あの伝説の作品、『マトリックス』が帰ってきた!過去作で既に亡くなっているはずのトリニティも出演、そして、なぜかモーフィアスの若い頃まで登場している。果たして、マトリックスの世界に何があったのか。
映画『マトリックス レザレクションズ』の作品情報
- タイトル
- マトリックス リザレクションズ
- 原題
- The Matrix Resurrection
- 製作年
- 2021年
- 日本公開日
- 2021年12月17日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- SF
アクション - 監督
- ラナ・ウォシャウスキー
- 脚本
- ラナ・ウォシャウスキー
デビッド・ミッチェル
アレクサンダル・へモン - 製作
- ジェームズ・マクティーグ
ラナ・ウォシャウスキー
グラント・ヒル - 製作総指揮
- ギャレット・グラント
テリー・ニーダム
マイケル・サルベン
カリン・ウォシャウスキー
ジェシー・アーマン
ブルース・バーマン - キャスト
- キアヌ・リーブス
キャリー=アン・モス
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
ジェシカ・ヘンウィック
ジョナサン・グロフ
ニール・パトリック・ハリス
プリヤンカー・チョープラー・ジョナス
ジェイダ・ピンケット・スミス - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ワーナー・ブラザース映画
映画『マトリックス レザレクションズ』の作品概要
伝説のシリーズ、マトリックス。世界を熱狂させたマトリックスに、まさかの新作誕生。実に20年ぶりとなる新作に、思わず声を上げたファンも多いのではないだろうか。昔から続編が出るのではないかという噂こそあったものの、2021年、ようやくその噂が現実のものとなったのだ。主役のネオを演じたキアヌ・リーブスは勿論のこと、キャリー=アン・モスやジェイダ・ピンケット・スミスなどのレギュラーメンバーも続投。20年で生まれ変わった、新たなるマトリックスに注目。
映画『マトリックス レザレクションズ』の予告動画
映画『マトリックス レザレクションズ』の登場人物(キャスト)
- トーマス・A・アンダーソン / ネオ(キアヌ・リーブス)
- 天才ハッカーという顔を持つプログラマー。世界の救世主として、大きな戦争を戦い抜いた。
- トリニティ(キャリー=アン・モス)
- ネブカデネザル号の副船長。本作にヒロインで、ネオとは相思相愛の仲。
- モーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)
- ネオ達を率いるリーダー格の人物で、仮想世界では最も危険なテロリストとして扱われる。今作では何故か若い頃の姿で登場。
映画『マトリックス レザレクションズ』のあらすじ(ネタバレなし)
トーマス・A・アンダーソンは、プログラマーとして働く男性。彼はサンフランシスコで、穏やかな生活を送っていた。しかし、彼のメンタルは少々不安定で、馴染みのセラピストから青いカプセルを処方され、それを服薬しながらの生活を営んでいた。ある日、彼はトリニティという女性と出会いを果たす。前作で共に激しい戦いを繰り広げてきたはずの両者。しかし、何故か彼らは互いのことが分からなくなっていたのだった。そんな中、モーフィアスがネオの前に姿を表す。そして、彼がネオに与えた赤いカプセルによって、ネオのマトリックスでの日々は再び幕を開けるのだった。
映画『マトリックス レザレクションズ』の感想・評価
現在のキアヌ・リーブス
キアヌ・リーブスといえば、ハリウッドに名を轟かせる大俳優。整ってハッキリとした顔立ち、186cmという長身で、多くのファンを虜にしてきた。どちらかというと、2枚目俳優として認知されていたキアヌ。しかし、彼がただの2枚目俳優ではないことが、近年広く知られるようになってきた。あまり綺麗とは言い難い格好で、街のベンチで鳩と共に昼食を取っていたり、パパラッチのカメラを持って逃げたり、と、その行動がたびたび話題を呼んでいる。昔とは全くイメージが変わったキアヌが新たに魅せるネオはどうなるか。
最先端の映像美
『マトリックス』シリーズの大ヒットには、ビジュアルエフェクトが大きく貢献している。元々、コンピューターvs人間、仮想世界からの脱却をテーマとした本作品には、様々な最新技術が用いられている。マトリックス1作目公開から約20年。勿論、その間に新しい技術が次々と誕生している。つまり、今となっては当時の技術は少し古い物になっている。しかし、それにも関わらず、今見ても色褪せない魅力があるのだ。ただ最新技術を多用しただけではない、それこそがマトリックスシリーズの真の魅力ではないだろうか。令和となり、益々磨きがかかった映像美。現実か仮想空間か、本当に見分けがつかない時代がやってきた。
記憶喪失のネオ
前作で、人間vsコンピューターとの激しい戦いに決着がついたように思われた『マトリックス』シリーズ。そんな、完結した作品をさらにどう膨らませていくか、そこが本作の評価を大きく左右していく。これまで厳しい戦いを共にくぐり抜けてきたネオとトリニティ。しかし、予告映像にもあるように、今作で2人はまるで初対面のように振る舞っている。なんと、本作ではネコの記憶が何かしらの形で失われてしまっているようだ。そして、そこに関わっているらしいお馴染みの赤と青のカプセル。果たして、ネオに一体何があったのか。物語がどのように深まっていくのか、今から期待が持てる。
