スパイ映画のおすすめランキング10選

独特の舞台背景や設定で、観客を惹きつけてやまないのがスパイ映画の醍醐味。’80年代後半はその人気が落ちたものの、今や作れば当たるジャンルの1つに。今回はスパイ映画黎明期のものから現代まで幅広い作品を取り上げてみました。

スパイ映画は、作られた時代や設定、映画の舞台となるお国柄が強く反映されると思います。スパイ映画の主人公たちは、愛国心の固まりである諜報機関からはみ出たアウトロー的性格の人間が多い事も魅力のひとつとなっているのもポイントです。スパイ映画と言ってもCIAやMI6など名前の知られた諜報機関が出てくるものばかりとは限りません。これら組織に絡む人間が主人公というスパイ映画も多々あります。その点も踏まえておすすめランキングを作成してみましたのでご覧ください。

第1位 007/ゴールデンアイ

注目ポイント&見所

一度失墜した007シリーズを復活させたスパイ映画の名作。マーティン・キャンベル監督によるテンポの早い展開と、メリハリの利いたストーリーが観る者を惹きつけます。東西冷戦時代終結の後始末を舞台に、かつてのMI6エージェントがロシアの犯罪結社を立ち上げるという設定も、見所です。スパイ映画お決まりのガジェットやファッションも刷新されている所はファンならではのチェックポイント。何よりも五代目007ピアース・ブロスナンの魅力が冴え渡る出世作でもあります。

⇒007/ゴールデンアイのあらすじとネタバレ感想

第2位 ボーン・アイデンティティ

注目ポイント&見所

記憶のない正体不明のスパイ・ジェイソン・ボーンが、自分探しの旅を続ける過程で、記憶が戻る前に関わったCIAの恐るべき人間兵器計画を知る、というコンセプトは当時斬新で誰もが考え付かなかったものです。かつてのスパイ映画と違い、逃げてども逃げども争い事が向こうからやってくるという受身の凄腕スパイというジャンルは斬新なアイデアでした。シリーズ3部作は19世紀と20世紀の橋渡しになっている点も興味深い点です。主演のマット・ディモンは、この映画までハーバード出身のインテリ俳優というイメージが強かったのですが、この映画の出演をきっかけに一気にブレイク。出演作の作風をガラリと変える事が出来たと思います。

⇒ボーン・アイデンティティのあらすじとネタバレ感想

第3位 ミッション:インポッシブル

注目ポイント&見所

トム・クルーズが自身のプロダクションから送り出した初めての作品であり『スパイ大作戦』のリメイク。これ以降『ミッション:インポッシブルシリーズ』は作れば当たると約束されるブロックバスター映画としてシリーズ化されていますが、最初のこの一作は、このシリーズお決まりの超人的なアクションで観客を惹きつけるのではなく出演者同士の見えない心理戦が見所になっているのがポイント。脇役にヴァネッサ・レッドグレイプやエミリオ・エステベスなど豪華キャストが出演している所も見所です。

⇒ミッション:インポッシブルのあらすじとネタバレ感想

第4位 007/カジノロワイヤル(2006)

注目ポイント&見所

エンターテイメイントスパイアクション映画の代名詞と言われた007シリーズの原点回帰映画。今までシリーズ中で語られる事のなかった、ボンドはいかにして007の称号を得たのか、そこで彼が犠牲にしたものの重さが語られる一作になっています。今までのボンド役のイメージを一新するかの様に6代目ジェームス・ボンドにダニエル・クレイグが出演。辛口で野性味あふれるボンドを演じている所も見所。ボンドの運命の女性・ヴェスパーが何故ボンドに近づき裏切ったのかも物語の鍵となります。

⇒007/カジノロワイヤル(2006)のあらすじとネタバレ感想

第5位 裏切りのサーカス

注目ポイント&見所

元MI6の諜報員ル・カレによる人気原作小説の映画化。英国諜報機関に長年潜む二重スパイ・もぐらを炙り出す為に、引退した諜報員が呼び出され、実働部隊や、消息をたったはずの人間までも巻き添えになっていく。引退したはずの諜報員にゲイリー・オールドマン。鍵となる人物にはコリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ、マーク・ストロング、トム・ハーディーと今目白押しの俳優が渋い演技を見せてさりげなく脇を固めている所も見所。黒幕は意外な所に居て、あっさりと姿を消してしまうラストに、今までのスパイ映画の概念を覆させられる名作。劇場パンフレットが公開僅か数日で売り切れたという逸話もあります。

