怨念の集合体「妖怪獣」が目を覚まし、世界は危機に瀕していた。妖怪達はこの危機的状況を打破するため、伝説の妖怪ハンター・渡辺綱の血を引く人間を探した。その人物とは、気弱な少年・渡辺ケイだった。
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の作品情報
- タイトル
- 妖怪大戦争 ガーディアンズ
- 原題
- なし
- 製作年
- 2021年
- 日本公開日
- 2021年8月13日(金)
- 上映時間
- 118分
- ジャンル
- アクション
コメディ
アドベンチャー - 監督
- 三池崇史
- 脚本
- 渡辺雄介
- 製作
- 堀内大示
松岡宏泰
川崎由紀夫
奥野敏聡
永田勝美
松下智人
藤田晋
五十嵐淳之
椿宜和
坂美佐子 - 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 寺田心
杉咲花
猪股怜生
安藤サクラ
大倉孝二
三浦貴大
大島優子
赤楚衛二 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝、KADOKAWA
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の作品概要
2005年に公開された映画『妖怪大戦争』が、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』として令和の時代に帰ってきた。監督を務めたのは、2005年度版と同じく三池崇史。寺田心が主演を務め、杉咲花、安藤サクラ、大倉孝二、三浦貴大、大島優子など豪華なキャストが出演している。さらに、2005年度版で主演を務めた神木隆之介が、主人公の担任の教師・加藤先生役で出演している。主題歌は人気バンド「いきものがかり」の楽曲『ええじゃないか』。
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の予告動画
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の登場人物(キャスト)
- 渡辺ケイ(寺田心)
- 妖怪ハンター・渡辺綱の末裔。怖がりで、気弱な性格。突然戦いに巻き込まれ、困惑する。
- 狐面の女(杉咲花)
- 謎の女妖怪剣士。渡辺綱と何か因縁があった様子。妖怪との戦いに巻き込まれた渡辺ケイを導く。
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』のあらすじ(ネタバレなし)
東日本と西日本の境目の地帯「フォッサマグナ」。そこには、古代の化石が眠っていた。ある日、化石が集まり、怨念の集合体「妖怪獣」として目を覚ましてしまう。このままでは「妖怪獣」によって、世界が滅びてしまう可能性があった。妖怪達はこの危機を察知し、伝説の妖怪ハンター・渡辺綱の血を引く人間を探した。
渡辺綱の血を受け継いでいたのは、渡辺ケイという名の少年だった。だが、妖怪達は間違えてケイの弟のダイを捕まえてしまう。ケイは気弱な少年だったが、弟を助けて日本を救うために立ち上がった。謎の剣士・狐面の女の助けを借りながら、伝説の武神「大魔神」の元に向かった。その道中は決して楽なものではなく、命を狙ってくる鬼の一族まで現れる。果たして、ケイの戦いの行方とは!?
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の感想・評価
令和版!妖怪大戦争
2005年8月16日、映画『妖怪大戦争』(1968)のリメイク作品が公開された。三池崇史が監督を務め、三池崇史&沢村光彦&板倉剛彦が脚本を手掛けている。主演を務めたのは、当時11歳だった神木隆之介。興行収入は20億円で、大ヒットを記録している。そんな人気作品が、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』として令和の時代に帰ってきた。
本作の監督を務めたのは、平成版の映画『妖怪大戦争』を手掛けた三池崇史。そして、渡辺雄介が脚本を手掛けた。渡辺雄介はアニメーション映画『ドラゴンボールZ 神と神』(13)や映画『ST 赤と白の捜査ファイル』(15)など、話題作の脚本を多数手掛けている。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』はコミカライズ化、ノベライズ化もされており、この夏大注目の映画になることは間違いない!
平成版に負けず劣らず豪華なキャストが出演
主人公の渡辺ケイ役を務めたのは、映画やテレビドラマだけでなくバラエティ番組やCMにも出演し、幅広く活躍している寺田心。渡辺ケイをサポートする謎の妖怪剣士・狐面の女役を務めたのは、若手女優の杉咲花。
妖怪・隠神刑部役は大沢たかお。妖怪・ぬらりひょん役は大森南朋。妖怪・姑獲鳥役は安藤サクラ。妖怪・猩猩役は大倉孝二。妖怪・天狗役は三浦貴大。妖怪・雪女役は大島優子。妖怪・小豆洗い役はお笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史。そして、妖怪・ひかきん役は人気YouTuberのHIKAKIN。上記以外にも、平成版の映画『妖怪大戦争』に負けず劣らず、豪華なキャストが集結している。
注目すべきは、平成版で主演を務めた神木隆之介が、渡辺ケイの担任の教師・加藤先生役で出演していることである。どのように物語に関わってくるのか、楽しみにしていて欲しい。
いきものがかりが主題歌を担当!
