映画『HOSTILE ホスティル』のあらすじ・感想・評価(ネタバレなし) | MIHOシネマ

「HOSTILE ホスティル」のあらすじ・感想・評価(ネタバレなし)

伝染病が地球上のあらゆる場所で広まり、多くの人類が亡くなった。生き残ったのは、たった2~3000人の人だけだった。生き残ったジュリエットは、過去の思い出に苦しみながらも、生きるための努力を惜しまなかった。

HOSTILE ホスティルの作品情報

HOSTILE ホスティル

タイトル
HOSTILE ホスティル
原題
Hostile
製作年
2017年
日本公開日
2018年9月15日(土)
上映時間
83分
ジャンル
ホラー
ヒューマンドラマ
監督
マチュー・テュリ
脚本
マチュー・テュリ
製作
ザビエ・ジャン
製作総指揮
不明
キャスト
ブリタニー・アシュワース
グレゴリー・フィトゥーシ
ハビエル・ボテット
ジェイ・ベネディクト
製作国
フランス
配給
ブロードウェイ

HOSTILE ホスティルの作品概要

本作品は『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(11)や『LUCY/ルーシー』(14)など、名だたる作品で助監督として経験を積んできたマチュー・テュリの監督デビュー作である。未知の生物×伝染病から生き残った女性の悲しい愛の物語が描かれている。未知の生物はCGではなく、約80本以上のホラーやファンタジー作品に出演しているハビエル・ボテットが演じている。ハビエルの体当たりな演技と、ヒロインを演じたブリタニー・アシュワースの美しくも寂しげな表情に注目しなら見て欲しい。

HOSTILE ホスティルの予告動画

HOSTILE ホスティルの登場人物(キャスト)

ジュリエット(ブリタニー・アシュワース)
伝染病で多くの人が亡くなった地球で生き残った生存者。深い悲しみに囚われながらも、他の生存者と共に生きようと奮闘している。
クリーチャー(ハビエル・ボテット)
荒廃した街に現れた未知の生物。

HOSTILE ホスティルのあらすじ(ネタバレなし)

伝染病が地球上のあらゆる場所で広まり、多くの人類が亡くなっていった。生き残ったのは、たった2~3000人の人だけだった。生き残った人類の中に、ジュリエットという名前の女性がいた。彼女は生き残ったことが幸運だとはっきり思うことができず、過去の思い出に苦しむことがあった。しかし、その思い出は彼女を奮い立たせる糧にもなった。

生き残った人達は、食料などを探しながら必死に生きようと努力した。そんな中、夜になると未知の生物が、辺りを彷徨っていることに気づく。その未知の生物・クリーチャーは、人間を狩っていた。ジュリエットはそんなクリーチャーの存在などにめげることなく、車を走らせて生存者グループのために食事を探しに行った。しかし、途中で事故に遭い、車が横転してしまう。彼女が気づいたときには、既に日が暮れて夜になっていた。しかも、何者かがジュリエットに近づいていた。

HOSTILE ホスティルの感想・評価

クリーチャーを熱演したハビエル・ボテット

物語に登場する未知の生物・クリーチャーはCGなどではなく、俳優のハビエル・ボテットが演じている。CGがいくら精巧に作られていても、生身の人間と比べるとどうしても違和感が出てしまい、興ざめしてしまう人も多いと思う。ハビエルはCGと見間違うような怪物を、自分の体を使って見事に演じ切っている。

ハビエル・ボテットは実はCGにしか見えない俳優として話題で、今まで約80本以上のホラーやファンタジー作品に出演している。彼が出演した主な作品は、ホラー映画の『REC/レック』シリーズや、2018年にアメリカで公開された『スレンダーマン』などである。ハビエルのCGのような演技を可能にしているのは、2m4cmという高身長と体重45kgというスマートな体型である。

マチュー・テュリ

マチュー・テュリは長年助監督として経験を積み、本作で監督デビューを果たした人物である。助監督として携わった作品は、ロバート・ダウニー・Jr×ジュード・ロウが共演したことでも話題になった『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(11)や、日本でも人気のスカーレット・ヨハンソンが主演を務めた『LUCY/ルーシー』(14)などがある。

本作品は監督デビュー作ながら、既に数多くの審査員から高い評価を受けており、「ブエノスアイレス ・ロホ・ サングレ国際ファンタスティック映画祭2017 最優秀脚本賞」を受賞したり、「Hollywood Verge Film2017 主演女優賞・撮影賞・美術賞・最優秀SF賞」にノミネートされている。