映画『マトリックス レザレクションズ』の公開前に見ておきたい映画
メン・イン・ブラック:インターナショナル
伝説と言われたシリーズが、長い時を経て再びスクリーンに甦ることがある。最新作の『マトリックス』シリーズも、本作の『メン・イン・ブラック』、通称MIBシリーズもその一つ。残念ながらオリジナルキャストが殆ど勢揃いしたマトリックスとは異なり、本作はキャストを一新しての撮影となった。しかし、それはそれで新しいMIBが見られるというもの。MIBとは、地球上に暮らすエイリアン達を監視する秘密組織の名前。そんなMIBに、スパイが紛れ込んでいるという疑惑が浮上した。そのスパイを炙り出すよう命を受けたのは、チャラ男なエージェントHと、お堅い新人エージェントMだった。
マトリックス
全てはここから始まった。『スピード』などの出演によって、既にハリウッドで頭角を表していたキアヌ・リーブス。そんなキアヌの人気を絶対のものとしたのが、この『マトリックス』シリーズである。あの弾丸を避けるシーンなど、今もネタにされることも多い、名作中の名作。トーマス・アンダーソンは、ソフトウェア会社で働くプログラマー。しかし、彼にはもう一つの顔があった。それは、超凄腕ハッカー、ネオ。ある日、ネオのパソコンに「wake up」という文字が浮かび上がる。そして、時を同じくして、謎の女性が彼の前に姿を見せるのだった。
詳細 マトリックス
ジョン・ウィック
超人気作に恵まれるということは、俳優として非常にありがたいこと。しかし、あまりにもそのイメージがつきすぎてしまうのも考えもの。キアヌ・リーブスも、長年マトリックスという余りにも知名度のある作品のイメージに取り憑かれていた。しかし、ここにきて彼に新たなる代表シリーズが誕生したのだ。それこそが本シリーズ。既にシリーズ4作目の公開も決定しており、数のみで見れば、既にマトリックスに並んでいる。ジョン・ウィックは、かつて裏社会で名を馳せた殺し屋。ウィックは、最愛の女性と出会い裏社会から足を洗う。しかし、彼女を病で亡くし、さらにとある不幸が彼を襲ったことで、彼は裏社会へ戻る決意をするのだった。
詳細 ジョン・ウィック
映画『マトリックス レザレクションズ』の評判・口コミ・レビュー
『マトリックス レザレクションズ』
初見の衝撃、再来。長い時を経た原点回帰、再び壮大な”物語”が幕を開ける。開かれる新世界の扉、全ての予想をメタと共にぶっ壊すストーリーに大満足。
時代の先を行く革新的な映像美、脳の処理速度では追い付けない程の格闘アクションも健在だ。僕は大好きです。 pic.twitter.com/5rUYoHkNFq
— なまたまご (@Ace_r_kaede) December 18, 2021
『マトリックス レザレクションズ』鑑賞。メタ演出から始まり、救世主から一般人に戻ったネオが戸惑いながらも運命を切り拓いていく様は一作目の興奮と感動をデジャヴのように思い出させる。愛で大きく動き出した物語がラブストーリーに帰結するのは必然だった。アクション面以外大満足の良い続編だ。 pic.twitter.com/XD2xBXiowC
— ISO (@iso_zin_) December 19, 2021
『マトリックス レザレクションズ』
148分という非常に質の高いエンターテイメント。
これまでの前3部作の要素を独創的な方法で取り入れられ、ワクワクするような面白さがあり、ラナ・ウォシャウスキー監督が生み出す大きな興奮に包まれている。あらゆる意味でとてつもない想像力を駆使した作品。 pic.twitter.com/KIsYMs0iS3— ムービーメン (@Stan_n_movie) December 16, 2021
『マトリックス レザレクションズ』まあまあ楽しかったです(思い出補正込み)。見たことの無いようなアクションや痺れるようなカットなどはゼロ。真似したくなるような『カッコ良さ』が消えてしまったマトリックスは俺にはいらんかな。なんか寂しい気持ちになりました。 pic.twitter.com/RCizml6J1C
— アンザイ (@anzaioden) December 17, 2021
『#マトリックスレザレクションズ(2021)』
これは酷い。機械仕掛けの神は死んだ。厨二的カッコよさ等のマトリックス魂は消え、下手なメタ構造により過去の名場面が一々差し込まれる為、一番言いたくなかった感想「あの頃は良かった」がとめどなく溢れてしまう…という色んな意味で中年泣かせの作品。 pic.twitter.com/bDtLtxCyft
— ろろ (@roro_filmaker) December 17, 2021
映画『マトリックス レザレクションズ』のまとめ
満を辞して公開となる、話題作マトリックス リザレクションズ。残念ながら、100%の賛美というわけにはいかないかもしれない。本作は、長年多くの人に愛され続けた超ビッグタイトル。それ故に、ファンの本シリーズに対する思い入れは深く、それぞれの独自の解釈などが存在する。そのため、最新作が自身の思っていたものと違うと感じてしまうファンも一定数存在するのだ。勿論、それは必ずしも悪いことではない。むしろ、そここそが製作陣の腕の見せ所。高いハードルを準備して待っているファンを唸らせる作品が作れるかどうか。全ては、公開されてから明らかになる。
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