本作の主題歌を担当したのは、人気バンド「いきものがかり」。楽曲名は『ええじゃないか』。楽曲を使用したダンスコンテストが開催されており、公開前の作品を盛り上げている。ダンス&ボーカルグループ「DA PUMP」のKENZOが振り付けを担当しており、動画サイト「YouTube」で確認することができる。ポップな音楽と分かりやすい振り付けで、子供から大人まで楽しく覚えることができるはずである。ぜひ、作品を見る前にチェックしてみて欲しい。
「いきものがかり」は1stシングル『SAKURA』でメジャーデビューを果たした。「第51回日本レコード大賞 優秀作品賞」を受賞した楽曲『YELL』、「iTunes Best of 2012 ベストソング」を受賞した楽曲『風が吹いている』など、数々のヒット作を世に送り出している。
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の公開前に見ておきたい映画
妖怪大戦争(2005)
三池崇史が監督を務め、神木隆之介が主演を務めている。1968年に公開された映画『妖怪大戦争』のリメイク作品。忌野清志郎 with 井上陽水の楽曲『愛を謳おう』が主題歌に起用された。忌野清志郎は妖怪のぬらりひょん役で出演している。漫画家の水木しげる、作家でタレントの荒俣宏、作家の京極夏彦、作家の宮部みゆきがプロデュースチーム「怪」として制作に携わっている。
稲生タダシは母の実家がある鳥取県に引っ越すことになった。ある日、行方不明になった祖父を探すため、山の中へと捜索に出かける。そこで出会ったのは、妖怪達だった。魔人・加藤保憲が蘇り、妖怪達を脅かしていた。それだけではなく、加藤保憲は人間界を襲撃しようと画策していた。稲生タダシは世界を救うため、勇気を奮い立たせた。
詳細 妖怪大戦争(2005)
無限の住人
三池崇史監督作品で、杉咲花がヒロインの浅野凜を演じている。テレビアニメ化、舞台化もされた沙村広明原作の人気漫画を元に制作された。俳優の木村拓哉が主演を務めており、不死の肉体を持つ剣士の万次を演じた。「第70回カンヌ国際映画祭のアウト オブ コンペティション部門」に選出された他、世界各国で公開されており高い評価を受けた。
浅野凛は父を殺し、母を連れ去った逸刀流の統主・天津影久の行方を追っていた。ある日、謎の老婆・八百比丘尼が現れ、ある剣士の存在を教えられる。その者の名は万次。八百比丘尼自身が血仙蟲を使い、不死身の身体にした男だった。浅野凛は万次に会い、用心棒をして欲しいと依頼する。万次は浅野凛の姿を見て、亡き妹のことを思い出す。そして、仕方なく依頼を受けることにした。
詳細 無限の住人
パパはわるものチャンピオン
寺田心が主人公・大村孝志の息子・大村祥太役で出演している。プロレスラーの棚橋弘至が映画初主演を務めている。作・板橋雅弘、絵・吉田尚令原作の絵本『パパのしごとはわるものです』&『パパはわるものチャンピオン』を元に制作された作品。「富川国際ファンタスティック映画祭 2019 BIFAN Children’s Jury Award」を受賞した。
大村孝志はプロレス界でエース選手として活躍していた。10年後、大村孝志は「ゴキブリマスク」として悪役レスラーになっていた。息子の祥太はこっそり試合を見に行き、卑怯な手を使って戦う父の姿にショックを受ける。周囲に父が悪役レスラーであることを言えず、苦悩する。そんなある日、孝志は「Z-1クライマックス」の試合に出場することが決まる。
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の評判・口コミ・レビュー
『妖怪大戦争 ガーディアンズ』良い子が観ていい方の三池崇史節炸裂。大勢登場する妖怪に対して見せ場が少ないのはもったいない気もするけれど、大魔神が暴れたりなんだりでとにかく夏休みに親子で観る分にはぴったりではないかなと。あと隠神刑部率いる大量のたぬきたちがめっちゃ可愛かったです。 pic.twitter.com/KHZKHHOiyP
— 葦見川和哉 (@kazuya_movie) August 14, 2021
『妖怪大戦争ガーディアンズ』。
良い夏休みの娯楽映画でした…❗️
これまでの大魔神や妖怪大戦争作品の「わかる人にはわかる」要素が詰まってて良かったです。岡村さんの小豆洗いが安定‼️
物語も令和を感じる作りでラストは泣いた。そして所沢の民は絶対観てほしい作品です。瓦礫看板‼️ pic.twitter.com/tKEq1MTdXM
— バラダギ (@VARA0730) August 14, 2021
「妖怪大戦争 ガーディアンズ」観た。前作から16年、大人になった神木隆之介も出演しているが別キャラというかそういう存在で良いのか。新デザインの武神様こと大魔神登場でバトル要素も入るが妖怪はやはり戦わない。前作以上にジュブナイル感強めかつこの手の作品の三池監督らしい話のグダり感。 pic.twitter.com/LeFHJivKY1
— f.a.たちばな (@fa_tachibana) August 14, 2021
『妖怪大戦争 ガーディアンズ』よくもまあこんなもんを世に送り出して平気だなあ、というのが正直な感想。演技は学芸会、妖怪も役者が誰かわかんないし誰得?だし、脚本は支離滅裂。そう、全くいい所がなし。大魔神スペクタクル部分がないと大惨事になっていた作品。兄より優れた弟などいない。4.2点
— ジャックと豆の木 (@ayumiotomo) August 13, 2021
映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』のまとめ
2005年に大ヒットを記録した『妖怪大戦争』が、スクリーンに帰ってきた。主人公は気弱な少年・渡辺ケイ。怨念の集合体「妖怪獣」によって世界は危機に瀕していた。ケイは伝説の妖怪ハンター・渡辺綱の末裔だったことから、世界を救うための戦いに巻き込まれていく。主人公の渡辺ケイを演じたのは、マルチな活躍を見せる子役の寺田心。2005年度版で主演を務めた神木隆之介も、ケイの担任役で出演している。豪華でバラエティ豊かなキャストが集結しており、見応えのある作品に仕上がっている。
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