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映画『イタリアは呼んでいる』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『イタリアは呼んでいる』の概要:スティーヴとロブの中年2人組のイタリア旅行を描いたバディ・ムービー。出演はスティーヴ・クーガン、ロブ・ブライドン。「天使が消えた街」のマイケル・ウィンターボトム監督の2014年英国映画。

映画『イタリアは呼んでいる』 作品情報

イタリアは呼んでいる

  • 製作年:2014年
  • 上映時間:108分
  • ジャンル:コメディ、ラブストーリー
  • 監督:マイケル・ウィンターボトム
  • キャスト:スティーヴ・クーガン、ロブ・ブライドン、ロージー・フェルナー、クレア・キーラン etc

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映画『イタリアは呼んでいる』 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『イタリアは呼んでいる』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『イタリアは呼んでいる』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『イタリアは呼んでいる』 あらすじ【起・承】

コメディアンで親友同士のスティーヴ・クーガン(スティーブ)とロブ・ブライトン(ロブ)は、
ルポの取材でイタリア旅行に出かけることに。

以前、2人でルポの仕事を引き受けたこともあり、相性は抜群!40歳を迎えて、人生を謳歌している2人だったが、体力の衰えや家族についての悩みもあった。

月曜日。最高級の赤ワインの産地である、ビエモンテ州から旅行は始まった。
ミニカーに乗り、2人は早速、「トラットリア・ディラ・ポスタ」で食事をした。

赤ワインとパスタ、おしゃべりを楽しむ。ロブは、得意の物まねで笑わせてくれます。
マイケル・ケインの台詞、“ふっとばすのは、ドアだけだ!”から、アル・パチーノに、口をもぐもぐさせて聞き取りにくい、クリスチャン・ベールまで物まねのオンパレード!
もし、俳優本人が聞いていたら、似てないうえに大変失礼です!(笑)

一方、スティーヴは、ドライブ中に別居中の息子から電話を受けます。息子は、母親と共にイビサ島を旅行中だと言う。イタリア滞在中に、久しぶりに親子で会うことに。

火曜日。リグリーア州。2人は、ボートから帆船に乗り換えて、クルージングを楽しんだ。
詩人のバイロンやシェリーの旧居跡なども見学。ランチでは、イカ料理を堪能し、アンソニー・ホプキンスなどの物まねをして絶好調!

“40歳以降は、全力で微笑まなければならない!”や“俺達、まだイケてるかな?”と2人は互いに励まし合い、笑うのだった。

水曜日。トスカーナ州。2人は再び、海岸へ。ヨット観光で知り合った女性とロブはいい雰囲気になってゆく。ロブには、妻とまだ幼い娘がイギリスのいるのだが・・。
ここで、彼はヒュー・グラントの物まねを披露した(これは、顔も含めてよく似ているのだ!)

ランチは、「ヴォルティラ」と「ピェヴュスコラ」の2か所で、魚介類のパスタやラビオリなどを堪能した。

その後、ロブにスリラーサスペンスの脚本を読んでくれとマネージャーから連絡が入り、バイロンも宿泊したというホテル「ルレ・ラ・スヴェーラ」に2人は泊まった。

映画『イタリアは呼んでいる』 結末・ラスト(ネタバレ)

木曜日。ラッツオ州(ローマ)。ロブは、ホテルのフロント係のアルバに脚本の練習相手を頼んだ。練習した後、ビデオに撮ってオーディションに送るのだ。

ロブはアルバとキスまでして見せるが、そんな様子にスティーヴは動揺した風もない。
ただやりすぎじゃないか?と言う程度だ。

今日は、ローマで、女性カメラマンのエマとヨランダに会う予定だ。しかし、道が混んでいてなかなか目的地にたどり着けない。

“全ての道は、ローマに通じる”という言葉を思い出しながら、2人はエマたちの待ち合わせ場所まで車で走るのだ。

ようやく、エマとヨランダに会った2人は、「リストランテ オリヴュル・グローヴィグ」でパスタを食べた。ここでも、映画話と物まねが繰り広げられた。

イタリアは、名作映画の舞台として有名だ。例えば、「ゴットファーザー」シリーズで有名なシチリア島や「ローマの休日」でアン王女が歩いた通り。

金曜日。カンパニア州、ポンペイ。79年にヴェスヴィオス火山の噴火と地震により、一夜にして地中に沈んでしまったという古代都市。

2人は、時の止まった古代都市ポンペイを歩くが、古代遺跡よりも団子・・のようだ。
この地では特に、魚のラビオリやリングイネが美味しいらしい。そして、アラニス・モリセットの歌を聞きながら、眺めるイタリアの街は格別だと言う。

2人が泊まったホテルは、「ヴィッラ・チンブローネ」。グレタ・ポルタが泊まったという部屋を見学し、“カメリア”スィートに通されたのだ。
また、ロブにはうれしい知らせがあった。スリラーサスペンスに出演が決まったのだ!

