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映画『ナチス第三の男』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

海軍基地の通信将校だったラインハルト・ハイドリヒは、女性関係で問題を起こし不名誉除隊を余儀なくされる。ハイドリヒはナチス党親衛隊指導者のハインリヒ・ヒムラーと出会い、情報部の創設を任せられることになる。

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映画『ナチス第三の男』の作品情報

ナチス第三の男

タイトル
ナチス第三の男
原題
The Man with the Iron Heart
製作年
2017年
日本公開日
2019年1月25日(金)
上映時間
120分
ジャンル
ヒューマンドラマ
戦争
監督
セドリック・ヒメネス
脚本
不明
製作
不明
製作総指揮
不明
キャスト
ジェイソン・クラーク
ロザムンド・パイク
ジャック・オコンネル
ジャック・レイナー
ミア・ワシコウスカ
製作国
フランス・イギリス・ベルギー合作
配給
アスミック・エース

映画『ナチス第三の男』の作品概要

世界累計販売部数75万部を超える世界的大ベストセラー、ローラン・ビネ原作の小説『HHhH プラハ、1942年』を元に作られた作品。ユダヤ人の大量虐殺の首謀者として知られ、「金髪の野獣」と呼ばれて恐れられたナチス党のラインハルト・ハイドリヒの暗殺計画にスポットが当てられている。監督を務めたのは、『フレンチ・コネクション 史上最強の麻薬戦争』(14)で監督・脚本を担当したセドリック・ヒメネス。

映画『ナチス第三の男』の予告動画

映画『ナチス第三の男』の登場人物(キャスト)

ラインハルト・ハイドリヒ(ジェイソン・クラーク)
元海軍基地・通信将校。女性問題で不名誉除隊を余儀なくされる。ナチス党に入党し、情報部の創設を任せられる。ユダヤ人の大量虐殺の首謀者として手を染めることになる。
リナ・ハイドリヒ(ロザムンド・パイク)
貴族階級。ラインハルトの婚約者で、後に妻となる。ナチ党の支持者。
ヤン・クビシュ(ジャック・オコンネル)
チェコスロバキア亡命政府の軍人。ラインハルト・ハイドリヒを暗殺する任務に就く。
ヨゼフ・ガブチーク(ジャック・レイナー)
チェコスロバキア亡命政府の軍人。ヤンと共にラインハルト・ハイドリヒを暗殺する任務に就く。

映画『ナチス第三の男』のあらすじ(ネタバレなし)

世界恐慌により、ドイツは衰退していた。そんな中、新しいリーダーとしてヒトラーが立ち上がった。ドイツ国民はヒトラーが率いるナチス党が国を救ってくれると期待を寄せた。

ラインハルト・ハイドリヒは海軍基地・通信将校を務めていた。しかし、女性関係で問題を起こし、不名誉除隊を余儀なくされる。ハイドリヒにとって海軍の兵士であることはとても重要なことだった。失意のハイドリヒに救いの手を差し伸べたのは、婚約者でありナチ党支持者でもあるリナ・フォン・オステンだった。

ハイドリヒはナチス党親衛隊指導者のハインリヒ・ヒムラーと会うことになる。その時、ヒムラーは親衛隊の幹部を探しており、ハイドリヒは自ら名乗りを上げた。ヒムラーはハイドリヒの有能さを気に入り、秘密の任務として情報部の創設を任せた。任務に没頭したハイドリヒは、ユダヤ人の大量虐殺の首謀者として手を染めることになる。

ハイドリヒの存在に危機感を抱いたイギリス政府とチェコスロバキア亡命政府は、暗殺計画を立てる。だがそれは、誰も成し遂げたことがない、無謀ともいえる計画だった。チェコスロバキア軍人のヤン・クビシュとヨゼフ・ガブチークを中心に、若者達がその任務に就くことになった。

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映画『ナチス第三の男』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『ナチス第三の男』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『ナチス第三の男』の感想・評価

ナチス第三の男「ラインハルト・ハイドリヒ」

ドイツのナチス党について聞かれれば、真っ先に思い浮かべるのは総統のアドルフ・ヒトラーだと思う。そして、次に思い浮かべるのは、ヒトラーの側近だったハインリヒ・ヒムラーの存在である。本作でスポットが当てられているのは、ヒムラーの次に親衛隊の実力者まで上り詰めたラインハルト・ハイドリヒである。

ハイドリヒはユダヤ人の大量虐殺を推進した人物で、その冷酷さから「金髪の野獣」と呼ばれるほどであった。しかも、この名で呼んだのは敵ではなく、身内である部下達であった。そのことからも分かるように、ハイドリヒは危険な男として身内からも敵からも注目されていた。そんなハイドリヒが暗殺されるまでに至った過程や、暗殺されてからの暗殺者達の過酷な運命について描かれており、他にはない作品となっている。

