『アベンジャーズ』において紅一点であったブラック・ウィドウ。アベンジャーズシリーズも最終章を迎えた今、そんな彼女の主役映画がとうとう登場。謎に包まれた彼女の過去が明らかになる。
映画『ブラック・ウィドウ』の作品情報
- タイトル
- ブラック・ウィドウ
- 原題
- Black Widow
- 製作年
- 2020年
- 日本公開日
- 2021年7月8日(木)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アクション
- 監督
- ケイト・ショートランド
- 脚本
- エリック・ピアソン
- 製作
- ケビン・ファイギ
- 製作総指揮
- ルイス・デスポジート
ビクトリア・アロンソ
ブラッド・ビンダーバウム
ナイジェル・ゴステロウス
スカーレット・ヨハンソン - キャスト
- スカーレット・ヨハンソン
フローレンス・ピュー
デビッド・ハーバー
O・T・ファグベンル
ウィリアム・ハート
レイ・ウィンストン
レイチェル・ワイズ - 製作国
- アメリカ
- 配給
- ディズニー
映画『ブラック・ウィドウ』の作品概要
これまで、MCU作品の多くに出演していた謎の美人暗殺者、ナターシャ・ロマノフ。出演作は多いにも関わらず、その実態は謎に包まれたままだった。アベンジャーズシリーズも一旦の終結を迎え、その秘密はもう一生明らかになることはないと思われていた。そんな中、本作の製作が決定。もう一度、ブラック・ウィドウに会えることを多くのファンが喜んだ。これまでアベンジャーズ を支え続けてきたブラック・ウィドウの勇姿は見逃せない。恐らく、殆どのマーベルファンが劇場に詰め寄せることとなるだろう。今から大ヒットが予測される。
映画『ブラック・ウィドウ』の予告動画
映画『ブラック・ウィドウ』の登場人物(キャスト)
- ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)
- 幼少期から暗殺者として育てられた一流の女スパイ。現在はアベンジャーズの一員として活動する。
- エレーナ(フローレンス・ビュー)
- ナターシャの過去を知る女性。ナターシャにとって妹のような存在だというが…?
映画『ブラック・ウィドウ』のあらすじ(ネタバレなし)
幼少期から暗殺者として育てられてきたブラック・ウィドウ。そんな彼女は、今やアベンジャーズの一員として何度も世界を救ってきた。しかし、今やそのアベンジャーズも崩壊の危機が迫っていた。シビル・ウォーが起こり、ナターシャは一時的にアベンジャーズから離脱していた。ちょうどそんな頃、彼女の過去が彼女に襲いかかる。それは、彼女がアベンジャーズに加入する前。彼女には、『家族』と呼ばれる存在がいた。同様の境遇に育ち、暗殺者として育てられてきた家族達。そして、ナターシャと同等の実力を持つナターシャの『妹』も現れて…?果たして彼女は、自分の過去と決着をつけ、アベンジャーズの一員として再び現在を生きることができるのか。
映画『ブラック・ウィドウ』の感想・評価
涙無しには見られないストーリー
これまでブラック・ウィドウが出演していた『アベンジャーズ 』シリーズ。その最終章である『アベンジャーズ / エンドゲーム』を見た人であれば、この作品を涙無しに見られない理由が分かるだろう。作中屈指の名シーンであるため、ここで名言をすることは避けるが、『アベンジャーズ / エンドゲーム』において、彼女は非常に大きな役割を果たす。暗殺者として孤独で凄惨な幼少期を過ごしてきた彼女が、どのようにしてS.H.I.E.L.D.のエージェントとなったのか。そして、アベンジャーズに入り、家族と呼べる人達を手に入れる彼女。そんな彼女の一生を思うだけで、ファンとしては涙が出る。長年アベンジャーズに尽くしてきた、彼女の最大の勇姿を見届けよう。
