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映画『死霊のいけにえ』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『死霊のいけにえ』の概要:大金強奪を企む4人の売春婦が、神の子を殺そうとする悪魔の子アンチ・キリストの策略に巻き込まれていく様子を描いたB級ホラームービー。原題は「HELL FIRE」。

映画『死霊のいけにえ』 作品情報

死霊のいけにえ

  • 製作年:2015年
  • 上映時間:93分
  • ジャンル:ホラー、サスペンス
  • 監督:マーク・フラット
  • キャスト:J・スコット・グリーン、ケイトリン・マリー・マーシャル、セリーヌ・ベレッタ etc

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映画『死霊のいけにえ』 評価

  • 点数:30点/100点
  • オススメ度:★☆☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★☆☆☆☆
  • 映像技術:★☆☆☆☆
  • 演出:★☆☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

[miho21]

映画『死霊のいけにえ』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『死霊のいけにえ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『死霊のいけにえ』 あらすじ【起・承】

ドラッグに溺れたポルノ女優シナモン、牧師の娘で中絶によるPTSDから売春婦になったディスティニー、不幸な家庭に育ち姉妹揃ってドラッグが手放せない売春婦になり妹バタフライを殺されたジャスティーン、そしてロゼッタの4人は大金強奪を企んでいた。

大きな取引があると元締めのゲイブルから聞いていたのにお金は無く、そこに居合わせた男を誘拐し、ロゼッタの客トニーの別荘に身を隠す。

連れ去られた男、アンチ・キリストは心を読む力を持った悪魔の子だった。
隙を見て、流れ弾に当たって瀕死の状態だったシナモンを自殺に追い込む。
そしてシナモンはアンチ・キリストの手下として蘇ると、仲間たちに襲い掛かる。

何とかシナモンを拘束した3人だったが、別荘の持ち主トニーが妻と共に別荘にやって来る。
夫妻を殺害するが、3人の娼婦たちは仲間割れを始める。
そしてアンチ・キリストの力でディスティニーは自分の分身に殺されてしまう。

恐怖するジャスティーンと違い、ロゼッタはアンチ・キリストに興味を持つようになる。
アンチ・キリストも、唯一心が読めないロゼッタの存在を面白がっていた。

アンチ・キリストが事務所にいたのは、神の子を殺す依頼をゲイブルに持ち掛けていたからだった。
神の子と悪魔の子は殺しあえないという決まりがあった。

映画『死霊のいけにえ』 結末・ラスト(ネタバレ)

話を聞いたロゼッタは自分が妊婦を殺すと協力を名乗り出るが、ジャスティーンとロゼッタは互いが邪魔になる。
ジャスティーンを地下室に閉じ込め、ディスティニーを殺した時と同じ力とシナモンを使って、ジャスティーンを追い詰めるアンチ・キリスト。
しかしジャスティーンは、分身を殺して逃げることに成功。

一方、ジャスティーンが逃げた事に気付かず、ロゼッタ娘のパパを利用し神の子を宿した女性を誘拐させる2人。

逃げる途中で事故を起こしたジャスティーンを助けたのは、誘拐した妊婦を連れた娘のパパ。
ジャスティーンは別荘に戻ることになってしまうが、娘のパパが殺されている間にトランクに監禁されていた妊婦を助け出す。

アンチキリストはトニー夫婦と娘のパパを手下として蘇らせ、妊婦を捕まえるとロゼッタに殺させようとする。
しかしロゼッタはサタンの娘で、彼女にも神の子は殺せない。

乱闘になり、ジャスティーンの撃った銃の流れ弾が妊婦に当たる。
ロゼッタを殺し、アンチキリストを殺そうと斧を振り上げたジャスティーンは、自分が呼んだ警察に犯人と思われ射殺された。

奇跡的に助かったアンチキリストは、命がけで妊婦を救おうとした英雄として扱われるが、赤ん坊は奇跡的に母親の胎内から助け出されたと聞いて唖然とするのだった。

映画『死霊のいけにえ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『死霊のいけにえ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

騙す気たっぷりのタイトルとDVDパッケージ

有名なホラー映画「悪魔のいけにえ」と「死霊のはらわた」を足して2で割った邦題。
有名作品にあやかろうという気たっぷりのタイトルに、パッケージもサム・ライミ監督のリメイク版「死霊のはらわた(2013)」と瓜二つ。

ここまで来ると騙す気しか感じられないが、原題は「HELL FIRE」、中身も「悪魔のいけにえ」や「死霊のはらわた」を意識したものではない。

Z級映画でも通用するクオリティの低さ

ジャスティーンに銃で撃ち殺されるロゼッタの髪の毛がコントの定番である実験に失敗した科学者の爆発した髪型になったり、壁に映るロゼッタの影がポニーテールになったりと、ヘンテコなシーンが盛りだくさん。
低予算を通り越して、出来の悪い学生映画レベルになっている。

アンチ・キリストが心を読む以外の力を発揮するのには、ロゼッタに殴られる必要があったり。
ジャスティーンに斧で叩かれて泣くというヘタレなシーンの数々は、馬鹿馬鹿しいのを通り越して笑えてくる。

カメラワークもつたなく、無理やりつなげたとしか見えないシーンが多すぎる。
名前と通称をテロップで出すという安い演出もされている。

90分が無駄になるラスト

神の子と悪魔の子はお互いに殺しあう事ができないというルールがあり、殺せないからロゼッタとジャスティーンを言葉で言いくるめてどうにかしようとするストーリーは、説得力もあるし意外性もある。

序盤のアンチキリストの一人語りがつまらなく、長いうえによくある“中二病”のような言葉がみられて、掴みとしては最悪。
流れ弾に当たったシナモンを別荘に連れていったり、そこから病院に行くか行かないかの議論をする、ツッコミどころ丸出しの展開にはあきれ返るばかり。

アンチキリストは生き残ったが、神の子を救う手助けをしただけだったというオチは失笑もの。


エロティックなお姉さんに虐待や売春、盗みなどそういうジャンルが好きな人にはハマる作品なのかなと思いましたが、はあ?と言いたくなるようなラストにこれは間違いなく真面目に見る必要のない作品だと感じました。
悪魔の子とか神の子が出てくる作品は他にもありますが、今作は登場の仕方もその存在も非常にチープで特別感が全くありません。説得力もないので終始微妙な雰囲気でストーリーが進んでいきます。
最後までしっかり鑑賞する人はなかなかいないと思いますが、これを見た多くの人が「時間を無駄にした」と思うでしょう。(女性 30代)

映画『死霊のいけにえ』 まとめ

ホラー映画をよく知らない場合は、タイトルからサム・ライミ監督のスプラッター映画「死霊のはらわた」か、レザー・フェイスの恐怖を描いた「悪魔のいけにえ」と間違えてしまうタイトル。
これまでにも走るゾンビの映画「28日後…」と「28週後…」の続編かと思わせる「28時間後…」など、ヒット作にあやかる気満々の映画を出してきた会社の作品。

仲間割れの末の娼婦同士のつかみ合いの殺し合いや、悪魔の子アンチ・キリストのダメダメっぷりは面白い。
宗教に詳しくなくても見やすい作品。

低予算映画なので、完成度の低さは覚悟しておいたほうがいい。

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