映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』の概要:ギリシア神話の神と人間の間に生まれたデミゴットの少年が神の武器を盗んだ疑いを晴らすために旅に出る。『ハリー・ポッター』のクリス・コロンバス監督がメガホンを取った。
映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』 作品情報
- 製作年:2010年
- 上映時間:121分
- ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
- 監督:クリス・コロンバス
- キャスト:ローガン・ラーマン、ピアース・ブロスナン、ユマ・サーマン、アレクサンドラ・ダダリオ etc
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映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』 あらすじ【起・承】
パーシー・ジャクソンは17歳の少年。ハイスクールの寄宿生である。父親の顔を知らずに育つ。また、彼は何故か学校に馴染めないでいたが、一番心和むのは水の中にいる時だった。
ある日、ブルナー先生に引率され訪れたギリシア・ローマ博物館で彼は思いもしない出来事に遭遇する。突然、冥界の神ハデスが現れた。パーシーはそのハデスから〝ゼウスの稲妻〟を盗んだ犯人扱いされる。さらに母親まで連れ去られてしまった。
その出来事があり、パーシーは自分が海の神ポセイドンと人の間に生まれたデミゴッド(半神半人)であるいう事実を知ることになる。それだけでなく、実は彼の親友グローバーも、ブルナー先生も自分と同じデミゴッドであることが分かる。パーシーは襲い掛かかってくるハデスから逃れるため、デミゴッドの訓練所に身を隠す。そこで彼は自らの力を知り、身を守る術を学ぶのである。盗まれた〝ゼウスの稲妻は〟ゼウスの最強の武器であり、力の象徴なのだ。これを夏至までにゼウスに戻さなければ、オリンポスの神々の争いが起こり、この地上も破滅の危機にさらされるという。そこでパーシーは真犯人を探す旅にでたのだった。
映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』 結末・ラスト(ネタバレ)
親友のグローバー(森の精との半神半獣サテュロス)と訓練所で出会った女神アテナの娘アナベスと共に旅に出たパーシーだが、旅の行く手には見たものを石に変えてしまうメデューサや首が切られたところからまた生え、火を吐くというヒドラ、不思議な力で人々を惑わし捕らえるロトパゴスの巣など、次々と強敵が現れてくる。それでもパーシーは何とか母を奪い返すことができた。
しかし盗み出された〝ゼウスの稲妻〟を見つけ夏至までに一刻も早くゼウスのもとに返さなければならない。母親を取り戻した際、ヘスメスの息子ルークから借りていた盾に〝ゼウスの稲妻〟が隠されていたことに気付いたパーシー。真犯人はルークだったのだ。ルークの裏切りにショックを受けるが、逆に〝ゼウスの稲妻〟がハデスの手に渡らなかったことでルークはパーシーを追撃してきた。格闘の末、パーシーが勝利し、オリンポスに〝ゼウスの稲妻〟を届けることができた。疑いは晴れ〝ゼウスの稲妻〟が戻ることで神々の戦争も回避されたのだった。
映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
奇想天外のストーリー
原作の筆者、リック・ライアダンがこの物語を生み出すきっかけになったのは、息子のヘイリーだ。彼はADHDと難読症を持っていた。難読症は自分で本を読み理解することが大変難しい。また、ADHDは興味のあるこ とに対しての集中力は素晴らしく高い。彼は息子が幼いころから物語を語り聞かせていた。
ある時、ヘイリーは学校で習ったギリシア神話にとても興味を示し、それを元にした物語ができないかと提案した。そこで、ヘイリーを励まし、楽しませるものとして生み出された小説が映画のベースとなっている 。現代のアメリカが舞台でありながらギリシア神話の神々が登場。その神と人間の間に生まれたデミゴッドが主役。彼らは、ヘイリーと同じADHDと難読症を持つ。ADHDや難読症は社会の中で無理解から不当な扱いを されることが多くあったが、そんな彼にとっては大きな希望となった。
原作との相違
映画版は原作との相違点があまりにも多いため、原作ファンにとっては賛否のわかれるところでもある。
この映画の監督は、クリス・コロンバス。彼が脚本を書いた「グレムリン」、「グーニーズ」や監督作品「ホーム・アローン」、「ハリー・ポッター」などがある。コロンバス監督は子どもを中心にした楽しくテンポある ストーリー展開の冒険物語に定評がある。その彼によると「大切なのは小説のすべてを映像化することじゃない」と言い切る。原作を映画にしたときに、最もエキサイティングな要素は何かをつかんで映像化するこ とだという。この映画では、ヒドラとの対決シーンやパーシーが水を操るシーンなどをお気に入りとして挙げている。
今後に期待
パーシー役のローガン・ラーマンは彼が8才の時に「パトリオット」で映画デビュー。数々の映画に出演している。2014年にはブラッド・ピットが主演の「フューリー」で心優しい青年兵士の役で出演。子役から美 青年実力俳優へと成長を遂げる彼の今後の作品にも注目したい。現在24才。
映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』 まとめ
アメリカの人気児童小説の映画化とあって、設定やストーリー展開が面白い。さらにコロンバス監督の映像によって楽しませてくれる作品。ただ、全知全能の神ゼウスなのに〝ゼウスの稲妻〟を盗まれたり、身を守れと手渡される一本のペン(剣になる)や空を飛べる翼のついたスニーカーなど突っ込みたくなるシーンは多々あるがそこはファンタジー・アドベンチャー。
脇を固める俳優陣も見もので、ブルナー先生(ケンタウロス役)のピアース・ブロスナンは5代目ボンド。ゼウスは「ロード・オブ・ザ・リング」でボロミアのショーン・ビーン。メドゥーサ役にユマ・サーマンと豪華 なキャストである。原作の読者は賛否両論とはいうものの、読んでいても読んでいなくても楽しめる作品と言える。
みんなの感想・レビュー
魔法の世界のようで、ドキドキしながら、見ることが出来ました。ある日突然、自分が普通の人間ではないという事を知らされ、そこから冒険に出るというストーリーは、洋画のファンタジーによくある話だなと思いましたが、今回は神様とのハイブリットという事で、楽しんでみることが出来ました。また、犯人は身近にいるという結末で、あっさりと見れました。映画ではCGによって壮大な自然や、アクションシーンが大迫力で流れていて、ワクワクしながら、見させていただきました。