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映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

1962年に公開された第1作『007 ドクター・ノオ』を皮切りに、現在に至るまで24作品が公開されてきた大人気シリーズ、『007』。令和初となる007は、記念に相応しい超豪華作品に仕上がっている。

映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の作品情報

007 ノー・タイム・トゥ・ダイ

タイトル
007 ノー・タイム・トゥ・ダイ
原題
No Time to Die
製作年
2020年
日本公開日
2021年10月1日(金)
上映時間
不明
ジャンル
アクション
監督
キャリー・フクナガ
脚本
ニール・パービス
ロバート・ウェイド
スコット・バーンズ
キャリー・フクナガフ
ィービー・ウォーラー=ブリッジ
製作
バーバラ・ブロッコリ
マイケル・G・ウィルソン
製作総指揮
不明
キャスト
ダニエル・クレイグ
レイフ・ファインズ
ナオミ・ハリス
ロリー・キニア
レア・セドゥー
ベン・ウィショー
ジェフリー・ライト
アナ・デ・アルマス
製作国
アメリカ
配給
東宝東和

映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の作品概要

これまでに製作されたシリーズ作品はなんと本作を含め25作品。最早ハリウッドにおける代表的な超大作と言っていいほどの『007』シリーズに、とうとう続編が登場。6代目ジェームズ・ボンドであるダニエル・クレイグの5作目の007作品であり、可能性としては本作がラストになる可能性が高い。一度はMI6を引退したジェームズ・ボンドが、再び危険な世界に身を投じることになる。レイフ・ファインズやベン・ウィショーなど、お馴染みのメンバーも総出演し、まさにダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドのラストを飾るに相応しい作品が出来上がった。

映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の予告動画

映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の登場人物(キャスト)

ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)
元MI6の諜報員。愛する人のために危険な仕事からは足を荒い、ジャマイカで穏やかな日々を送っていたが…?
Q(ベン・ウィショー)
若くしてMI6秘密兵器開発担当主任を務めるエリート。これまで何度もボンドの窮地を救ってきた。
マドレーヌ(レア・セドゥー)
007/スペクター』に登場したボンドガール。ボンドが心から愛情を注いだ女性。
M(レイフ・ファインズ)
007/スカイフォール』で亡くなった前任のMの代わりに新たに着任したボンドの上司。ボンドの身勝手な行動に頭を抱える。
サフィン(ラミ・マレック)
国家を揺るがすほどの高度なテクノロジー技術を身につけた、本作の悪役。ボンドをその技術で追い詰める。

映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のあらすじ(ネタバレなし)

MI6の工作員で、これまで数多くの難攻不落のミッションを果たしてきたジェームズ・ボンド。そんな彼も現役を退き、現在はジャマイカで穏やかな毎日を送っていた。しかし、彼の幸せは長くは続かなかった。彼のCIA出身の知人、フィネアスリックス・ライターが、ボンドを訪ねてきたのである。何者かに誘拐されてしまった科学者を救い出して欲しいというその依頼を受け、ボンドは久々に裏社会に立ち戻ることとなる。しかし、その相手は一筋縄ではいかない強大な敵だった。最新技術を駆使する黒幕は、その技術を使って世界を陥れようと企んでいた。ボンドは、あまりにも無謀なそのミッションを、果たして達成することができるのか。そして、ボンドに再び平和な日々は訪れるのか。

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映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の感想・評価

ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンド

長年、人々から愛され続けてきた人気キャラクター、ジェームズ・ボンド。そんなボンド役を2006年に公開された『カジノ・ロワイヤル』で受け継いだのが、ダニエル・クレイグなのだ。ダニエルの前任である名優、ピアス・ブロスナンから受け継いだこの役。あまりに有名なシリーズの人気キャラクターということで、人々の注目度、そして、ダニエルにかかるプレッシャーは相当なものであったことが予測される。さらに、シリーズ初の金髪のボンドということで、公開前にはイメージが違う、という声も実は上がっていた。しかし、『007/カジノ・ロワイヤル』、『007/慰めの報酬』、『007/スカイフォール』、『007/スペクター』と、これまで全ての作品において高い完成度と評価を得てきたダニエル・クレイグ版ボンド。本作がその見納めになると思うと辛いものがあるが、本作でもその圧倒的なクオリティに酔いしれよう。

