12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

クリスマスにハッピーな映画を観たいという人は勿論多いだろうが、クリスマスだからこそスリル溢れる作品が見たいという人も一定数いるのだ。そんなファンにお勧めな、身の毛もよだつホラー作品。

映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』の作品情報

ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者

タイトル
ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者
原題
Better Watch Out
製作年
2016年
日本公開日
2020年12月4日(金)
上映時間
88分
ジャンル
ホラー
サスペンス
監督
クリス・ペッコーバー
脚本
ザック・カーン
クリス・ペッコーバー
製作
ブレット・ソーンクエストブ
ライオン・ハンベル
シドニー・アベン
ポール・ジェンセン
製作総指揮
スティーブン・マトゥスコ
シェーン・アビス
ロレンツォ・デ・マイオ
キャスト
オリビア・デヨング
リーバイ・ミラー
エド・オクセンボールド
アレックス・ミキッチ
デイカー・モンゴメリー
パトリック・ウォーバートン
バージニア・マドセン
製作国
アメリカ・オーストラリア合作
配給
インターフィルム

映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』の作品概要

年末が近づき、クリスマスの季節がやってくる。毎年この時期に合わせて、数多くのクリスマス映画が公開されていく。『グリンチ』や『ラブ・アクチュアリー』、『ポーラー・エクスプレス』など、名作と呼ばれるクリスマス映画は数多く存在する。そういった映画は、クリスマスが来るたびに、何度も何度も人々から見返され愛され続けるのだ。果たして、本作もそういった作品の一つになれるだろうか。クリスマスに、恐ろしいホラー作品を見るのも、また例年と違った楽しみ方になるかもしれない。新たなクリスマス映画が、ここに登場する。

映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』の予告動画

映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』の登場人物(キャスト)

アシュリー(オリヴィア・デヨング)
ルークのベビーシッターをしている女性。ちょうど彼氏との別れ話をしている最中で頭を抱えていた。
ルーク(リーバイ・ミラー)
アシュリーに思いを寄せる13歳の少年。13歳なりの可愛らしい表情を見せていたが実は・・・?

映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』のあらすじ(ネタバレなし)

世間がクリスマス一色になった頃の話。ベビーシッターをしているアシュリーは、仕事のためいつものようにルークの家を訪れていた。13歳のルークは、アシュリーのことが大好きで、彼なりに必死に気を引こうとしていた。しかし、アシュリーには彼氏がおり、しかも、その彼氏と別れ話をしているという丁度修羅場の真っ只中。当然、年下のルークのことなど気にかける余裕もない。しかし、そんな二人に不吉な影が近づいていた。アシュリーに何者かから不審な電話が入ったのだ。さらには、家の外に不審な影が突如として現れ、家の中に石が投げ込まれるといった事件が続く。アシュリーは、年下のルークをなんとか守ろうとするが…?

映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』の感想・評価

リーバイ・ミラーの演技力必見

本作の主役、ルークを演じているのはリーバイ・ミラー。あのピーターパンの前日譚を描いた大型新作『PAN ネバーランド、夢のはじまり』で、主役の座を射止めた期待の新人である。希望にあふれたファンタジー作品の主演で好評を博したリーバイ。しかし、本作ではホラー作品の重要な役所、と前作とは全く違うタイプの役。しかも、彼の役所は作中内で何度もその表情を変える。ピーターパンなどの印象的な役所を演じると、自ずとそのイメージが定着してしまうもの。本作は、彼にとってそんなイメージから脱却する、いい作品になったのではないだろうか。今作がヒットすれば、今後様々なタイプの映画で彼の姿を見ることになるのかもしれない。リーバイにとっても挑戦の一本。

愛は人を狂わせる

誰かを愛し、慈しむというのは本来とても素晴らしい行為である。しかし、なぜか誰かを愛するという気持ちに徐々に歯止めが効かなくなり、行為がエスカレートしてしまうことがある。その結果が、ニュースを騒がせることもあるストーカーといった行為だろう。そして、本作も元々は純粋だったはずの感情が行きすぎてしまった作品の一つである。その想いをぶつけている方は満足かもしれないが、その対象となってしまった人からすればたまったものではない。自分には関係ないと思っていても、誰もが被害者になり得るのだ。もし、自分が本作のヒロインになったとして、どのようにその窮地を抜け出すのか。頭を働かせながら見てみよう。

