100年前、悪事に手を染める富豪達から美術品を騙し取り、貧しい暮らしを送る人達に分け与えていた詐欺師「ツチノコ」がいた。代々受け継がれてきた「ツチノコ」の称号を狙い、詐欺師のダー子、ボクちゃん、リチャードが熾烈な争いを繰り広げる。
映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の作品情報
- タイトル
- コンフィデンスマンJP 英雄編
- 原題
- なし
- 製作年
- 2022年
- 日本公開日
- 2022年1月14日(金)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- コメディ
- 監督
- 田中亮
- 脚本
- 古沢良太
- 製作
- 小川晋一
松岡宏泰
梶本圭
古郡真也 - 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 長澤まさみ
東出昌大
小手伸也
小日向文世
松重豊
瀬戸康史
城田優
生田絵梨花 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東宝
映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の作品概要
フジテレビ系列で放送された人気テレビドラマの劇場版第三弾目。マルタ共和国の首都・ヴァレッタを舞台に、詐欺師のダー子、ボクちゃん、リチャードが「ツチノコ」の称号を賭けて争う様子が描かれている。シリーズお馴染みのキャストが出演している他、松重豊、瀬戸康史、城田優、生田絵梨花ら豪華なゲストキャストが新たに仲間に加わった。Official髭男dismが本作のために書き下ろした楽曲『Anarchy』が主題歌に起用されている。
映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の予告動画
映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の登場人物(キャスト)
- ダー子(長澤まさみ)
- 天才詐欺師。類まれない頭脳の持ち主で、狙ったお宝を手に入れる。謎多き女性。ハニートラップが苦手。
- ボクちゃん(東出昌大)
- 詐欺師。ダー子、リチャードと行動を共にしている。真面目でお人好しな一面がある。
- 五十嵐(小手伸也)
- 詐欺師。元悪徳詐欺師。神出鬼没で、狡猾な人物。ダー子達に協力している。
- リチャード(小日向文世)
- ベテラン詐欺師。ダー子、ボクちゃんと行動を共にしている。変装が得意。経理を担当。
映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』のあらすじ(ネタバレなし)
100年前、悪事に手を染める富豪達から美術品を騙し取り、貧しい暮らしを送る人達に分け与えていた詐欺師「ツチノコ」がいた。
「ツチノコ」の名は密かに受け継がれていた。「三代目ツチノコ」が他界したことで、その称号を狙って詐欺師のダー子、ボクちゃん、リチャードは争うことになった。腕比べする三人が狙うのは、幻の古代ギリシャ彫刻「踊るビーナス」。現在の所有者は元マフィアのジェラール・ゴンザレスで、簡単に騙せる相手ではなかった。
一方、警視庁捜査二課の丹波刑事はダー子達を逮捕するため、捜査の手を伸ばしていた。さらに、「ツチノコ」を追っているインターポールの捜査官・マルセル真梨邑まで現れ、ダー子達はピンチに陥る。ダー子達の運命は!?
映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の感想・評価
人気シリーズの劇場版第三弾目!
2018年4月~6月、フジテレビ系列にてテレビドラマが放送された。主要キャストの長澤まさみ、東出昌大、小手伸也、小日向文世だけでなく、各話に登場するゲストキャストが豪華だったことでも大きな話題を集めた作品。コンフィデンスマン(信用詐欺師)の三人が、お宝を騙し取るために作戦を練り行動に移す姿が描かれている。
『コンフィデンスマンJP』シリーズは古沢良太の脚本を元に制作された作品である。古沢良太はテレビドラマ『リーガル・ハイ』シリーズや映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなど、数々のヒット作を生み出してきた脚本家である。
2019年5月17日に劇場版第一弾目となる『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』、2020年7月23日に劇場版第二弾目となる『コンフィデンスマンJP -プリンセス編-』が公開された。第二弾目は興行収入38億円を超える大ヒットを記録しており、多くの観客を楽しませた。劇場版第三弾目となる本作も、大きな期待が寄せられている。
今回も豪華なゲストキャスト
今回も豪華なキャストが出演している。英雄と謳われた「ツチノコ」の称号を受け継ぎ、三代目ツチノコとして活躍していた伝説のコンフィデンスマンを角野卓造が演じた。そして、ダー子、ボクちゃん、リチャードを追う警視庁捜査二課の孤高の刑事・丹波役で、名バイプレーヤーの松重豊が出演している。
さらに、スペインの元マフィア、ジェラール・ゴンザレス役を城田優が務めており、英語とスペイン語を作中で披露している。ミュージカル女優としても活躍している生田絵梨花は、ジェラール・ゴンザレスの内縁の妻である畠山麗奈を演じている。そして、インターポールの捜査官・マルセル真梨邑役を瀬戸康史が務めた。
赤星栄介役の江口洋介、ホー・ナムシェン役の生瀬勝久、韮山波子役の広末涼子など、シリーズお馴染みのキャストも出演しており、物語を大きく盛り上げている。
「ツチノコ」の称号を賭けた戦い
映画第一弾目は香港、第二弾目はマレーシアのランカウイ島で騒動を繰り広げてきたダー子達。第三目となる本作の舞台は、美しい風景が楽しめるマルタ共和国の首都・ヴァレッタ。
伝説のコンフィデンスマン「三代目ツチノコ」が他界するところから、物語が始まる。そして、今まで協力関係にあったダー子、ボクちゃん、リチャードが、「ツチノコ」の称号を賭けて熾烈な争いを繰り広げる姿が描かれている。警察やインターポールまで登場し、ダー子達はピンチに陥る。
ダー子達は一体どうなるのか、今まで以上にハラハラドキドキの展開が楽しめる。それだけでなく、コンフィデンスマン誕生の秘密についても示唆されており、シリーズファン必見の作品となっている。
映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の公開前に見ておきたい映画
コンフィデンスマンJP ロマンス編
フジテレビジョン開局60周年記念作品で、映画『コンフィデンスマンJP』シリーズの第一作目。香港が物語の舞台になっており、「パープルダイヤ」を狙って巻き起こる詐欺師達の騙し合いバトルが楽しめる。最後には驚きの展開が待っており、飽きさせないストーリーが魅力の作品である。
ダー子、ボクちゃん、リチャードは信用詐欺師。三人はタッグを組み、大金を手に入れていた。今度のターゲットは、世界最高峰と言われている「パープルダイヤ」。現在の所有者は、冷酷非情な香港の女帝ラン・リウ。ダー子達の他にも、天才詐欺師のジェシーがダイヤを狙っていた。さらに、ダー子達に恨みを持つ赤星栄介が、復讐の機会を伺っていた。ダー子達は無事にダイヤを手に入れることができるのだろうか!?