HHhH プラハ、1942年

映画の元になったのは、ローラン・ビネ原作の小説『HHhH プラハ、1942年』である。この作品は世界25ヶ国で翻訳されており、「2010年ゴンクール賞最優秀新人賞」や「2014年本屋大賞翻訳小説部門第1位」など数々の賞を受賞している話題作である。ローランは膨大な資料を読み込み、史実を元に小説を書き上げている。

監督を務めたセドリック・ヒメネスがこの小説を気に入り、映像化が実現した。妻も子供もいるハイドリヒがどうして冷酷な任務を遂行することになったのか、暗殺者達はどんな思いを抱きながら任務に就いたのか。映像化されたことで登場人物達の熱意や感情がより伝わってくるようになっており、原作ファンも満足できる作品になっている。

ラインハルト・ハイドリヒを演じたジェイソン・クラークの名演技

鉄の心臓を持つ男ラインハルト・ハイドリヒを演じたのは、数々の話題作に出演しているジェイソン・クラークである。ジェイソンが俳優デビューした頃はテレビドラマでの活躍が主だったが、最近ではジョニー・デップ主演の『パブリック・エネミーズ』(09)やレオナルド・ディカプリオ主演の『華麗なるギャツビー』(12)など、日本でも人気のある映画作品に出演し主要人物を演じている。

ジェイソン・クラークは妻や子供がいながらも、任務に忠実で虐殺な行為を厭わない危険な男を見事に演じ切っている。愛おしそうに子供を抱く場面と、厳しい表情で任務を遂行する場面の落差が激しく、温度が感じられそうなほどの名演技である。ジェイソンが演じたことにより、「ラインハルト・ハイドリヒ」という男の怖さがより感じられるようになっている。

映画『ナチス第三の男』の公開前に見ておきたい映画

映画『ナチス第三の男』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『ナチス第三の男』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

ターミネーター 新起動 ジェニシス

ジェイソン・クラークが主要人物の1人であるジョン・コナーを演じている。『ターミネーターシリーズ』のリブート作品で、第5作目に相当する作品。主演を務めたアーノルド・シュワルツェネッガーが、同シリーズに復帰した記念すべき作品でもある。韓国の人気俳優イ・ビョンホンも出演しており、擬態能力を持ったアンドロイドT-1000を演じている。

西暦2029年。ジョン・コナーは人類を率いて、スカイネットとの戦いを繰り広げた。その戦いは人類の勝利に終わった。だが、スカイネットがジョンの母を始末するために、ターミネーターを過去に送り込んだことが判明する。人類側に所属するカイル・リースは、ジョンの母を助けるために過去へ行くことを決意する。

詳細 ターミネーター 新起動 ジェニシス

フレンチ・コネクション 史上最強の麻薬戦争

セドリック・ヒメネスの代表作で、監督と脚本を担当した作品。麻薬取引ルート「フレンチ・コネクション」で起こった実話を元に作られた作品で、麻薬取引ルートを撲滅しようと尽力を尽くした1人の判事の姿が描かれている。『アーティスト』(11)で「アカデミー主演男優賞」に輝いたジャン・デュジャルダンが主演を務めている

ヨーロッパで最も悪名高い麻薬取引ルート「フレンチ・コネクション」が、トルコからフランスを経由しニューヨークに進出した。アメリカやフランスの青少年達は、麻薬に溺れていった。1975年、マルセイユに引っ越してきた判事ピエール・ミシェルは、そんな青少年達の現状を憂い「フレンチ・コネクション」の摘発に立ち上がった。だが、その道のりは過酷なものだった。

詳細 フレンチ・コネクション 史上最強の麻薬戦争

ある戦争

戦争を描いた作品。駐在している兵士達の紛争地域での過酷な日々と、戦争犯罪者として起訴されてしまった主人公の苦悩が描かれている。主人公の妻を演じたツヴァ・ノヴォトニーは、「ロバート映画祭・最優秀助演女優賞」を受賞している。デンマークを中心に活躍しているトビアス・リンホルムが、監督・脚本を担当している。

アフガニスタンの紛争地帯。デンマーク陸軍中隊のクラウス・M・ペデルセンは、指揮官として仲間の兵士と共に市民を守る任務に就いていた。ある日、パトロール中に攻撃を受け、部下が負傷してしまう。クラウスは部下を守るため、空爆命令を下した。そのことで、子供を含む多くの市民を死なせてしまう。クラウスは強制帰国命令を受け、デンマークに帰国した。そして、市民を殺した容疑で、起訴されてしまう。

詳細 ある戦争

映画『ナチス第三の男』の評判・口コミ・レビュー

映画『ナチス第三の男』のまとめ

ラインハルト・ハイドリヒの冷酷な部分だけではなく、ハイドリヒの家族やハイドリヒを暗殺した者達の末路まで描かれているため、とても興味深い作品になっている。皆が良く知るヒトラーの視点ではなく、「ユダヤ人の大量虐殺」を推進したハイドリヒを中心に描かれていることで、改めてナチス党の恐ろしさを感じることができるようになっている。虐殺などの残虐な描写が多いからこそ、背景の美しさや家族愛・恋人愛の温かさが引き立つような映画になっている。

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