⇒裏切りのサーカスのあらすじとネタバレ感想

第6位 スパイゲーム(2001)

注目ポイント&見所

ベテランCIAエージェントは、引退の日に辣腕の教え子が敵の手に落ちた事を知り、いかにして周囲の目を欺きながら教え子を救出するかありとあらゆる手を尽くす。ロバート・レッドフォードとブラット・ピット初競演となるトニー・スコット監督による歯切れの良いスパイアクション。現代のシーンと二人の回想シーンを交互に挟む事で、観客に二人の人間関係の温度差を伝えていく演出法に唸る。男性なら何に命をかけるべきか考えさせられる作品。

⇒スパイゲーム(2001)のあらすじとネタバレ感想

第7位 スコルピオ

注目ポイント&見所

CIAに雇われた殺し屋ローリエは、兄の様に慕うベテランCIAエージェント・クロスに二重スパイ容疑がかけられているのを本部から知らされ、多額の報酬とクロスの後釜に座る事を引き換えにクロス殺害の命を受ける。しかしローリエはクロスと交友を持つKGBのスパイ・ザーコフとの関係や、スパイの内情を知りすぎた為に、彼を殺せないで居た。そんなクロスやローリエをも欺く二重スパイの存在に二人が気づく所に人生の悲哀が感じられる映画。アラン・ドロン、バート・ランカスター、ポール・スコフィールドという稀代の名優たちが欧州、米国のオールロケで送る、貴重なスパイアクション映画。

⇒スコルピオのあらすじとネタバレ感想

第8位 インファナル・アフェア

注目ポイント&見所

警察から潜入捜査官としてマフィアに入り込むヤン(トニー・レオン)と、マフィアから警察に潜入するラウ(アンディ・ラウ)を描くダブルスパイ同士の香港ノワールスパイアクション。同じダブルスパイでも、警官の立場を捨てきれないヤンと、組織を裏切ろうとするラウの立場は、対照的である事が見所。ハリウッドでレオナルド・ディカプリオ主演で『ディパーテッド』としてリメイクされているが、やはりオリジナルにはかなわない。

⇒インファナル・アフェアのあらすじとネタバレ感想

第9位 デンジャラス・ラン

注目ポイント&見所

CIAの要人隠れ家に送還されてきたのは、36ヶ国から指名手配を受ける元エリート捜査官トビン・フロストだった。隠れ家の客室係を勤める新米捜査官は、隠れ家が襲撃された事により、フロストと共に逃げる事となる。そこで彼が知ったのは組織としてのCIAの闇と、国家に尽くす事を諦めたが故に、どの国からも追われる結果となったフロストの運命だった。元エリート捜査官・フロストをデンゼル・ワシントンが怪演、ライアン・レイノルズが新米捜査官を演じた一作。

⇒デンジャラス・ランのあらすじとネタバレ感想

第10位 シャドー・ダンサー

注目ポイント&見所

身内を殺された事により、IRAの活動に身を投じたシングルマザーは、爆破テロ未遂でMI6に逮捕される。子供を守る事を条件に二重スパイになることを強いられた女性の運命はIRAとMI6に翻弄され、生きる術を見失いそうになる。そんな彼女を庇いつつも、彼女の他にMI6内にもう一人のダブルスパイ『シャドーダンサー』が居ることをつきとめようとするMi6エージェント役のクライブ・オーウェンの抑えた演技も見もの。シャドーダンサーの正体を知った時、スパイとは決して派手で目立つものではないという新たな概念を植えつけられる事になる一作。

⇒シャドー・ダンサーのあらすじとネタバレ感想

まとめ

スパイ映画と一口に言っても、1人の諜報員が、立ち回りも格好よくガジェットを使いこなして銀幕を飾るものが全てではない事が判ると思います。近年では潜入捜査官や、組織を離脱したスパイなど、社会の枠から外れたスパイ、生活の為に組織の手先となる普通の人という描かれ方となるスパイ映画の主人公も居ると同時に、シネコンで公開されている映画では、昔ながらのスタンドプレイが際立つかっこいいスパイ映画が公開されています。現代のスパイ映画は、今回紹介したランキング映画ではないのですが、主人公像が二極化している、といっても過言ではないのかもしれません。

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