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映画『決戦は日曜日』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

谷村勉は衆議院議員・川島昌平の秘書として働いていた。昌平が病に倒れたため、後継候補が立候補することになった。その後継候補とは、政界のことを全く理解していない昌平の娘・有美だった。

映画『決戦は日曜日』の作品情報

決戦は日曜日

タイトル
決戦は日曜日
原題
なし
製作年
2022年
日本公開日
2022年1月7日(金)
上映時間
105分
ジャンル
コメディ
監督
坂下雄一郎
脚本
坂下雄一郎
製作
深瀬和美
若林雄介
製作総指揮
藤本款
キャスト
窪田正孝
宮沢りえ
赤楚衛二
内田慈
小市慢太郎
音尾琢真
たかお鷹
高瀬哲朗
製作国
日本
配給
クロックワークス

映画『決戦は日曜日』の作品概要

映画『東京ウィンドオーケストラ』(17)で商業映画監督デビューを果たした坂下雄一郎が、監督&脚本を担当した作品。選挙活動を軸にした物語になっており、真面目だが熱意のない議員秘書の谷村勉が、世間知らずで政界についての知識もない二世候補・川島有美に振り回される姿が描かれている。窪田正孝が主演を務め、宮沢りえと初共演を果たしている。その他、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真など、豪華なキャストが一堂に会した。

映画『決戦は日曜日』の予告動画

映画『決戦は日曜日』の登場人物(キャスト)

谷村勉(窪田正孝)
30歳。議員秘書。大きな熱意もなく、淡々とした日々を過ごしていた。川島有美のサポートを務めることになり、振り回される。
川島有美(宮沢りえ)
衆議院議員・川島昌平の娘。父が病に倒れたため、議員として立候補することになる。熱意はあるが、政界について無知。世間知らず。

映画『決戦は日曜日』のあらすじ(ネタバレなし)

30歳の谷村勉は衆議院議員・川島昌平の私設秘書として働いていた。現在の仕事に大きな不満もなく、淡々とした日々を過ごしていた。

ある日、川島昌平が病に倒れてしまう。同時期に衆議院が解散してしまったため、後継候補が立候補することになった。白羽の矢が立ったのは、昌平の娘である有美だった。そこから、谷村を始めとした秘書チームの波乱の日々が幕を開ける。

有美は政界について全く理解していないド素人だった。それだけでなく、世間知らずで漢字も苦手。「各々(おのおの)」を「かくかく」と読む有様だった。サポートをする秘書達は、異様な熱意だけある有美に振り回され頭を抱えた。果たして、有美は無事に当選することができるのだろうか!?

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映画『決戦は日曜日』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『決戦は日曜日』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『決戦は日曜日』の感想・評価

政治×コメディ作品

本作は政治×コメディを組み合わせた作品である。主人公の谷村勉は、長年議員として活躍してきた川島昌平の私設秘書である。真面目だが熱意はなく、淡々と仕事をこなしている。ある日、昌平が病に倒れたことにより、娘の有美が後継候補として立候補することになった。有美は世間知らずで、政界のことも全く理解していなかった。しかし、熱意を持っていた。

有美のサポートをすることは決して容易なことではなかった。有美をきちんと見張るよう指示する地方議員の存在や、有美に厳しい目を向ける後援会の存在もあり、谷村を始めとした秘書達は大変な思いをする。

本来なら真面目で真剣な選挙活動なのだが、本作品では吹き出さずにはいられないほどコミカルに描かれており、気軽に見られる作品になっている。

宮沢りえがコミカルな役に挑戦

映画『東京喰種 トーキョーグール』シリーズを始め、数々のヒット作に出演している窪田正孝が主演を務めた。本作では私設秘書の谷村勉を演じている。

二世候補の川上有美役を務めたのは宮沢りえ。NHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』(11)や映画『紙の月』(14)などに出演しており、比較的真面目な役やシリアスな役を演じることが多かった。本作では突っ込みどころ満載のコミカルな役に挑戦しており、今までとはまた一味違った宮沢りえの演技を楽しむことができる。ちなみに、窪田正孝と宮沢りえは、本作が初共演である。

その他、特撮テレビドラマ『仮面ライダービルド』シリーズに出演していた俳優・赤楚衛二、舞台を中心に活躍の場を広げている女優・内田慈、名バイプレイヤーの小市慢太郎、演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーである音尾琢真らが出演している。

