「サーホー」のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

人気急上昇中の俳優・プラバースが主演を務める、迫力満点のインド・アクション。期待に背かぬ豪華な歌や踊りに乗せて、潜入捜査官となったプラバースがそのカリスマ性で華のある映像を繰り広げつつ、巨悪と戦っていく。

サーホーの作品情報

サーホー

タイトル
サーホー
原題
Saaho
製作年
2018年
日本公開日
2020年3月27日
上映時間
169分
ジャンル
SF
監督
スジート
脚本
スジート
製作
不明
製作総指揮
不明
キャスト
プラバース
シュラッダー・カプール
マンディラー・ベーディー
ニール・ニティン・ムケーシュ
ジャッキー・シュロフ
チャンキー・パーンデー
製作国
インド
配給
ツイン

サーホーの作品概要

世界興行収入オープニング2位を獲得した話題作。『バーフバリ 伝説誕生』(15)と『バーフバリ 王の凱旋』(17)でインドの歴代興行収入を更新し、日本でも大きく話題になった主演のプラバースがIB潜入捜査官役として主演に抜擢された。監督のスジートはまだまだこれからといったところの新進気鋭の駆け出しだが、『バーフバリ』のS・S・ラージャマウリの愛弟子である。どこにも負けない勢いを持った映画として、日本に上陸する。

サーホーの予告動画

サーホーの登場人物(キャスト)

アショーク(プラバース)
IB潜入捜査官。陰謀うずまく大窃盗事件の解決に向け、捜査に乗り出した敏腕で熱血な捜査官。
アムリター(シュラッダー・カプール)
アショークの相棒の女性警察官。アショークについてくることができ、派手なアクションもこなせる。

サーホーのあらすじ(ネタバレなし)

大都市・ワージーの犯罪組織のトップ、ロイが殺害された。それは事故に見せかけた、巧妙な殺人だった。壮大な跡目争いが幕を開けるなかで、ムンバイでは大規模な窃盗事件が発生。自分に不可能はないと豪語するIBの敏腕潜入捜査官のアショークと、その相棒の女警察官・アムリターという伝説のチームが、巨悪と戦うために捜査を開始した。狙われたのは3億ドルの価値を持ったブラックボックス。犯罪組織よりも先にこれを手に入れることが早急の任務となる。ど派手で奇想天外な手段を駆使して、全身全霊で疾走していくアショークとアムリター。そして、謎の人物「サーホー」というのは、一体何者なのだろうか?

サーホーの感想・評価

出だしから好調な様子を見せるインドの新星

インドの枠を越え、世界の興行収入ランキングでもオープニングで4100万ドルを記録した。つまり、世界中で登場した数々のライバルを抑え、第2位という興行収入を獲得したということになる。

その理由としては、『バーフバリ』前後編で一躍話題をさらい、実力を認められた主演のプラバースの存在があるだろう。『バーフバリ』が歴代のインドの記録を塗り替えたのは、内容や脚本、アクションもさることながら、プラバースという男が一人二役を務めた主人公親子の人間的な魅力の部分が大きかったはずだ。

世界的に発信されてきたインド映画としては実績の少ない彼だが、一気に注目を集めてからは最早、旬の俳優である。現在の知名度を考えれば、彼のそれからの動向を見守っていた人も少なくはなかったに違いない。

新人監督のデビュー作

監督を務めるスジートは、『バーフバリ』を監督したS・S・ラージャマウリの愛弟子である。技術・ノウハウだけでなく、作風や感性も師匠から受け継いでいるのならば、この作品が『バーフバリ』のように話題を呼び、人々に受け入れられていることにも合点がいく。

インドの体制として、師匠から弟子へとこれだけ継承ができているというのがもし真実であるとすると、今後のインド映画では同じく、人気作品のクオリティを保った新たな才能がどんどん出てくるのではないかと期待ができる。師匠からスジートが何を受け継いでくれたのか、ラージャマウリの作品を楽しんできた者としても、非常に興味深く見ることができそうだ。