実は完璧ではないジェームズ・ボンド

あらゆる格闘技で卓越した成績を残しており、複数の語学を自由自在に操る。優れた観察眼と類稀なる行動力を持ち合わせた、まさに殺しのライセンスを授かるに相応しいエリート中のエリート、それがジェームズ・ボンドである。そんな彼に対して、完璧超人といったイメージを抱いている人も多いだろう。しかし、無敵のジェームズ・ボンドにも弱点は存在する。前作『スカイフォール』ではアルコール依存症に苦しみ、他にも高血圧や肝疾患、リュウマチ、尿酸値過多など様々健康問題を抱えている、実は人間らしい人物なのだ。ダニエル・クレイグ版のジェームズ・ボンドはそういった面もしっかりと描き出されており、より原作に近い、人間らしいボンドを楽しむことができる。本シリーズのおかげで、ジェームズ・ボンドに初めて親近感を抱くことができるのではないだろうか。

ボンドガール

007シリーズにおいて、ファンが毎作品楽しみにしているものがある。それが、ボンドガールである。ボンドガールとは、007シリーズに登場する女性キャラクターの総称であり、時にはボンドの敵として、時には恋人として登場する。これまでソフィー・マルソーやハル・ベリー、エヴァ・グリーンなど多くの女優がボンドガールとして作品に花を添えてきた。ジェームズ・ボンドが女たらしという設定であるため、これまで彼の毒牙にかかった女性は数多い。一方で、作中で女性に翻弄されるボンドの姿もまた人間らしく観客の好感を得ている。ボンドにMI6引退を決意させるほどの存在感を放つボンドガール。本作でのボンドガールがどのように作品に影響を与えるのか、注目が集まる。

映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開前に見ておきたい映画

映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

今や007シリーズのイメージが強いダニエル・クレイグが、2019年に主演を務めたばかりの作品。今作で彼が挑むのは優秀な私立探偵役。同じ真実を追う者、とあう意味では最新作と役所が共通しているところがある。舞台は、ミステリー作家として大成功を収めたハーラン・スロンビーの家。85歳を迎え家族に祝われたハーランだったが、なぜか翌日、喉が切り裂かれた死体で発見された。警察は事件を自殺として扱っていたが、そこに私立探偵、ブノワ・ブランが訪れた。ある日、彼の元にこの事件に関する依頼が匿名で来たのだった。そして、ブノワはこの事件に何か不審な点があることに気がつくのだった。南部混じりの、少しお茶目なダニエル・クレイグが非常に可愛らしい一作。

詳細 ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

007 スペクター

最新作の前作にあたる作品で、ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの4作目の作品。前作で亡くなったジュディ・デンチの代わりに『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモート役で知られるレイフ・ファインズが新たなM役として起用された。その日、ボンドはメキシコシティにいた。メキシコではその時盛大な祭りである『死者の日』が行われており、ごった返す人混みの中、ボンドはとある人物を追っていた。実は、ボンドは前任のMの遺言で、とある組織を独自で追跡していたのだ。しかし、その組織はボンドの予想を上回る恐ろしいものだった。新たに仲間となったMや、お馴染みの仲間と共に、世界を救うべく再び立ち上がる。

詳細 007 スペクター

ジョン・ウィック

優秀な人物というのは、いつの世も重宝されるもの。危険な任務から足を洗ったはずのジェームズ・ボンドは、本作で再びMI6に徴収されることになる。そして、本作の主人公もまた、一度は裏社会から立ち去ったものの、再びその世界に踏み込むことを余儀なくされてしまう。ジョン・ウィックは、かつて裏社会では知らぬ者はいないほどの凄腕の殺し屋だった。しかし、彼は最愛の女性、ヘレンと出会い、裏社会から足を洗う決意をするのだった。幸せな毎日を送っていたジョンだったが、ヘレンが若くして亡くなってしまうという悲劇に見舞われる。沈んだ彼の心を癒したのは、ヘレンが遺した1匹の子犬だった。しかし、その子犬もなんもマフィアによって殺されてしまう。そして、ジョンのマフィアに対する復習が始まるのだった。

詳細 ジョン・ウィック

映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の評判・口コミ・レビュー

映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のまとめ

『007』シリーズは、元々イギリスの作家、イアン・フレミングが連載していたスパイ小説である。映画でも大成功を収め、今では昭和、平成、令和と3世代に渡って愛される馴染みの名作となった。そんな007シリーズの6代目ジェームズ・ボンドを演じたのが、ダニエル・クレイグ。しかし、元々ダニエルは前作の『007/スペクター』でボンド役を降板することを宣言していた。ダニエル演じるボンド役はあまりにはまり役であったため、ファンからの失意の声が多く、その声に応える形で最新作での続投が決定したのである。しかし、ダニエルが再びボンドを演じることを契約したのは本作のみ。本作が、正真正銘ダニエル・クレイグのボンド姿を拝める最後かもしれない。是非、心して映画館で鑑賞しよう。

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