表の顔は高級テイラー。しかし、裏ではどの国にも所属せず秘密裏に行動するスパイ組織。英国紳士達がハイテク武器を用いて世界を救う、『キングスマン』は、こうして誕生した。
映画『キングスマン ファースト・エージェント』の作品情報
- タイトル
- キングスマン ファースト・エージェント
- 原題
- The King’s Man
- 製作年
- 2020年
- 日本公開日
- 2021年12月24日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アクション
- 監督
- マシュー・ボーン
- 脚本
- マシュー・ボーン
カール・ガイダシェク - 製作
- マシュー・ボーン
デビッド・リード
アダム・ボーリング - 製作総指揮
- マーク・ミラー
デイブ・ギボンズ
スティーブン・マークス
クローディア・シファー
レイフ・ファインズ - キャスト
- レイフ・ファインズ
ジェマ・アータートン
リス・エバンス
マシュー・グード
トム・ホランダー
ハリス・ディキンソン
ダニエル・ブリュール
ジャイモン・フンスー - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ディズニー
映画『キングスマン ファースト・エージェント』の作品概要
全世界を熱狂させた、あのキングスマンの世界観が帰ってきた。これまで、エグジーのキングスマン加入、キングスマンの壊滅の危機といった場面が描かれてきたが、本作では謎に包まれたキングスマンの誕生日話に着目。一体誰が、どんな目的でキングスマンを作ったのか。その誕生秘話には、第一次世界大戦が関わっていた!これまでのコリン・ファースやタロン・エガートに代わり、あの大物俳優、レイフ・ファインズがキングスマンワールドに参加。本作でも、大物俳優による超スタイリッシュなアクションが期待される。
映画『キングスマン ファースト・エージェント』の予告動画
映画『キングスマン ファースト・エージェント』の登場人物(キャスト)
- オックスフォード公(レイフ・ファインズ)
- 貴族の英国紳士。謎の教団の魔の手から世界を救うべく、キングスマンを立ち上げる。
- コンラッド(ハリス・ディキンソン)
- オックスフォード公の息子。オックスフォード公に連れられ、高級テイラー『キングスマン』へと足を踏み入れる。
- ラスプーチン(リス・エバンス)
- 本作における敵キャラ。オックスフォードとコンラッドを苦しめ、世界を破滅の危機に陥れる。
映画『キングスマン ファースト・エージェント』のあらすじ(ネタバレなし)
それは混沌の時代。1914年、世界を恐怖の渦に陥れる、第一次世界大戦が勃発しようとしていた。そして、そこには裏で世界大戦を操る謎の教団の存在があった。そんな教団から世界を守るべく、とある人物が立ち上がる。その人物とは、なんと一人の貴族。貴族、オックスフォード公が立ち上げたのはとあるスパイ組織。その組織とは、一見どこにでもあるような高級テイラー。しかし、その実どの国にも属さず、独自の活動を続ける世界最強の集団だった。父であるコンラッド公に連れられ、キングスマンへと足を踏み入れたコンラッド。果たして彼らは、謎の教団に打ち勝ち、戦争を終わらせることができるのか。日頃激しい戦いを繰り広げているキングスマンは、始まりも超過酷だった!
映画『キングスマン ファースト・エージェント』の感想・評価
戦うレイフ・ファインズ
キングスマンシリーズの特徴として、普段アクションをしないような超大物演者によるアクションシーンが挙がる。コリン・ファースがバリバリアクションをする、ということで第一作公開当時には大きな話題を呼んだ。また、第二作でも、なんとあの大御所歌手であるエルトン・ジョンが出演しアクションを披露している。そして、本作ではレイフ・ファインズが激しいアクションに挑戦。レイフ・ファインズと言えばハリー・ポッターなどに出演している、イギリス出身の超大物俳優。これまで数多くの作品に出演しているレイフ・ファインズだが、バリバリアクションをこなしている、といったイメージはあまりない。今年58歳を迎えるレイフ・ファインズ。そんな彼の、超レアなアクションシーンを劇場で拝もう。
新しいキングスマン
最早、大人気シリーズとなった『キングスマン』シリーズ。しかし、本作はこれまでのキングスマンシリーズとは一線を画する作品となっている。本作で描かれているのは、秘密エージェントであるキングスマンが設立されるまでの物語。つまり、これまでの主人公であったコリン・ファースやタロン・エガートンは出演していないのだ。彼ら目当てに本作を観ていたという人にとっては、かなり大きな変更事項となる。しかし、これまで愛され続けてきたキングスマンの世界観は健在。むしろ、それほどテクノロジーが発達していない時代において、いかに紳士に、クールに戦うのかが興味深い。制作陣の工夫が、人気を大きく左右すると言ってもいい。これからも広がり続けるキングスマンの世界観を楽しもう。
ギャップ萌え
思うに、『キングスマン』ワールドの魅力を一言で表すのならば、『ギャップ萌え』という言葉が一番しっくりくるのではないだろうか。本来、英国紳士というものは、常に余裕を持って、紅茶を片手にしているイメージが強い(勿論全員がそうであるとは言わないが)。実際に、作中に出てくるキングスマンの構成員も、普段は物腰柔らかな、穏やかな英国紳士ばかり。しかし、そんなイメージの彼らが、バリバリにキレッキレのアクションをする、というギャップが観客の心をぐっと惹きつけたのだ。そして、本作に登場するレイフ・ファインズ演じるオックスフォード公も、貴族でありながら戦闘も行うというギャップの持ち主。本作も、ファンの好きなキングスマンの魅力が満載。
