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遠距離恋愛映画のおすすめランキング10選

恋愛モノの中でも、会えないことが障害となる遠距離恋愛は特に切なくて共感を得られるのではないだろうか。今回は、洋画・邦画・アニメから幅広く遠距離恋愛映画をピックアップする。

遠距離恋愛映画のおすすめランキング10選

進学や就職、転勤といった人生の節目で、付き合っている恋人と遠距離恋愛になってしまうことってよくあるのではないだろうか。会えなくて寂しかったり、相手のことがきになってしょうがなかったりする。そんな時はやっぱり同じ境遇の遠距離恋愛映画を観て、元気づけられたいし共感したいと思うもの。ハッピーエンドで観た後幸せになれる作品から切ない青春映画まで、おすすめの10作品を紹介する。

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第1位 めぐり逢えたら

注目ポイント&見所

この映画のおもしろいところは、まだ見たこともない相手に恋をするところ。ラジオ番組の相談コーナーをきっかけに、見知らぬ男性が気になってしかたなくなったアニー。婚約者がいるにも関わらず、相手の男性について調べ、ついにはシアトルの自宅にまで行く。ちょっとストーカーまがいのその行動も、コメディ要素の一つと思って許せてしまう。名作『めぐり逢い』からの引用も多いので、知っている人にとっては嬉しい演出。

詳細 めぐり逢えたら

第2位 シェルブールの雨傘

注目ポイント&見所

フランスのミュージカル映画で、全編音楽で構成されている。結婚を誓い合ったカップル、ギィとジュヌヴィエーヴの障害となるのはアルジェリア戦争である。戦争によって引き裂かれた二人は、その後別々の道を歩むことになる。ジュヌヴィエーヴのお腹にはギィの子供がいたが、別の男性と結婚してしまうのだ。数年後、偶然再会した二人は少しだけ会話をするシーンが切ない。恋愛映画としてだけでなく、反戦映画としてのテーマ性もある。

詳細 シェルブールの雨傘

第3位 時をかける少女(アニメ)

注目ポイント&見所

名作同名小説・映画があるが、本作はそれらを現代に移してリメイクしている。未来から来た少年・千昭と恋をする真琴。なかなか恋に発展しなくてもどかしいのも青春映画らしくていい。「時代を超えた恋」という、もう二度と絶対に会うことができない恋で、ラストは涙なしには観られない。この恋にどう収拾をつけるか。それは千昭が過去に来るきっかけになった一枚の絵がポイント。この絵を未来に届けることが、真琴と千昭の想いをつなぐのだ。

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第4位 フィリップ、きみを愛してる!

注目ポイント&見所

あり得ないような本当の話。交通事故をきっかけに、自分に正直に生きようと、ゲイであることを妻に告げたスティーブン。家を出て、詐欺師になっていたスティーブは逮捕され、刑務所で運命的な出会いを果たす。フィリップという青年である。後に幸せな生活を送るが、詐欺師のスティーブンはまた収監される。スティーブンはフィリップに会うために何度も脱獄を繰り返す。とても実話とは思えない展開で、テンポもよくて時間を忘れるほど面白い。

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第5位 秒速5センチメートル

注目ポイント&見所

「言の葉の庭」でも知られる新海誠監督によるアニメ映画。全3話の短編集になっている。時間の経過と、距離による男女の関係は観ていて本当に切ない。絵がすごく綺麗で、感情表現が豊かな作品だと思う。少年少女の感情の動きを描くのが上手い。初恋を描いているだけあって、この作品はいつ観るかによっても感じ方が違うんじゃないかと思う。10代の青春真っ只中で観ればただただ夢中になるだろうし、大人になってから観るとどうしようもなく切なくなる、そんな映画だと思う。

詳細 秒速5センチメートル

第6位 恋人までの距離

注目ポイント&見所

列車で偶然出会った二人の物語。意気投合した二人がウィーンで途中下車して、たった1日だけ一緒に過ごす。明日からはまたそれぞれの生活に戻らなければならなくて、別れのシーンでは名残惜しさから再会を約束する。たった1日だけの関係だから、アクティブに動いていろんなところへ行く。ウィーンの街並みの美しさも見どころの一つといえる。本作には続編があり、『ビフォア・サンセット』と『ビフォア・ミッドナイト』に続くので、これらも合わせて観たい。

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第7位 イニシエーション・ラブ

注目ポイント&見所

「最後の5分、全てが覆る」というキャッチコピーの映画で、ミステリー要素もある。80年代後半、バブルの頃、合コンで出会った二人は付き合い始めるが、鈴木の就職により遠距離恋愛となる。そして、東京で同じ会社の女性が気になり始める。本作は二部構成になっていて、大学生パートと社会人パートに分かれる。これによって視聴者が騙されるわけだが、細かい所まで観ていると仕掛けに気付くかもしれない。ラスト数分でヒロインに対する見方が変わる。

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第8位 ハナミズキ

注目ポイント&見所

一青窈によるヒット曲「ハナミズキ」を元にした映画。ヒロイン・紗枝が東京の大学に進学したことをきっかけにすれ違い、長い年月をそのまま過ごすが、あることをきっかけにまた再会する。一青窈の曲は平和を願って作られたものらしいが、恋愛をテーマにしても合っていると思う。作中でのハナミズキの樹の様子にも注目したい。紗枝が子供の頃の樹と、ラストの樹ではまるで大きさが変わっていて、時間の経過を感じさせるが、変わらず花を付けるところが何かメッセージを秘めているように思える。

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第9位 砂時計(2008)

注目ポイント&見所

少女漫画原作で、テレビドラマ化もしている本作。12年間の恋愛を描く。島根での出会いから、東京へ行ってからの遠距離恋愛。中学生のヒロインを演じているのは夏帆だが、こういう影のある複雑な少女を演じると本当にすごいと思った。監督は佐藤信介で、『GANTZ』や『図書館戦争』などアクションもののイメージが強く、こういう映画もやるんだなと少し意外に思うかもしれないが、さすがあれだけのヒット作を作る監督なだけあって演出はいい。

詳細 砂時計(2008)

第10位 僕等がいた(前篇&後篇)

注目ポイント&見所

少女漫画原作の映画化。監督は『ソラニン』の三木孝浩。学校の女子のほとんどが好きになるような男子に恋をする普通の女の子という、少女漫画ではよくある設定で多くの女子中高生は共感できるのではないだろうか。紆余曲折の末結ばれるが、北海道と東京で遠距離恋愛となる。前後編になっているから内容もぎっしりで、原作を知らない人でも楽しめる作品になっている。主役二人を演じる吉高由里子と生田斗真は年齢的に高校生って……と思うけれど、演技力には定評があるので下手な若い俳優がキャスティングされなくてよかったと思う。

詳細 僕等がいた(前篇)
詳細 僕等がいた(後篇)

まとめ

洋画では、設定が凝っているのが特徴ではないだろうか。特に『フィリップ、きみを愛してる!』は同性同士の恋愛で、恋愛にはいろんな形があることも描いている。邦画では、特に少女漫画が原作の映画は確実に女子中高生の心を掴んでいるのではないだろうか。等身大の恋愛だからこそ共感できるところがあるのだと思う。邦画の遠距離恋愛映画はこのようにテッパンの設定で分かりやすく観られる。実際に遠距離恋愛中で、似たような恋愛映画に浸りたい時はぴったりでおすすめ。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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