荒廃した地球で出会った、異形との悲しい愛の物語

物語の舞台となっているのは、感染病によって多くの人類が死に、荒れ果ててしまった地球である。錆びついた船が浜に流れ着いたり、誰も乗らなくなった車が放置されている。食料やガソリンを手に入れるのも大変で、化粧をして美しく着飾っていた日々は遠い過去になっている。

ジュリエットはそんな地球で、強く逞しく生きている。かつて愛した人に思いを馳せることは、懐かしくもあり悲しくもあった。ジュリエットの過去も現在と対比するかのように作品内に登場するため、現状のジュリエットの悲しさや辛さがより伝わってくるようになっている。

ある日、ジュリエットは異形の生物であるクリーチャーに出会う。2人は全く違う生き物で、相容れない関係である。そんな2人がどのように思いを通じ合わせ、悲しい愛の物語になっていくのか注目しながら見て欲しい。

HOSTILE ホスティルの公開前に見ておきたい映画

映画『HOSTILE ホスティル』の公開前に見ておきたい映画をピックアップしています。『HOSTILE ホスティル』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

漆黒の闇で、パリに踊れ

グレゴリー・フィトゥーシが出演している作品。パリの夜の街を舞台に、裏社会の者達に翻弄される犯罪取締捜査官の姿が描かれている。主演を演じたのは、フランス出身の俳優であるロシュディ・ゼム。ロシュディは伝記・コメディ映画の『チャップリンからの贈りもの』(14)やアクション映画の『ゴー・ファースト 潜入捜査官』(08)などに出演している俳優である。

シモン・ワイスはパリで、犯罪取締班のリーダーとして活動していた。ある晩、女性警察官のローレンス・ドレーが運転手を務め、街を巡回することになる。実は、シモンは何者かに嵌められ、内部調査班にマークされていた。そのことはシモン自身も気づいており、誰が嵌めたのか犯人を炙り出そうとしていた。しかし、思わぬ事態に巻き込まれていくことになる。

詳細 漆黒の闇で、パリに踊れ

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

ホラー×ヒューマンドラマ作品。アン・ライス原作の小説『夜明けのヴァンパイア』を元に作られた作品。トム・クルーズとブラッド・ピットが共演していることでも話題になった。ヴァンパイア映画として特に人気が高く、不気味で美しい作品の雰囲気は今でも多くのファンを魅了し続けている。

ルイはライターのダニエル・マロイのインタビューを受け、200年の半生を語った。実は、ルイはヴァンパイアだった。18世紀のニューオリンズ。ルイはフランスから移民としてやって来て、家族と共に生活していた。しかし、妻と我が子を同時に失うという悲劇に見舞われる。絶望の淵にいたとき、ルイはある男に興味を持つ。その男はレスタトと名乗るヴァンパイアだった。

詳細 インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

永遠のこどもたち

ホラー×ヒューマンドラマ作品。スペイン版のアカデミー賞とも言われる「ゴヤ賞の脚本賞・新人監督賞」を受賞する。J・A・バヨナ監督は14年ぶりの新作として公開された『ジュラシック・ワールド』(15)の続編に当たる、『ジュラシック・ワールド 炎の王国』(18)の監督に大抜擢された人物である。

スペイン北部・アストゥリアス州。アントニアは孤児院を経営し、6人の身寄りのない子供達を育てていた。その子供達の中で一番早く里親が決まったのは、ラウラという名前の少女だった。それから、30年の月日が流れた。ラウラは夫と養子のシモンと引っ越し、現在は閉鎖されてしまっていた孤児院を買い取って移り住んだ。いずれは、そこで障害のある子供達のための施設をオープンさせる予定をしていたのだ。しかし、シモンが奇妙なことを言い出すようになる。

詳細 永遠のこどもたち

HOSTILE ホスティルのレビュー・評判・口コミ

随時更新予定

HOSTILE ホスティルのまとめ

物語の舞台は伝染病が広まり、多くの人類が亡くなった地球である。ガソリンスタンドもボロボロで、車も乗り捨てられて荒廃した土地が広がっている。それが作品のもの悲しさを出している。そして、ジュリエットが恋人と思われる男性のことを思い出しているシーンは、生き残った人達の悲惨さをより際立たせており、さらに悲しい気持ちにさせられる。ジュリエットが恋人と幸せに過ごしている過去のシーンと、生きるために必死に食料などを探している現在のシーンの対比の演出が素晴らしい作品だと思う。

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