五年の歳月をかけたオリジナル脚本

坂下雄一郎が監督&脚本を務めた。大学院の修了作品『神奈川芸術大学映像学科研究室』(13)が「2013年SKIPシティ国際Dシネマ映画祭・長編部門 審査員特別賞」を受賞し、若手監督として頭角を現す。2017年にアマチュア吹奏楽団の騒動を描いた映画『東京ウィンドオーケストラ』(17)を手掛け、商業映画監督デビューを果たす。

その他、吉沢悠が主演を務めた映画『エキストランド』(17)、内田慈が初主演を務めた映画『ピンカートンに会いにいく』(18)などの作品を手掛けている。本作は、坂下雄一郎が五年以上の歳月をかけて生み出した渾身の一作である。ユーモア溢れる物語には定評があり、本作にも大きな期待が寄せられている。

映画『決戦は日曜日』の公開前に見ておきたい映画

映画『決戦は日曜日』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『決戦は日曜日』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

東京ウィンドオーケストラ

坂下雄一郎の商業監督デビュー作で、脚本も手掛けている。「力のある監督」や「新人俳優」の発掘を目的とした、松竹ブロードキャスティングのプロジェクト第三弾目となる作品。NHK大河ドラマ『八重の桜』(13)や映画『喰女-クイメ-』(14)などに出演している中西美帆が、映画初主演を務めた。

屋久島に日本一有名な吹奏楽団「東京ウィンドオーケストラ」を招待し、コンサートを開催することになった。町役場に勤める樋口詩織がこのイベントを担当することになった。吹奏楽団「東京ウィンドオーケストラ」のメンバーが屋久島にやって来るが、何かが違った。実は樋口のオファーミスで、島に来ていたのはアマチュアの吹奏楽団員だった。樋口はミスを隠すため、アマチュアの吹奏楽団員達に本物の振りをしてコンサートの舞台に立ってもらうことにした。

詳細 東京ウィンドオーケストラ

東京喰種 トーキョーグール S

窪田正孝が主演を務めており、ある出来事から半喰種となった青年・金木研を演じている。シリーズ累計発行部数4400万部を突破している石田スイ原作の大ヒット漫画を元に制作された作品で、劇場版第二弾目。美食家(グルメ)という異名を持つ喰種・月山習を、松田翔太が演じた。ロックバンド「女王蜂」の楽曲『Introduction』が主題歌に起用された。

見た目は人間と変わらないが、人間を喰う存在がいた。彼らは「喰種(グール)」と呼ばれていた。半喰種となった金木研は、変化した自分に戸惑いを覚えていた。仲間達に支えられ、半喰種であることを少しずつ受け入れ始める。そんなある日、金木は月山習という名の喰種と知り合い、行きつけのレストランに招待される。そこは、喰種が集まる謎に満ちたレストランだった。

詳細 東京喰種 トーキョーグール S

紙の月

宮沢りえが主演を務めた作品で、横領事件を起こした女性・梅澤梨花を演じた。「第38回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞」に輝いている。角田光代原作のサスペンス小説を元に制作された。池松壮亮、大島優子、田辺誠一、小林聡美ら、豪華なキャストが脇を固めている。監督を務めたのは、映画『桐島、部活やめるってよ』(12)で一躍有名になった吉田大八。

最近、梅澤梨花はわかば銀行のパートから契約社員に昇格した。結婚はしており、夫の正文と二人暮らしだった。梨花は正文に対してほんの少し不満を持っており、関係は良好とは言い難かった。ある日、顧客の孫で大学生の平林光太と知り合い、不倫関係に陥ってしまう。光太は大学の学費などを賄うため、借金を抱えていた。光太を助けたかった梨花は、顧客のお金に手を付けてしまう。

詳細 紙の月

映画『決戦は日曜日』の評判・口コミ・レビュー

映画『決戦は日曜日』のまとめ

坂下雄一郎監督が五年の歳月をかけて生み出した、オリジナル脚本を元に制作された作品。社会派コメディ映画で、選挙活動の裏側がコミカルに描かれている。窪田正孝が優秀だがどこか冷めた空気を漂わせる議員秘書役を務めており、宮沢りえが世間知らずで自由奔放な二世候補の役に挑戦している。笑ってツッコんで少し考えさせられる物語が描かれており、大人が楽しめる作品になっている。二世候補の川島有美は当選することができるのか、それとも途中で立候補を辞めてしまうのか、ぜひ最後まで見届けて欲しい。

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