土曜日。カプリ。スティーヴは、息子のジョーに会うために、シチリア島巡りは出来ないとロブに告げた。2人は、地下のカタコンペ(墓地)で、息子ジョーとスティーヴの別れた妻と再会した。その後、4人は船に乗った。

“ナポリを見てから死ね!”という台詞で有名な町、ナポリでの話や映画「軽蔑」で、主演したブリジッド・バルドーの演技を振り返りつつ、観光を楽しんでいた。

ワインと魚介のサラダ、タコのグリルなどに舌鼓を打ちながら、スティーヴは久しぶりの親子団らんの時を過ごしていた。

息子ジョーは、理数系の勉強が出来る大学へ進学する予定だと言う。
ロブは、ここでもお得意の物まねで、場を和ます。
それが、ピアース・ブロスナンの物まねで“私はボンド。殺しのライセンスを持つ。”と。

“最高のボンドは?”という問いに対して、“ダニエル・クレイグだよ!”と答える、ジョー。

離婚後、別々に暮らしていたが、息子の大学進学を機に近くに住むよとスティーヴは伝えた。そして、キノコのリゾットを作るから母親と共に食べにこい。とも話すのだった。

映画『イタリアは呼んでいる』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『イタリアは呼んでいる』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

中年男がハッピーに生きるには!

スティーヴ・ローガンとロブ・ブライドンの爆笑コンビが最高にクールなはずが、日本人には全然知らない人だったためにちっとも笑えなくなってしまう。

一言で言えば、そんな残念な作品です。彼らは、イギリスで有名なコメディアンだそう。特にロブ・ブライトンは物まねが得意であるらしく、劇中でもアル・パチーノやロバート・デニーロなどたくさんの俳優の物まねで楽しませてくれます。

全体的にあまり似てないと思うのですが、唯一、顔の表情も含めて似ていると思ったのが、ヒュー・グラント。芸が細かすぎるけど、もっと俳優を知っていれば盛り上げられたかもしれません。

それでも、陽気な2人組とまぶしいイタリアの風景を眺めながらの旅行はくせになりそう。
中年世代というのは、もう若くはないけど、まだまだ頑張らなくてはならないお年頃。

劇中で、2人は、“40代以上は全力で笑わないとダメ!”とか“俺、まだイケてるかな?”と互いを励ましあい、おしゃべりと料理に夢中になるのです。

この映画を観るまで、女子のほうがおしゃべり好きだと思っていました。
見どころとしては、「ローマの休日」で使われた通りを歩くシーン。映画好きにはたまらないのではないでしょうか。

また、“中年の危機”を迎えても、楽しくおしゃべりし、食事をし、恋をすることで乗り越えてゆけるのではないか。
40代以上の方に必見の映画です!

人生の幸せ探しは終わらない!人生を温めてくれる映画

劇中のアル・パチーノの物まねで、“コーヒーは私の人生だ!”という台詞があります。
そういえるものを1つでも持ちたいですね。コーヒーだけでなく、映画でも恋人でもいいのだけど。

人生の幸せ探しをする映画には、本作の他にサイモン・ペッグが主演した「しあわせはどこにある」や「アバウト・タイム 愛おしい時間について」、「マリーゴールドホテル」第1章&第2章などがあります。

その中でも、特にリチャード・カーティス監督の「アバウト・タイム 愛おしい時間について」がおすすめ。主人公の青年が、タイムスリップを繰り返しながら、愛を探し続けるというSF恋愛物語でキュンと出来ますよ。

本作「イタリアは呼んでいる」では、40代からの幸せ探しを描いており、特にイタリアという舞台が効いています。心を満たすおしゃべりや食事、女性、映画など、幸せは1つではなく、たくさんあることが実感できますね。


コメディアンのおじさん2人が繰り広げる珍道中。美味しいご飯と素敵な景色、そしてコメディアンだから出来る「似てない」モノマネのオンパレード。まったりのんびりした作品かと思いきや終始ドタバタの展開で思いの外楽しんでしまいました。
個人的には美味しそうな料理が一番の見どころでしたが、映画が好きな人にはたまらない演出も多く、ヒューグラントやクリスチャン・ベイルのものまねは最高でした。ちょっとしたセリフにも小ネタが仕込まれているのでそんな所にも注目しながら見ると、より楽しめると思います。(女性 30代)

映画『イタリアは呼んでいる』 まとめ

中年男2人のイタリア旅行というと、地味でのんびりした印象がありました。
しかし、観てみると、想像以上に騒々しい。

主演の、スティーヴ・ローガンとロブ・ブライドンをもっと知っていたら、変な物まねで楽しめたのにと残念に思います。

例えば、主演の2人がイケメンだったら、物語の展開はどうであれ、観たい!と思う人も多いでしょう。中年2人組というのが、ミソなのかも。

本作では、人生後半における“中年の危機”をどう乗り越えるか?という難問にも、優しく答えています。年齢を重ねる上で大切なのは、愛とユーモアを忘れないこと!
特に40代以上の方におすすめします。

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