スカーレット・ヨハンソンの美貌
初登場の『アイアンマン2』から最終の『アベンジャーズ / エンドゲーム』まで、女優、スカーレット・ヨハンソンがブラック・ウィドウを演じ続けた。ブラック・ウィドウの持ち味は、多くの男性を虜にする美貌と、超一流の暗殺者としての身体能力。すなわち、圧倒的な美貌とスタイルが必要不可欠なのだ。そんなブラック・ウィドウを見事に再現したスカーレット・ヨハンソン。あまり知られていないことだが、実は、当初ブラック・ウィドウは他の女優が演じる予定だった。その女優とは、『メリー・ポピンズ リターンズ』などで知られるエミリー・ブラント。勿論、エミリー・ブランドも超一流の女優である。しかし、やはりブラック・ウィドウは、スカーレット・ヨハンソンが演じるべきキャラクターだった。それ程までに、この役は彼女にとってハマり役だったのだ。この役に、全身全霊を込めたスカーレット・ヨハンソン。そんな彼女の姿も、とうとう本作で見納めとなる。
ブラック・ウィドウの能力
アベンジャーズには、様々なヒーロー達が所属していた。超人血清を打ち込まれた超人や神の国の王子、緑色の巨人にパワードスーツを操る天才。どのヒーローも、思わず目を惹く派手な能力ばかり。そんな中で、ブラック・ウィドウの能力は至ってシンプル。訓練によって獲得したスパイ、格闘技術。勿論、元々ある程度の身体能力はあったのだろうが、基本的には訓練の元に人間が獲得し得る範囲内の力。つまり、ヒーローとして活動しているものの、超能力などを持った超人的な人間ではなく、彼女はあくまでも人間なのである。しかし、その点に魅力を感じているファンも多い。特別な能力を持ったヒーローが強いことは当たり前。そんな中、自身の体一つで勇敢に戦う彼女は、見ている側に勇気を与えてくれる。アベンジャーズにおける仕事人のような存在の彼女。彼女の奮闘に、思わず手に汗握ること間違い無し。
映画『ブラック・ウィドウ』の公開前に見ておきたい映画
アベンジャーズ / エンドゲーム
MARVEL作品を次々と映像化させていく、Marvel Cinematic Universe、通称MCUは2008年に公開された『アイアンマン』を皮切りに幕を開けた。その人気は、あの世界的に有名な『スター・ウォーズ』シリーズに大差をつけ世界第一位の興行収入を記録しているほど。そんなアベンジャーズシリーズに、本作の主人公、ブラック・ウィドウも出演していた。そして、2019年、本作を持ってアベンジャーズシリーズは一旦終結を迎えた。まだMCU作品は発表されていくものの、初期のMCUシリーズは、確実に本作で終わりを迎えたのだ。これまでMCUシリーズを愛してきた人であれば、決して涙無しでは見ることができない名作。
ワンダーウーマン
アベンジャーズにおける紅一点であるブラック・ウィドウ。アベンジャーズはMARVELコミックに登場するヒーローチームだが、一方、MARVELと肩を並べるほどのアメコミ会社がD.C.コミックス。そのD.C.コミックスに登場するヒーローチームがジャスティス・リーグである。そして、ジャスティス・リーグにおけるブラック・ウィドウ的な立ち位置、チームの紅一点キャラクターがこのワンダーウーマンなのだ。ワンダーウーマンの正体は、女性だけが暮らす戦士の島、セミッシラの女王ダイアナ。純粋無垢に育ってきたダイアナだったが、ある日、セミッシラに『外の世界』から、スティーブ・トレバーという漂流してくる。スティーブから、外の世界の悲惨な状態を聞いたダイアナ。戦いの神、アレスのせいに違いないと確信したダイアナは、外の世界を救うべく島を飛び出すが…?