良い子は見ちゃダメ!?胸糞映画

はっきり言って、本作は間違いなく見ていて胸糞が悪くなる映画である。誰もが楽しみにしているクリスマスの日に、ヒロインが見るも無残な目に遭ってしまう。しかも、世にも残酷な方法で。しかし、単なる胸糞悪い映画で終わらないのが本作の素晴らしいところ。主演であるレビの演技に始まり、観客を飽きさせない展開など、一本の映画としてのクオリティが高いのだ。例えば、これまで何作も発表されている『SAW』シリーズなども、決して見ていて気分の良い映画とは言えない。しかし、人々から長年愛され続けているのだ。ハッピーエンドだけが映画ではない。そう言った覚悟のある人にとっては、間違いなく名作といえる一本である。

映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』の公開前に見ておきたい映画

映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

ホーム・アローン

クリスマス×子供×侵入者の映画と聞けば、真っ先に本作を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。数多く存在するクリスマス映画の中でも、トップレベル知名度を誇る作品、それが本作である。大家族のマカリスター一家は、クリスマスに全員でパリ旅行に行くことに。しかし、当日全員が寝坊するという悲惨な事態に陥ってしまう。慌ただしく家を出た一家。しかし、なんと8歳の少年、ケビンがたった一人家に取り残されてしまったのだ!そして、クリスマス旅行で空き家になった家を狙う泥棒が、丁度ケビンの家を狙っていたのだ。果たしてケビンは、たった一人で家を守ることができるのか。大人では到底考えつかない、子供ならではの撃退方法の数々が魅力。

詳細 ホーム・アローン

グレムリン

多くの人が楽しみにしているクリスマス。クリスマスを、一年で一番好きなイベントとして挙げる人も多いのではないだろうか。しかし、そんなクリスマスに世にも酷い事件が起こる、といった映画が最新作以外にも多く存在する。本作も、そういった系統の作品の一つ。なんと、製作総指揮を務めたのはあのスティーブン・スピルバーグ。発明家ランダルは、息子のためにクリスマスプレゼントを探していた。そして、とある骨董店でモグワイという不思議なペットを見つけたのだった。モグワイは売り物ではないという店主を説得し、モグワイと共に帰路についたランダル。しかし、それは恐ろしい事件の幕開けだったのだ。誰もが楽しみにしているイベントに起こる悪夢だからこそ、残酷さがより際立つのかもしれない。

詳細 グレムリン

ファナティック ハリウッドの狂愛者

誰もが、愛されたいと願っているのではないだろうか。誰かを愛し愛されることで、安らぎを得られるのだろう。しかし、それはその愛が『普通』だった場合。広い世の中には、人とは違った愛の示し方をする人がいるのである。他人に迷惑をかけないのであればどんな示し方でも構わないが、自分の狂気を他人に押し付けてしまうこともあるのだ。最新作、本作の主人公はまさしくそのパターン。誰かを恋い焦がれる気持ちがどこかで狂気を帯びていく。そんな主人公を演じるのは、なんとあのジョン・トラボルタ。元々は2枚目俳優として活躍していた彼が今回演じるのは、とある映画俳優に入れ込むオタク役。トラボルタが、あの屈強な身体で相手を恐怖のどん底へ叩き込む。

詳細 ファナティック ハリウッドの狂愛者

映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』の評判・口コミ・レビュー

映画『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』のまとめ

クリスマスの夜。それは、恋人や家族と愛を育む日でもある。しかし、クリスマスに交わされる愛が、必ずしも幸せなものとは限らない。折角のクリスマス気分をどん底に落とすような、恐ろしい事件が迫っていることだってあるのだ。人の愛は、どこまで歪むことができるのだろうか。これまでクリスマス映画といえば、季節柄か最終的にはハッピーエンドを迎える夢のある物が多かった。しかし、本作はまさにその反対に位置する作品。普通のクリスマス映画に飽きてしまった人には是非オススメな、新しいタイプのクリスマス映画。

みんなの感想・レビュー