ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」や「花様年華」で色気と独特な存在感を放つ、俳優トニー・レオン。彼の魅力あふれるおすすめ映画を5つ紹介します!彼はもうすぐ50歳!でも俳優魂は永遠に尽きることはないと語っています。
トニー・レオンが出演するおすすめ映画5選
香港映画全盛期のスターとして、トニー・レオンは今も記憶に残る存在だと思う。香港が中国に返還されてからは勢いが減速してしまったけど、大丈夫。ウォン・カーウァイ監督との黄金コンビは、2008年の「グランドマスター」まで続いています。
そんな2人の素晴らしい作品「恋する惑星」や「花様年華」をこの機会にじっくり鑑賞してみませんか?私生活では、2008年に長年、恋人関係にあった女優カリーナ・ラウとブータンで結婚式を挙げたトニー・レオン。これからも息の長い活動から目が離せない!
インファナル・アフェア
注目ポイント&見所
アンディ・ラウ&トニー・レオン主演のクライム・サスペンス。3部作シリーズの第1作。大ヒットし、マーティン・スコセッシ監督により、リメイク映画化された。(「ディパーデッド」)。
2人の刑事は共に潜入捜査官なのだが、味方の様でありながら敵同士でなかなか真の正体を現さない。元カメラマンのアンドリュー・ラウの優れた映像表現とアラン・マックの巧みな脚本力とが最大の魅力。ぜひ3部作全てを堪能して欲しい。
2人のアクションとだまし合いが見どころ。こんな映画を待っていた!
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恋する惑星
注目ポイント&見所
「その時ふたりの距離は0,1ミリ。6時間後、彼女は彼に恋した。」というナレーションが印象的なウォン・カーウァイ監督の作品。恋する全ての人が共感するのではというぐらい、美しい映像とノスタルジックな雰囲気がいい。
出演はトニー・レオン、フェイ・ウォン、ブリジット・リン、金城武。トニー・レオン演じる警官633号が、ぞうきんに話しかけるコミカルな演技とフェイ・ウォンのふくらはぎを撫でるシーンが生めかしくって素敵!撮影はクリストファー・ドイル。
恋する切なさや孤独感を優しく包むようなセンスの良い音楽にも注目。1994年の香港映画。
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悲情城市
注目ポイント&見所
ホウ・シャオシェン監督の台湾現代史3部作の第2作め。トニー・レオン主演で、彼が演じるのは聾唖の青年・文清役。1945年に日本統治から解放された台湾が、戦後どのような苦難を経て、1949年の国民政府樹立までに至ったかを1家族の目を通して描いた秀作。
共演はウー・イーファン、チャン・ホンジー。また本作は、台湾語・北京語・広東語等様々な言語で台湾の悲劇を映し出す。日本人への恨みはなく、理解しあえていたことに安堵感を覚えました。日本人ならば1度は観ておきたい。1989年の台湾映画。
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ラスト、コーション
注目ポイント&見所
「グリーン・デスティニー」(00)や「ブロークバック・マウンテン」(05)のアン・リー監督が描く、日本占領下の上海を舞台にした禁断の愛。主演はトニー・レオン、タン・ウェイ。誰にも心を開かない男が女スパイとの禁断の愛に落ち、女スパイの処刑と共に散ってしまうという物語。
トニー・レオンの色気や美しい映像が見どころ。過激な性描写のシーンがありますが、2人の禁断の愛を描く過程に余韻と切なさを残しています。ただのエロス映画ではない、繊細な人物の表現や日本占領下の上海という背景に注目して欲しい。
詳細 ラスト、コーション
花様年華
注目ポイント&見所
60年代の香港を舞台に男女の恋を情緒たっぷりに描いた、ウォン・カーウァイの傑作。原題を訳すと「恋のムード」。主演はトニー・レオン、マギー・チャン。隣人となった2人はやがて互いの伴侶が浮気をしている事に気づく。その影響で2人も惹かれあってしまう。
マギー・チャンのチャイナ・ドレス姿の美しさと色気、トニー・レオンのスーツから匂い立つ存在感に注目して下さい。また「夢二」のテーマ曲が繰り返し流れる雰囲気等酔い所がたくさん。本作でトニー・レオンがアジア初のカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞。
詳細 花様年華
まとめ
トニー・レオンの魅力は、アイドル的な人気から甘い色気を醸し出す演技まで作品ごとに楽しめるところ。トニー・レオンをあまりよく知らないという人は、ウォン・カーウァイ監督作品から観るのがおすすめ。どの作品も雰囲気&音楽に酔えますよ。
特に「恋する惑星」での、フェイ・ウォンのふくらはぎを撫でるシーンは忘れられない!また「花様年華」のアブノーマルな濡れ場シーンにもドキッとするのではないでしょうか。最後にアンディ・ラウと共演した「インファナル・アフェア」3部作も必見です!
ぜひご覧下さい。
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