詳細 ワンダーウーマン
キャプテン・マーベル
ヒーローとして戦うのは男性ばかりではない。MARVEL作品には数多くの強い女性が登場する。しかし、単体作品で主役を張っている女性キャラクターというのは、最新作と本作のみ。『アベンジャーズ / エンドゲーム』にも出演していた彼女は、特殊能力を持つ集団、アベンジャーズの中でも異例の強さを誇る。そのチート級の強さは、もっと序盤から彼女が出ていればこれ程大事になる前に事件が解決できたのでは、とファンに言わしめたほど。そんな彼女の正体は、アメリカ空軍の元パイロット、キャロル・ダンヴァース。しかし、彼女の人生は、ある日超人的な能力を手に入れたことで大きく変わっていく。後のアベンジャーズに大きな影響を与えることになる彼女。戦う女性の美しさに酔いしれよう。
詳細 キャプテン・マーベル
映画『ブラック・ウィドウ』の評判・口コミ・レビュー
『ブラック・ウィドウ』新作映画94本目
ナターシャの過去…アベンジャーズになるまでの道程と葛藤。
家族とは…本来の彼女を取り巻く環境、そしてアベンジャーズを特別視する所以。
予定調和的でドラマ性は乏しくコメディを半端に差し込んできた感はあるがアクションはさすがの臨場感。 #EDDIE映画2021 pic.twitter.com/4LLVULoKkL— EDDIE@KingsFan👑 (@eddie2yuji) July 8, 2021
『ブラック・ウィドウ』
約1年ぶりの公開、その期待を裏切らなかった傑作。忌まわしい過去の記憶、嘘と血に染まった己との対峙。偽物の絆が”本物”の愛になるその瞬間に涙した。
魅せる銃撃と格闘、スケール桁違いの物語がマーベル映画の帰還を感じさせる。今後どうなってもMCUだけは一生追い続ける。 pic.twitter.com/E2Lt1yMkYf
— なまたまご (@Ace_r_kaede) July 10, 2021
『ブラック・ウィドウ』観た~。めちゃんこ面白かった!アクション大作としても素晴らしい出来だし姉妹バディものとしても家族の絆の物語としても最高でした!スカヨハとフローレンス・ピュー、二人共に声が凄く魅力的な俳優さんなので耳が幸せだ! pic.twitter.com/YzTtdNBHDP
— トモヤミ@映画好き夫婦 (@yauyu_tomoyami) July 10, 2021
『#ブラック・ウィドウ』、ナターシャさんの過去をド派手に清算する物語でした。
スパイアクション風味かと思いきや、ストレートで武骨なアクション作。かりそめ家族の絆を描く部分が泣けます。
MCU作品ではほぼ毎回だけど、今回もエンドロール後に映像があるのでご注意を! pic.twitter.com/nVsavPlGAK— ふゆなご (@FuyuNago) July 10, 2021
良く言えば王道、悪く言えば凡庸。アクションも大掛かりでテーマも良いのにハマりきらず…その調理法が合わなかったのかな。
ただ、一人勝ちのフローレンス・ピューには存分に魅了された。
正直な所、その名をタイトルにした(しかも花道を飾る)作品としては満足度低めです… pic.twitter.com/TpRmihsajf— ヒナコ・ヨ・シネマン@映画垢 (@hinakoyocineman) July 10, 2021
映画『ブラック・ウィドウ』のまとめ
ヒーローものとなると何かと男性が活躍しがち。そんな中で、男性陣と肩を並べて第一線で活躍している女性は、観客の心を鷲掴みにする。ブラック・ウィドウは、まさしくそういったキャラクター。男顔負けの度胸を持っているが、女性らしい気配りも忘れない。そんな彼女は、登場人物、そして、ファン全員から愛されていた。そんな彼女の単発映画ができるというニュースに、疑問を感じたファンはいなかったことだろう。むしろ、遅すぎると感じるに違いない。私達のヒーローで、ヒロインで、姉のような存在。そんなブラック・ウィドウの最後の戦いを見届けよう。
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