マスカレード・ホテル
長澤まさみが主人公・新田浩介のサポートを務めることになる「ホテル・コルテシア東京」のスタッフ、山岸尚美役で出演している。東野圭吾原作の小説を元に制作された作品で、俳優・木村拓哉が主演を務めて大きな話題を集めた。2021年9月17日に続編となる映画『マスカレード・ナイト』が公開された。
都内で連続殺人事件が起きた。容疑者も標的も不明の中で警察の懸命な捜査が続き、次の犯行場所が「ホテル・コルテシア東京」だということが判明した。そこで、新田浩介刑事がホテルマンに成りすまし、潜入捜査を行うことになった。フロントクラークの山岸尚美が、新田の指導係に任命される。山岸と新田は考え方が正反対で、度々口論になった。犯人は本当に「ホテル・コルテシア東京」に現れるのか?次の標的とは?
詳細 マスカレード・ホテル
おらおらでひとりいぐも
東出昌大が出演しており、主人公の夫・周造の若かりし頃を演じた。「第158回芥川龍之介賞」を受賞した若竹千佐子原作の小説を元に制作されている。映画『南極料理人』(09)で商業映画デビューを果たした、沖田修一が監督&脚本を担当した。ハナレグミの楽曲『賑やかな日々』が主題歌に起用されている。
75歳の桃子は一人で寂しく暮らしていた。結婚した娘とは疎遠で、夫の周造は病によって他界していた。ある日、桃子の前に三人の男が現れる。その三人の男は、桃子の心の声だった。桃子は男達と変わらぬ日々を送りながら、若かりし頃を思い出す。桃子は親に結婚を決められそうになり、故郷を出て東京を訪れた。そこで周造と出会い、意気投合して交際が始まったのだ。
詳細 おらおらでひとりいぐも
映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の評判・口コミ・レビュー
「コンフィデンスマンJP 英雄編」
感想としては、めっちゃ面白かった!!
やっぱり騙されちゃうし、それがほんと爽快!!
相変わらずネタバレになっちゃうので、多くは語れないですが 笑、緻密に練られた伏線、驚きの展開の連続、何よりキャストの熱演が最高だった!!#コンフィデンスマンJP#英雄編 pic.twitter.com/xodOODNeuQ— NAOKI (@backchandelier) January 14, 2022
『コンフィデンスマンJP 英雄編』を観た。ダー子・ボクちゃん・リチャードの多視点構造を巧みに利用した騙しの波状攻撃。ある程度までは見抜いたつもりでいてもその上をゆくのがコンフィデンスマンJPの世界。今回も堪能しました。
— 千街晶之 (@sengaiakiyuki) January 14, 2022
「コンフィデンスマンJP 英雄編」を観た!ご都合主義、荒唐無稽…のようにみえて、実は突っ込みを許さない完成度。すくなくともこの世界観の中では破綻していない。見た目はジャンクフードだけど、中身はホンモノ。そしてやっぱりダー子は最高にかわいいのだ!
— きよぼん (@kiyotan0248) January 14, 2022
コンフィデンスマンJP英雄編観た!!!!
やっぱり面白い!!映画3作の中でも特にエンタメに振り切った構成とシナリオが最高
騙される快感が良いし、登場キャラクター全員好きになるくらいの魅力がある
それにしてもダサすぎるメインビジュアルはわざとなのか?w pic.twitter.com/7N8bIgr6fR— シラヌイ (@tsubonui) January 16, 2022
『コンフィデンスマンJP 英雄編』
前作でマシになってたのに1作目に後退してる😩
相変わらずのなんでもありの反則技。
しかもやってることがほぼ1作目と同じって脚本の引き出しがもう無くなってるじゃん。
それにぼくちゃんの善意を利用して一生弄ぼうとしてるダー子がシンプルに怖い😱 pic.twitter.com/p3UlQNwkwB— ヨッシーのゆっくりCH (@atariya_ch) January 14, 2022
映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』のまとめ
中国や韓国でもリメイクされている人気テレビドラマの劇場版第三弾目。今まで協力関係にあったダー子、ボクちゃん、リチャードが、「ツチノコ」の称号を賭けて戦うことになる。警察やインターポールの捜査の手が近づく中、称号を手に入れるのは一体誰なのか。今まで以上に先が読めない展開が楽しめる。また、劇場版シリーズの主題歌を担当してきたOfficial髭男dismが、本作の主題歌も担当している。映画のために書き下ろした楽曲が起用されているため、ぜひチェックして欲しい。
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