』の公開前に見ておきたい映画
劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人
最新作は、『七つの大罪』劇場版第二弾となる作品。記念すべき第一弾が、2018年に公開された本作。森川智之や黒田崇矢などベテラン声優陣だけでなく、Fischer’sなどの人気youtuberを起用するなど、ジャンルに富んだキャスティングも話題となった。『七つの大罪』の団長メリオダスと、マスコットキャラ的存在であるホーク。二人はある日突然、『天空宮』へと飛ばされてしまう。天空宮は、雲の上に聳える都で、そこには翼を持つ天翼人達と呼ばれる人々が暮らしていた。そんな彼らは、とある危機に陥っていた。天空宮には3000年以上封印されている恐るべき魔獣がいるのだが、その封印を解こうとする敵が現れたのだ。その敵とは、魔神族の集団『黒の六騎士』。果たして、メリオダスと仲間達は、その野望を食い止め、天翼人達を守ることができるのか。
コードギアス 復活のルルーシュ
最新作同様、原作が完結した後に、その後日談を劇場版化したものが本作。『コードギアス 反逆のルルーシュ』は、2006年から放送されていたビッグタイトル。計2シーズンのアニメに加え3部作の劇場版が公開された、まさに社会現象となった超人気シリーズである。これまでの3部作が、アニメを再構成したものであったのに対し、本作はファン待望の完全新作ストーリー。ルルーシュが世界と戦い、未来のために命を落とした、あの衝撃的な事件のその後を描いている。小さい身体で国を統べることになったルルーシュの妹ナナリーと、ルルーシュの代わりに画面の男『ゼロ』を演じるスザク。しかし、その二人がある火突然、何者かに攫われてしまった。その事件には、『戦士の国』と呼ばれるジルクスタン王国が関わっており…?
セブン
キリスト教に伝わる、人間を罪に至らせる可能性がある欲望や感情を『七つの大罪』という。七つの大罪という考え方は、例えキリスト教徒でなくても一度は耳にしたことがあるだろう非常に有名な概念である。最新作、本作共にそんな七つの大罪をテーマに作品が作られている。とある猟奇殺人が世間を騒がせていた。無慈悲に殺されていく被害者達。そして、その被害者達は、いずれも『七つの大罪』に擬えて殺されていたのだった。そんな怪事件の担当になったのが、定年を間近に控えたウィリアム・サマセットと、新人刑事のデビッド・ミルズ。そして、事件を追う中で、2人も犯人のとてつもない狂気に飲まれていくこととなる。かなりショッキングな映像もあるため、見る前にはある程度覚悟を決めて臨もう。
詳細 セブン
映画『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』の評判・口コミ・レビュー
劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち 鑑賞終了
完璧!最高!!(*´Д`*)
原作のその後。ついてきたファンに向けた素晴らしい御褒美作品でした。
とは言いつつ、残っていた伏線も綺麗に解決したので作品の幕引としても◎
ただ原作やアニメを最後まで観ていないと100%楽しめない作品なのも確か。
— あさるとん@通常 (@asaruton) July 3, 2021
今日は『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』を観た。
本編を補完するエピローグ的な作品で原作ファンには必見の1本だった。作画も普通で安心して観れた。
しかし、79分と短めのためかボリューム不足感があり全体的に希薄な印象をもった。 pic.twitter.com/xfTdqXl48p— 有規 (@Yukkin0713602) July 4, 2021
映画『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』のまとめ
始まりがあれば、必ず終わりがある。どれだけ世間を賑わせ、読者に勇気を与え、愛され続けていたコミックスでも、いずれは最終回を迎えるのだ。無理に引き伸ばすこともできるかもしれないが、綺麗にまとまってこその名作というもの。人気絶頂の中、人々から惜しまれつつ終わりを迎えられることこそ、幸せなのかもしれない。そんな最上級の最後を飾ったのが本シリーズ。読者は七つの大罪の世界観がもう見られないという絶望と、最後の最後まで最高級のレベルを提供してもらったことに対しての歓喜を同時に味わった。そんな中で、本作の公開決定は、まさにファンにとってはこれ以上ないご褒美となっただろう。七つの大罪の世界観、そして、メリオダス達に再び会える喜びを噛み締めよう。
みんなの感想・レビュー