映画『キングスマン ファースト・エージェント』の公開前に見ておきたい映画
キングスマン
今更説明不要ではあるが、『キングスマン』シリーズの原点が本作。アクション映画にコリン・ファースが出演する、ということで大きな話題を呼んだ。眼鏡をかけた英国紳士が、最新武器を用い敵を倒していくというスタイリッシュさが話題を呼び、大ヒットを博した。主人公であるエグジーは、新しい父親とうまくいかず、やさぐれた日々を送っていた。そんなある日、喧嘩をふっかけてきたチンピラの車を盗み逮捕されてしまう。途方に暮れるエグジー。そんなエグジーの前に、一人の英国紳士が現れる。その紳士、ハリー・ハートはエグジーをとあるテイラーへと連れていく。しかし、その場所はただのテイラーではなかった。テイラーは表の顔、裏ではどの国にも所属せずに、平和のために戦うスパイ組織だったのだ。
詳細 キングスマン
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
現代の若者にとって、レイフ・ファインズが出演している作品の中で最も馴染みのあるのが、本シリーズではないだろうか。しかし、彼がその中でどの役を演じているか、意外と気がつかないという人も多いのではないだろうか。それもその筈、彼は本作で、元の顔が分からないほどの特殊メイクを施しているのだ。その役とは、ヴォルデモート卿。シリーズ中における、最悪最恐のラスボスである。顔こそ分からないものの、ヴォルデモート卿の持つ凶悪さと優雅さをその指先一本一本に至る細部まで表現できるのは、レイフの演技力の高さ故。本作は、長年続いていたハリーポッターシリーズの最終章であり、ヴォルデモートとの全面対決が見られる一作でもある。
貴族降臨 PRINCE OF LEGEND
富と権力を持つ貴族。本来優雅に暮らしているイメージのある彼らだが、時には戦いを避けられない時もある。最新作でも、貴族が世界平和のためにキレッキレのアクションを披露してくれる。そして、貴族が戦う作品と言えば本作。テレビドラマであったが大ヒットを受け映画化までされた『PRINCE OF LEGEND』の続編にあたる作品。そんな本作では、貴族が次々と登場、激しいバトルを繰り広げる。出演陣の殆どがEXILEグループに所属しているメンバーということもあり、アクションのキレはピカイチ。尚且つ顔もいいという最高のキャスティング。アクションが得意なのは、何もハリウッドだけではない!日本が誇る、最新鋭のアクションを堪能しよう。
詳細 貴族降臨 PRINCE OF LEGEND
映画『キングスマン ファースト・エージェント』の評判・口コミ・レビュー
『キングスマン:ファースト・エージェント』
最強スパイ組織誕生、その瞬間を見逃すな。超過激でクールな格闘、細かい小道具と俊敏な殺し合いの相性は抜群だ。山場に次ぐ山場、どのシーンも瞬き厳禁。
真の英雄であり紳士、その姿と勇敢さに憧れる。2021年を締めくくるに相応しい至極の一本。傑作。 pic.twitter.com/5D3dqCSE9h
— なまたまご (@Ace_r_kaede) December 26, 2021
「キングスマン:ファースト・エージェント」新宿ピカデリーで。
マシュー・ボーン監督のスパイアクション。全体に劇画調。英国貴族役レイフ・ファインズの年齢を感じさせないアクションに驚く。第一次世界大戦を舞台に歴史上の人物が多数出てくるが、特にラスプーチン役のリス・エヴァンスが良かった。 pic.twitter.com/u5Szxg3C1i— マサル☆ (@masarutak) December 28, 2021
『キングスマン:ファースト・エージェント』
過去作とは違うテイスト。各国トップの「軽さ」は空虚な戦争を皮肉るブラックコメディ的。その意味で塹壕戦の場面がシリアスなのは上層部と戦地の対比として効いていて良い。ラスプーチン周りのアクションシーンは、KMらしいケレン味に溢れていて好き。 pic.twitter.com/N3AFUMi8lx— Taku (@batmanight) December 26, 2021
『キングスマン:ファースト・エージェント』初鑑賞
キレッキレのアクション、完璧な配役、キャラ一人一人の個性と色んな意味で意外性がしっかり詰まった脚本は今回も健在。
外伝ってことで割と硬派な作風に振り切ったのも良かったと思うし、その分今度3作目でどんだけぶっ飛ばしてくれるかも楽しみ。 pic.twitter.com/EkU1lF8RAz— ザ・ゆう (@Yuther2001KYJN) December 28, 2021
216本目『キングスマン:ファースト・エージェント』
本当信頼と実績のキングスマンなんだよな。
今回は組織設立経緯に史実が絡み、過去2作と比べると少し異色な仕上がりなんだけどこれも最高に面白い。天才の所業だ…
笑っていいのか迷うジョークや意外性の高い展開、秀でたアクションが相変わらずツボ pic.twitter.com/qYgou61aVq— せやかて工藤 (@zxun72) December 25, 2021
映画『キングスマン ファースト・エージェント』のまとめ
英国紳士が好きという人達は、一定数存在する。そんな人達にとって、英国紳士が次々と登場する本シリーズは、まさに好みをドストライクについてくる至高のシリーズ。勿論ストーリー性もあるが、広げていこうと思えばどこまでも展開させていけそうな設定になっている。実際に、ヴォーン監督もシリーズのユニバーサル化を考えているといい、スピンオフ作品の制作にも着手しているという。これから、益々広がっていくことが予想されるキングスマン。乗り遅れたくなければ、今からその世界観に足を踏み入れよう。
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