難解なストーリーを蹴散らすアクション

インド映画では多少ありがちではあるが、映画そのものの尺が長いことと、もう一つ人物の関係がわかりづらいという難点が出てくることがある。尺が長いことに関しては、歌と踊りが入る以上必然性もあり、またストーリーがそこにみっちり入っているために仕方ない部分はあるだろう。

人物の関係がわかりづらいことに関しては、説明が少なかったり、時系列が前後してついていけなくなったり、ということが原因としてある。ある程度の相関関係を予習してみると見やすいかもしれない。

ただ、あくまでアクションをメインとし、ストーリーを添え物として見ることができるのもインド映画の特徴である。わかる範囲で楽しんでいても、置いていかれてつまらなくなることはないだろう。

サーホーの公開前に見ておきたい映画

映画『サーホー』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。『サーホー』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

バーフバリ 伝説誕生

プラバースを一躍有名にした、2015年製作のアクション・ファンタジーインド映画。『きっと、うまくいく』(09)や『PK』(14)などの人気インド映画の記録を塗り替えて、歴代興行収入一位を獲得した。

プラバース演じる主人公のバーフバリが一騎当千状態でありえないほどの快進撃を繰り広げるその痛快さが大いに話題を呼び、日本でもカルト的な人気を得た。女性が美しく強く描かれている映画でもあり、バーフバリ以外の人間たちの存在感が霞まないのもまた、絶妙である。ここまでの運命的な物語を描き出すのは、最早神話にも近い。

インド映画らしい力強い歌と踊りも必見。「バーフバリ!バーフバリ!」と彼のカリスマ性を讃えて、声を上げたくなること請け合いだ。

詳細 バーフバリ 伝説誕生

バーフバリ 王の凱旋

同じくプラバースが主演を務める、バーフバリのシリーズ後編。二世代を通して父から息子に繋がれた因縁が、とうとう決着を迎える。

父と息子のどちらもをプラバースが一人二役で演じており、顔が同じにも関わらず二人の育ち方による表情や、行動の違いが見られて面白い。また、前後編通しての悪役バラーラデーヴァにとって、憎き相手と同じ顔の息子がどういった存在なのか、考えるのも面白くなる。

前作から引き続いて、あまりにもぶっ飛んだアクションシーンがたっぷりと堪能できる。人間として信じられないようなことをしてくれるので、アベンジャーズを見ているかのような気分にもなってきてしまう。

時系列が交錯する上にとても長い映画だが、ストーリーはシンプルでわかりやすいはずだ。

詳細 バーフバリ 王の凱旋

マッドマックス 怒りのデス・ロード

バーフバリと同じく、カルト的な人気を獲得したアクション映画。カーチェイスの迫力、戦闘シーンの熱さではバーフバリのぶっ飛び具合にも全く引けを取らない。映画の概念を変えてしまうほどの衝撃を受け、今尚再上映のたびに駆けつけて、貪るように浴びているファンも多い。

それほどの衝撃を与え、濃いアクションの歴史を変えたとも言えるマッドマックスの最新作。本作後半のカーアクションシーンは最早、それに近いものとなっている。爆発、横転など画面映えするいくつもの見所だけでなく、世紀末感あふれる興奮にも期待したい。主演がプラバースである以上、そのカリスマ性も相まって納得のいくアクションシーンになっていることだろう。

詳細 マッドマックス 怒りのデス・ロード

サーホーの評判・口コミ・レビュー

サーホーのまとめ

今まさに、インド映画に求められているものを忠実に再現した、旬の詰まった作品。『バーフバリ』を見ていても見ていなくても、そしてもしインド映画を知らなかったとしても、ここからプラバースという男の魅力に触れ、ハマっていってほしい。慣れない文化に囲まれても、カーアクションやスタントは世界共通のエンターテインメントである。それらが目白押しの本作は、きっと初見にも親しみやすい映画に仕上がっているはずだ。

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